突撃!密着悪役令嬢24時!

ただのだだ

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おはよう~朝食編

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 ──あーあーテステス。 さぁ、お茶の間の皆様お待たせ致しました! アルファTVのお時間です! 本日取り上げるのは、昨今の人気キーワードランキングで上位をキープし続けている、“悪役令嬢”です! その人気はとどまるところを知らず、特に婚約破棄系やそこから派生したざまぁ系の人気が高いですね! 我々アルファTVは、その人気の秘密を探るべく、さる悪役令嬢さんの一日に密着し、神秘のベールに包まれた素顔に迫りたいと思います!
 それでですね、なんと今回、我々アルファTVにだけ独占取材の許可を頂きました! 独占ですよ独占! いやー良い響きですねぇ。我々全力でお茶の間の皆様に、悪役令嬢さんの魅力を余すことなくお伝えしていきますよ!
 さて、皆様も気になっていることでしょう。本日密着させて頂く悪役令嬢さんを発表したいと思います! ジャカジャカジャカジャ(ryジャーン! なんと! モンマルティエ公爵家令嬢、ルクレツィア・モンマルティエさんです!(拍手) ルクレツィアさんと言えば、我が国の第二王子、ナジェク殿下の婚約者としても知られていますね! 公爵令嬢にして王子の婚約者とはまさに、ザ、悪役令嬢ですよね~。
 えーここで、モンマルティエ公爵家を知らない方の為に簡単に説明しましょう。モンマルティエ公爵家は我が国の2大公爵家の一つで、過去には王族の姫が降嫁したこともある由緒ある大貴族です。家族構成は、ご当主で我が国の宰相でもあるドミニクさん、兄君のアルベルトさん、そしてルクレツィアさんの3人となっています。奥方のアイリスさんは残念ながら8年前にご病気で亡くなられています。
 そしてモンマルティエ公爵家といえば、魔導具の開発に力を入れている事で有名です。公爵家直轄のモンマルティエ領では魔導具職人を厚遇し、これまでに多くの魔導具を生み出してきました。有名なのは、お茶の間の皆様が現在見ている魔導テレビを開発したのもモンマルティエの職人達なんですよ。その他には、皆様に映像をお届けするのに無くてはならない魔導カメラもモンマルティエ産なんですよ! 
 そしてですね、モンマルティエ公爵家は我がアルファTVのメインスポンサーでもあるんです! その伝手でダメ元でルクレツィアさんにオファーしたんですが、まさかOKが出るとは思ってもいませんでした! いやーありがたい!
 さて、現在の時間なんですが、なんと朝の6時です。一日密着するからには、おはようからおやすみまで、ということで、我々早朝から待機しておりました! ちなみにルクレツィアさんはまだ就寝中だそうです。
 そして我々が今いるのは、モンマルティエ公爵邸の厨房、というよりは給湯室のような一室です。まずはここでルクレツィアさん付きの侍女のネリアさんと合流する予定なんですが…。
 っと、丁度ネリアさんがいらっしゃいました。…はぁ、何度見ても美人ですね~。我々、事前の打ち合わせで何度かネリアさんとお会いしているんですが、美人は何度見ても良いものです! 庶民の貴族あるあるに、貴族のお屋敷の使用人になる為の選考には容姿も重要項目というのがありますが、あながち間違いではないかもしれません。大きい栗色の瞳にスっと通った鼻筋、ぽってりとした唇がたまりません! ショートボブの亜麻色の髪が、禁欲的なお仕着せから覗く細い首をさらに強調してなんとも色っぽい! いち侍女にしておくのは勿体ない! …え? 力入りすぎ? …こほん。失礼しました。

「撮影隊の皆様、おはようございます」

 ──おはようございます! 今日一日よろしくお願いします! えーではさっそく、ネリアさんにルクレツィアさんについて聞いてみましょう。

「え? ルクレツィアお嬢様ですか? とっても可愛らしい方ですよ? 世間では悪役令嬢って言われていますけど、私から見たらちょっとツンの割合が多いだけで、でもその分デレた時の破壊力たるやメガトン級ですよ」

 ──今や王道と言っても過言ではないツンデレですか。ツンの割合が多いという事なので、ツンツンデレと言った方が正しいかもしれませんね。知らない視聴者もいるかもしれないので説明しておきますが、ツンデレとは『特定の相手に対し、初めは敵対的な態度(ツンツン)をとってしまうが、何かのきっかけで過度に好意的(デレデレ)な態度に変化すること(Wikipedia参照)』を言います。視聴者の皆様にもお好きな方は多いことでしょう。斯く言うリポーターも大好きなので、これは今からお会いするのが楽しみですね!
 おっと、ネリアさん。紅茶を用意していますが、これは?

