【本編完結済】白豚令嬢ですが隣国で幸せに暮らしたいと思います

忠野雪仁

文字の大きさ
42 / 72
番外章

貴女が堕としたのは、金髪の第一王子ですか?銀髪の公爵子息ですか? 四日目①

しおりを挟む
『そう言えばリーナ、明日湖に行くじゃない』

私がいそいそと格納スキルに明日の支度を詰め込んでいると
リアルちゃんが話しかけて来た。

「うん、楽しみ
湖の途中に花の見どころもあるみたいだしね
でも、お弁当食べるならやっぱり湖をみながらかな?」

私は前世でもお花見が好きだった。
でも私が好きだったのはレジャーシートで場所を確保して騒ぐスタイルではない。

あらかじめ途中途中に甘味のお店とか喫茶店のめぼしを付けて
凛と話しながら歩いては、桜が綺麗な場所で写メって
甘味処で休んで甘い物を食べながら雑談する
それを何回か繰り返し疲れたら解散、それが私達流。
仲の良い子は結構いたけど、やっぱり凛が一番気兼ねなく気軽に付き合えた。

『お弁当取る場所は、お腹の好き具合にもよるし
明日皆んなと相談して決めれば良いんじゃない?
そんな事より明日行く湖に出るのよ』
「・・・昼間からデートスポットに何がでるのよ・・・」

『勿論湖の女神様よ!!』

はい、出るって聞いた直後に大体勘づいてました。
そうじゃないと良いかなって思ってたけど

「そんなヒョイヒョイ女神様が現れて良いの?」

『流石にそんなヒョイヒョイは出ないわよ、リーナ特典だと思って。
それに土地の人からは女神様ってあがまれているけど
実際の女神様とは直接関係が無い女神様ポイントで作った
水の上級精霊みたいなものだしね。』

「そんな事にヒョイヒョイ女神様ポイント使うから
女神様ポイントが無くなったのね。
しかもそんな特典は欲しくないんだけど・・・
そうだ明日は、湖に行くのはやめてお花見とお散歩にしよう」

『あーえっとね。
この前話しをした化粧水あるじゃない。
その化粧水の目玉商品として湖の水を使いたいのよね。

流石に大量に水を取ると女神様の機嫌も悪くなるから
上流貴族売り込み用に数量限定の客寄せパンダ的な化粧水。

商流は上から下へが基本的にすんなり広めやすいから、
湖の水はやっぱり欲しいのよ。
勿論リーナの入浴後の水を使った聖女エキス入りとかで売り出しても良いけど』

「そんなの嫌、油分が沢山入ってそうなイメージじゃない
化粧水じゃなくて乳液じゃない」

『それにもうこの世界で文化レベルを広げてくには
このくらいのイベントは諦めるしかないよ。
大丈夫いきなり物理攻撃で襲って来たりしないから』

知ってる、物理攻撃じゃなくて精神攻撃だよね?
聖女の高い精神力をいとも簡単に貫通して
心を抉って来るんだよね?

物理攻撃なら回復魔法である程度いやせるけど、
精神攻撃は時間しか解決しないの・・・
しかも完治しないでトラウマって後遺症を残すの・・・

私は、結局諦めたけど、明日の準備をするスピードは
格段におちてしまったのだ。

ーーーー

せめて今日だけは良い夢を見れる様に
枕元にジーク様から買って貰ったお土産売り場で売ってた桜の形の小物を置いて寝る事にした。

その小物を買ってくれる際に、
ジーク様が今度王都に戻ったら改めて装飾品をプレゼントしてくれると
言ってくれたが申し訳無くて断った。

でも先程リアルちゃんの話しをきいて今後も色々ありそうだから
安くても良いのでジーク様の瞳の色をしたアクセサリーを
お守りがわりに欲しくなってしまった。

この世界の聖女は精神的にタフにならないとキツすぎるの・・・
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

【完結】魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――

ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。 魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。 ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。 誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。

身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜

しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」 魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。 鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。 (な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?) 実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。 レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。 「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」 冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。 一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。 「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」 これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。

偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~

咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】 あらすじ 「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」 ​聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。 彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。 ​しかし、エリーナはめげなかった。 実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ! ​北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。 すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。 ​「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」 ​とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。 以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。 ​最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

【完結】子爵令嬢の秘密

りまり
恋愛
私は記憶があるまま転生しました。 転生先は子爵令嬢です。 魔力もそこそこありますので記憶をもとに頑張りたいです。

契約結婚の相手が優しすぎて困ります

みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

処理中です...