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番外編
仔竜の贈り物③
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午後は、生徒それぞれが持つ能力に合わせた特別授業だ。俺はもちろん――治癒魔術科一択。
他クラスと合同でも、ヒーラー志望は十人にも満たない。
ドォォォォンッ!!
演習場の方角から校舎が震えるような爆裂音が響き渡った。
続いて「キャーッ♡ リセルせんぱぁい♡」という女子生徒の歓声と「今の応用魔法、さすがだな!」「ミシェル王子もいるし、攻性魔術科はやっぱり華があるなぁ!」……なんて浮かれた声が廊下越しに聞こえてくる。
――すっげぇ平和だ。
いや、爆発してるから平和じゃないけど……でもまあ、楽しそうではある。
(リセル……女子にモテモテじゃないか。兄さんはこれっぽっちも羨ましくなんて、ないんだからね!)
俺は恨めしさと羨ましさ半々の目で窓の外を一瞥し、
そのまま黙って、自分の“超地味な作業場”へ視線を戻した。
そこにあるのは、人間大の樹脂製ゴーレム。
無機質な顔で仰向けに寝かされ、胸だけがやけにリアルに沈むように造られている。
俺は汗だくになりながら、その胸郭に両手を重ね、体重を乗せて規則正しく押し込んでいた。
「――28、29、30。……気道確保、人工呼吸2回!」
自分でも驚くほど機械的な手際で、ゴーレムの顎を持ち上げ、無表情な口元へ自分の口を寄せる“フリ”をして息を吹き込む動作をする。
そしてすぐさま、また胸骨圧迫へ。
(……なぁ、これおかしくないか?)
額の汗すら拭けないまま、俺は心の中で盛大に叫んだ。
(俺が入学したの、“アルケイン王立魔法学院”だよな!? なのに今やってるの完全に救命士コースじゃねぇか!!)
ふと我に返ると、魔法使いではなく看護学生の実習に紛れ込んだ錯覚さえ覚える。
――その瞬間。
「リズムが乱れていますよ、ユーマ・クロード君」
背筋が凍るような声がすぐ後ろから落ちてきた。
振り返るまでもない。教鞭を片手に、カーヴェル先生が音もなく立っていた。
氷の湖面のように静かで、底が見えない視線。
「心臓が停止した人間に、いくら治癒魔法をかけても無意味です。魔力とは“生命力”を増幅させる燃料。その前提となるエンジン――つまり心臓が止まっているなら、命は救えません。……基礎中の基礎ですよ」
「は、はいっ……!」
「蘇生判断を誤り、無駄に魔力を消耗し、治療段階でガス欠――。そんな失態、三流以下の笑い話です」
正論すぎて、ぐうの音も出ない。
攻性魔術科の連中が“ファイアーストーム!”だの“アイスニードルッ!”だのキャッキャウフフしてる裏側で、俺たち治癒魔術科は、ひたすら地味すぎる人命救助の基礎を叩き込まれる。
地味だ。とんでもなく地味だ。
――でも、これがヒーラーの現実だ。
「……ふむ。血流循環の確保については、及第点としましょう」
パン! とカーヴェル先生が手を叩いた瞬間、俺が押していたゴーレムがガシャンと動きを止めた。
ほっと息をついたのも束の間、先生は黒板に三色の紙を貼り付けた。
『赤』『黄』そして――『黒』。
教室の空気が、目に見えて沈む。
「では、次の実習に移ります。――『トリアージ(選別)』です」
その言葉が落ちた瞬間、クラスの緊張が一段階跳ね上がった。
「君たちの中に、上級魔術師や大賢者のように、広範囲を瞬時に癒やす“エクストラヒール”の使い手はいますか?」
シン、と静まり返る教室。
当然だ。マルコム室長でさえ使えない魔法だ。
俺のエクストラヒールは筋肉バフのオマケなので、もちろん黙っておく。
「いませんね。つまり君たちは一度に一人ずつしか救えない。しかし、戦場や災害現場で患者が一人だけ――そんな都合のいい状況は稀です」
淡々とした声なのに、容赦ないほどの現実を叩きつけられる。
「目の前に三人の重傷者がいる。君の残り魔力では二人しか助けられない。……さあ、どうしますか?」
パチン、と指を鳴らすと、三体のゴーレムが同時に赤く発光し、不気味なうめき声を上げはじめた。
魔法負傷のシミュレーションだ。
一体は腹部損傷――内臓が見えかけている重度の出血。
一体は足が不自然な方向に折れた骨折。
そして最後の一体は――頭部に深刻な損傷。反応が微弱すぎる。
