262 / 311
258. 決着をつける俺3
しおりを挟む
ミカエルが目を開けた時、寝室には誰もいなかった。
自分の宮へと戻って来て、ベッドに寝かされてしばらくは、マリーベルがベッドサイドに腰掛けて、ミカエルの看病をしてくれていた。
一時間程は座っていたが、ミカエルが眠っているだけなのを見て安堵し、退出して行った。
運んでくれた騎士イアンは廊下で待機しており、カーテンの引かれた室内は暗かったので、現在の時刻は不明だ。
「……」
静かに身体を起こし、ミカエルは無意識にため息をついた。
ベッドヘッドに凭れて、脱力する。
毒は効かない。
全ては演技だった。
気分は晴れず、眉間に皺を寄せた。
泣く程の感情の波は訪れなかったが、ひたすらに空しかった。
どうして。
王妃がミカエルを殺したい程憎んでいる理由は、わからないままだった。
だが、直接手を下しても構わない程に憎まれていることは、理解した。
どうして。
ラダーニエから、王妃との関係を打ち明けられたのは、今年に入ってからのことだ。
王弟が動き出し、王太子、王妃、ボイル侯爵の雲行きがいよいよ怪しくなってきた所で、ミカエルはそろそろ決着をつける時期かと考えていた。
向こうも動き出すだろうし、魔王討伐前に決着をつけるなら、こちらも行動を起こさなければと思っていた所だった。
ラダーニエは、妃教育を受けていた王妃に一目惚れし、ずっとつかず離れずの距離で見守ってきたのだと言った。
肉体関係はなく、手を出すつもりもなかった、と。
美しいレティシアが王妃となり、どのような人生を歩むのかを、見届けるつもりだった、と言った。
生まれたばかりのミカエルの、あまりの美しさに感動し、そんなミカエルを生んでくれたレティシアに、感謝した、と。
だが、腹を痛めて生んだ子であるにも関わらず、レティシアはミカエルを遠くへと追いやった。
ミカエルへの扱いを見て幻滅し、主である第二王子への扱いの酷さを知って、レティシアへの愛が冷めたと言っていた。
魔族が愛する「美しいもの」とは、外見だけに留まらない。
それでも距離を置かなかったのは、以前の美しい彼女に戻ってくれるかもしれない、という期待があったからだと言った。
遠くから見ているだけだったミカエルと、主であるアルヴィスが関わるようになってからは、今度はレティシアを監視する役目を、自らに課したと言った。
詳細に教えてはくれなかったが、アルヴィスとラダーニエ、そしてニーデリアは、知らない所でミカエルの為に、色々と手を回してくれていたようだった。
王妃とのやりとりを録画した映像も、躊躇なく見せてくれた。
ラダーニエと二人きりの時の王妃は、恋する乙女のような顔をして、ミカエルが知る彼女とは完全なる別人だった。
ラダーニエの言葉だけは、よく聞いていた。
暴走しないよう、手綱を握ってくれていた。
どうして。
ミカエルの脳裏を巡るのは、その言葉だけだった。
ラダーニエとの関係は、誰にも知られていないのだから、これからも続けていけるはずだろう。
第三王子のことは、残念だった。
王弟が王太子になるのは、もはや既定路線と言って良い。
そのことについては、彼女はあまり気にしていないようだった。
彼女は、ミカエルに出しゃばるなと言った。
それは本心だったろう。
だから国を出る、と言った。
ミカエルにとっても望む進路であったし、そうすればもはや、彼女の視界に入ることもない。
なのに。
毒つきカップで紅茶を飲んだミカエルを見て、彼女は笑ったのだった。
そこまで、憎んでいたのか。
どうして?
王に助力を頼んだのは不本意だったが、彼女が提案を受け入れてくれれば、無駄になるはずだった。
王の侍医団の代表である老伯爵を洗脳し、ラダーニエが用意してくれた解毒剤を持たせたことも、無駄になるはずだった。
どうして。
彼女は自ら、破滅の道へと踏み入った。
ラダーニエは誘導したが、選択したのは彼女自身だ。
ミカエルは、自衛手段を講じただけ。
この結果はとても、空しかった。
王に渡したのは、ここ最近の暗殺未遂の証拠だけでは、なかった。
カゲロウ族を始め、東方地域の協力を取り付けてからは、暗殺ギルドに依頼してきたブローカーを辿り、ボイル侯爵の命だったという証拠も得ていた。
十三年前、各国の重鎮にミカエルを買わないか、と送った手紙も、回収していた。
不参加だった各国の王太子とウルテイワズ王が、役に立つならとくれたものだ。
そんな証拠を残すなんて、なんて愚かな。
今まで各国が変わらず我が国と付き合ってくれていたことに、感謝すべきだった。
王妃とボイル侯爵は、もう終わりだ。
今まで散々ミカエルにしてきたことを思えば、自業自得だった。
それでも、気分は晴れない。
「…ミカエル」
カーテンから漏れ入る日も落ち、闇の落ちた寝室に転移してきたアルヴィスが、ベッドに座ったままのミカエルへと声をかけた。
「…あれ、アル?今何時?」
「二十時」
「来るの、早くない?」
「…明かりが消えていたから」
「あー…」
ミカエルは目を瞬き、室内の暗さに苦笑した。
アルヴィスがベッドの端に腰掛けて、マジックバッグから取り出したランプを取り出し明かりをつけた。
丸い形の、今となっては作りの粗が目立つばかりの、初めてミカエルが作った魔道具だった。
サイドボードに置かれたそれが、淡く光って周囲を照らす。
目を細めるミカエルを心配そうに見つめてくるアルヴィスに、笑って見せた。
「大丈夫だよ。毒も解毒剤も効いてない」
「そうか」
「むしろ寝過ぎちゃったね」
「…そうか」
「あのおじいさん医師は、大丈夫?」
洗脳してくれたのは、アルヴィスだった。
命令は一つだけ。
ミカエルが飲んだ毒を調べたら、決められた解毒剤を使うこと。
とても自然に違和感なく、侍医団は素晴らしい仕事をしてくれた。
「問題ない。洗脳されている自覚もないし、影響もない」
「良かった。予想よりずっと高齢だったから、ちょっと心配した」
「俺を信じろ」
「もちろん、信じてるよ」
「そうか」
嬉しそうなアルヴィスを可愛いと思いつつ、ミカエルはこれからのことを考えていた。
「…ちょっとスッキリはしないけど、後はもう騎士団任せにするしかないね」
「そのことだが」
「ん?」
「ラダーニエが、責任を取りたいと言っている」
「…責任って?」
「あの女、…いや、王妃に関わってしまったことについて」
「…それは、今更言ってもしょうがないことでは?」
「それはそうなんだが」
アルヴィスに手を差し出されたので、無意識に手を乗せた。
そっと引っ張られたのでベッドの上を移動して、アルヴィスの隣に腰を下ろす。
ランプもアルヴィスの手の中に、移動していた。
「おまえへの忠誠を示す為にも、あのおん…いや、王妃から、なぜミカエルを殺そうとしていたのかを、聞き出すと」
「え、そんなこと、出来るの?」
「…俺が洗脳すれば早いが、それよりはあの女の意志で話してもらう方がいいだろう、と」
昼の出来事については、アルヴィスもラダーニエも、従魔を通して見ていた。
ミカエルが聞いてはぐらかされた答えを、教えてもらえるのなら。
心に沈殿したもやもやが、晴れるかもしれない。
「わかった。…でも、どうやって?」
「今から牢へ行こう。…動けるか?」
「大丈夫。すぐに着替えるね」
だがその前に、ミカエルは居室から廊下へと繋がる扉を開けて、待機している騎士イアンに無事であることを告げ、今日はこのまま寝る、と伝えれば、もう侍女も様子を見に来ることはないだろう。
