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29:☆お布団から脱出…出来ませんでした!
しおりを挟むそーっと、そーっと……。軋む体をゆっくり捩り、俺はジュリアの褐色の腕から抜け出した。
ハラリと掛け布団が背中を滑り、俺はぬるりと静かに絨毯に着地する。うへぇ、散らかってる。
「ぅっ!?ぅヒィ!…ン…!」
そのまま猫の様に静かに四つん這いになって、取り敢えず手近な、脱ぎ散らかした衣類を拾いつつ出口を目指そうとした俺の後ろに、くぷり。とナニカが侵入ってきて、俺は固まってしまった。
この短期間ですっかり覚え込まされた、ジュリアの指だ。
痺れる様な快感が背骨を駆け巡り、手足の力を抜いていく。
「目を醒ましたら、目の前にお尻が揺れてるなんて…エッチだな♪…ヒートは治まったと思ったんだけど、足らなかった?」
「そン…んぁ……ぁぁぁ……」
そんな、とか治まった、とか色々言いたいのに、俺の体はどんどん力が抜けていって、とうとう俺は額をスカイブルーの毛足の長い絨毯に埋めて、腰だけを高く上げる状態になってしまった。
「……ヤ、…ハァッ…ん……!」
ぁぁぁダメダメダメ…!所々ラメの入ったスカイブルーに黒で大柄のレオパード模様が入った、俺の超超超お気に入りの絨毯を汚してしまう…!
「おっと危ない、絨毯が汚れちまう♪」
「…ハァッ!?…アッ!!」
ダメ!と思った瞬間、熱いジュリアの腕に抱き上げられ、あっという間に俺はベッドに連れ戻されてしまった。
急に抜けた指の刺激に翻弄されている間に、再び指が入ってきて、俺の良いところを擦り上げる。
「ぁぁぁ~…だ、だめ…ソコ…ああっ!」
「大丈夫。皆前立腺を押されたら気持ち良くなっちまうのさ…。だから大丈夫…素直に感じて…。」
耳を唇で擽りながら囁く、その程好く低い穏やかな声に、俺の腰が蕩けそうになる。
「ほら、こっちも気持ち良くなろうな…♡」
「すぁっ!?つぉつぉッ……!」
するりとジュリアが前へ移動して、俺の俺をぱくりと咥え込む。
そんな事されたらもう何も考えられなくて、慌てたせいで変な声が出たにも関わらず、俺はそれを恥ずかしいと思う間も無くジュリアの口の中に放った。
「ァアッ!ゃ、やぇ…も、イッたぁ…からぁ…アッーー!!」
にも関わらず、二本に増やした指で俺の良いところを攻め続けるジュリア。
発情してない素面で受けるその刺激は脳味噌がぐちゃぐちゃになりそうな程鋭くて、俺はジュリアの頭にしがみついて震えるしか出来なかった。
そうして合計五回程精を放ち、何回か精を放たないイキ方をした俺は、もう本当に指一本動かせなくなってしまった。
そんな俺をベッドに残し、ジュリアが上機嫌で部屋を片付けている。
「洗濯の仕方がいまいち判らないから、浄化掛けて此処に重ねておくよ。」
「うん、ぁりがと…。」
ヒートが来て散らかしっぱなしだった衣類をジュリアがドレッサーの椅子の背に掛けていく。
俺は、その手際の良さそうに見えて意外とぶきっちょな仕草に、昨日のリンス入浴剤を思い出しつつ礼を言った。
人生で一番幸せで気持ちいい風呂だったが、何と無く全身、きゅぷきゅぷしてる。
(てか、そもそも洗濯は全部洗濯屋に頼んでたんだけどな…。)
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