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それから数か月。
ノエル様は、あっという間に商会を立ち上げ、私が開発した商品をどんどん作って売り込みに行った。
結果、周辺の村や街だけでなく王都でも有名になり、更には周辺国でもノエル様の商会は有名となった。
気が付けばどんどん売れて行き、ノエル様だけで手が足りなくなったようで、領民の中で従業員を雇い、次から次へと予約待ちの状態となってしまった程だ。
「嘘だぁ……」
これは本当に私の商会か……? でも私は何もしていない。
むしろノエル様や商会の従業員、そして商品を作ってくれている領民達の功績ではないか。
自分の為に作っていただけなのに、こんなお金になるなんて……未だ信じられないが、お金になるならもっと早く行動をしておけば良かったと悔やまれる。
そう、推しの為に! 資金はいくらあっても良い!
「本当ですよ、ソフィア嬢」
しかしながら、嬉しそうに報告しているノエル様を見れば、結果論的には今の状態で良かったなと思える。
来た時に比べれば、今はもう満面の笑みといった感じだ。あの時のやつれ具合や顔色の悪さなど、もう見られない。
「ただ自分の為に考えていただけなんだけどなぁ……今もそうだし……」
「皆、更にやりがいを感じているようですよ」
あまりの売行きに、もっと違う物を作ってみてはという言葉から、私は魔道具の開発だけでなく、服やアクセサリーのデザインをしたりもした。
領民達が忙しくなるのではと心配していたのだけれど、顔を見せれば確かに皆笑顔だった事を思い出す。
「そして、これだけ売上があり、ソフィア嬢にはこれくらい……」
「一部を家に入れて?」
正直、私へと入るお金に興味などない。というか、本当に最低限で良いのだ。
報告書らしき紙を見せてノエル様は色々と説明してくれるけれど、金額の桁が違い過ぎるのではないかと、直視できないでいる。
そんなに要らない。
「それなら孤児院への寄付。更には河川や道路の工事に当ててはどうですか?」
「領地が潤うのなら是非に!」
孤児院にも魔物肉は分け与えているけれど、建物の修理や服等は必要だろう。
自然災害も怖い。大雨の対策はしておきたいし、道が快適になれば更に行き来する人が増えもする。
私はノエル様の案に即答して、笑顔で頷いた。
やはりノエル様は凄い! ちゃんと先を見据えた答えを、すぐに出してくれる。
「あ、でも、きちんとノエル様のお給金も取って下さいよ。将来それだけあれば十分生活出来るという程には」
持ち出せるお金は多い方が良いのだ。
自分の幸せを見つけて旅立つノエル様が苦労しないように。
ノエル様は、あっという間に商会を立ち上げ、私が開発した商品をどんどん作って売り込みに行った。
結果、周辺の村や街だけでなく王都でも有名になり、更には周辺国でもノエル様の商会は有名となった。
気が付けばどんどん売れて行き、ノエル様だけで手が足りなくなったようで、領民の中で従業員を雇い、次から次へと予約待ちの状態となってしまった程だ。
「嘘だぁ……」
これは本当に私の商会か……? でも私は何もしていない。
むしろノエル様や商会の従業員、そして商品を作ってくれている領民達の功績ではないか。
自分の為に作っていただけなのに、こんなお金になるなんて……未だ信じられないが、お金になるならもっと早く行動をしておけば良かったと悔やまれる。
そう、推しの為に! 資金はいくらあっても良い!
「本当ですよ、ソフィア嬢」
しかしながら、嬉しそうに報告しているノエル様を見れば、結果論的には今の状態で良かったなと思える。
来た時に比べれば、今はもう満面の笑みといった感じだ。あの時のやつれ具合や顔色の悪さなど、もう見られない。
「ただ自分の為に考えていただけなんだけどなぁ……今もそうだし……」
「皆、更にやりがいを感じているようですよ」
あまりの売行きに、もっと違う物を作ってみてはという言葉から、私は魔道具の開発だけでなく、服やアクセサリーのデザインをしたりもした。
領民達が忙しくなるのではと心配していたのだけれど、顔を見せれば確かに皆笑顔だった事を思い出す。
「そして、これだけ売上があり、ソフィア嬢にはこれくらい……」
「一部を家に入れて?」
正直、私へと入るお金に興味などない。というか、本当に最低限で良いのだ。
報告書らしき紙を見せてノエル様は色々と説明してくれるけれど、金額の桁が違い過ぎるのではないかと、直視できないでいる。
そんなに要らない。
「それなら孤児院への寄付。更には河川や道路の工事に当ててはどうですか?」
「領地が潤うのなら是非に!」
孤児院にも魔物肉は分け与えているけれど、建物の修理や服等は必要だろう。
自然災害も怖い。大雨の対策はしておきたいし、道が快適になれば更に行き来する人が増えもする。
私はノエル様の案に即答して、笑顔で頷いた。
やはりノエル様は凄い! ちゃんと先を見据えた答えを、すぐに出してくれる。
「あ、でも、きちんとノエル様のお給金も取って下さいよ。将来それだけあれば十分生活出来るという程には」
持ち出せるお金は多い方が良いのだ。
自分の幸せを見つけて旅立つノエル様が苦労しないように。
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