【完結】前世ハイスペックブサメンの俺、今世ではイージーモードを歩みたい

影清

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234. 冬の魔族領で過ごす俺5

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 翌日の昼食時に、神器の目途が立ったことを報告すると、驚かれた。
 
 それはそうだろう。

 ドワーフ王が貸してくれる、というので、このレベリング合宿が終わったら会いに行って来ると言うと、バージルやロベルトだけでなく、皆が会ってお礼を言いたいということで、日程の調整をすることになった。
「えっドワーフって、帝国以外にいるの!?マジでぇ!?」
 ご友人が素っ頓狂な声を上げて驚いているので頷くと、「えぇぇ~!」と奇声を上げつつ、聞き捨てならない言葉を漏らしていた。

「ドワーフって、帝国でアイテム売買出来るNPCじゃん!神器手に入れるまでは、そこの店の武器が一番強かったんだよねー」

 …そうなんだ。

「ジルの好感度がマックスなら即解放されるんだけどぉ、やっぱリアルって難易度高くってぇ。ドワーフ、見たことないんだぁ」

 …そうなんだ。
 ジルもやっぱり、攻略対象者だったんだ。
 でも番じゃないと、好感度マックスにはならないのでは?
 …いや、ミカエルは番じゃなかったが、好感度はマックス(多分)だったので、そうとも限らないのかも。

 ルシュディー王子が教えてくれたBLバージョンの攻略ルートだと、シャリエルを仲間に入れたら、ヴェルンドの店は解放されるらしかった。
 まぁ、彼は第一王子ルートオンリーの人だから。
 逆ハールートをやっていたらしきご友人とは、展開が異なるのは当然といえば当然だった。
 BLバージョンだと、第一王子は仲間にならない。

 …いやもしかして、第一王子を「受」にしたから、仲間にならない、の間違いなのでは?
 「攻」だったり、他ルートだったりしたら、仲間になるのでは?

 と、最近ミカエルは思っている。
 どうやらルシュディーがプレイした「受」の第一王子は、華奢で可憐な病み属性持ちの、魔性の王子らしいので。

 誰ですか、それ。
 腹筋割れてる格好良い俺とは別人ですよね、それ。
 
 結果的には別人になったけれども、子供の頃、早い段階でルシュディーと出会えたことは幸運だった。
 ここはゲームの世界で、自分が攻略対象者であると、知ることが出来たのだから。
 展開は異なっていても、ご友人の知る情報は、ルシュディーの持つ情報と被っている部分も多い。
 ルシュディーには、感謝していた。
 ご友人はドワーフに会いたいのかと思ったら、目的はドワーフではなかったようで、にやにやと下品な笑みを浮かべていた。
「皆行くんでしょ?じゃぁ姫も行くぅ!仲良くデートだねっ」
「……」
 沈黙と共に、寒風が吹き込んだ。

 おかしいな、結界を張っているはずなのに。
 寒気がするぞ。

「ご友人殿は別に来なくていいのでは?」
 バージルの言葉に、ご友人は一瞬眉を吊り上げかけたが、すぐににやにや笑いに戻った。
 本人的には可愛く笑っているつもりなのだろうが、透けて見える下心が不快だった。
「も~!バージルってば、そうやって姫の気を引こうとするの、良くないよぉ?好意の裏返しって気づかなかったら、フツーの子は泣いちゃうからぁ」
「…は?」
「さすが俺様ドS。ブレないんだからぁ」
「意味が分からない」
「いいの!姫は、ちゃんとわかってるから!」
「……」
 バージルの視線が、得体の知れないモノを見る目になっていた。

 バージル、俺様ドSなの?
 
 ちょっと気になるミカエルだった。
「…聖女殿は?どうされますか?」
「行く。ドワーフ興味あるわ」
 ご友人から視線を逸らす理由として、聖女へと話しかけたバージルは、即答で了承されて戸惑いを浮かべた。
「…聖女殿も、行かれるんですね」
「ドワーフってアレだろ、鍛冶のプロとか、ずんぐりしてて髭生えてるとか。斧持って戦う戦士みたいな」
「…そうです」
「そういうの、カッケェじゃん。マジRPGだわー。聖女宮造るときに役に立つかもしれねぇし。面通ししとくのは大事だろ」
「……」
 聖女も、下心満載だった。
 だが神器を借りる以上、勇者パーティー全員でお礼を言うのは、正しいことだ。

 
  


