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第1章
第三話
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エルフは世界樹が生えている場所を首都とし、各地に生える世界樹の若木の精霊樹が生えている森が街、どちらもないなら村としてエルフ領は形成されている。
精霊樹の根元にはぽっかりと穴が開いていて、ダンジョンの入り口になっている。精霊樹は入り口から僅かに漏れてくる瘴気を浄化してくれている。
基本的にエルフは木の上に居を構え、地上にはダンジョンに潜る為に人間や魔族、獣人族等の家や店等が並んでいる。
今日の朝も素晴らしい木の香りで目覚める。
窓を開ければ、かなり肌寒くなってきた冬の森の空気が心地よい。窓から見える精霊樹に今日も祈りを。
私はミルーア。森の番人をしている。四人一組となり街の外の森の中を動き回っている。
人間で言う所の冒険者みたいな物。
依頼があれば草花を採取し、新しい木の苗木は根を深くする前に掘り起こし、日当たりのいい所か、森の外へと埋めに行く。
ダンジョンは精霊の力が十分に出せる場所が少ないので、ある程度レベルを上げたエルフは自由に精霊が使える森で活動する事が多い。私もその一人。
木の上にあるエルフ用の食堂、大樹食堂で朝食と他の皆と待ち合わせ。
ここはサイナさんと、エルクさんの夫婦で営んでいる。
「サイナさんおはよう」
「おはようミルーア。今日も朝は食べて行きますか?」
「うん。自分で作るの面倒なんだもの」
「エルフ料理で面倒とか、ミルーアちゃんは料理の才能ないな」
「エルクさん、それは言い過ぎでしょ!」
「でもエルクの言う通り地上の料理に比べたら料理と言う程の事はしないのですけどね」
「いいから食堂なんだからご飯出して~」
「ここは食堂とは名ばかりな依頼の募集と集会所とみたいなもんで、朝食目当てで来るのはミルーアちゃん位なもんだぞ」
「いいの。料理は後100年位したら考えるから大丈夫」
今日も朝食の薬草パンに毒消しスープ、湯通しした精霊樹の葉にレモングラスの葉が刻んで掛けられている。
今日もエルクさんの料理は最高だね!
そうやって朝食を食べているとリュークとアリファが、最後にフィールがやって来て今日はどの辺りに行くか相談する。
依頼板には今日は何も貼ってないからどうしようか皆悩む。最近はモンスターの目撃情報もないし休みでもいいかもしれない。
「貴方達今日は何もする事が決まってないのかしら」
「そうなのサリアさん」
「それなら森の入り口辺りか、その先の草原まで出て花の様子を見てきてくれないかしら」
「なんの花?」
「昨日地上の冒険者ギルドにモンスターの目撃情報がないか聞きに寄ってきたら、新しくこの街に人間領の街道から来たばっかりだって人達からモンスターじゃないけど森の手前の草原の花畑が綺麗だったって言うのよ」
「え?花畑?この冬の季節に?」
「そう、花畑。冬なのに。森の外は確かに草原で花は咲いているのだけれど、それでも春でも夏でも花畑って言う程は咲いてないはずなのよね」
「確かそこは4日前に苗木を移しに行った時はそろそろ草が枯れ始めた普通の草原だったよ?皆気付いた?」
「いや、その時俺が辺りを警戒していたから花畑でもあれば気付いたはずだ。あればアリファに見せたいしな」
「リュークと花畑が見れなかったのは残念だけど、私も気付かなかったわ」
「二人はいつも花畑状態だから別にいいんじゃない?あ、でも私も見なかったと思うよ」
「一応花畑の確認だけしてきて、危なそうなら遠目からの確認だけでいいのだけれど、お願いできる?」
「リュークが鑑定使えるから大丈夫よ。ってそこの二人いつまでも見つめ合ってない帰ってきてからにしなさい」
「仕方ない、アリファだけを見ていたいがお世話になっているサリアさんの依頼だ、しっかり働こう」
「そうね、特にミルーアなんて街に居ればここで毎日ご飯食べてるものね」
「ミルーアが特にお世話になってるから最優先だね」
「そ、そこまでじゃないわよ?」
全員の目線が何かを訴えてくるが、知らんぷりをして食堂を出る
「ほら、皆草原行くわよ」
私達は街道を少し離れながら森の中を進んでいく。街道を通らないのかって?
