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『完結』番に捧げる愛の詩

番至上主義の獣人ラヴィと、無残に終わった初恋を引きずる人族のルジェク。 ルジェクを番と認識し、日々愛を乞うラヴィに、ルジェクの答えは常に「否」だった。 そんなルジェクはある日、血を吐き倒れてしまう。 番を失えば狂死か衰弱死する運命の獣人の少女と、余命僅かな人族の、短い恋のお話。 以前書いた物で完結済み、3万文字未満の短編です。 ハッピーエンドではありませんので、苦手な方はお控えください。 これまでの作風とは違います。 他サイトでも掲載しています。
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わたしの仕事は、番登録の書類を受け取って、判を押すことです。 獣人のご夫婦が来て、紙を出して、わたしが押す。それだけ。人間のわたしには縁のない話ですけど、この判は速くて、まっすぐで、かすれません。そこだけは誇りです。 その書類を、三日続けて突き返されました。 二階から下りてくる白い狐の監察官さま。役所じゅうで、この人に書類を突き返されなかった人はいません。 一日目は、点が薄い。二日目は、「三」の横棒が短い。三日目は、捺印欄から0.5ミリ出ている。 四日目は、朱肉が濃い。 ……あの、これ、どういうことですか。 窓口の列がざわつきはじめて、同僚の目が変わって、課長が逃げ腰になって、わたしの判が知らないところで使われていて。 気づけば、わたしのまわりで何かが動いています。 あの人の名前を、わたしはまだ知りません。
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※このたび、第19回恋愛小説大賞の奨励賞をいただくことができました!!いつも読んでくださる皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。 元夫は従妹の夫に。奪われた令嬢、眠りの三年を取り返す。 伯爵令嬢アデルは、愛する夫ルイと結婚してわずか二週間後、 階段から転落して三年間の眠りについた。 目を覚ますと── 領地は度重なる不運で混乱し 爵位、財産は叔父に奪われ、 屋敷も令嬢としての立場も、すべてが消えていた。 そして何より信じられなかったのは、 夫だったはずのルイが、 アデルの従妹リゼットの“夫”になっていたこと。 冷たく距離を置くルイ。 優しく気遣うリゼット。 変わり果てた家族。 これは、奪われた令嬢が這い上がり、 偽りの夫と向き合い、 眠りの三年間に隠された謎へ挑む物語。 そして、 幸せだったはずの未来を壊した相手に── 必ずざまぁを返す。
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