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11回目 full of lies(嘘八百)
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さて、今私は非常に困っています。
というよりめんどくさい状況に直面してます。
「せんぱぁ~い なんでぇ~ 副会長なんですかぁ~?
副会長はぁ~私がなる予定の役職にぃ~なぁ~ん~でぇ~なってるのぉ~?」
それはこれである。
うわ、実際に会話すると気持ち悪い。
おぞましいくらい鳥肌立つんだけど? なんでぶりっ子ってこんな喋り方しか出来ないの?そんな病気なの?
え?大丈夫? お医者に行きなよ。
「黙ってないでぇ~なんか喋ったらぁ~? ああ!
私が怖くて怖くてぇ喋れないんだぁ~! それならしょうがないわよねぇ~だってぇ~私の方がァ~立場上だしぃ~ 」
何言ってんだこの勘違い女は…知らないとはいえ調子乗りすぎ。
私はもう半分話しを聞き流している、もう気持ち悪くて気持ち悪くて仕方がない早く終わらないかな…。
「━━━━というわけだからぁ~ 殿下のお側にぃ~いていいのはこの可愛い私だけでいいのぉ~ ブスどもはお呼びじゃないのよぉ~ わかったぁ? わかったらさっさとこの私に副会長の席を…」
「戯言ね、貴女と話しても埒が明かないわ、私も暇じゃないの。」
撫子の前を通り過ぎようとした時撫子は諦めることなく「あれぇ~逃げるんですかぁ~」とまた訳の分からないことを言う。
逃げる?何を馬鹿なことを、お前から逃げてるんじゃないお前のそのキッッツイ香水の匂いから逃げてるんだ。
あれ?結果的に逃げてね?
などと思いながらさっさと廊下を歩くが撫子はなんかしつこく着いてきては喚いている。
正直鬱陶しい…。
早うどっか行けと視線を撫子に少し向けた瞬間「きゃあああ~!」とわざとらしく吹っ飛んだ。
え? 何事? 何してんのアンタ。
私あの某漫画の魔〇光〇砲なんて撃ってないけど?
やばいぞ、コイツとうとう訳の分からない行動をし始めて脳の処理が追いつかない。
そして、周りに人がどんどん集まってくる………あっ、そういう事か。
安定の撫子劇場のはじまりはじまり。
「ああ!酷い!酷いです! 私が何をしたと言うんですか副会長! ただ…ただ…あなたの横を通り過ぎようとしただけなのに……ああ!」
となんか言ってるが演技してる感半端ねぇな…。
見てて哀れに思う。
「副会長が突き飛ばした?」
「どういうこと?」
と、周りに集まってきた生徒はヒソヒソと耳打ち…あっ、そういう事か…コイツ那莉愛の代わりに私をターゲッティングしやがったな?
てか、そんなことして何になるんだ? 私はリョウクとは婚約関係じゃないしそもそも男爵令嬢が偽りの身分とは言え皇女を騙し陥れようものなら虚偽告訴罪になって罪かなり重くなるけどいいの?
これ、言うべき? ……いや、皇女の部分は伏せておくべきか、話が通じる相手ではないことは百も承知だ。
だが、こいつも一応人間理解力あればいいんだけどな。
「花形さん」
「やめて!来ないでください! これ以上暴力はおやめ下さい!」
「は?」
私は思わず声が出た、なーにを言ってんだこいつは…。
ダメだ…話すの無理そうだな、うん諦めた。
「……まあいっか、いずれ困るのはアンタだし」
これ以上話し合いを求めるのは野暮だな。
開き直り私は再び歩き出す。
すると。
「これは一体なんの騒ぎだ?」
目の前に現れたのはリョウクだった。
周りもリョウクの登場にざわめく、中には「殿下」と言いかける者もいた。
「雨宮状況の説明をしてくれ」
「これは…」
「雨宮副会長が私を突き飛ばしたんです!」
私が事情を言おうとした瞬間撫子が勝手に口を開く。
「何?」
するとリョウクの眉がピクっと反応し私を見る。
「それは誠か?」
嘘じゃい! 誠なわけあるかい! その厚化粧ぶりっ子勘違いヒロインの大嘘じゃい! やった覚えねぇわ!と、心の中で叫ぶ私。
「私っ…いつも副会長に脅されて…怖くて!」
は?いつも? お前にとっては今日初めて会ったはずやろがい、何言ってんのお前……まさかコイツ【リセット】の影響を受けない体なのか? いや、でも確証がない。
「いつも? 失礼だが君は誰だ。」
「はい、花形撫子ですわ…花形男爵家のぉ」
なんか最後「うふっ」って笑ってなかったか?
怖い目にあったやつならあんな態度はしないぞ、コイツ……ただの馬鹿かもしれない。
「昨日なんて副会長誰もいない空き教室に呼び出して私の髪を思い切り引っ張ったんですぅ」
は?昨日? 昨日って確か…
チラリとリョウクを見るとリョウクは「こいつは何を言ってんだ」という顔になっている。
「(リョウクでさえこの話信じれんか、だってそりゃそうだもん)」
「だからぁ…今度は髪の毛を切られるんじゃないかってぇ…すっごくすっごくぅ…怖くてぇ~…」
誰の目にもコイツが嘘をついたようにしか見えなくなってきているが、約数名の男子は目を潤ませていた。
バカ男子共…嘘って見抜けよ。
さて、そろそろ何か言わないとまた好き勝手言われるな…。
そう私は思い口を開こうとした。
「言いたいことはそれだけか花形」
というよりめんどくさい状況に直面してます。
「せんぱぁ~い なんでぇ~ 副会長なんですかぁ~?