街道沿いは人間さんや獣人さん達が薬草等を採取しながら行くので、少し離れた場所を通って薬草や日差しを浴びれない木の苗木等がないか確認しながら行く。
森の中をこんな風に探しながら歩く場合は近くに行けば精霊さんが何かあれば教えてくれたりするので助かったりもする。
暫く歩いていると精霊さんの力を借り索敵しているリュークが反応する
「前方にゴブリンとミニウルフがいるな」
「戦ってるの?」
「戦いと言うよりゴブリンが逃げているな、逃げ切れないのかゴブリンの傷が多いようだ」
「「「迂回で」」」
私達は全力で戻って大きく迂回する。
ゴブリンが反撃するのか、ミニウルフが倒しきるかはわからないが、どちらかが倒れるだろうから魔石だけは帰りがけにでも回収する。魔石を残していると数十日後にはゾンビ化やゴースト化する
ミニウルフ?瘴気を帯びて居ないなら問題ない。
特に問題なく森を出ると確かに花畑と言っていい程綺麗に花が咲いている
それは本当に綺麗な光景で、暫く四人とも言葉も出ない程見入ってしまった。
「えっと、初めて見る花よね?取り敢えずリューク鑑定お願い」
「ふむ、それがさっきから鑑定しているのだが、どれもこれも鑑定を弾くんだ」
「なにそれ危ない花なんじゃないの!?」
「普通に考えれば危険なんだろうが・・・」
リュークが前を向いて困った顔をしている。
それはリュークじゃなくてもエルフなら誰だって困るだろう。
精霊達が花畑でずっと戯れているのだ。それもかなりの数の精霊が。
精霊は基本的に安全な場所にしか出てこない。危険があれば姿を隠すか、自分の棲みかに帰ってしまう。
そうなれば、この花は危険ではないという事になるし、花畑がむしろ安全で疑う必要がないとさえ言える。
「でも4日でこれは流石に異常だよね」
・・・リュークから返事がないと思えばアリファとイチャ付き始めてた。
「フィールどう思う?」
「う~ん、精霊達に聞いてみても特に悪い返事は返ってこないしいいんじゃない?それより、綺麗な花だよね」
「そうね、数本持って帰ってみてサリアさんとエルクさんにお土産にしようかな」
「サリアさんはともかく、エルクさんに渡したら今日の夕飯に出てきそうだね」
「それなら少し多目に持って帰らなきゃ」
「ミルーアもエルクさんと似たようなもんだったか、食べるのと作る違いはあれど」
「食べると毒があるかもしれないから実験するなら数が必要でしょ。私だって流石にいきなり口に入れないわよ・・・エルクさんと違って」
「エルクさんは本当にやるから笑えないね」
「さ、後ろの二人が使い物にならないから私達で採取するわよ」
「はいはい。じゃあアリファには帰りに解体頑張ってもらいましょ」
十数本の花を採取すると帰りがけにゴブリンの魔石を回収し大樹食堂へと帰る。
「ただいま~」
「皆お疲れ様、花畑はありましたか?」
「自分の目を疑う位に凄く綺麗な花畑だったよ」
「危険はありそうだった?」
「それは大丈夫そうだから、後は見て判断して貰おうと思って持ってきた」
「あらあら、私も見たことない花ね。エルク鑑定してもらえる?」
「おう。ん?鑑定できないぞ?」
「リュークの鑑定も弾かれちゃうらしいんだけど、精霊が花畑で遊んでたから大丈夫かなって」
「それなら鑑定しなくても安全なのは保証されたも同然だな」
そう言った直後、花をパクっと口に入れてしまうエルクさん
「あらあら」
「ちょっと!?」
「さすがエルクさん、やると思ってた」
サリアさんは止める気ないし、フィールは笑ってるし、リュークとアリファはイチャしてるし、もう、ちゃんと止めようよ!って葉っぱまで食べ始めたし!
