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第三章
女神様と九尾のキュウちゃん
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『リーナ、女神が教会に来る様に言ってるわよ』
今日の授業も終わる頃リアルちゃんがそんな事を言いだした。
『どうせ可愛い召喚獣あげるから、もっと地下迷宮を攻略しなさいとかよね』
だいたい流れで分かっていたリーナはリアルにそう言った。
『結果として大体あっているけど、どうするかはリーナにまかせるみたい』
『じゃあ行かない』
リーナは自分が流され易い性格なのを十分に承知しているので、
話を聞く前に断る事を選んだ。
『教会に言って話だけでも聞いた方が良いと思うよ。
女神も想定外だったらしくて、ジークとの結婚にも関係しそうだから』
想定外の事態が起きてジーク様との結婚に影響すると言われたら、
リーナは、話を聞きに行くしか無かった。
リーナがジークに教会で用がある事を伝えると、
リーナ自身はレベルもあがったし、徒歩でも問題ないと告げたが、
流石に公爵家令嬢を徒歩で行かせる訳にはいかないと、
ハインデルク家の馬車で送ってくれる事になった。
リーナは、教会の入り口でお布施を渡して、
礼拝堂で祈るとリーナが転生した時の様な白い空間にきた。
『はじめましてリーナ、私はこの世界の女神です』
そう言われてみれば、自分の世界の女神にはあった事が有るが、
この世界の女神と会うのは初めてだった。
ポンポン見せて降参するパターンだ。
『いえ降参しなくても良いので、まず話を聞いて下さい』
『はい』
どうやらポンポンは見せなくても良いらしい。
『私は女神の試練でこの世界を作りました。
ところが、参考にしたのが姉女神の世界の乙女小説とか言われている書物だった為に、
途中女神ポイントが足りなくなってしまったのです』
『はい、概ね私がいた世界の女神様に聞きました』
『そうですかでは要点だけはなしましょう。
リーナがこの世界に来てくれたまでは良かったのですが、
あなたが婚約したジークは、元々この世界を救う人間なのです。
当初は私があなたの世界から呼んだ別の聖女とイチャコラして、
迷宮を攻略する予定でした』
(そう言えばピンクちゃんも、それっぽい事言ってたわ)
『ジークがあなたと婚約してしまった為に、この世界のバランスが崩れました。
そしてこの世界の意思はこの世界を存続させる為に、
新たな運命を作ろうとしています』
『新たな運命ですか』
『ええ、ジークに変わる人間を別に用意しようとしているみたいです。
それだけでしたら問題ないのですが、元々用意した聖女が色々な経験をつんで、
そこそこ使える様になる予定でしたが、
この世界が用意した人間とのイベントなどありませんからポンコツのままです。
ですので、この世界の意思は貴女を聖女に選ぶでしょう』
(やっぱりピンクちゃんは、ポンコツだったのね)
『この先は私も想定していなかった運命です、どの様な運命を選ぶかは強要しません。
ですが、せめて運命に打ち勝つ為の手助けになる様に、この子を授けます』
女神様からリーナに三本の尻尾がある小狐を渡された。
『この子は?』
『貴女の世界の九尾のキツネです、まだ幼いので三尾しかありませんが。
姉様女神を煽てたらくれました』
(やっぱり元の世界の女神様はチョロかった)
『ええ煽てると簡単に…って、聞かれたらどうするんですか。
後、今のパーティメンバーで困った事があったら、
同じクラスの赤い髪の生徒に相談するのも良いかも知れません』
『陰キャムーブ全開の人ですか?』
『陰キャムーブ全開が何の事か分かりませんが、赤い髪で貴女が思い浮かぶ人は誰ですか?』
『あ、お母様』
『詳しく知りたければ直接聞きなさい、今後貴女がどの様な選択をするのも自由ですが、
出来ればこの世界を救って下さい、私の今後の昇進に響きますので』
そんな身も蓋もない事を最後に、リーナは白い空間から教会の礼拝堂に戻された。
