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番外編
グルメ狩猟ツアー①
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(※クー×ユーマ回。ユーマとクーがひたすらイチャイチャしてるだけの閑話です。前半ほのぼの、後半がっつり(?))
***
――誰か、正妻が三人いる人、教えてくれ。
その問いは、古今東西の英雄譚をひっくり返すほど切実だった。
歴史を紐解けば、王侯貴族や伝説の戦士の中には、妻を三人、四人と娶った者もいるだろう。
だが、彼らは皆――“普通のハーレム”だ。
俺は必死に、世間の常識という名の救命具を探す。
ローテーション制なのか? それとも、一夫多妻の国では“夫婦関係”にシフト勤務でもあるのか?
(いや、待て。そもそも俺の場合、“選択権”がねぇ)
脳裏に浮かぶのは――陽に焼けた巨熊の笑顔。
その隣には、彫像のように精悍な狼王ガウルと、理知と狂気を紙一重で抱くアヴィの微笑。
……そう、俺の人生は常に、“筋肉まみれの逆ハーマルチエンディング”だ。
目の前にあるのは、筋肉と野性と独占欲が三つ巴になった、常識も逃げ出す獣人たちの圧迫ハラスメント。
(しかも、厄介なことに――)
誰が一番とか、選べとか、そんな次元じゃない。
ガウルの揺るぎない献身も、アヴィの知的な狂気も、クーの無垢な情熱も。
それぞれが俺を深く愛し、命を懸けて守ってくれた。
そのどれもが、失いたくない。
どれもが、俺を生かしてくれた。
そして――全部、好きなんだ。
……だからこそ今、俺は本気で叫びたい。
誰か!!
身長2メートル級の男三人に囲まれた、たった一人の170cm男子の対処法を教えてくれ!!
妻が三人いることより、
その妻(?)全員が俺よりデカくて強くて、そして俺が全員を愛してるって事実のほうが――
遥かに緊急事態なんだよ!!!
……だが、そんな苦悩まみれの毎日を、さらに揺るがす出来事が起こった。
常識も理性も木っ端みじんに吹き飛ぶような――とんでもない“爆弾”が、今、俺の日常に投げ込まれたのだ。
「オレ、ユーマの童貞が欲しいな♡」
書斎のベッドに腰掛けて、そうニッコリ笑うのは、砂糖菓子みたいに可愛い女の子でも、セクシーダイナマイトなお姉さんでも、もちもちふわふわのロリでもショタでも――ない。
推定身長2メートル超、体重は軽く100キロを越える。
陽光を浴びたような褐色の肌に、肩甲骨まで届く長いウェーブの黒髪。
胸筋も腹筋も彫刻みたいにバッキバキ。
どう見ても“クマが人型になった”としか思えない熊獣人の男、クーだ。
勉強机の前、木製の椅子で足を組んだまま――俺のCPUは、完全にフリーズした。
「……俺の、童貞?」
「うん♡ 誕生日プレゼントにね!」
……待て。
待て待て待て待て。
何一つとして意味が分からない。
どんなロジックで『童貞』が『誕生日プレゼント』になるんだ?
ていうか、その言い方だと“俺がクーを抱く側”ってことじゃないのか?
いや、無理だろ。
俺は思わず、自分の貧弱な手と、クーの丸太みたいな腕を見比べた。
(……無理だ。物理的に考えて、俺が“攻める”未来は存在しない)
「ちょ、待てクー! 童貞の意味分かって言ってんのか!? 俺の童貞はお前の誕生日を祝うアイテムじゃねぇ!!」
俺の悲鳴が書斎にこだまする中、クーは小首を傾げて、愛らしい疑問符を浮かべた。
「えー、プレゼントでしょ? 一番大事なものをあげるのが、愛ってやつじゃないの?」
クーは、まるでお気に入りのオモチャをねだる子どものように、きらきらした瞳で俺を見上げてくる。
その純粋すぎる欲求が、羞恥心という名の防壁をまとめて焼き払っていく。
「……ていうか、クー。お前、誕生日いつなんだ?」
俺は藁にもすがる思いで、そもそもの前提を問い詰めた。
誕生日プレゼントって言うけど、それ、いつ渡す想定なんだよ!?
「んー? わかんない♡ オレ、いつ生まれたんだろ?」
大きな頭をかしげ、あっさりと放たれたその一言に、俺は思わず頭を抱えた。
(……そっか、そうだよな)
俺と出会うまで、クーは生まれも育ちも森の中。人間の暦なんて知るはずもない。誕生日とか、祝日とか、そんな概念自体が存在しないんだ。
――だが今は、王都暮らし。
そして、どこぞの情報源――おそらく街の子どもたちか、チビーズの誰かあたりから、クーはきっとこう聞いたのだ。
『誕生日ってのは、一番欲しいものを貰える日なんだよ!』
……よりにもよって、その情報だけをピンポイントでインプットした結果が、これである。
シンプルすぎる知恵が暴走し、今や“人類の至宝”(俺の童貞)を狙う究極の爆弾となって、俺自身に向かって投げつけられたのだ。
「つまり、誕生日がいつかわからないから、いつでも有効な『童貞要求券』を今この場で作ろうとしてるってことか!? クー、お前の知恵はシンプルすぎるだろ!!」
「……ダメ?」
クーはそう言って、巨体に似合わぬほど無垢な、子犬のような瞳でこちらを見上げてきた。
「いや、良いとか悪いとか、それ以前の問題なんだよクー!」
俺の悲鳴じみた抗議も、クーの中ではまるで翻訳されない。彼はただ、愛しげに首をかしげて言った。
「でもオレ、ユーマが好きだよ。ユーマもオレのこと好きでしょ? じゃあ問題なくない?」
(そうだよ! 好きだよ! でもな、その“好き”は何でもアリって意味じゃねぇんだ!!)