「食べたら危ないかもしれないですよ!?」
「いや、精霊は危険もだが、毒がある植物もちゃんと避けるんだよ。だから大丈夫だ」
「前にそう言ってお腹下してたじゃないですか」
「あれは下剤である意味薬にもなるからなぁ。いやぁ、あれには困ったな」
「鑑定弾くなんて普通じゃないんだから気を付けないと危ないかもしれないのに」
「まぁ、そう怒るな、何かあっても薬は結構揃うし、サリアが怒ってなきゃ回復魔法で治して貰えるし。それより、この花は生でも旨いぞ。冬の寒さでも咲いてるせいか、ちょっと甘いしな。葉は流石に茹でなきゃならんが」
「エルクはお腹下しても1日位はそのままね?この花は一本だけ瓶に入れて明日昆虫族さんに見せに行ってくるわ」
「とりあえず、残りは今日の夕飯に使っていいか?」
「エルクさんぶれないなー」
「フィール感心してないで止めなさいよ」
「ムリムリ。サリアさんが止めてない時点で私らには止められないって」
今日も大樹食堂は賑やかで平和そうである。
『なんか、こう、エルフのイメージが・・・』
~説明書~
エルフ族
世界樹、精霊樹の森を中心に森の秩序と安寧を守る。精霊と相性がよく、精霊に力を借りて行う魔法はかなりの性能になる。
食生活は他種族とはかけ離れた味覚であり、異種族間でパーティーを組むと彼らに料理番は回ってこないのは冒険者の常識であり、絶対の掟であると言う。
ダンジョン
世界各地に存在。地下深くには財宝や魔道具が眠ると言う。ダンジョンマスターなる支配者がおり、倒すとダンジョンも消える。
稀に友好的なダンジョンもあるが、騙され餌食になる事も多い。敵対的なダンジョンが多い為ダンジョン内の警戒は必須
謎の花
突然現れた昆虫族の知識にない花。鑑定を弾く。情報を各地で集めるよう要請。
エルフ達によると花は甘く、葉と根は苦い、茎は液が出て使いにくいらしい。
エルフ族の味覚は特殊な為、味の記載は以降削除。
精霊樹の根元にはぽっかりと穴が開いていて、ダンジョンの入り口になっている。精霊樹は入り口から僅かに漏れてくる瘴気を浄化してくれている。
基本的にエルフは木の上に居を構え、地上にはダンジョンに潜る為に人間や魔族、獣人族等の家や店等が並んでいる。
今日の朝も素晴らしい木の香りで目覚める。
窓を開ければ、かなり肌寒くなってきた冬の森の空気が心地よい。窓から見える精霊樹に今日も祈りを。
私はミルーア。森の番人をしている。四人一組となり街の外の森の中を動き回っている。
人間で言う所の冒険者みたいな物。
依頼があれば草花を採取し、新しい木の苗木は根を深くする前に掘り起こし、日当たりのいい所か、森の外へと埋めに行く。
ダンジョンは精霊の力が十分に出せる場所が少ないので、ある程度レベルを上げたエルフは自由に精霊が使える森で活動する事が多い。私もその一人。
木の上にあるエルフ用の食堂、大樹食堂で朝食と他の皆と待ち合わせ。
ここはサイナさんと、エルクさんの夫婦で営んでいる。
「サイナさんおはよう」
「おはようミルーア。今日も朝は食べて行きますか?」
「うん。自分で作るの面倒なんだもの」
「エルフ料理で面倒とか、ミルーアちゃんは料理の才能ないな」
「エルクさん、それは言い過ぎでしょ!」
「でもエルクの言う通り地上の料理に比べたら料理と言う程の事はしないのですけどね」
「いいから食堂なんだからご飯出して~」
「ここは食堂とは名ばかりな依頼の募集と集会所とみたいなもんで、朝食目当てで来るのはミルーアちゃん位なもんだぞ」
「いいの。料理は後100年位したら考えるから大丈夫」
今日も朝食の薬草パンに毒消しスープ、湯通しした精霊樹の葉にレモングラスの葉が刻んで掛けられている。
今日もエルクさんの料理は最高だね!
