60 / 72
第三章
良いメロンは早めに予約しろ
しおりを挟む
次の日、二人で早めに登校しようと決めていたので、
教室に入るとそこには顔を少し赤くして、
もじもじしているアイリスさんがいた。
私を見るとぱっと明るい顔で微笑んで、
軽く私に手をふってきたので、
私もそれに応えて手を振り返した。
生徒が一斉に登校してくる時間だと、
絶対にアイリスさんは逃げるので、
早めについて待ちかまえる作戦にしたのだ。
「リーナさん、私少しばかり変じゃない?」
「そんな事ないですよ、アイリスさん、
私が男性だったら直ぐにでも求婚してしまうわ」
「えでも、リーナさんが男性だったらジーク様と婚約出来ませんよ」
「アイリスさん、ごめんなさい、私の事は忘れて下さい」
「はや、私捨てられるのはや」
二人で馬鹿な話をしていると、レナード第一王子が、
お供の持っチーズ二人を引き連れて教室に入ってアイリスさんを見るなり、
直ぐに教室を出て行った。
恐らく教室を間違えたと思って一度確認したのだろう。
合ってますよ、ここはAクラスで、
貴方が見惚れたのは婚約者候補のアイリスさんですよ。
「アイリス嬢君か」
「たった一日で婚約者候補を忘れてしまうなんて、随分薄情です事」
「いや決して忘れた訳では無いのだが、随分変わったのでな」
「王子様の好みに合わず申し訳ございません」
「いやそんな事はないぞ、凄く似合っているし私の好みの通りだ」
アイリスさんは、見事な位に真っ赤になってうつむいてしまった。
攻撃力は強いけど防御が弱いタイプね、段ボール戦士ね。
少しばかりピンクちゃんを見習った方が良いわ。
あれはゴールド戦士並みに防御力ありそうだもの。
「そんなセリフを今まで何人におっしゃったのかしら」
「その誤解は昨日解いたろう」
「いいえ、全く解けておりません」
「あゝ、もう分かった、これからはキチンと態度で示すから側で見ていてくれ」
「まぁまぁ、そう言う事でしたら、これからの態度次第で信じてあげないこともなくてよ、
…ちなみに我が家から出している婚約者立候補の件ですが」
「今日にでも父上に話して正式にこちらから申し込みに行かせて貰う。
昨日の今日で呆れられてしまうだろうが、良いメロンは早めに予約しないと、
手に入らぬのだ」
「何ですか、その良いメロンて!!」
これで二人は安心だろう、ドリルも白豚もルートは潰したわ。
後もう一人は、闇魔法と言うか、病み魔法使いが入れば手が出せないでしょう。
ザンシュさんか、レンザさんか、怪しいムーブさんの三択ね。
ピンクちゃんモテモテね、選り取り緑の深緑よ。
そんな事を考えているといつものように、遅刻ギリギリと言うか、
予鈴なり終わってるから遅刻じゃないかな。
ご丁寧に今日もてへぺろしてるけど、最早私しか見てないんじゃないかしら。
あ、アイリスさんに気付いた、いい感じに顎が落ちたわね。
休み時間になると何故かピンクちゃんは、
私に絡んできた、げせぬ。
「何でドリルじゃないのよ!」
何故それを私に言うのかしら、
でも私が犯人、大体合ってるわね。
でも甘いわ、焼饅頭だっていつの間にか、
餡が入っているバージョンが出来たのよ。
変わらないな物なんてないの。
あっしには関係ない事でござんす。
私は適当にピンクちゃんのクレームを流す事にした。
教室に入るとそこには顔を少し赤くして、
もじもじしているアイリスさんがいた。
私を見るとぱっと明るい顔で微笑んで、
軽く私に手をふってきたので、
私もそれに応えて手を振り返した。
生徒が一斉に登校してくる時間だと、
絶対にアイリスさんは逃げるので、
早めについて待ちかまえる作戦にしたのだ。
「リーナさん、私少しばかり変じゃない?」
「そんな事ないですよ、アイリスさん、
私が男性だったら直ぐにでも求婚してしまうわ」
「えでも、リーナさんが男性だったらジーク様と婚約出来ませんよ」
「アイリスさん、ごめんなさい、私の事は忘れて下さい」
「はや、私捨てられるのはや」
二人で馬鹿な話をしていると、レナード第一王子が、
お供の持っチーズ二人を引き連れて教室に入ってアイリスさんを見るなり、
直ぐに教室を出て行った。
恐らく教室を間違えたと思って一度確認したのだろう。
合ってますよ、ここはAクラスで、
貴方が見惚れたのは婚約者候補のアイリスさんですよ。
「アイリス嬢君か」
「たった一日で婚約者候補を忘れてしまうなんて、随分薄情です事」
「いや決して忘れた訳では無いのだが、随分変わったのでな」
「王子様の好みに合わず申し訳ございません」
「いやそんな事はないぞ、凄く似合っているし私の好みの通りだ」
アイリスさんは、見事な位に真っ赤になってうつむいてしまった。
攻撃力は強いけど防御が弱いタイプね、段ボール戦士ね。
少しばかりピンクちゃんを見習った方が良いわ。
あれはゴールド戦士並みに防御力ありそうだもの。
「そんなセリフを今まで何人におっしゃったのかしら」
「その誤解は昨日解いたろう」
「いいえ、全く解けておりません」
「あゝ、もう分かった、これからはキチンと態度で示すから側で見ていてくれ」
「まぁまぁ、そう言う事でしたら、これからの態度次第で信じてあげないこともなくてよ、
…ちなみに我が家から出している婚約者立候補の件ですが」
「今日にでも父上に話して正式にこちらから申し込みに行かせて貰う。
昨日の今日で呆れられてしまうだろうが、良いメロンは早めに予約しないと、
手に入らぬのだ」
「何ですか、その良いメロンて!!」
これで二人は安心だろう、ドリルも白豚もルートは潰したわ。
後もう一人は、闇魔法と言うか、病み魔法使いが入れば手が出せないでしょう。
ザンシュさんか、レンザさんか、怪しいムーブさんの三択ね。
ピンクちゃんモテモテね、選り取り緑の深緑よ。
そんな事を考えているといつものように、遅刻ギリギリと言うか、
予鈴なり終わってるから遅刻じゃないかな。
ご丁寧に今日もてへぺろしてるけど、最早私しか見てないんじゃないかしら。
あ、アイリスさんに気付いた、いい感じに顎が落ちたわね。
休み時間になると何故かピンクちゃんは、
私に絡んできた、げせぬ。
「何でドリルじゃないのよ!」
何故それを私に言うのかしら、
でも私が犯人、大体合ってるわね。
でも甘いわ、焼饅頭だっていつの間にか、
餡が入っているバージョンが出来たのよ。
変わらないな物なんてないの。
あっしには関係ない事でござんす。
私は適当にピンクちゃんのクレームを流す事にした。
0
あなたにおすすめの小説
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【完結】魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――
ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。
魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。
ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。
誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
契約結婚の相手が優しすぎて困ります
みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる