104 / 442
オスカー殿のトラウマ。
しおりを挟む
当家の者が使用する管理小屋。森林区域を整備するのが使用用途です。丸太小屋のそこは、暖炉も薪も揃っていました。灯りはつかず……今になって停電でしょうか。
オスカー殿の方で暖炉はつけてくださいました。お見事な手際でございました。
私達を照らすのは、暖炉の炎だけ。
「オスカー殿? ジャケットは重たくありませんの?」
私達は備えつけのタオルを拝借して、体を拭いていました。濡れてわずらわしくも重たくもるでしょうに、オスカー殿は脱ぐことはありません。私も脱いではおりませんわね、
「え!? ……絶対、脱がない。何も脱がないから!」
私からの問いに慌てるのは、オスカー殿。動揺もしているようですが……あ。
「……とにかく、暖炉にあたりましょう」
彼の考えに思い当たってしまいました。私は誤魔化すように暖炉の前に座り込むことにしました。ああ、冷えた体にききますわぁ……。オスカー殿もつかず離れずの距離で座りました。
「……追いかけてくるとか、思わなかった」
オスカー殿は、笑いながらも困った表情をしていました。
「そうですわね……ですが、私、どうしてもお礼を言いたくなってしまいまして。明日まで待てなかったともいえましょうか。こう、衝動的にと申しましょうか」
「衝動的に?」
「ええ、勢いそのままで来てしまいましたわ。その、まだプレゼントも開けてなくてよ」
「……はは、そっか」
オスカー殿は苦笑されていました。勢い任せ過ぎますものね。その、ずっと小刻みに笑っていますが。
「って、悪い悪い。俺もそうだよ。勢いできたようなもの。プレゼントは明日だって渡せたのに。おめでとうだってそうだけど」
オスカー殿は暖炉の揺らめきを見つめたまま。
「……どうしても今日が良かった。逢えるとは思ってもなかったけどね」
「……そう、ですの」
目を細めて笑うオスカー殿は、本当に嬉しそうでした。ですが。
「……本当にごめん。公爵家の招待、無碍にしてしまって」
彼の笑顔は消え、膝を抱え込んで座っています。今の私ならわかります。あなたは真面目な方、そして責任感もある方。
「いえ、良いのです。父の方にもとりなしておきますから」
ええ、そこは全力で。私は彼を安心させたかったのです。
「そっか、ありがとうございます」
オスカー殿の緊張する声も、少し緩んだようです。それなら良かったですわ。
「……」
「……」
暖炉の音がパチパチと。雨の勢いは和らいではきたのかしら。でも、まだお互いの服は渇かないから。まだ今日は終わってないから。
「……さっき、触ろうとしたでしょ」
「!」
突然ではなくて? オスカー殿は先程の行為について、お話をしたいようです。改めて謝った方が良いのでしょうか。
「あ、違う違う。俺、嬉しかったんだ」
「……嬉しい、ですか?」
「うん」
「そうですの……?」
オスカー殿は私の方を見て、そう仰ってます。嫌だと思っていたのに、私の今の感情はどう表したらよいのか。
「アリアンヌ様、悲しい顔していたから。誤解されたら嫌だなって。俺だって本当は――」
私があなたに拒絶されたと、勘違いをしそうだから? だからでしょうか。あなたは――本当のことを話そうとしている。あー……と、話しづらそうにしていても。
「俺さ、触られるのが嫌ってより……怖いんだ。なんだよそれ、って感じだよな! 女子から触ってもらえるのにさ、なんだよそれっていうか!」
オスカー殿は笑い声を上げています。私にも笑い飛ばしてほしいかのように。
「オスカー殿。私は聞きますから……あなたさえ、よろしければ」
笑うことなどしませんから。私の顔はいたって真剣でした。
「……そっか」
オスカー殿から触れたのは、私の手。私達の手は今、重なっています。でもそれは束の間のこと、すぐに離されました。
「手、失礼しました。こうしてね、自分から触れる分には、平気になったんだ」
「なったのですか……?」
「そ。わりと心の準備がいるけど。自分から仕掛ける分にはね。ダンスとかも死活問題だから、どうにか」
私は前回の誕生日のことを思い出しました。言われなければ気づかないレベルでもありましたわね。
「相手からじゃなければ……女性相手じゃなければ」
オスカー殿はさっきまで触れ合っていた手を見ていました。開いては閉じています。
「うちの家族、見たでしょ。それから、びびっている俺も……それは」
オスカー殿が一呼吸をおいて、それから話されたこと。それは。
「……トラウマなんだ」
「……そう」
振り絞るようなオスカー殿の声。私にこうして話すことでも、彼には勇気がいることなのでしょう。
「コロシアム、あるでしょ。あの人達、特に夜の部が好きでさ。俺も昔から付き合わされていた。あんまり得意じゃなかったけど……逆らえなかったし」
コロシアム。確かにあの婦人方はお見かけしましたし、大層好んでもいるようでした。そんな昔からでしたのね。それも……強制的に。
「……なんてことを」
私は怒りがふつふつと沸いてきました。そのような無体を働いていたとは。
「……姉達にとっては悪ふざけだったと思う――俺を突き飛ばしたんだ」
コロシアムの舞台の中に、ですって。
「落ちた先には……魔物達がいた。俺に襲いかかってきて……」
オスカー殿はそう言うと、頭を抱え込んだ。ああ、今も彼を苛んでいるのですね……。
「……オスカー殿」
今も震えるオスカー殿。触れられたら、少しでも慰みになりますのに。それが出来ない……。
