とにかく、カラダでなんとかする!

suima

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初めてだったのに ☆

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 どこからか、くちゅくちゅと音がする。ものすごく近い。
 それに、なんだか息が苦しい。口の中にぬるぬるとした温かい何かが入ってて、ゆっくりとショウの舌を撫でている。

(えっ?何これ……?)

 そっと目を開けると人の顔があった。近すぎてよく見えないが、濃い黄色の瞳がこちらを見ていた。

 驚いてビクッと身体を震わせると、口の中で動き回っていたものは「ちゅっ」と音を立ててようやくショウから離れた。

「あ、起きちゃった?」

 そう言って、鮮やかなイエローの髪をしたその男は悪戯っぽく笑った。

 (?……えっと……誰だっけ?……???)

 混乱しながらキョロキョロと辺りを見回す。
 見知らぬ部屋のベッドに寝ているショウへ覆い被さるような姿勢の男。その顔をもう一度よく見てようやく昨日の事を思い出した。
 
 目の前にいる男、ノアに出会って男娼の仕事を紹介してもらって、あっという間にそういう事になってしまった。恋愛未経験なのに、いきなり2人を相手に色々な事をした。
 
 まだナカに違和感がある気はするけど、身体中が痛いとかそういうのは無かった。確か、迎えに来た人が身体をきれいにする魔法と一緒に少し回復させといたって言ってた気がする。

 (完全にラノベの世界だな……)

 そんなことをぼんやり考えているとノアの顔が近づいて来た。

「おい、寝ぼけてるのか?まあいいや、続きしようよ」

 そのまま唇で唇を塞がれる。驚いて声をあげようと開けた口の隙間から、温かくてぬるぬるしたものが入り込み、素早くショウの舌に絡みつく。
 優しく撫でるようにしたかと思うと、強く吸われる。口腔内全体を舐めまわされくすぐられる。
 
 唾液がまるで蜜を含んだように甘く感じた。
 
 とろけるような心地よさに、されるがままになってしまう。

(さっきの、これかぁ……ノアにキスされていたのか……)

 
 え、キス⁉︎

 
「うわっ!」

 ようやく、今の状況に気付いたショウは力を込めてノアを引き剥がす。

「い、いきなり何すんだよ!俺、キス初めてだったのに!」

 するとノアは一瞬呆気に取られたような顔をした後、腹を抱えて笑いはじめた。

「昨日しっかり客とって色々教え込まれたクセに、それ気にするのかよ!フェラだってやったんだろ?あー、面白いヤツ!」

 言われてみればそうかもしれないし、昨日相当すごい事しちゃったけど!気にしちゃうものは仕方ないじゃないか。

「だからって、なんでいきなりキスしてくるんだよ!」

「俺、ガキは趣味じゃないけど寝顔見てたらけっこうアリだなーって思って、味見してみたってとこ?そしたらお前なんだか甘くて美味いからもうちょっとヤってみようと……」

 何それ怖い……とショウが引いていると、ノアは今日のところはやめておくよと言って人懐っこい笑顔を見せた。


 ◇   ◇   ◇
 
 

 可愛らしい雰囲気で少年のようにも見えるノアだが、ショウの1つ年上だそうだ。お互い、相手のことを実年齢より若く見ていたようだ。

 もう3年もここで仕事をしているという彼が色々と教えてくれた。


 ここは貴族などの裕福な客向けの娼館で、他と比べるとかなり良心的な扱いをしてくれるボスだという。
 金儲けが大好きで、買った「商品」を上手く育てて無駄なく儲ける方針なので、変な客は取らせないし、手酷く扱ったりもしないらしい。

 ショウがノアに出会った時は客引きをしていたわけではなく、外出先から戻る途中に「いかにも遊び慣れてなさそうで、すぐカモられそう」な様子だったから、揶揄うつもりで声をかけてみたのだそうだ。
 
 寮のようなここは娼館の住居スペースだ。ずっとここに閉じ込められたりはしないが、基本的に夜は客が来たら対応出来るように準備して待機することになっている。

「自分に客がつくかわからないのにアレを入れて待ってなきゃいけないのか……」

 昨日ショウの体内に仕込まれた液体を思い出したら、下腹部が疼くような気がした。

「それ、媚薬効果があるやつ使ったんじゃないか?」

 普段はきれいにして滑りを良くするだけの、そういう薬が入ってないものを使うのだと言って、とろみのある液体が入った瓶を見せてくれた。

「じゃ、入れ方を練習してみようぜ」
「えっ?練習?」
「自分でできないと面倒だろ?じゃ、脱いで」

 あっという間にズボンと下着を脱がされて、レクチャーを受けることになってしまった。

 

 ◇   ◇   ◇
 


 ベッドに座って脚を開き、後孔に触りやすいように腰を前に向ける。つまり……目の前に座ったノアにはショウの秘所が全部丸見えの状態だ。
 
 必要なものはノアが用意してくれた。プレゼントされたり買ったけど使っていないものがたくさんあるからと、そのままショウにくれるらしい。

 慣れないうちはオイルで入口を解してからの方がいいと言われたので、ノアのいう通り指に良い香りのするオイルを絡わせ、窄まりにそっと指を這わせる。

「そうそう、こういうとこ見たがるお客もいるから、孔を広げてるとことか、指が出入りする様子を見せるようにするといいよ。あと、出来るだけエロい音を出すようにやるんだよ」
「ちょ、ちょっと!エロい雰囲気にするなって!今は準備の練習じゃないのかよ?」

「いいからいいから。そのうちきっと役立つから」

 仕方がないけどそのまま続けることになってしまった。ショウが指を動かす度に「ゆっくり撫でてから入れるのエロいね」とか「指2本とも第二関節まで入ったよ」とか実況してくるので、めちゃくちゃ恥ずかしい。
 
 気付かないふりをしているけど、ノアがそう言う度に昨日の快感を思い出してしまって前が反応してきている。

 (人に見られながらお尻の穴いじって、勃って来ちゃうなんて……)

 恥ずかしさで顔が熱くなってしまったショウは、空いている方の手で顔を覆った。

「どうしたの?もしかして恥ずかしがってる?うわ~、そそるなあ」

 ショウの手を退けてノアがニヤニヤとしながら顔を覗き込む。

「昨日が初めてだったのに、ちょっと孔をいじっただけで反応しちゃってるし、さっきから動きがエロいし、ショウはこっちの才能ありそうだね」

「そういうこと言うなって……っ!」

 (なんだよ、こっちの才能って!そんなのあっても嬉しくない!)

 そう思って睨みつけると、ノアがちょっと真顔になった。

「お前さぁ……。マジで才能ありそう」

 だから、嬉しくないって!
 

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