副会長はぁ~私がなる予定の役職にぃ~なぁ~ん~でぇ~なってるのぉ~?」
それはこれである。
うわ、実際に会話すると気持ち悪い。
おぞましいくらい鳥肌立つんだけど? なんでぶりっ子ってこんな喋り方しか出来ないの?そんな病気なの?
え?大丈夫? お医者に行きなよ。
「黙ってないでぇ~なんか喋ったらぁ~? ああ!
私が怖くて怖くてぇ喋れないんだぁ~! それならしょうがないわよねぇ~だってぇ~私の方がァ~立場上だしぃ~ 」
何言ってんだこの勘違い女は…知らないとはいえ調子乗りすぎ。
私はもう半分話しを聞き流している、もう気持ち悪くて気持ち悪くて仕方がない早く終わらないかな…。
「━━━━というわけだからぁ~ 殿下のお側にぃ~いていいのはこの可愛い私だけでいいのぉ~ ブスどもはお呼びじゃないのよぉ~ わかったぁ? わかったらさっさとこの私に副会長の席を…」
「戯言ね、貴女と話しても埒が明かないわ、私も暇じゃないの。」
撫子の前を通り過ぎようとした時撫子は諦めることなく「あれぇ~逃げるんですかぁ~」とまた訳の分からないことを言う。
逃げる?何を馬鹿なことを、お前から逃げてるんじゃないお前のそのキッッツイ香水の匂いから逃げてるんだ。
あれ?結果的に逃げてね?
などと思いながらさっさと廊下を歩くが撫子はなんかしつこく着いてきては喚いている。
正直鬱陶しい…。
早うどっか行けと視線を撫子に少し向けた瞬間「きゃあああ~!」とわざとらしく吹っ飛んだ。
え? 何事? 何してんのアンタ。
私あの某漫画の魔〇光〇砲なんて撃ってないけど?
やばいぞ、コイツとうとう訳の分からない行動をし始めて脳の処理が追いつかない。
そして、周りに人がどんどん集まってくる………あっ、そういう事か。
安定の撫子劇場のはじまりはじまり。
「ああ!酷い!酷いです! 私が何をしたと言うんですか副会長! ただ…ただ…あなたの横を通り過ぎようとしただけなのに……ああ!」
となんか言ってるが演技してる感半端ねぇな…。
見てて哀れに思う。
「副会長が突き飛ばした?」
「どういうこと?」
と、周りに集まってきた生徒はヒソヒソと耳打ち…あっ、そういう事か…コイツ那莉愛の代わりに私をターゲッティングしやがったな?
てか、そんなことして何になるんだ? 私はリョウクとは婚約関係じゃないしそもそも男爵令嬢が偽りの身分とは言え皇女を騙し陥れようものなら虚偽告訴罪になって罪かなり重くなるけどいいの?
これ、言うべき? ……いや、皇女の部分は伏せておくべきか、話が通じる相手ではないことは百も承知だ。
だが、こいつも一応人間理解力あればいいんだけどな。
「花形さん」
「やめて!来ないでください! これ以上暴力はおやめ下さい!」
「は?」
私は思わず声が出た、なーにを言ってんだこいつは…。
ダメだ…話すの無理そうだな、うん諦めた。
「……まあいっか、いずれ困るのはアンタだし」
これ以上話し合いを求めるのは野暮だな。
開き直り私は再び歩き出す。
すると。
「これは一体なんの騒ぎだ?」
目の前に現れたのはリョウクだった。
周りもリョウクの登場にざわめく、中には「殿下」と言いかける者もいた。
「雨宮状況の説明をしてくれ」
「これは…」
「雨宮副会長が私を突き飛ばしたんです!」
私が事情を言おうとした瞬間撫子が勝手に口を開く。
「何?」
するとリョウクの眉がピクっと反応し私を見る。
「それは誠か?」
嘘じゃい! 誠なわけあるかい! その厚化粧ぶりっ子勘違いヒロインの大嘘じゃい! やった覚えねぇわ!と、心の中で叫ぶ私。
「私っ…いつも副会長に脅されて…怖くて!」
は?いつも? お前にとっては今日初めて会ったはずやろがい、何言ってんのお前……まさかコイツ【リセット】の影響を受けない体なのか? いや、でも確証がない。
「いつも? 失礼だが君は誰だ。」
「はい、花形撫子ですわ…花形男爵家のぉ」
なんか最後「うふっ」って笑ってなかったか?
怖い目にあったやつならあんな態度はしないぞ、コイツ……ただの馬鹿かもしれない。
「昨日なんて副会長誰もいない空き教室に呼び出して私の髪を思い切り引っ張ったんですぅ」
は?昨日? 昨日って確か…
チラリとリョウクを見るとリョウクは「こいつは何を言ってんだ」という顔になっている。
「(リョウクでさえこの話信じれんか、だってそりゃそうだもん)」
「だからぁ…今度は髪の毛を切られるんじゃないかってぇ…すっごくすっごくぅ…怖くてぇ~…」
誰の目にもコイツが嘘をついたようにしか見えなくなってきているが、約数名の男子は目を潤ませていた。
バカ男子共…嘘って見抜けよ。
さて、そろそろ何か言わないとまた好き勝手言われるな…。
そう私は思い口を開こうとした。
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