騎士イアンは心底安堵し、泣きそうに顔を歪ませながら無事を喜んでくれ、頷いてくれた。
ありがとう。
ちゃんと国外に、連れて行くからね。
もう一人王弟派の騎士がいるので言葉にはせず、心の中でだけ呟いて就寝の挨拶をし、急いで着替えた。
着替えを手伝う、と言ったそばから、項やら鎖骨やらにキスマークをつけようとしてくるアルヴィスの顔を押しのけながら着替えを済ませ、アルヴィスの転移で、王妃が捕らえられている牢へと移動した。
自分の宮へと戻って来て、ベッドに寝かされてしばらくは、マリーベルがベッドサイドに腰掛けて、ミカエルの看病をしてくれていた。
一時間程は座っていたが、ミカエルが眠っているだけなのを見て安堵し、退出して行った。
運んでくれた騎士イアンは廊下で待機しており、カーテンの引かれた室内は暗かったので、現在の時刻は不明だ。
「……」
静かに身体を起こし、ミカエルは無意識にため息をついた。
ベッドヘッドに凭れて、脱力する。
毒は効かない。
全ては演技だった。
気分は晴れず、眉間に皺を寄せた。
泣く程の感情の波は訪れなかったが、ひたすらに空しかった。
どうして。
王妃がミカエルを殺したい程憎んでいる理由は、わからないままだった。
だが、直接手を下しても構わない程に憎まれていることは、理解した。
どうして。
ラダーニエから、王妃との関係を打ち明けられたのは、今年に入ってからのことだ。
王弟が動き出し、王太子、王妃、ボイル侯爵の雲行きがいよいよ怪しくなってきた所で、ミカエルはそろそろ決着をつける時期かと考えていた。
向こうも動き出すだろうし、魔王討伐前に決着をつけるなら、こちらも行動を起こさなければと思っていた所だった。
ラダーニエは、妃教育を受けていた王妃に一目惚れし、ずっとつかず離れずの距離で見守ってきたのだと言った。
肉体関係はなく、手を出すつもりもなかった、と。
美しいレティシアが王妃となり、どのような人生を歩むのかを、見届けるつもりだった、と言った。
生まれたばかりのミカエルの、あまりの美しさに感動し、そんなミカエルを生んでくれたレティシアに、感謝した、と。
だが、腹を痛めて生んだ子であるにも関わらず、レティシアはミカエルを遠くへと追いやった。
ミカエルへの扱いを見て幻滅し、主である第二王子への扱いの酷さを知って、レティシアへの愛が冷めたと言っていた。
魔族が愛する「美しいもの」とは、外見だけに留まらない。
それでも距離を置かなかったのは、以前の美しい彼女に戻ってくれるかもしれない、という期待があったからだと言った。
遠くから見ているだけだったミカエルと、主であるアルヴィスが関わるようになってからは、今度はレティシアを監視する役目を、自らに課したと言った。
詳細に教えてはくれなかったが、アルヴィスとラダーニエ、そしてニーデリアは、知らない所でミカエルの為に、色々と手を回してくれていたようだった。
王妃とのやりとりを録画した映像も、躊躇なく見せてくれた。
ラダーニエと二人きりの時の王妃は、恋する乙女のような顔をして、ミカエルが知る彼女とは完全なる別人だった。
ラダーニエの言葉だけは、よく聞いていた。
暴走しないよう、手綱を握ってくれていた。
どうして。
ミカエルの脳裏を巡るのは、その言葉だけだった。
ラダーニエとの関係は、誰にも知られていないのだから、これからも続けていけるはずだろう。
第三王子のことは、残念だった。
王弟が王太子になるのは、もはや既定路線と言って良い。
そのことについては、彼女はあまり気にしていないようだった。
彼女は、ミカエルに出しゃばるなと言った。
それは本心だったろう。
だから国を出る、と言った。
ミカエルにとっても望む進路であったし、そうすればもはや、彼女の視界に入ることもない。
なのに。
毒つきカップで紅茶を飲んだミカエルを見て、彼女は笑ったのだった。
そこまで、憎んでいたのか。
どうして?