「これはお嬢様がいつも寝起きに飲まれるモーニングティーです。お嬢様は朝が弱いので、少し濃い目に作るのがコツなんですよ」

 ──なるほど。さっそくレアな情報ゲットです。ルクレツィアさんは朝が弱いんですね。これからルクレツィアさんの寝起きに突撃するわけですが、さっそく良い画が撮れるかもしれません。
 そして待ち合わせ場所が給湯室だった理由も分かりましたね。毎朝用意されるんですか?

「もちろんです。これは私にしか許されていない仕事ですから」

 ──ですが、そうなるとお休みが取れないんじゃないですか?

「お休みなど必要ありません。私はお嬢様が私を必要とする限り、お嬢様に尽くすのみですから」

 ──おお! これがプロフェッショナルというやつなんですね! 感服しました!

「ふふ、私が特別という訳ではないですよ。この屋敷に勤める者は皆、モンマルティエ家に忠誠を捧げた者達ばかりですから」

 ──そうなんですか! 貴族の家に仕えるというのは、生半可な覚悟じゃ出来ないものなんですね!
 あ、ティーカートにモーニングティーの準備が終わったようですね。これから我々もネリアさんと一緒にルクレツィアさんの私室に移動しますよ! いやぁ、わくわくが止まりませんねぇ!

(移動)

 ──さあ! ついにやって参りました! ここがルクレツィアさんの私室前です。立派な扉ですねぇ。「おはようございますお嬢様。失礼致します」 あ、待ってくださいネリアさん! 我々を置いていかないで! …ふわぁ、これが公爵令嬢の部屋…。ピンクです。ひらひらです。そして可愛いです。これは意外ですねぇ。
 あ、あちらの扉の奥が寝室になっているようです! …ここで視聴者の皆様に残念なお知らせです。さすがに淑女の寝室は撮影NGだそうです。こればかりは仕方ありませんね。…だがしかし! 我々は転んでもただでは起きません! 交渉の末、音声のみなら収録OKを頂きました! なので、ネリアさんに小型の魔道集音マイクを付けさせて頂きました! ではでは、音声だけですが、中の様子を伺うことにしましょう!

『…ジ、ジジ……ジ……嬢様、お嬢様。朝ですよ。起きてください』
『んんぅ…あと5分…』
『いけません。起きてください』
『むりぃ…起きられない…せめてあと3分…』
『駄目ですよ。ほら、紅茶が冷めてしまいますよ。今日はお嬢様のお好きなダージリンですよ』
『ダージリン…すき…』
『ほらほら、シャキッとして下さいませ。今日は撮影があると言ってあったではないですか。もう撮影隊の方々が隣のお部屋でお待ちですよ』
『ん~~?さつえい~?』
『さ、まずは紅茶をどうぞ。それから顔を洗いましょう』
『ん~』

(暫くガサゴソと音のみ聞こえる)

『さ、お嬢様。制服に着替えましょうか』
『ネリア! さっきたしか撮影とか言ったわよね!?』
『ええ、言いましたよ。だから急いで準備しましょう』
『ちょっと待ってちょうだい! わたくし、撮影は嫌だと言ったはずですわ! なのに何故撮影隊が来ているの!?』
『なんでもアルベルト様が面白そうだからって当主様を説得したらしいですよ』
『な、な、なんですって!? なんてことしてくれたんですのあのバカ兄は!!』
『まぁ、そういう事なので諦めるしかないですね。さあ早く制服に着替えてください。着替えたら御髪を整えますよ。まったく、どんな寝相をしてたらこんな寝癖がつくんですかねぇ』
『バカ兄バカ兄バカ兄バカ兄バカ兄バカ兄……』

(暫くルクレツィアさんによる兄君への暴言が続く)

『お支度整いました。さあ参りましょうお嬢様』

 ガチャ(扉の開く音)

 ──あ、漸くルクレツィアさんが寝室から出てきました! うはぁ、ものすごい美少女です! 腰まである真っ直ぐな銀髪と、同じ銀色のまつ毛に縁取られた大きな瞳は冬の空のような色の薄いスカイブルー。全体的に色素が薄い中で紅い唇とピンクの頰が目を惹きます! 白地に青のライン取りがされたブレザーに膝下丈のシンプルなスカートを着ていますが、あれはパドミア学園の制服ですね。その服装も相まって、まるで精巧なお人形のようです! 現在15歳だそうですが、大人になったらものすごい美女になることでしょう!
 ルクレツィアさんおはようございます! アルファTVです! 今日は一日ルクレツィアさんに密着させて頂きますので、よろしくお願いします!

