【完結】ストーカーに召喚されて溺愛されてます!?

かずきりり

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「ロドさん!説明してください!」
「おはよう、ミオ」

朝スッキリ目覚めると、昨夜の事を思い出し、ロドさんの元へ問いただしに行かなくては!と思って起き上がろうとすると、何かに手が当たった。
ふと隣を見ると、ロドさんが同じベッドで横になっていて、何故かにこやかに私を見ていた。
何で!?いつから!?
焦りとパニックで私が放った言葉に対し、ロドさんはクスクスと笑いだした。

「説明って、どっちの?」

どっちもです!
心の中で叫べば、更にロドさんは笑い、ハイルさんを呼んだ。

「着替えてからね。朝食の時に説明するよ」
「あ……」

自分が着ている服が意識を失う前と違う事に驚き、ベッドから下りたタイミングのロドさんを見ると、そのはだけた胸元に薄くなったとはいえ、そこに存在していた筈の痣が見当たらない。

「え……」

聞きたい事が沢山あるのに、沢山ありすぎて、もう何をどう聞いて良いのかさえ分からなくなった私は、さっきから一音しか発音できていない。
頭の中が混乱して、もうマトモに考える事が出来なくなった私は、着替えから何から全てお世話になってしまうというパターンになってしまっていた。



空の回路を通り、温室のような建物に行く。中に入ると花の香りが微かに漂い、花びらが空中に漂っている、何とも不思議な癒される空間だった。
暗い気分を一掃出来るようにと、朝食の席を少し離れたこの場所を提案したのはロドさんだ。ガゼボのような開けた場所でもないので、人払いにもちょうど良いという理由もあったが、何よりも閉められた空間という事だからこそ、香りも花びら舞う風景も見る事が出来るのだろう。
待っていたロドさんに席を勧められて座ると、すでにテーブルの上には食事が並べられており、ハイルさん以外の人は居なくなっていた。

「痣の呪いはミオの世界から戻ってきた後にかけられたんだ。確実に殺すつもりだったみたいでさ」

食べながら話そうか、とロドさんは言い、唐突にそんな言葉を吐き出した。

「でも、ミオを迎えに行くって決めてたから、死にたくなくてね~!呪いを別のものに変えちゃったんだ」

何でもない事のように、あっけらかんと話すロドさんに、私の脳内は疑問符が漂った。
そんな簡単に出来るものなの?なんて思いながらハイルさんに少し視線を向けると、ハイルさんも意図に気がついたのか、首を左右に振っていた。
この世界の事なんてまだまだ分からない事ばかりだけど、さすがに目の前に居るロドさんが凄い人だという事は何となくだけど理解できた。
不可能を可能にした人に近い、と。
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