沈黙が訪れる。オスカー殿は今も恐怖にさらされているのでしょう。
「……観衆達は、それまで見世物だと思っていた。あの人達だって、突き落とした張本人達だって……笑っていたよ」
「……!」
話せば話すほど、聞けば聞くほど――辛いお話。それでも私は耳を傾けます。オスカー殿が話してくださっているのですから。
「……ふう。でも、俺、こうして生きてるから。それも、父が助けに入ってくれた。あとから、関係者の人達も飛び込んできたけど。あの頃の父上は誰よりも格好良かったのにな……」
ええ、男爵は再婚によって、次第に変わっていってしまったようですから。
「……聞いてくれてありがとう。人に話したことなかったからさ、すっきりした」
「……いいえ」
オスカー殿の心は軽くはなったようです。でも、あなたは囚われたままですのね。長年苦しめられたものでもありますものね。
オスカー殿の方で暖炉はつけてくださいました。お見事な手際でございました。
私達を照らすのは、暖炉の炎だけ。
「オスカー殿? ジャケットは重たくありませんの?」
私達は備えつけのタオルを拝借して、体を拭いていました。濡れてわずらわしくも重たくもるでしょうに、オスカー殿は脱ぐことはありません。私も脱いではおりませんわね、
「え!? ……絶対、脱がない。何も脱がないから!」
私からの問いに慌てるのは、オスカー殿。動揺もしているようですが……あ。
「……とにかく、暖炉にあたりましょう」
彼の考えに思い当たってしまいました。私は誤魔化すように暖炉の前に座り込むことにしました。ああ、冷えた体にききますわぁ……。オスカー殿もつかず離れずの距離で座りました。
「……追いかけてくるとか、思わなかった」
オスカー殿は、笑いながらも困った表情をしていました。
「そうですわね……ですが、私、どうしてもお礼を言いたくなってしまいまして。明日まで待てなかったともいえましょうか。こう、衝動的にと申しましょうか」
「衝動的に?」
「ええ、勢いそのままで来てしまいましたわ。その、まだプレゼントも開けてなくてよ」
「……はは、そっか」
オスカー殿は苦笑されていました。勢い任せ過ぎますものね。その、ずっと小刻みに笑っていますが。
「って、悪い悪い。俺もそうだよ。勢いできたようなもの。プレゼントは明日だって渡せたのに。おめでとうだってそうだけど」
オスカー殿は暖炉の揺らめきを見つめたまま。
「……どうしても今日が良かった。逢えるとは思ってもなかったけどね」
「……そう、ですの」
目を細めて笑うオスカー殿は、本当に嬉しそうでした。ですが。
「……本当にごめん。公爵家の招待、無碍にしてしまって」
彼の笑顔は消え、膝を抱え込んで座っています。今の私ならわかります。あなたは真面目な方、そして責任感もある方。
「いえ、良いのです。父の方にもとりなしておきますから」
ええ、そこは全力で。私は彼を安心させたかったのです。
「そっか、ありがとうございます」
オスカー殿の緊張する声も、少し緩んだようです。それなら良かったですわ。
「……」
「……」
暖炉の音がパチパチと。雨の勢いは和らいではきたのかしら。でも、まだお互いの服は渇かないから。まだ今日は終わってないから。
「……さっき、触ろうとしたでしょ」
「!」
突然ではなくて? オスカー殿は先程の行為について、お話をしたいようです。改めて謝った方が良いのでしょうか。
「あ、違う違う。俺、嬉しかったんだ」
「……嬉しい、ですか?」
「うん」
「そうですの……?」
オスカー殿は私の方を見て、そう仰ってます。嫌だと思っていたのに、私の今の感情はどう表したらよいのか。
「アリアンヌ様、悲しい顔していたから。誤解されたら嫌だなって。俺だって本当は――」
私があなたに拒絶されたと、勘違いをしそうだから? だからでしょうか。あなたは――本当のことを話そうとしている。あー……と、話しづらそうにしていても。
「俺さ、触られるのが嫌ってより……怖いんだ。なんだよそれ、って感じだよな! 女子から触ってもらえるのにさ、なんだよそれっていうか!」
オスカー殿は笑い声を上げています。私にも笑い飛ばしてほしいかのように。
「オスカー殿。私は聞きますから……あなたさえ、よろしければ」
笑うことなどしませんから。私の顔はいたって真剣でした。
「……そっか」
オスカー殿から触れたのは、私の手。私達の手は今、重なっています。でもそれは束の間のこと、すぐに離されました。
「手、失礼しました。こうしてね、自分から触れる分には、平気になったんだ」
「なったのですか……?」
「そ。わりと心の準備がいるけど。自分から仕掛ける分にはね。ダンスとかも死活問題だから、どうにか」
私は前回の誕生日のことを思い出しました。言われなければ気づかないレベルでもありましたわね。
「相手からじゃなければ……女性相手じゃなければ」
オスカー殿はさっきまで触れ合っていた手を見ていました。開いては閉じています。
「うちの家族、見たでしょ。それから、びびっている俺も……それは」
オスカー殿が一呼吸をおいて、それから話されたこと。それは。
「……トラウマなんだ」
「……そう」
振り絞るようなオスカー殿の声。私にこうして話すことでも、彼には勇気がいることなのでしょう。
「コロシアム、あるでしょ。あの人達、特に夜の部が好きでさ。俺も昔から付き合わされていた。あんまり得意じゃなかったけど……逆らえなかったし」