「ふん、あるふぁてぃーびー? だかなんだか知らないけれど、わたくしは撮影を認めてませんの。さっさとお帰りなさいな」

 ──おお、さっそくの悪役令嬢らしい我儘っぷり。ですがうーん。困りましたねぇ。キチンと撮影許可は取ってあるんですが…。

「そんなのわたくしの知ったことではありませんわ」

 ──仕方ありません。アルベルトさんから頂いた奥の手を使いますか(小声)。ルクレツィアさん、これをどうぞ。

「なんなんですの? いいかげんに…こ、これは!!」

 ──ふふふ。これは第二王子ナジェク殿下の生写真です。まだまだありますよ!

「あ、あなた達、どこでこれを!!」

 ──ある伝手を使って、とだけ申しておきましょう。さあ、ルクレツィアさん。取り引きといきましょうか。

「くっ…。ふ、ふん。仕方ないから許可してあげますわ。べ、別に殿下の生写真が欲しいからじゃないんですからね! 勘違いしないでよね!」

 ──あ、生写真は要らなかったですか。

「ち、ちょっと! 要らないとは言ってないでしょう!? それを早く寄越しなさい!」

 ──ふふふ、では取り引き成立ですね。改めまして、今日一日よろしくお願いします!

「ふん、許可はしましたけれど、わたくしの邪魔をしたら許さないですわよ」

 ──あ、待ってくださいルクレツィアさん! ネリアさん、今向かっているのはどこですか?

「これから御家族で朝食になりますので、第二ダイニングルームへ向かっています」

 ──第二、ですか。では第一もあるんですね。

「そうですね。ディナーは第一ダイニングルーム、朝食は第二ダイニングルーム、ランチは各部屋でお取りになるのがモンマルティエ公爵家の慣例です」

 ──さすが公爵家。食事によって部屋を分けるなんて、考えたこともありませんでした。

(5分後)

 ──広い! 広すぎるぞ公爵邸! 家の中を移動するだけで息切れするとはこれ如何に!? …え? 運動不足? た、確かに最近お腹がたるんで…って、そんな事はどうでもいいんです! やっと着きましたよ第二ダイニングルーム! これまた煌びやかな扉です! ではルクレツィアさんに続いてさっそく中に入りましょう。失礼しまーす。おはようございます。アルファTVです! おおっ、貴族の食事風景と言えばコレ! 10人は余裕で食事が出来る長いテーブルがありますよ! …おや、ご当主のドミニクさんはいらっしゃらないようですね。兄君のアルベルトさんが優雅に新聞を読んでいらっしゃいます! アルベルトさんは現在20歳で、ルクレツィアさんと同じ銀髪とアイスブルーの瞳の美青年です! 彼の美貌は、世の女性だけではなく男性すらも虜にするという噂があるほどです! …ここだけの話ですが、我々撮影スタッフは事前の打ち合わせでアルベルトさんに何度かお会いしているのですが、数名のスタッフがアルベルトさんの魅力の餌食になるというハプニングもあったとかなんとか…。

「やあ、おはよう。撮影隊の諸君。今日はよろしくね」

 ──アルベルトさん、おはようございます! この度はこの企画に多大なるご協力をいただきまして、誠にありがとうございます! おかげさまで無事、本日の撮影を迎える事が出来ました!

「いやいや、構わないよ。面白そうなことは大歓迎さ」

 ──ありがとうございます! 我々も全力で期待に応えたいとおm「お兄様!!」 …ル、ルクレツィアさん!?