「大問題だっての!! ……てかお前、俺の童貞をもらうって意味、ちゃんと分かって言ってんのか!?」
「うん♡」
クーは満開のひまわりみたいな笑顔を浮かべて、迷いなく言い放った。
「ユーマの“ユーマ”を、オレの“ココ”に突っ込む!」
「無邪気な笑顔で爆弾落とすなぁーーーッ!!!」
俺は思わず両手で顔を覆った。
純粋で、悪意のかけらもない肉体的愛情表現の直球宣言。羞恥の概念は一瞬で蒸発し、俺の理性は、静かに宇宙の彼方へと飛んでいった。
(もうダメだ。クーの辞書に“恥じらい”という単語は存在しない。そして、俺の倫理は、この男の愛の前では無力だ)
「……取りあえず分かった。いや、全然分かってないけど、一旦お前の要求内容は理解した。
クー、お前の誕生日……って、言っていいのかわからないけど、それはちゃんと祝ってやる。でも、それとこれとは別問題だ」
「えーっ!」
クーは子どものように頬をふくらませ、しばし不満げに唸っていたが、やがて渋々と頷いた。
「……わかった。じゃあ代わりに、今度オレとデートしてくれる?」
「ああ、それくらいならいいぞ」
「やったー♡」
次の瞬間、クーの顔がぱっと花開いたように明るくなり、ベッドの縁から勢いよく立ち上がった。
そのまま、椅子に座っていた俺の上に、巨体が覆いかぶさる。
まるで――羆が全力で抱きついてくるような衝撃。
分厚い胸板と筋肉の塊が一気に押し寄せ、息を吸う間もなく、
「ぐえっ……!? 首がキマってる、キマってるって!!」
俺の悲鳴などどこ吹く風、クーは満足げに頬を俺の首筋にすり寄せ、「約束ね♡」と、喉をゴロゴロと鳴らすような低い声で呟いた。
俺は諦念の息を吐き、クーの背中を軽く叩いた。
――まったく、これでようやく一件落着、ってことにしておこう。
***
――誰か、正妻が三人いる人、教えてくれ。
その問いは、古今東西の英雄譚をひっくり返すほど切実だった。
歴史を紐解けば、王侯貴族や伝説の戦士の中には、妻を三人、四人と娶った者もいるだろう。
だが、彼らは皆――“普通のハーレム”だ。
俺は必死に、世間の常識という名の救命具を探す。
ローテーション制なのか? それとも、一夫多妻の国では“夫婦関係”にシフト勤務でもあるのか?
(いや、待て。そもそも俺の場合、“選択権”がねぇ)
脳裏に浮かぶのは――陽に焼けた巨熊の笑顔。
その隣には、彫像のように精悍な狼王ガウルと、理知と狂気を紙一重で抱くアヴィの微笑。
……そう、俺の人生は常に、“筋肉まみれの逆ハーマルチエンディング”だ。
目の前にあるのは、筋肉と野性と独占欲が三つ巴になった、常識も逃げ出す獣人たちの圧迫ハラスメント。
(しかも、厄介なことに――)
誰が一番とか、選べとか、そんな次元じゃない。
ガウルの揺るぎない献身も、アヴィの知的な狂気も、クーの無垢な情熱も。
それぞれが俺を深く愛し、命を懸けて守ってくれた。
そのどれもが、失いたくない。
どれもが、俺を生かしてくれた。
そして――全部、好きなんだ。
……だからこそ今、俺は本気で叫びたい。
誰か!!
身長2メートル級の男三人に囲まれた、たった一人の170cm男子の対処法を教えてくれ!!
妻が三人いることより、
その妻(?)全員が俺よりデカくて強くて、そして俺が全員を愛してるって事実のほうが――
遥かに緊急事態なんだよ!!!
……だが、そんな苦悩まみれの毎日を、さらに揺るがす出来事が起こった。
常識も理性も木っ端みじんに吹き飛ぶような――とんでもない“爆弾”が、今、俺の日常に投げ込まれたのだ。
「オレ、ユーマの童貞が欲しいな♡」
書斎のベッドに腰掛けて、そうニッコリ笑うのは、砂糖菓子みたいに可愛い女の子でも、セクシーダイナマイトなお姉さんでも、もちもちふわふわのロリでもショタでも――ない。
推定身長2メートル超、体重は軽く100キロを越える。
陽光を浴びたような褐色の肌に、肩甲骨まで届く長いウェーブの黒髪。
胸筋も腹筋も彫刻みたいにバッキバキ。
どう見ても“クマが人型になった”としか思えない熊獣人の男、クーだ。
勉強机の前、木製の椅子で足を組んだまま――俺のCPUは、完全にフリーズした。
「……俺の、童貞?」
「うん♡ 誕生日プレゼントにね!」
……待て。
待て待て待て待て。
何一つとして意味が分からない。
どんなロジックで『童貞』が『誕生日プレゼント』になるんだ?
ていうか、その言い方だと“俺がクーを抱く側”ってことじゃないのか?
いや、無理だろ。
俺は思わず、自分の貧弱な手と、クーの丸太みたいな腕を見比べた。
(……無理だ。物理的に考えて、俺が“攻める”未来は存在しない)
「ちょ、待てクー! 童貞の意味分かって言ってんのか!? 俺の童貞はお前の誕生日を祝うアイテムじゃねぇ!!」
俺の悲鳴が書斎にこだまする中、クーは小首を傾げて、愛らしい疑問符を浮かべた。
「えー、プレゼントでしょ? 一番大事なものをあげるのが、愛ってやつじゃないの?」
クーは、まるでお気に入りのオモチャをねだる子どものように、きらきらした瞳で俺を見上げてくる。
その純粋すぎる欲求が、羞恥心という名の防壁をまとめて焼き払っていく。
「……ていうか、クー。お前、誕生日いつなんだ?」
俺は藁にもすがる思いで、そもそもの前提を問い詰めた。
誕生日プレゼントって言うけど、それ、いつ渡す想定なんだよ!?
「んー? わかんない♡ オレ、いつ生まれたんだろ?」
大きな頭をかしげ、あっさりと放たれたその一言に、俺は思わず頭を抱えた。
(……そっか、そうだよな)
俺と出会うまで、クーは生まれも育ちも森の中。人間の暦なんて知るはずもない。誕生日とか、祝日とか、そんな概念自体が存在しないんだ。
――だが今は、王都暮らし。
そして、どこぞの情報源――おそらく街の子どもたちか、チビーズの誰かあたりから、クーはきっとこう聞いたのだ。
『誕生日ってのは、一番欲しいものを貰える日なんだよ!』
……よりにもよって、その情報だけをピンポイントでインプットした結果が、これである。
シンプルすぎる知恵が暴走し、今や“人類の至宝”(俺の童貞)を狙う究極の爆弾となって、俺自身に向かって投げつけられたのだ。
「つまり、誕生日がいつかわからないから、いつでも有効な『童貞要求券』を今この場で作ろうとしてるってことか!? クー、お前の知恵はシンプルすぎるだろ!!」
「……ダメ?」
クーはそう言って、巨体に似合わぬほど無垢な、子犬のような瞳でこちらを見上げてきた。
「いや、良いとか悪いとか、それ以前の問題なんだよクー!」
俺の悲鳴じみた抗議も、クーの中ではまるで翻訳されない。彼はただ、愛しげに首をかしげて言った。
「でもオレ、ユーマが好きだよ。ユーマもオレのこと好きでしょ? じゃあ問題なくない?」
(そうだよ! 好きだよ! でもな、その“好き”は何でもアリって意味じゃねぇんだ!!)
「大問題だっての!! ……てかお前、俺の童貞をもらうって意味、ちゃんと分かって言ってんのか!?」
「うん♡」
クーは満開のひまわりみたいな笑顔を浮かべて、迷いなく言い放った。
「ユーマの“ユーマ”を、オレの“ココ”に突っ込む!」
「無邪気な笑顔で爆弾落とすなぁーーーッ!!!」
俺は思わず両手で顔を覆った。
純粋で、悪意のかけらもない肉体的愛情表現の直球宣言。羞恥の概念は一瞬で蒸発し、俺の理性は、静かに宇宙の彼方へと飛んでいった。
(もうダメだ。クーの辞書に“恥じらい”という単語は存在しない。そして、俺の倫理は、この男の愛の前では無力だ)
「……取りあえず分かった。いや、全然分かってないけど、一旦お前の要求内容は理解した。
クー、お前の誕生日……って、言っていいのかわからないけど、それはちゃんと祝ってやる。でも、それとこれとは別問題だ」
「えーっ!」
クーは子どものように頬をふくらませ、しばし不満げに唸っていたが、やがて渋々と頷いた。
「……わかった。じゃあ代わりに、今度オレとデートしてくれる?」
「ああ、それくらいならいいぞ」
「やったー♡」
次の瞬間、クーの顔がぱっと花開いたように明るくなり、ベッドの縁から勢いよく立ち上がった。
そのまま、椅子に座っていた俺の上に、巨体が覆いかぶさる。
まるで――羆が全力で抱きついてくるような衝撃。
分厚い胸板と筋肉の塊が一気に押し寄せ、息を吸う間もなく、
「ぐえっ……!? 首がキマってる、キマってるって!!」
俺の悲鳴などどこ吹く風、クーは満足げに頬を俺の首筋にすり寄せ、「約束ね♡」と、喉をゴロゴロと鳴らすような低い声で呟いた。
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