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第一章
王城、炎上、大爆笑
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突然ですが、うちのお母様はお父様が大好きです
純粋で激しく不純物の無い炎ような愛なのです
そんな大好きなお父様と自分の娘
聖女で頭は切れるが純粋でポンコツな私を溺愛しています。
だからこそ、それが故に悲劇は起こった。
後々までウィンザー王国王城の悲劇と語り続けられる事件だ
サブタイトルは、クラウド一族やべーまじやべー事件とも言われている
ギャン泣きしている私を呆然と立ちつくしているお母様を見て
お父様は薄い笑いを浮かべた直後に私の手を引いて
「ここは怖いからお家に帰ろうね」と優しく語りかけた
私は、「おんも怖い、王子様怖いと」お父様について公爵家専属の馬車にのって屋敷に帰った
ここだけ切り取ると優しいお父様に聞こえるが
お母様を見た瞬間、国の宰相であり、クラウド公爵家の良心と言われているお父様は
国王陛下一族を見捨てたのだ。
必要なもの、大切でもっとも守るべき人を瞬時に切り分けるお父様は
異例の事態でも非常に優秀であった
その後お父様いわく、あれは無理。
最悪、隣国の国王と手を組み王族全員を処罰すればいっかとか思っていたらしい。
国王陛下は、お父様から三段ロケットの三段目、むしろ発射台より先に切り離されたと悟り
母親が動き出す前に第一王子を連れて王城の間に立て籠った。
見合いの行く末を確かめる為か、王城にきていた大司教様と王城防衛騎士団の大多数を動員して
王城の間防衛戦が繰り広げられた。
ちなみに、王城の魔術師の方々は、後々のお母様からの報復を避けて
別塔の魔術師塔にいたので気づきませんでしたのスタイルを選んだ。
自由で賢い選択である。
壊れた機械音?古代呪文?呪術魔法?
を近くにいないと聞き取れない速さと声でお母様はつぶやいていた。
お兄様曰く、家の娘が何をしたとか、
私は断ったのに頼んだのはお前らだろとかの呪詛の言葉を吐いていたらしい。
お母様はゆっくりと動き出した。
ゆっくりとゆっくりと赤いワインレッドの瞳を燃え上がらせて
炎氷の大魔導士と言われながらも、
お母様は本当にキレると炎系の魔法しか使わない
氷系の魔法を使うときは、まだ理性が残っている時だけだ
王城の内壁は、一国の王を守る為だけあって、対魔法コーティングが施されているらしい
それなのにお母様の炎魔法は易々と王城の間に続く廊下を笑いながら溶解させていく
国王陛下指揮の元、大司教様の最大結界魔法
徹底して防衛に専念した騎士様の働きにより、
三時間近くの攻防にお母様も流石に疲れたのか
攻撃をやめて王族の間を背にした。
誰しもが安堵した、負傷者や施設の破壊は目を覆うものであったが、死者は恐らく出ていない
否、誰しもが安堵してしまったのだ。
帰り際、お母様は公爵家最大のリーサルウェポンを放った。
「こんな家族には、家の息子は預けられませんねー
そう言えば、隣国のお姫様から婚約の打診があったのよねー
優しくて可愛いらしい娘だったし、決めちゃおうかしら(笑)」
野郎には厳しいが女、子供、老人には優しいお母様だが
第一王女が王座の間のカーテンに隠れて盗み聞きしていた事に
キレ過ぎて気づけなかった。
国王陛下は当然だが知っていたので、この言葉に顔面蒼白となった。
そして第一王女は、ギャン泣きした。
純粋で激しく不純物の無い炎ような愛なのです
そんな大好きなお父様と自分の娘
聖女で頭は切れるが純粋でポンコツな私を溺愛しています。
だからこそ、それが故に悲劇は起こった。
後々までウィンザー王国王城の悲劇と語り続けられる事件だ
サブタイトルは、クラウド一族やべーまじやべー事件とも言われている
ギャン泣きしている私を呆然と立ちつくしているお母様を見て
お父様は薄い笑いを浮かべた直後に私の手を引いて
「ここは怖いからお家に帰ろうね」と優しく語りかけた
私は、「おんも怖い、王子様怖いと」お父様について公爵家専属の馬車にのって屋敷に帰った
ここだけ切り取ると優しいお父様に聞こえるが
お母様を見た瞬間、国の宰相であり、クラウド公爵家の良心と言われているお父様は
国王陛下一族を見捨てたのだ。
必要なもの、大切でもっとも守るべき人を瞬時に切り分けるお父様は
異例の事態でも非常に優秀であった
その後お父様いわく、あれは無理。
最悪、隣国の国王と手を組み王族全員を処罰すればいっかとか思っていたらしい。
国王陛下は、お父様から三段ロケットの三段目、むしろ発射台より先に切り離されたと悟り
母親が動き出す前に第一王子を連れて王城の間に立て籠った。
見合いの行く末を確かめる為か、王城にきていた大司教様と王城防衛騎士団の大多数を動員して
王城の間防衛戦が繰り広げられた。
ちなみに、王城の魔術師の方々は、後々のお母様からの報復を避けて
別塔の魔術師塔にいたので気づきませんでしたのスタイルを選んだ。
自由で賢い選択である。
壊れた機械音?古代呪文?呪術魔法?
を近くにいないと聞き取れない速さと声でお母様はつぶやいていた。
お兄様曰く、家の娘が何をしたとか、
私は断ったのに頼んだのはお前らだろとかの呪詛の言葉を吐いていたらしい。
お母様はゆっくりと動き出した。
ゆっくりとゆっくりと赤いワインレッドの瞳を燃え上がらせて
炎氷の大魔導士と言われながらも、
お母様は本当にキレると炎系の魔法しか使わない
氷系の魔法を使うときは、まだ理性が残っている時だけだ
王城の内壁は、一国の王を守る為だけあって、対魔法コーティングが施されているらしい
それなのにお母様の炎魔法は易々と王城の間に続く廊下を笑いながら溶解させていく
国王陛下指揮の元、大司教様の最大結界魔法
徹底して防衛に専念した騎士様の働きにより、
三時間近くの攻防にお母様も流石に疲れたのか
攻撃をやめて王族の間を背にした。
誰しもが安堵した、負傷者や施設の破壊は目を覆うものであったが、死者は恐らく出ていない
否、誰しもが安堵してしまったのだ。
帰り際、お母様は公爵家最大のリーサルウェポンを放った。
「こんな家族には、家の息子は預けられませんねー
そう言えば、隣国のお姫様から婚約の打診があったのよねー
優しくて可愛いらしい娘だったし、決めちゃおうかしら(笑)」
野郎には厳しいが女、子供、老人には優しいお母様だが
第一王女が王座の間のカーテンに隠れて盗み聞きしていた事に
キレ過ぎて気づけなかった。
国王陛下は当然だが知っていたので、この言葉に顔面蒼白となった。
そして第一王女は、ギャン泣きした。
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