 十二月末、この世界にクリスマスはなかったが、年末年始は日本式で存在した。
 年末には、新たな年を迎える為に大掃除をしたり教会で懺悔をしたり、市場では年始をゆっくり過ごす為、食料や日用品を買い込む。
 年始になれば「おせち」はないが、新年の始まりを家族で祝い、静かに過ごす。
 三が日には教会へ行き、今年一年の無事を神へと祈る。
 神社仏閣が存在しないので、人々は町の教会へと押し寄せ、年末年始は、司祭にとっては一年で最も忙しい時期だった。
「最高司祭として公国で過ごしていた日々は、平穏だったのですね…」
 そう悲哀を込めて呟いたジーンの全身は、雪にまみれていた。
 白いローブにフードを被っている為、最初から白かったものの、今は吹雪に煽られ顔も真っ白になってタオルで拭っている。
「…相当酷そうですね、雪」
 今日の給仕当番であるミカエルが思わず尋ねると、疲労困憊した様子のジーンが、こちらへと歩み寄って来た。
 突然の吹雪が襲い、本日の行軍は無理だと判断して、急遽結界を張れる広場を探した。
 ようやく見つけ、薄暗く視界の悪い中魔獣を倒して結界を張り、一息ついたけれども、周辺の見回りは欠かせない。
 ジーンとアベルがその役割を請け負って、結界の外をぐるりと回って帰って来た所だった。
 アベルは反対側から戻って来てロベルトに迎えられ、タープの設営手伝いに回っている。
 その近くではシャリエルが、暖房の魔道具を一定の間隔で設置してくれていた。
「はぁ…年末年始の地獄を回避できると思って、喜んでたらこれだよ…風邪引いたらどうしてくれる…」
 全員分のスープが入った大鍋を、焚火の上で温めている横に立ち、ジーンが手をかざして暖を取りながらぼやいた。
 すでに服や顔は魔術で乾いていたが、手足は冷えてしまったのだろう。
「司祭の年末年始は、激務と言いますよね」
「下っ端は寝る暇もないくらい忙しいけど、最高司祭はそうでもない。…けど、忙しいのは忙しい。ここでは楽出来ると思ったのになぁ」
「勇者パーティーのレベリングで、楽も何もないでしょうに」
 その場には二人しかいないからか、ジーンの口調は崩れていた。
「前衛や魔術師はともかく、司祭の仕事なんて、怪我されなきゃ暇だけど?」
「…え?いやいや、そんなことないでしょ」
「あるって。最初にバフかけたら後は適当に攻撃魔術撃ってるだけだし。聖女やご友人と一緒。ほぼ見てるだけ」
「それはジーンのレベルが高いからでしょ」
「そりゃそう。俺のバフじゃなきゃ、全員とっくに怪我してるね」
「…さ、さすがだぁ」
「もっと褒めな?」
 気さくな様子に、ミカエルもまた、気さくに笑みを返した。
「もちろんです。でもその前に、そこのテーブルに、皿を並べてください。スープ注いでいきまーす」
「え、人使い荒」
「文句はききませーん。注いだ皿はどんどん運んでくださいね。優秀な最高司祭殿なら、こぼさず冷まさず運べるはず」
「この王子様、人の扱い方に慣れてるな」
「まだまだメインもパンもサラダもあるんですよ。はい、お願いしますね!」
「…おおせのままに」
 ため息をつかれたものの、嫌とは言わずにジーンは、大人しくカートにスープ皿を乗せてテーブルへと持って行ってくれた。
 テントとタープの設営を終えたロベルトとアベル、シャリエルもこちらへと歩いて来て、運ぶのを手伝ってくれる。
 皆吹雪にやられ、結界内で装備は乾かしたものの、身体は冷え切っているはずで、少しでも温かいものを食べて欲しかった。
 今日は早めに解散する予定で、こんな吹雪なら魔獣も動かないだろうと予想していた。
 この森には、雪に強い魔獣はいないはずだからである。
 バージルもアベルとジーンのテントを立て終わり、こちらに来て手伝ってくれたので、あっという間に食事の準備は整った。
 ご友人が、「お風呂に入ってくる」と言って、真っ先に冒険者達に立てさせた自分のテントに入ってから一時間が経過していたが、まだ出てこなかった。
 冒険者の一人がベルを鳴らしたが、反応はない。
 寝ているのだとしたら、どうしようもなかった。
「食事が冷める。先に食べよう」
 バージルの発言に、反対する者はいなかった。
 聖女も反対せず、「もう腹減ったし疲れたし眠い」とぼやいていたので、吹雪が相当堪えたのだろう。
 ご友人の分は冷めないよう、マジックバッグに保管しておくことにして、皆は食事を始めた。