コロシアム。確かにあの婦人方はお見かけしましたし、大層好んでもいるようでした。そんな昔からでしたのね。それも……強制的に。
「……なんてことを」
私は怒りがふつふつと沸いてきました。そのような無体を働いていたとは。
「……姉達にとっては悪ふざけだったと思う――俺を突き飛ばしたんだ」
コロシアムの舞台の中に、ですって。
「落ちた先には……魔物達がいた。俺に襲いかかってきて……」
オスカー殿はそう言うと、頭を抱え込んだ。ああ、今も彼を苛んでいるのですね……。
「……オスカー殿」
今も震えるオスカー殿。触れられたら、少しでも慰みになりますのに。それが出来ない……。
沈黙が訪れる。オスカー殿は今も恐怖にさらされているのでしょう。
「……観衆達は、それまで見世物だと思っていた。あの人達だって、突き落とした張本人達だって……笑っていたよ」
「……!」
話せば話すほど、聞けば聞くほど――辛いお話。それでも私は耳を傾けます。オスカー殿が話してくださっているのですから。
「……ふう。でも、俺、こうして生きてるから。それも、父が助けに入ってくれた。あとから、関係者の人達も飛び込んできたけど。あの頃の父上は誰よりも格好良かったのにな……」
ええ、男爵は再婚によって、次第に変わっていってしまったようですから。
「……聞いてくれてありがとう。人に話したことなかったからさ、すっきりした」
「……いいえ」
オスカー殿の心は軽くはなったようです。でも、あなたは囚われたままですのね。長年苦しめられたものでもありますものね。
0
あなたにおすすめの小説
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
【完結済】悪役令嬢の妹様
紫
ファンタジー
星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。
そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。
ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。
やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。
―――アイシアお姉様は私が守る!
最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する!
※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>
既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
「婚約破棄します」その一言で悪役令嬢の人生はバラ色に
有栖川灯里
恋愛
王太子との婚約破棄。それは悪役令嬢にとって、終わりではなく始まりだった。名を奪われ、社会から断罪された彼女が辿り着いたのは、辺境の小さな学び舎だった。そこには“名前を持たなかった子どもたち”が集い、自らの声と名を選び直していた。
かつて断罪された少女は、やがて王都の改革論争に巻き込まれ、制度の壁と信仰の矛盾に静かに切り込んでいく。語ることを許されなかった者たちの声が、国を揺らし始める時、悪役令嬢の“再生”と“逆襲”が静かに幕を開ける――。
【完結】婚約者はお譲りします!転生悪役令嬢は世界を救いたい!
白雨 音
恋愛
公爵令嬢アラベラは、階段から転落した際、前世を思い出し、
この世界が、前世で好きだった乙女ゲームの世界に似ている事に気付いた。
自分に与えられた役は《悪役令嬢》、このままでは破滅だが、避ける事は出来ない。
ゲームのヒロインは、聖女となり世界を救う《予言》をするのだが、
それは、白竜への生贄として《アラベラ》を捧げる事だった___
「この世界を救う為、悪役令嬢に徹するわ!」と決めたアラベラは、
トゥルーエンドを目指し、ゲーム通りに進めようと、日々奮闘!
そんな彼女を見つめるのは…?
異世界転生:恋愛 (※婚約者の王子とは結ばれません) 《完結しました》
お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆
悪役令嬢だけど、私としては推しが見れたら十分なんですが?
榎夜
恋愛
私は『花の王子様』という乙女ゲームに転生した
しかも、悪役令嬢に。
いや、私の推しってさ、隠しキャラなのよね。
だから勝手にイチャついてて欲しいんだけど......
※題名変えました。なんか話と合ってないよねってずっと思ってて
『 私、悪役令嬢にはなりません! 』っていう悪役令嬢が主人公の小説の中のヒロインに転生してしまいました。
さらさ
恋愛
これはゲームの中の世界だと気が付き、自分がヒロインを貶め、断罪され落ちぶれる悪役令嬢だと気がついた時、悪役令嬢にならないよう生きていこうと決める悪役令嬢が主人公の物語・・・の中のゲームで言うヒロイン(ギャフンされる側)に転生してしまった女の子のお話し。悪役令嬢とは関わらず平凡に暮らしたいだけなのに、何故か王子様が私を狙っています?
※更新について
不定期となります。
暖かく見守って頂ければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる