僕の昨日の出来事を君は知ることはない。

もちうさぎ

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『人格的小人』

捨てたい事。

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吉村曜についてなぜ、私は考えているのかよく分からなくなってきた。
目的としていたことは『海翔君の捨てた人格を見つける』事・・・?
『人格的小人』に捨てた人格は、また別の場所に行ってしまう。でも、それがどこかまでは分からなかった。
まぁ、言えば『サービス』になるのか。誰かが、捨てた人格を『人格的小人』に言ってその人格を取り除いてくれる。なんて便利なシステムなんだ。でも、それを簡単に『サービス』というくらいで、解釈することは難しい。
簡単にできるけど、簡単じゃない。
私がもし、捨てなければいけない人格があるとするなら、私と海翔君は知らない別の場所で会っている・・・?

だとすると、私の捨てたい人格が分かれば、海翔君が捨てた人格が分かる・・・?

私の人格が今、変わろうとしていた。



ここを出るにはどうしたらよいのか。真邊は小学生だ、聞いても分からないだろう。
真邊はなにか、不思議な感じが会ったときから漂っていた。なんでだろう。

「僕、ここに来れて良かった。」
また、真邊がこんなことを言う。

「なんで?」

「なんかさ、今まですっかり抜けてた事がはまった気がするんだ。」

「抜けてたこと?」

「うん。でも、それは分からなくて。このくらいの形の方が良いのかなって。」
この小学生は、いったい何を考えて生活しているんだろう。まだ、二年生だ。
例えば、急に家出をすると言って、後先考えない同年代の子と違って計画性をもってやるみたいだ。
言ってしまえば、しっかりしているのか。よくは説明できない。



ープルルルー

一本の電話を僕は怪し気に取った。

「はい。」
名前も言わずそれしか口には出さなかった。

「こんにちは、小人です。」
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