そうやって朝食を食べているとリュークとアリファが、最後にフィールがやって来て今日はどの辺りに行くか相談する。
依頼板には今日は何も貼ってないからどうしようか皆悩む。最近はモンスターの目撃情報もないし休みでもいいかもしれない。
「貴方達今日は何もする事が決まってないのかしら」
「そうなのサリアさん」
「それなら森の入り口辺りか、その先の草原まで出て花の様子を見てきてくれないかしら」
「なんの花?」
「昨日地上の冒険者ギルドにモンスターの目撃情報がないか聞きに寄ってきたら、新しくこの街に人間領の街道から来たばっかりだって人達からモンスターじゃないけど森の手前の草原の花畑が綺麗だったって言うのよ」
「え?花畑?この冬の季節に?」
「そう、花畑。冬なのに。森の外は確かに草原で花は咲いているのだけれど、それでも春でも夏でも花畑って言う程は咲いてないはずなのよね」
「確かそこは4日前に苗木を移しに行った時はそろそろ草が枯れ始めた普通の草原だったよ?皆気付いた?」
「いや、その時俺が辺りを警戒していたから花畑でもあれば気付いたはずだ。あればアリファに見せたいしな」
「リュークと花畑が見れなかったのは残念だけど、私も気付かなかったわ」
「二人はいつも花畑状態だから別にいいんじゃない?あ、でも私も見なかったと思うよ」
「一応花畑の確認だけしてきて、危なそうなら遠目からの確認だけでいいのだけれど、お願いできる?」
「リュークが鑑定使えるから大丈夫よ。ってそこの二人いつまでも見つめ合ってない帰ってきてからにしなさい」
「仕方ない、アリファだけを見ていたいがお世話になっているサリアさんの依頼だ、しっかり働こう」
「そうね、特にミルーアなんて街に居ればここで毎日ご飯食べてるものね」
「ミルーアが特にお世話になってるから最優先だね」
「そ、そこまでじゃないわよ?」
全員の目線が何かを訴えてくるが、知らんぷりをして食堂を出る
「ほら、皆草原行くわよ」
私達は街道を少し離れながら森の中を進んでいく。街道を通らないのかって?
街道沿いは人間さんや獣人さん達が薬草等を採取しながら行くので、少し離れた場所を通って薬草や日差しを浴びれない木の苗木等がないか確認しながら行く。
森の中をこんな風に探しながら歩く場合は近くに行けば精霊さんが何かあれば教えてくれたりするので助かったりもする。
暫く歩いていると精霊さんの力を借り索敵しているリュークが反応する
「前方にゴブリンとミニウルフがいるな」
「戦ってるの?」
「戦いと言うよりゴブリンが逃げているな、逃げ切れないのかゴブリンの傷が多いようだ」
「「「迂回で」」」
私達は全力で戻って大きく迂回する。
ゴブリンが反撃するのか、ミニウルフが倒しきるかはわからないが、どちらかが倒れるだろうから魔石だけは帰りがけにでも回収する。魔石を残していると数十日後にはゾンビ化やゴースト化する
ミニウルフ?瘴気を帯びて居ないなら問題ない。
特に問題なく森を出ると確かに花畑と言っていい程綺麗に花が咲いている
それは本当に綺麗な光景で、暫く四人とも言葉も出ない程見入ってしまった。
「えっと、初めて見る花よね?取り敢えずリューク鑑定お願い」
「ふむ、それがさっきから鑑定しているのだが、どれもこれも鑑定を弾くんだ」
「なにそれ危ない花なんじゃないの!?」
「普通に考えれば危険なんだろうが・・・」
リュークが前を向いて困った顔をしている。
それはリュークじゃなくてもエルフなら誰だって困るだろう。
精霊達が花畑でずっと戯れているのだ。それもかなりの数の精霊が。
精霊は基本的に安全な場所にしか出てこない。危険があれば姿を隠すか、自分の棲みかに帰ってしまう。
そうなれば、この花は危険ではないという事になるし、花畑がむしろ安全で疑う必要がないとさえ言える。
「でも4日でこれは流石に異常だよね」