「なんだいレッツィ。朝からそんな怖い顔して。可愛い顔が台無しじゃないか」
「なんだいじゃありません! わたくしは嫌だと言ったのに、何故撮影することになってるんですの!? お父様はこの事をご存知なんですの!?」
「まずは落ち着いてレッツィ。僕はね、君を心配しているんだよ。巷で悪役令嬢なんていうレッテルを貼られてしまっている君が、本当は心優しい(バカ可愛い)子だって知っているからね。だから今回の撮影は絶好の機会だと思ったんだ。TVを通してレッツィの良さを庶民にアピールするチャンスだとね。父上にもそう進言したら、乗り気になってくれたんだよ」
「…そ、そうだったんですの…。わたくしを心配して…。でも、わたくし、撮影なんて…」
「大丈夫だよ。いつも通りのレッツィを見てもらえば、それだけでいい(面白い)んだから」
「…そこまでわたくしの事を考えてくださっていたなんて…。ごめんなさいお兄様。わたくしったら、取り乱してしまって恥ずかしいですわ」
「うんうん、レッツィは(単純で)可愛いね」

 ──ル、ルクレツィアさん…。先程の勢いは何処へ行ったのか! 頬を赤らめ、モジモジしている! なんとも可愛らしいですが、チョロい! チョロ過ぎるぞ悪役令嬢!! あっという間にアルベルトさんの巧みな弁舌で言いくるめられてしまいました! 我々にはアルベルトさんの言葉に副音声が聞こえた気がするのですが…。あ、ネリアさんのルクレツィアさんを見る目が生温い! どうやら我々と同じ想いのようです!

「おまえ達!」

 ──は、はい! 我々の事でしょうか?

「そうよ。今回の撮影ですけれど、わたくしもやる気が出ました。わたくし、ルクレツィア・モンマルティエの真髄、とくとお見せ致しますわ!」

 ──ど、どうやらルクレツィアさんも撮影に協力して下さるようです。やる気が空回りしそうで些か不安もありますが、そこは我等撮影隊の腕の見せ所ですね!
 ところで、アルベルトさん。本日はご当主のドミニクさんはいらっしゃらないのでしょうか?

「父上はお忙しい方だからね。昨日の夜に王城から呼び出しがあって、それからお帰りになっていないんだ」

 ──そうだったのですか。ドミニクさんは我が国の宰相でもあらせられますからね。

「さあ、レッツィ。いつまでも立っていないで、席に着いて。まずは朝食を頂こうじゃないか」
「はい。お兄様」

 ──あ、朝食が始まるようです。…なんとも優雅な食事風景です。しかし、我々は気付きました。何気ない仕草でオムレツをナイフで切り分けていますが、食器が全く音を立てません!

「当たり前ですわ。公爵令嬢たるもの、食事マナーは既に完璧ですわ」

 ──なるほど。貴族にとって、食事の仕方ひとつ取ってもマナーは大事なんですね。
 えーここで、本日の朝食メニューをご紹介します。新鮮な野菜のサラダとふわふわのオムレツにジューシーなウィンナー。スープは人参のポタージュだそうです。それから毎朝、料理長が自ら焼くというパンですが、本日は、サクサクのクロワッサンにもっちりとしたベーグル、パリッとした焼き上がりのバゲットの3種類です。どれも焼きたてで美味しそうな匂いが漂っています。……じゅる。おっといけない。失礼しました。
 いやぁ、さすが公爵家の朝食ですね。毎朝こんな美味しそうな朝食が食べられるなんて、羨ましい限りです。

「撮影隊の皆様の朝食は別室にてご用意してございます。ご案内致しますので、どうぞお召し上がりください(ニコ)」

 ──な、なんと! 我々にも朝食を用意して下さるとは! ありがとうございます! ではさっそく頂きに行きましょう! ルクレツィアさん、また後でお会いしましょう! それにしてもネリアさんの微笑みはまさに女神の如く神々しいですね!

「あ、ちょ、おまえ達!?」

 ──ネリアさんには恋人はいるのでしょうか? …え、いない? お嬢様のお世話で忙しくて恋人をつくる暇が無い? な、なんという事でしょう! こんな美女に恋人がいないなんて奇跡があるなんて!! さっそくリポーター、恋人に立候補したいと思います!! …え、お嬢様が優先されるので恋人に割く時間が無い? 大丈夫です! リポーター、尽くす系男子なので!

「おまえ達はわたくしを取材するんじゃありませんでしたの!?」

 ──ところでネリアさんの好みの男性のタイプはどんな方なのでしょう? …え、細マッチョ? シックスパック? …ははは、これはぽっちゃり系男子のリポーターへの遠回しなお断りということですね!(ショボン)

「待っt…」

 バタン(扉の閉まる音)シーーーン……

「……な、な、なんなんですのーーーー!!!!!!」

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