(とりあえず、この子はキュウちゃんと名付けよう)
自分の手に抱えられた小狐を見てリーナはそう決めた。
今日の授業も終わる頃リアルちゃんがそんな事を言いだした。
『どうせ可愛い召喚獣あげるから、もっと地下迷宮を攻略しなさいとかよね』
だいたい流れで分かっていたリーナはリアルにそう言った。
『結果として大体あっているけど、どうするかはリーナにまかせるみたい』
『じゃあ行かない』
リーナは自分が流され易い性格なのを十分に承知しているので、
話を聞く前に断る事を選んだ。
『教会に言って話だけでも聞いた方が良いと思うよ。
女神も想定外だったらしくて、ジークとの結婚にも関係しそうだから』
想定外の事態が起きてジーク様との結婚に影響すると言われたら、
リーナは、話を聞きに行くしか無かった。
リーナがジークに教会で用がある事を伝えると、
リーナ自身はレベルもあがったし、徒歩でも問題ないと告げたが、
流石に公爵家令嬢を徒歩で行かせる訳にはいかないと、
ハインデルク家の馬車で送ってくれる事になった。
リーナは、教会の入り口でお布施を渡して、
礼拝堂で祈るとリーナが転生した時の様な白い空間にきた。
『はじめましてリーナ、私はこの世界の女神です』
そう言われてみれば、自分の世界の女神にはあった事が有るが、
この世界の女神と会うのは初めてだった。
ポンポン見せて降参するパターンだ。
『いえ降参しなくても良いので、まず話を聞いて下さい』
『はい』
どうやらポンポンは見せなくても良いらしい。
『私は女神の試練でこの世界を作りました。
ところが、参考にしたのが姉女神の世界の乙女小説とか言われている書物だった為に、
途中女神ポイントが足りなくなってしまったのです』
『はい、概ね私がいた世界の女神様に聞きました』
『そうですかでは要点だけはなしましょう。
リーナがこの世界に来てくれたまでは良かったのですが、
あなたが婚約したジークは、元々この世界を救う人間なのです。
当初は私があなたの世界から呼んだ別の聖女とイチャコラして、
迷宮を攻略する予定でした』
(そう言えばピンクちゃんも、それっぽい事言ってたわ)
『ジークがあなたと婚約してしまった為に、この世界のバランスが崩れました。
そしてこの世界の意思はこの世界を存続させる為に、
新たな運命を作ろうとしています』
『新たな運命ですか』
『ええ、ジークに変わる人間を別に用意しようとしているみたいです。
それだけでしたら問題ないのですが、元々用意した聖女が色々な経験をつんで、
そこそこ使える様になる予定でしたが、
この世界が用意した人間とのイベントなどありませんからポンコツのままです。
ですので、この世界の意思は貴女を聖女に選ぶでしょう』
(やっぱりピンクちゃんは、ポンコツだったのね)
『この先は私も想定していなかった運命です、どの様な運命を選ぶかは強要しません。
ですが、せめて運命に打ち勝つ為の手助けになる様に、この子を授けます』
女神様からリーナに三本の尻尾がある小狐を渡された。
『この子は?』
『貴女の世界の九尾のキツネです、まだ幼いので三尾しかありませんが。
姉様女神を煽てたらくれました』
(やっぱり元の世界の女神様はチョロかった)
『ええ煽てると簡単に…って、聞かれたらどうするんですか。
後、今のパーティメンバーで困った事があったら、
同じクラスの赤い髪の生徒に相談するのも良いかも知れません』
『陰キャムーブ全開の人ですか?』
『陰キャムーブ全開が何の事か分かりませんが、赤い髪で貴女が思い浮かぶ人は誰ですか?』
『あ、お母様』
『詳しく知りたければ直接聞きなさい、今後貴女がどの様な選択をするのも自由ですが、
出来ればこの世界を救って下さい、私の今後の昇進に響きますので』
そんな身も蓋もない事を最後に、リーナは白い空間から教会の礼拝堂に戻された。
(とりあえず、この子はキュウちゃんと名付けよう)
自分の手に抱えられた小狐を見てリーナはそう決めた。
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