「制限時間は一分。診察し、優先度タグを貼り付けなさい。『赤』は最優先。『黄』は待機。そして『黒』は――」
一拍。
カーヴェル先生は、冷ややかな視線で俺たち全員をゆっくり見渡した。
「――『死亡』、あるいは『救命不可能』です」
ゴクリ、と誰かが硬い空気を飲み込む音がした。
「……では、クロード君。まず君から」
「は、はいっ……!」
心臓が一段強く跳ねる。
促されるまま、一歩前へ出る俺。
「――始めなさい」
短く告げられた瞬間、思考より先に身体が動いた。
まず足の個体。意識は明瞭、出血も少ない。これは『黄』。腹部損傷。止血すれば間に合う。『赤』だ。
問題は――頭部損傷の個体。
手が止まる。
魔力感知するまでもない。生命の灯火が、今にも消えそうだ。
俺のヒールを注ぎ込めば、延命くらいはできるかもしれない。
――だが、その間に『赤』は死ぬ。
これはただの人形だ。分かっている。
なのに、『黒』のタグを貼る手が震えた。
まるで俺が、この胸の中の命を見捨てると“宣言”しているみたいで。
「残り5秒。4、3――」
無情なカウントが迫る。
奥歯を噛み締め、俺は黒いタグを握った。
心の中で、ごめん、と呟きながら、それを胸に貼り付ける。
すぐさま腹部損傷の『赤』を治療すべく、魔力を流し込む。
「……そこまで」
静かな声とともに、実習が終了した。
肩で息をしながら、その場にへたり込む。
手のひらが汗で湿って気持ち悪い。
カーヴェル先生は俺が『黒』を貼った個体を見下ろし、小さく頷いた。
「……正解です、クロード君。あなたの判断で、この『赤』は助かりました」
褒められたはずなのに、胸の奥が重い。鉛みたいに。
「ですが――タグを貼る直前の“2秒の迷い”。本番ではその2秒が、『赤』の命を奪います。非情になりなさい。それが治癒魔術士が背負うべき、最も残酷で、そして最も誠実な使命です」
「……はい」
搾り出すのが精一杯だった。
窓の外から、またドォォン!と爆発音。
攻性魔術科の生徒たちは楽しそうだ。
(……俺の学園生活、マジでキラキラ成分ゼロだな)
自嘲するみたいに、苦笑いが零れた。
俺はゆっくり立ち上がり、握りしめた黒いタグを見下ろす。
その冷たさが、手のひらから腕の奥、胸の奥へとじわりと刺さってくる。
魔力が足りないせいで。
知識がなかったせいで。
――そんな理由で、大切な人を危険に晒したくない。
(……もう二度と、あんな後悔はしない。
助けられたはずの命を、“自分の無知”で失わせるなんて――絶対にしない)
指先に力を込める。
黒いタグが、パキ、と小さく鳴った。
俺が立つべき場所はきっと、光の当たらない裏側――華やかな魔法とは無縁の、戦場の衛生兵みたいな場所だ。
それでも。
俺の前に無言で立つ、その背中を守れるのなら、喜んで、何度でもその影に立つ。
これが、俺が選んだ道。
そして、俺がようやく掴んだ、“守りたいもののためのリアル”なのだから。
他クラスと合同でも、ヒーラー志望は十人にも満たない。
ドォォォォンッ!!
演習場の方角から校舎が震えるような爆裂音が響き渡った。
続いて「キャーッ♡ リセルせんぱぁい♡」という女子生徒の歓声と「今の応用魔法、さすがだな!」「ミシェル王子もいるし、攻性魔術科はやっぱり華があるなぁ!」……なんて浮かれた声が廊下越しに聞こえてくる。
――すっげぇ平和だ。
いや、爆発してるから平和じゃないけど……でもまあ、楽しそうではある。
(リセル……女子にモテモテじゃないか。兄さんはこれっぽっちも羨ましくなんて、ないんだからね!)
俺は恨めしさと羨ましさ半々の目で窓の外を一瞥し、
そのまま黙って、自分の“超地味な作業場”へ視線を戻した。
そこにあるのは、人間大の樹脂製ゴーレム。
無機質な顔で仰向けに寝かされ、胸だけがやけにリアルに沈むように造られている。
俺は汗だくになりながら、その胸郭に両手を重ね、体重を乗せて規則正しく押し込んでいた。
「――28、29、30。……気道確保、人工呼吸2回!」
自分でも驚くほど機械的な手際で、ゴーレムの顎を持ち上げ、無表情な口元へ自分の口を寄せる“フリ”をして息を吹き込む動作をする。
そしてすぐさま、また胸骨圧迫へ。
(……なぁ、これおかしくないか?)
額の汗すら拭けないまま、俺は心の中で盛大に叫んだ。
(俺が入学したの、“アルケイン王立魔法学院”だよな!? なのに今やってるの完全に救命士コースじゃねぇか!!)