「あー!!ひっどおぉぉおい!!皆、姫を除け者にして食べてるうぅぅうう!!」 

 やっとテントから出て来たと思ったら、ご友人は叫び始めた。
「…呼び鈴を押しても反応がなかったので」
「お風呂入ってたんだから、しょうがないでしょぉ!?」
「…一時間以上も…?」
 お約束な展開に、ミカエル達は一気に疲労した。
 バージルも、顔に出てしまっている。
 一時間後に食事、と言っていたにも関わらず、遅れたのは本人である。
 こちらが責められる謂われは、なかった。
「姫を待っててくれてもいいじゃん!!ひどいよぉ…っ」
「冷めた食事をしろと?」
「そんなことは言ってないし!そもそも、姫が出てきてから、出してくれたらいいじゃない!」
「時間指定が優先だ」
「優しくない!ドSも愛が感じられなきゃ、ただのいじめなんだからね!!」
「意味が分からない」
 真面目に返答しているバージルは、十分優しい。
 好感度がマックスな逆ハールートであれば、ご友人が出てくるのを待つのだろうか。
 しかし残念ながら、皆の好感度はマイナスだった。
 
 好感度って、大事だね。

 ミカエルは、しみじみ思う。
 現に誰も、ご友人を庇わない。
 ご友人を庇う要素が微塵もないことは確かなのだが、このままだといじめの構図になりかねない。
 被害者面をされるのは、御免だった。
 ミカエルは立ち上がり、ご友人の席へと歩いてご友人を着席させ、目の前に温かい食事をマジックバッグから取り出して、セットした。
「…え、ミカエル…!」
「冷めたら美味しくないので、保管していました。どうぞ、温かいうちに召し上がって下さい」
「え、優しい…!やっぱミカエル、姫のこと…!」
「一緒に食事を始められなかったことは残念ですが、事情があったのでしょうし」
「あ、…そ、そう!そうなの!も~!テントの中まで呼びに来てくれても、良かったのにぃ!」
「不躾に人のテントに入ることは、出来ませんししません。なので、何かあったらすぐに出てきて、知らせて下さいね」
「えー!ミカエルなら、姫…いいのに…」
 女性のみならず、男性のテントにも、不躾に入ったりしてはいけない。
 この世界は、同性同士で愛し合うことも当たり前の世界なので、性別を問わず、個人は尊重されるべきものだった。
 マジックテントは入室許可がそのまま、鍵の代わりになる為、不用意に許可してもいけない。
 勇者パーティーのメンバー間であっても、それは徹底されていた。
 本人が招くか、共に入室するのでもない限りは、入れないようになっている。
 最初はバージルのみならず、アベルもロベルトも、ジーンまでも、「メンバーであれば構わない」と言っていたのだが、聖女とご友人を拒否するのは不公平になる、と言えば、大人しく引き下がった。
 その時シャリエルは、黙っていた。
 結局、許可するのはやめよう、ただし呼び出しには即対応することと、テント内で異変があればすぐに報告すること、を約束した。
 聖女は納得したが、ご友人は「姫はぁ、皆のこと、信じてるから!いつでも遊びに来てね!」と、入室許可を出していた。

 誰も入らないよ。

 寝ずの番はテントでぐるりと囲まれた中央にいるので、誰かが誰かのテントに入ろうとすれば、絶対に気づく。
 不審を招く行動を、このメンバーがするわけがなかった。

「…なんでよ…吹雪イベントって、好感度一番高いキャラと風呂イチャするとこでしょ…」

 食後の紅茶を飲みながら、ぶつぶつと呟いているご友人の台詞を、ミカエルはうっかりと聞いてしまった。
 食器の片づけをしようと、近づいたからだった。
 聖女はすでにテントに入り、冒険者達は結界の境界の見回りに行ってくれており、バージル達はまとめた食器を、カートに乗せてくれていた。
 
 風呂で誰かが来るのを、ずっと待っていたのか。

 そう思えば可愛く思え…るわけはなかったが、諦めて出てきたご友人を、褒めてやるべきなのかもしれなかった。

 …と、思ったが、遅刻している時点で、褒める理由がなかった。
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