僕と彼女のミステイク

もぐ

文字の大きさ
7 / 9

セブン.僕と彼女のXデー

しおりを挟む
ぽんぺけてっけって~ 僕です。

ここ最近ずっと『サイテーッ』な僕は、なんとか、なんとか、彼女と会う所まで漕ぎ着けました。

やっぱり人と人は会って話をしないと、伝わるものも伝わりません。
話にもなりません。

それに僕は2度の電話絡みのサイテーで、すっかり電話恐怖症になっちゃってます。
〘電話が悪いんだ…電話が…電話爆破だ…〙

お互い仕事が遅いっていうのもあって、今度は彼女の家で会うことになりました。
〘がんばれ僕!サイテーからの脱却だ僕!〙

今宵はHのエの字も出さないつもりです。
僕だってそんぐらいわかってます。
僕に対して彼女がサイテーフィーバーの中、僕がHモード全開にしようとするものならば!僕なんかが想像がつかないことが起こるに違いがありません。

僕の本能が “生命の危険” のシグナルを発しています。

さてさて、彼女の存在そのものが大事ってことをどう伝えようか…。
こんなに大好きなことを、どうやって伝えたらいいんだろうか…


僕の得意なことは、実はマッサージなんです。けど、お触りは今回は絶対にNGです!
僕の本能が“生命の危険”のシグナルを強く発しています。

僕に一体何ができるだろう…

僕の大好きなカレーから始まった事だから、今度は僕が彼女に何か作ろう!
我ながら良いこと思いついちゃいました。

何にしようかなぁ…
この気持ちを表せる料理ってなんだろうなぁ…

ぽんぺけてっけって~♪
はーい!
ありました~♪
今宵のメニュー舞い降りてきました~♪

さてさて、電話恐怖症なので、もう材料を持ち込んで、いきなりだけど僕がごはん作ることを告げることにします。

◇◇◇

まずは買い物です。


鶏もも肉
玉ねぎ
バター
トマトケチャップ

っと

僕は正直料理はあまり得意ではありません。
けど、今宵はこの熱き想いを伝えるために、頑張って美味しく仕上げたいと思っています。

◇◇◇

彼女は僕が料理を作ることに、とても驚きながらも、すごく嬉しそうでした。
まずまずなスタートです。
そして、もちろん!彼女に僕が何を作るかは、ヒ・ミ・ツです。

フライパンにバターを溶かし、みじん切りにした鶏肉と玉ねぎを炒め、具材に火が透き通ったら、ご飯を投入します。

この辺りから、彼女は気になって仕方がないのか、がっつり僕の隣に来ました。

ご飯がぱらりとしたので、トマトケチャップを投入です。

「あ!わかった♪チキンライスでしょ?」

「フフ~ン♪ 惜しいぃ、オムライスだよ」

「わ~♪ 私オムライス大好きだよ♪」

な、なんてことでしょ~
『大好きだよ』って言われちゃいました~
幸せ過ぎます~
オムライスにしてよかったです…(泣)³

「あとはお皿に入れるだけだから、座ってて」

彼女を僕の側から離れてもらいます。
フフフフ…
僕にはまだサプライズが残っているのです。

仕上げにチキンライスに被せた卵にトマトケチャップでメッセージっと♪
僕の熱~い想いを投入!


「はーい、できたよ~」

「え?なんか書いてある!?」

「はい♪オムレターをどうぞ」

「〔ごめんね 大好きです〕って書いてある!」
くすくすと笑っていても、すごく照れて嬉しそうな彼女に、僕も嬉しかった。

「えーっと?もう1個は〔サイテーッ〕って書いてある!?」

「はい、それは僕のです。僕は今からこの〔サイテーッ〕オムライスを喰らうことにより、サイテーから脱却させていただきまーす。」

「ウケるんですけど 笑笑笑」

ーーーーー

やっと…
やっと、彼女の笑顔がみれたよ~
すごく嬉しいよ~
泣きそうだよ~
良い雰囲気だよ~

「ちょっと~ 何してんの………???」

うわっ!
わ!
わ、わ、わ!?

僕は、いつの間にか彼女のぷるるんとした胸に自然に手が吸い寄せられて、彼女の胸を揉んでましたっ!!!

気の緩みと安心さがもたらした軌跡です。

「うわ! あっ! ご、ごめん! ごめんなさい!!」

彼女からものすごく空気を吸う音が聞こえたかと思ったら、次の瞬間お言葉を発せられました。

「いつもいつもそーやって体ばっかなんだから!愛の伝え方ってそんだけじゃないじゃん!私、許したから家に来てって言ったんじゃないんだからね!ほんとサイテーッ!!キングぽこか、ぽこキングなんだかどっちでもどうでもいいんだけど、ボコッともげてしまえ!勃起不全になってしまえっ!!!」

か、完全に怒らせてしまった…
しかもスローロリスのようにかわゆいお口から『もげろ』とか『勃起不全』などというお下品語彙まで発せさせてしまった…

「僕も、僕だって、体だけとかじゃないっておもってるよ!」

「もう~、ヤだ! ちょっと距離置こう………」

そして、彼女は自分ちなのに出て行ってしまいました……。


ーーーーーーー

ぼ、ぼくは、僕わ~~~わーーーー

か、彼女から距離置くとか、ぜんぜん考えられないし!

なんであんな奇跡的な軌跡を描いてしまったんだろう!!


僕のミステイクッ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

とっていただく責任などありません

まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、 団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。 この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!? ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。 責任を取らなければとセルフイスから、 追いかけられる羽目に。

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

姉の引き立て役の私は

ぴぴみ
恋愛
 アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。 「どうしたら、お姉様のようになれるの?」 「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」  姉は優しい。でもあるとき気づいて─

再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる

まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」 父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。 清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。 なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。 学校では誰もが憧れる高嶺の花。 家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。 しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。 「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」 秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。 彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。 「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」 これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。 完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。 『著者より』 もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858

不倫の味

麻実
恋愛
夫に裏切られた妻。彼女は家族を大事にしていて見失っていたものに気付く・・・。

処理中です...