ふと我に返ると、魔法使いではなく看護学生の実習に紛れ込んだ錯覚さえ覚える。
――その瞬間。
「リズムが乱れていますよ、ユーマ・クロード君」
背筋が凍るような声がすぐ後ろから落ちてきた。
振り返るまでもない。教鞭を片手に、カーヴェル先生が音もなく立っていた。
氷の湖面のように静かで、底が見えない視線。
「心臓が停止した人間に、いくら治癒魔法をかけても無意味です。魔力とは“生命力”を増幅させる燃料。その前提となるエンジン――つまり心臓が止まっているなら、命は救えません。……基礎中の基礎ですよ」
「は、はいっ……!」
「蘇生判断を誤り、無駄に魔力を消耗し、治療段階でガス欠――。そんな失態、三流以下の笑い話です」
正論すぎて、ぐうの音も出ない。
攻性魔術科の連中が“ファイアーストーム!”だの“アイスニードルッ!”だのキャッキャウフフしてる裏側で、俺たち治癒魔術科は、ひたすら地味すぎる人命救助の基礎を叩き込まれる。
地味だ。とんでもなく地味だ。
――でも、これがヒーラーの現実だ。
「……ふむ。血流循環の確保については、及第点としましょう」
パン! とカーヴェル先生が手を叩いた瞬間、俺が押していたゴーレムがガシャンと動きを止めた。
ほっと息をついたのも束の間、先生は黒板に三色の紙を貼り付けた。
『赤』『黄』そして――『黒』。
教室の空気が、目に見えて沈む。
「では、次の実習に移ります。――『トリアージ(選別)』です」
その言葉が落ちた瞬間、クラスの緊張が一段階跳ね上がった。
「君たちの中に、上級魔術師や大賢者のように、広範囲を瞬時に癒やす“エクストラヒール”の使い手はいますか?」
シン、と静まり返る教室。
当然だ。マルコム室長でさえ使えない魔法だ。
俺のエクストラヒールは筋肉バフのオマケなので、もちろん黙っておく。
「いませんね。つまり君たちは一度に一人ずつしか救えない。しかし、戦場や災害現場で患者が一人だけ――そんな都合のいい状況は稀です」
淡々とした声なのに、容赦ないほどの現実を叩きつけられる。
「目の前に三人の重傷者がいる。君の残り魔力では二人しか助けられない。……さあ、どうしますか?」
パチン、と指を鳴らすと、三体のゴーレムが同時に赤く発光し、不気味なうめき声を上げはじめた。
魔法負傷のシミュレーションだ。
一体は腹部損傷――内臓が見えかけている重度の出血。
一体は足が不自然な方向に折れた骨折。
そして最後の一体は――頭部に深刻な損傷。反応が微弱すぎる。
「制限時間は一分。診察し、優先度タグを貼り付けなさい。『赤』は最優先。『黄』は待機。そして『黒』は――」
一拍。
カーヴェル先生は、冷ややかな視線で俺たち全員をゆっくり見渡した。
「――『死亡』、あるいは『救命不可能』です」
ゴクリ、と誰かが硬い空気を飲み込む音がした。
「……では、クロード君。まず君から」
「は、はいっ……!」
心臓が一段強く跳ねる。
促されるまま、一歩前へ出る俺。
「――始めなさい」
短く告げられた瞬間、思考より先に身体が動いた。
まず足の個体。意識は明瞭、出血も少ない。これは『黄』。腹部損傷。止血すれば間に合う。『赤』だ。
問題は――頭部損傷の個体。
手が止まる。
魔力感知するまでもない。生命の灯火が、今にも消えそうだ。
俺のヒールを注ぎ込めば、延命くらいはできるかもしれない。
――だが、その間に『赤』は死ぬ。
これはただの人形だ。分かっている。
なのに、『黒』のタグを貼る手が震えた。
まるで俺が、この胸の中の命を見捨てると“宣言”しているみたいで。
「残り5秒。4、3――」
無情なカウントが迫る。
奥歯を噛み締め、俺は黒いタグを握った。
心の中で、ごめん、と呟きながら、それを胸に貼り付ける。
すぐさま腹部損傷の『赤』を治療すべく、魔力を流し込む。
「……そこまで」
静かな声とともに、実習が終了した。
肩で息をしながら、その場にへたり込む。
手のひらが汗で湿って気持ち悪い。
カーヴェル先生は俺が『黒』を貼った個体を見下ろし、小さく頷いた。
「……正解です、クロード君。あなたの判断で、この『赤』は助かりました」
褒められたはずなのに、胸の奥が重い。鉛みたいに。
「ですが――タグを貼る直前の“2秒の迷い”。本番ではその2秒が、『赤』の命を奪います。非情になりなさい。それが治癒魔術士が背負うべき、最も残酷で、そして最も誠実な使命です」
「……はい」
搾り出すのが精一杯だった。
窓の外から、またドォォン!と爆発音。
攻性魔術科の生徒たちは楽しそうだ。
(……俺の学園生活、マジでキラキラ成分ゼロだな)
自嘲するみたいに、苦笑いが零れた。
俺はゆっくり立ち上がり、握りしめた黒いタグを見下ろす。
その冷たさが、手のひらから腕の奥、胸の奥へとじわりと刺さってくる。
魔力が足りないせいで。
知識がなかったせいで。
――そんな理由で、大切な人を危険に晒したくない。
(……もう二度と、あんな後悔はしない。
助けられたはずの命を、“自分の無知”で失わせるなんて――絶対にしない)
指先に力を込める。
黒いタグが、パキ、と小さく鳴った。
俺が立つべき場所はきっと、光の当たらない裏側――華やかな魔法とは無縁の、戦場の衛生兵みたいな場所だ。
それでも。
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