・・・リュークから返事がないと思えばアリファとイチャ付き始めてた。
「フィールどう思う?」
「う~ん、精霊達に聞いてみても特に悪い返事は返ってこないしいいんじゃない?それより、綺麗な花だよね」
「そうね、数本持って帰ってみてサリアさんとエルクさんにお土産にしようかな」
「サリアさんはともかく、エルクさんに渡したら今日の夕飯に出てきそうだね」
「それなら少し多目に持って帰らなきゃ」
「ミルーアもエルクさんと似たようなもんだったか、食べるのと作る違いはあれど」
「食べると毒があるかもしれないから実験するなら数が必要でしょ。私だって流石にいきなり口に入れないわよ・・・エルクさんと違って」
「エルクさんは本当にやるから笑えないね」
「さ、後ろの二人が使い物にならないから私達で採取するわよ」
「はいはい。じゃあアリファには帰りに解体頑張ってもらいましょ」
十数本の花を採取すると帰りがけにゴブリンの魔石を回収し大樹食堂へと帰る。
「ただいま~」
「皆お疲れ様、花畑はありましたか?」
「自分の目を疑う位に凄く綺麗な花畑だったよ」
「危険はありそうだった?」
「それは大丈夫そうだから、後は見て判断して貰おうと思って持ってきた」
「あらあら、私も見たことない花ね。エルク鑑定してもらえる?」
「おう。ん?鑑定できないぞ?」
「リュークの鑑定も弾かれちゃうらしいんだけど、精霊が花畑で遊んでたから大丈夫かなって」
「それなら鑑定しなくても安全なのは保証されたも同然だな」
そう言った直後、花をパクっと口に入れてしまうエルクさん
「あらあら」
「ちょっと!?」
「さすがエルクさん、やると思ってた」
サリアさんは止める気ないし、フィールは笑ってるし、リュークとアリファはイチャしてるし、もう、ちゃんと止めようよ!って葉っぱまで食べ始めたし!
「食べたら危ないかもしれないですよ!?」
「いや、精霊は危険もだが、毒がある植物もちゃんと避けるんだよ。だから大丈夫だ」
「前にそう言ってお腹下してたじゃないですか」
「あれは下剤である意味薬にもなるからなぁ。いやぁ、あれには困ったな」
「鑑定弾くなんて普通じゃないんだから気を付けないと危ないかもしれないのに」
「まぁ、そう怒るな、何かあっても薬は結構揃うし、サリアが怒ってなきゃ回復魔法で治して貰えるし。それより、この花は生でも旨いぞ。冬の寒さでも咲いてるせいか、ちょっと甘いしな。葉は流石に茹でなきゃならんが」
「エルクはお腹下しても1日位はそのままね?この花は一本だけ瓶に入れて明日昆虫族さんに見せに行ってくるわ」
「とりあえず、残りは今日の夕飯に使っていいか?」
「エルクさんぶれないなー」
「フィール感心してないで止めなさいよ」
「ムリムリ。サリアさんが止めてない時点で私らには止められないって」
今日も大樹食堂は賑やかで平和そうである。
『なんか、こう、エルフのイメージが・・・』
~説明書~
エルフ族
世界樹、精霊樹の森を中心に森の秩序と安寧を守る。精霊と相性がよく、精霊に力を借りて行う魔法はかなりの性能になる。
食生活は他種族とはかけ離れた味覚であり、異種族間でパーティーを組むと彼らに料理番は回ってこないのは冒険者の常識であり、絶対の掟であると言う。
ダンジョン
世界各地に存在。地下深くには財宝や魔道具が眠ると言う。ダンジョンマスターなる支配者がおり、倒すとダンジョンも消える。
稀に友好的なダンジョンもあるが、騙され餌食になる事も多い。敵対的なダンジョンが多い為ダンジョン内の警戒は必須
謎の花
突然現れた昆虫族の知識にない花。鑑定を弾く。情報を各地で集めるよう要請。
エルフ達によると花は甘く、葉と根は苦い、茎は液が出て使いにくいらしい。
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