キセキの言霊~満たされた人生へのアドバイス~

kazu ayano

文字の大きさ
2 / 4
でもありがとう

ありがとうの毎日をスタートしよう

しおりを挟む
キセキの言霊たち



【でも ありがとう】

 生きていると、当たり前ではあるけども、泣きたい時も、切ない時も、死にたい時も、他人と何かを比べてしまったり、時にはアイツなんか死んでしまえばいいのに。私がこの手で殺めてやろうか?

 普段の生活でも、学校での毎日でも、職場でも上司のしばきたい指示にも、様々な我慢や辛抱など、誰にでもそれは面白く無いことは、日常生活にこちらを狙いうちにする様に

「私を狙うのはなんなの?」

と、悲劇のヒロインになってしまうほどの、心の揺さぶりがあります。
 少しなのかも知れない。けども、例えば

 「あのボケ、殴ったろか?イヤ、我慢がならん。いっそのこと」

 いけない気持ちになったとしても

あぁしばきたい。
      【でも  ありがとう】

と自分勝手にでも付け加える事により

 ん?ありがとう?

 そう?そうなん?そうか?

と、軽い気持ちを得れることはあります。

 でもありがとう

 その時の想い、気持ちから何を得て、どんな成長があって、自分の未来にどう影響をするのか?何も無いのかもしれない。結果的にはそれを考える事は、人生に於いてマイナスだけなのかもしれない。が、その問題についての最終的に自分が出す答えを導いてくれる。今はそれはとても腹が立ち、はらわたが煮えくり返り

「なんで、あのボケの事でため息をつく?今日のご馳走を台無しにしてくれる?この最愛のパートナーと喧嘩をさせる?」
 
 色んなその引き金からのマイナス点すらも、他人にため息をつく意味を、無意味さを少しは考慮させてくれる有難みをくれます。

 これはもっと心を、人間性を大きくして、思考の中ではどうしてもイラついてしまい、ため息をついてる自分は確かにいるのだが、貴方の人生のひと幕の中では、貴方がため息をついているのであって、その時間に於いては、無駄な思考を切り替える速さの大切さを、自分にプラスにならない感情の、時を減らす努力をさせてくれます。
 
  そのボケの引き金により

「今日のご馳走が台無しに?あのボケのせいで?いや、いかん。生命の源となる食事たちには関係がない。お米も、お魚も、お肉も、お野菜も、何もかもがわたしの生命の為に死んでくれている。あのボケにこの味を損なわせる事などさせない。あのボケにそんな力は存在させない」

 これは、その時の気持ちであっても、他の場面でもどんな辛苦があろうとも、食事は楽しく、美味しくいただく練習、習慣付けとなり短い人生に於いては、今確かに口にするもの、それはもしかしたら、もう二度と食べれない最後かも知れない。究極はいま、自分に大災害が襲いかかり、即時に生命が終わる様な事態になると、この世の名残りの、最後の食事となるもの。それに対して

「あのボケのムカつきのせいで味が何も無かった?」
「あの有名な、そして私自身の最後の晩餐がボケのせいで?」

 こんな情けない感情は、そのボケにも関係も無く、自分の人生を哀れにしただけであって、そのボケに責任も持って行けないですし、死んで、あの世とやらで

「おいっ?ボケ?お前がムカつかせたから、最後の晩餐を台無しにした。責任を取れいっ」

 と言っても、もはや何とも出来ぬこと。

「ええ。なら私の最後の晩餐をお試しください」

 などとぬかした時には、あの世で殺さないといけなくなるので、その展開を事前に避ける。心が怒り、我を見失ったとき、大きく深呼吸を六回は行い、もう一度内容を頭で精査し、最善策を取る。これは言い争いのとき私の大原則であり、子供の頃の様に顔面に二、三発入れたら良いとゆうものでもなく、大人としては、どの解決法が誰かに認められて、また後にも引かせず、そのボケも適度に持ち上げておけるかも、器量を観られます。

 「ムカついたよお前?ムカつきは私の最大の喜びだ。ありがとう」

と、でも皮肉を言っておけば、相手は一体何だったのか?良くは分からないけども、ありがとうと言っている。なんかお礼を言ってるな、と意味不明ながら思ってくれます。

 これは、別に相手がこちらに対して、言葉が通じていない。意味を分かっていない。と取られてもしめしめもんで、そのボケとの関係がどうあろうとも、もうその件からは完全避難、触れられることも無く、即ち何故かマウントまで取られての追撃は無くなります。自分に深く関係があり、避けて通れない相手のときは、こんな事はその件が時効消滅してから

「おうっ。あの時のとぼけは上手かったか?」

とでも、その件を考えていた風を、また計略だった風を話せば、相手は

「キチガイと思ったが、分かってやっていたのか?ほう、大人だな」

 まったく人生に関係が無い、こちらの視界に入っていない相手の時は

「もう何も聞かなくて良い。勝手に周りに何とでも噂を流せ」

で良いと思います。
まず、人に人の噂をする。悪い噂を。
こんな事は誰も別に聞きたくもなく、それを聞いて、聞かされた方が愉快になる事もなく

「本人に言ったらええのになぁ」
「だから?それで?」
 程度のことで、また噂などはその時の暇潰し、会話の種であって、話してる本人より、聞いている方の温度は低いです。

 私は、人がどんな噂をしようが気にはしませんが、それは私が、そんな人生だったから。言えば、本当に有ろうが、無かろうが、自分の優越感を満たす為、揚げ足を取るとの言葉も有りますが、 人間は一度気にすると、もうこれは幼い時の好きな人に似たような感覚で、ちょっかいを出したくなるものです。全員が絶対にそうとも言いきれない。あくまで経験上、体験の上では、どう接したら良いのか?その一言、行動で相手はどう考えるのか?動くのか?そのお試しで失敗した時は、虎の尾を踏んだ様な怒りも買うし、私は

「あっちがう。そうじゃない」

 心で
しまった感を感じて

話すきっかけが欲しかった。
 視界に入りたかった。
 相手にして欲しかった。

と、後悔する時は多く有ります。

 ここまででも、色んな心の移り変わりは有ります。が、全てに

 〈でも  ありがとう〉

と、自分の中で結論を出してみると

 あぁ、そうか。今にその答えをくれた事すらも、結局はアイツなんだな。

 それは、同じ世界で生きる、あくまで仲間なんです。その、どうしても理解しあえない相手すら、言わば何かのソウルメイトであって、どんな件でも、同じイラつきは感じたのかも知れない。心の変化の、ターニングポイントになる人間。こそは

【でも ありがとう】

 こんな事は中々、もう会えなくなってからか、探してもどうしようもなくなって、誰にでも訪れる、親、友、誰かの死に絶対感じる、悪い思い出など無くなってしまい、何故か良かった記憶しか無くなる。に、似ています。

 人間など、所詮は誰とでも仲良くしたい。これは、疲れるからです。想って、イライラする事が。憎み続けるなんて体力はまぁ持てない。どこかで、私はどんな苦手な、嫌いな相手でも、呑みに誘います。男同士で有れば、車の話しなら合うのか?好みの女性の話しなら合うのか?子供の頃にした留守番の話しなのか?行かされた買い物の話しなのか?必ず、どんな嫌いと思っていた人にも、ふとしたキッカケは存在して、これもまた不思議なもので、鬱陶しいやつほど、共通点が多いのか、一度わだかまりが溶け、仲良くなってしまったら、喧嘩したら駆けつけよう。なんか助けてあげよう。私はそれは多かったです。
 
 良いことには勿論ありがとうを。
 そうでない事にまで付けましょう人類のキセキ、ありがとう!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...