王に助力を頼んだのは不本意だったが、彼女が提案を受け入れてくれれば、無駄になるはずだった。
王の侍医団の代表である老伯爵を洗脳し、ラダーニエが用意してくれた解毒剤を持たせたことも、無駄になるはずだった。
どうして。
彼女は自ら、破滅の道へと踏み入った。
ラダーニエは誘導したが、選択したのは彼女自身だ。
ミカエルは、自衛手段を講じただけ。
この結果はとても、空しかった。
王に渡したのは、ここ最近の暗殺未遂の証拠だけでは、なかった。
カゲロウ族を始め、東方地域の協力を取り付けてからは、暗殺ギルドに依頼してきたブローカーを辿り、ボイル侯爵の命だったという証拠も得ていた。
十三年前、各国の重鎮にミカエルを買わないか、と送った手紙も、回収していた。
不参加だった各国の王太子とウルテイワズ王が、役に立つならとくれたものだ。
そんな証拠を残すなんて、なんて愚かな。
今まで各国が変わらず我が国と付き合ってくれていたことに、感謝すべきだった。
王妃とボイル侯爵は、もう終わりだ。
今まで散々ミカエルにしてきたことを思えば、自業自得だった。
それでも、気分は晴れない。
「…ミカエル」
カーテンから漏れ入る日も落ち、闇の落ちた寝室に転移してきたアルヴィスが、ベッドに座ったままのミカエルへと声をかけた。
「…あれ、アル?今何時?」
「二十時」
「来るの、早くない?」
「…明かりが消えていたから」
「あー…」
ミカエルは目を瞬き、室内の暗さに苦笑した。
アルヴィスがベッドの端に腰掛けて、マジックバッグから取り出したランプを取り出し明かりをつけた。
丸い形の、今となっては作りの粗が目立つばかりの、初めてミカエルが作った魔道具だった。
サイドボードに置かれたそれが、淡く光って周囲を照らす。
目を細めるミカエルを心配そうに見つめてくるアルヴィスに、笑って見せた。
「大丈夫だよ。毒も解毒剤も効いてない」
「そうか」
「むしろ寝過ぎちゃったね」
「…そうか」
「あのおじいさん医師は、大丈夫?」
洗脳してくれたのは、アルヴィスだった。
命令は一つだけ。
ミカエルが飲んだ毒を調べたら、決められた解毒剤を使うこと。
とても自然に違和感なく、侍医団は素晴らしい仕事をしてくれた。
「問題ない。洗脳されている自覚もないし、影響もない」
「良かった。予想よりずっと高齢だったから、ちょっと心配した」
「俺を信じろ」
「もちろん、信じてるよ」
「そうか」
嬉しそうなアルヴィスを可愛いと思いつつ、ミカエルはこれからのことを考えていた。
「…ちょっとスッキリはしないけど、後はもう騎士団任せにするしかないね」
「そのことだが」
「ん?」
「ラダーニエが、責任を取りたいと言っている」
「…責任って?」
「あの女、…いや、王妃に関わってしまったことについて」
「…それは、今更言ってもしょうがないことでは?」
「それはそうなんだが」
アルヴィスに手を差し出されたので、無意識に手を乗せた。
そっと引っ張られたのでベッドの上を移動して、アルヴィスの隣に腰を下ろす。
ランプもアルヴィスの手の中に、移動していた。
「おまえへの忠誠を示す為にも、あのおん…いや、王妃から、なぜミカエルを殺そうとしていたのかを、聞き出すと」
「え、そんなこと、出来るの?」
「…俺が洗脳すれば早いが、それよりはあの女の意志で話してもらう方がいいだろう、と」
昼の出来事については、アルヴィスもラダーニエも、従魔を通して見ていた。
ミカエルが聞いてはぐらかされた答えを、教えてもらえるのなら。
心に沈殿したもやもやが、晴れるかもしれない。
「わかった。…でも、どうやって?」
「今から牢へ行こう。…動けるか?」
「大丈夫。すぐに着替えるね」
だがその前に、ミカエルは居室から廊下へと繋がる扉を開けて、待機している騎士イアンに無事であることを告げ、今日はこのまま寝る、と伝えれば、もう侍女も様子を見に来ることはないだろう。
騎士イアンは心底安堵し、泣きそうに顔を歪ませながら無事を喜んでくれ、頷いてくれた。
ありがとう。
ちゃんと国外に、連れて行くからね。
もう一人王弟派の騎士がいるので言葉にはせず、心の中でだけ呟いて就寝の挨拶をし、急いで着替えた。
着替えを手伝う、と言ったそばから、項やら鎖骨やらにキスマークをつけようとしてくるアルヴィスの顔を押しのけながら着替えを済ませ、アルヴィスの転移で、王妃が捕らえられている牢へと移動した。
646
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ!
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ!
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
⭐︎⭐︎⭐︎
ご拝読頂きありがとうございます!
コメント、エール、いいねお待ちしております♡
「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中!
連載続いておりますので、そちらもぜひ♡
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる