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第2章:旅の始まり
第22話 初戦
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「このマンションの屋上だよ」
「……分かった。ありがとう」
「うん『魔術』、凄いでしょ?」
「ああ。俺じゃ見付けられっこなかった」
文月とセレネは、エレベーターに乗り、急ぎ屋上を目指す。10階ほどのマンションだ。
「身体は何とも無いか?」
「フミ兄に借りた懐中電灯を『道具』にしたから、わたしは大丈夫だよ。でも壊しちゃってごめんなさい」
「良いさ」
何でも道具にできる訳では無い。しかも、使い慣れた道具でなければ成功率は下がる。壊れた物は元に戻せない分、文月が治せる自分が『罰』を受ければ被害は最小限に抑えられるとセレネは考えたが、それは文月が許さないだろう。
魔術というものが『どういう』代物なのか。文月はようやく分かり始めていた。
「(武器を持たず、扱えない少女が『敵』から身を守るには。最も効果があるのが魔術だってのか。……母さん)」
屋上へ行けば、アルテが居る。
だが文月は焦っていた。何か、嫌な予感がするのだ。
「取り敢えず、道具があれば『罰』は無いんだな」
「それも、使う魔術によるよ」
「……また詳しく教えてくれ」
「うん」
敵が居る、という特殊な状況。日本では余り馴染みの無い感覚。
もっと、この双子について知らなければならない。
そう思いながら、文月は屋上へのドアを開けた。
——
「アルテ!」
「!」
そこに居たのは、アルテ。
そして、男がひとり。
「あぁ……?」
20代半ばくらいの、日本人だ。黒のコートを着ている。目付きの悪い怪訝な視線をこちらへぶつけてくる。その右手は、アルテの左腕を強引に、力強く握っていた。
「……離して」
「なんだお前ら」
アルテから、弱々しい抵抗の声が聞こえた。悪い予感が当たった文月は、警戒しながら男を慎重に観察する。
「どういう、ことだ」
「目も閉じてるし姿勢も悪い。アルテは今、多分失明と下半身不随になってる」
「!!」
隣のセレネが分析する。彼女はアルテを見ていた。
「本当(魔術を使える)なら、あんな男の人に負けないもの」
「……空を飛んでここまで来て、俺達を『見て』たのか」
「多分ね。飛んでる所を見られたんだ」
そして、セレネは一歩前へ出る。
「アルテを離して。殺しはしないから」
「ああ?」
男へ声を掛ける。
男はアルテの腕を強く握ったまま、セレネを睨む。
「……片割れか。動くなよ。この距離ならこいつをいつでも殺せる」
「殺しちゃって貴方は怒られない?」
「…………」
まずは、時間を稼がなければならない。魔術は、奇跡とは違う。行うには準備が必要なのだ。
「死なねえ程度に痛め付けるだけだろ」
「——勝った」
「?」
——
あのアルテが。
天才と呼ぶのがセレネだ。
「『~~~~』」
「はぁ!?」
即座に呪文を唱えたセレネの右手の『指先』が、男を標的と定める。直後、その指から『小さな何か』が射出され、高速で飛行。
「ぉごっ!!」
「!」
男の顔面——その左目に突き刺さった。
「ぐぅあっ! なんだぁ!?」
衝撃に思わず、アルテの腕を離す。両手で左目を確認しながら苦痛に呻き、身体を丸めて屈む。
「フミ兄っ!」
「……う!」
間髪入れずにセレネが叫ぶ。文月はそれを合図に慌てて走り出し、アルテの元へと全速で駆ける。
日本に生まれ、裏社会などとは関係も無く平和に育った。勿論このような修羅場など経験したことは無い。『殺す』だなんだとセレネが問答していた時点で心臓が破裂しそうになっていた文月。
だが『小さな妹』という大きな存在が、なんとか文月の足を動かした。
「アルテっ!」
「……お兄さま……っ」
男の手を離れ、ふらりと体勢を崩すアルテ。
触れさえすれば。文月は手を伸ばす。
「……このガキっ!!」
「!」
だが男は『殺すだなんだという問答が真顔でできる程度のプロ』であり。
そして『左目が失明した直後でも任務を再開できる程度のプロ』であった。
残りの右目を目一杯開き、こちらも再度アルテへと腕を伸ばす。同時に逆の手は自らの腰へと手が伸びており、何か道具を使用する素振りを見せる。
「もう1発!」
「!!」
油断も隙も無い『セレネ』からの援護射撃が。
容赦も慈悲も無いセレネからの第二射が、男の『右目』目掛けて発射された。
「……ぐっ!!」
辛うじて、男はそれをガードした。アルテへと伸ばした腕を即座に反応させた。
「……この……ガキがっ!」
「はい詰み」
「!?」
その間に。既にアルテの元へ辿り着いていた文月は、自身の上着を脱いで男の頭上へと投げ込んでいた。アルテの指示だ。
「『~~』」
その目は光を取り戻し、しっかりと男を見据えている。
「訓練された大人の人でも。子供が相手でも。それでも勝てないのが、『数』の優位だよ、語彙の少ないおにいさん」
「こっちにはフミ兄が居る。つまり『死ななければ問題ない』。人質のアルテを殺せない時点で、そもそも勝負にならないんだから」
「クソガキがぁぁぁっ!!」
文月の腕に抱かれるアルテの詠唱により、上着はまるで蛇のように男へ絡み付く。生きた縄のように締め上げ、完全に拘束した。
——
——
同時刻。
文月のアパート前にて。
「……まだ帰ってきてないわね」
美裟がぼそりと呟いた。
あれから、何の連絡も無い。こちらから掛けても応答が無い。車も出たまま。
「あのくそ野郎、やっぱりあたしは連れて行かないつもりかしら」
病院での会話。
美裟は何故、文月に協力するのか。
どこまで付いてくるのか。
それを文月が疑問に感じた時点で、少なからず『来て欲しくない』という気持ちになっている。
「……どこまで行っても、あたしは『部外者』か」
恐らくもう、彼らはここへは帰ってこない。知らぬ間に、そのまま『組織』へと向かうだろう。このまま連絡が付かなければ、もう二度と会うことは無い。
「それじゃ、あたしが許せない」
上手く言葉にはできない。個人の感情である。幼稚だ。格好が悪い。
妹達も喜ぶ?
「あたしのあんたの繋がりは、『それ』なの?」
怒りが、美裟の中にあった。誰に対してか。何に対してか。それは美裟本人にもはっきりとしない。
「!」
そんな中。
不意な気配に、美裟は振り向く。まだ遠い。だが確実に、このアパートへ迫る足取りの者達。
「……敵意。いや……悪意ね。気持ち悪い」
やれやれと溜め息を吐くが、内心少しだけ笑っていた。
この何やら分からぬ怒りを、丁度発散したいと思っていたからだ。
「よぉお嬢さん。ちょっと訊きたいんだがよ」
考えている間に歩み寄ってきた。その数は4人。全員黒ずくめで高身長の男達だ。
「なあに」
「俺らこのアパートの川上っつう」
その1単語で確定した。
「!」
後ろへは振らず、ただ足を上げて金的。屈強な男が戦闘前で警戒する筈の無い『女』からの急な金的。
「ぁが……!」
「?」
さらに、隣の男へも金的。ここまでは、人体の反応速度的に『見えても対処できない』。美裟が全くの無表情かつ敵意すら見せていないことも相まって、まずふたりの男が崩れる。
「……なっ!!」
「はい」
辛うじて、最も反応の速かった男が『驚く』。そのワンアクションが既に命取りになる。
女性だろうと脚の筋肉は腕より発達しており。女性物だろうと靴は固い。
思い切り鳩尾に爪先が突き刺さり、この男もうずくまる。
「! この女っ!!」
そうして、状況を理解した頃には4人ではなく。
『肝が据わりきった暴力女との1対1』に持ち込まれているのだ。
「男なんて、弱点が多いんだから女より弱いわよ」
筋力と体格の差など。
覆せる物を挙げていけばキリが無い。
「くそっ!」
懐から『何か』を取り出そうとするワンアクションが命取り。
「!?」
「銃なら抜いてから来るべきだったわね」
普通に接近し、普通に爪先を突き出した。それだけで、4人の男達は動けなくなった。
「……いえ。遠くからあたしを撃ち殺してから来るべきだったわね。いくら数の優位があっても、奇襲には無力。『無関係の女』相手に油断とか、あんたらプロとは言えないわね」
「……分かった。ありがとう」
「うん『魔術』、凄いでしょ?」
「ああ。俺じゃ見付けられっこなかった」
文月とセレネは、エレベーターに乗り、急ぎ屋上を目指す。10階ほどのマンションだ。
「身体は何とも無いか?」
「フミ兄に借りた懐中電灯を『道具』にしたから、わたしは大丈夫だよ。でも壊しちゃってごめんなさい」
「良いさ」
何でも道具にできる訳では無い。しかも、使い慣れた道具でなければ成功率は下がる。壊れた物は元に戻せない分、文月が治せる自分が『罰』を受ければ被害は最小限に抑えられるとセレネは考えたが、それは文月が許さないだろう。
魔術というものが『どういう』代物なのか。文月はようやく分かり始めていた。
「(武器を持たず、扱えない少女が『敵』から身を守るには。最も効果があるのが魔術だってのか。……母さん)」
屋上へ行けば、アルテが居る。
だが文月は焦っていた。何か、嫌な予感がするのだ。
「取り敢えず、道具があれば『罰』は無いんだな」
「それも、使う魔術によるよ」
「……また詳しく教えてくれ」
「うん」
敵が居る、という特殊な状況。日本では余り馴染みの無い感覚。
もっと、この双子について知らなければならない。
そう思いながら、文月は屋上へのドアを開けた。
——
「アルテ!」
「!」
そこに居たのは、アルテ。
そして、男がひとり。
「あぁ……?」
20代半ばくらいの、日本人だ。黒のコートを着ている。目付きの悪い怪訝な視線をこちらへぶつけてくる。その右手は、アルテの左腕を強引に、力強く握っていた。
「……離して」
「なんだお前ら」
アルテから、弱々しい抵抗の声が聞こえた。悪い予感が当たった文月は、警戒しながら男を慎重に観察する。
「どういう、ことだ」
「目も閉じてるし姿勢も悪い。アルテは今、多分失明と下半身不随になってる」
「!!」
隣のセレネが分析する。彼女はアルテを見ていた。
「本当(魔術を使える)なら、あんな男の人に負けないもの」
「……空を飛んでここまで来て、俺達を『見て』たのか」
「多分ね。飛んでる所を見られたんだ」
そして、セレネは一歩前へ出る。
「アルテを離して。殺しはしないから」
「ああ?」
男へ声を掛ける。
男はアルテの腕を強く握ったまま、セレネを睨む。
「……片割れか。動くなよ。この距離ならこいつをいつでも殺せる」
「殺しちゃって貴方は怒られない?」
「…………」
まずは、時間を稼がなければならない。魔術は、奇跡とは違う。行うには準備が必要なのだ。
「死なねえ程度に痛め付けるだけだろ」
「——勝った」
「?」
——
あのアルテが。
天才と呼ぶのがセレネだ。
「『~~~~』」
「はぁ!?」
即座に呪文を唱えたセレネの右手の『指先』が、男を標的と定める。直後、その指から『小さな何か』が射出され、高速で飛行。
「ぉごっ!!」
「!」
男の顔面——その左目に突き刺さった。
「ぐぅあっ! なんだぁ!?」
衝撃に思わず、アルテの腕を離す。両手で左目を確認しながら苦痛に呻き、身体を丸めて屈む。
「フミ兄っ!」
「……う!」
間髪入れずにセレネが叫ぶ。文月はそれを合図に慌てて走り出し、アルテの元へと全速で駆ける。
日本に生まれ、裏社会などとは関係も無く平和に育った。勿論このような修羅場など経験したことは無い。『殺す』だなんだとセレネが問答していた時点で心臓が破裂しそうになっていた文月。
だが『小さな妹』という大きな存在が、なんとか文月の足を動かした。
「アルテっ!」
「……お兄さま……っ」
男の手を離れ、ふらりと体勢を崩すアルテ。
触れさえすれば。文月は手を伸ばす。
「……このガキっ!!」
「!」
だが男は『殺すだなんだという問答が真顔でできる程度のプロ』であり。
そして『左目が失明した直後でも任務を再開できる程度のプロ』であった。
残りの右目を目一杯開き、こちらも再度アルテへと腕を伸ばす。同時に逆の手は自らの腰へと手が伸びており、何か道具を使用する素振りを見せる。
「もう1発!」
「!!」
油断も隙も無い『セレネ』からの援護射撃が。
容赦も慈悲も無いセレネからの第二射が、男の『右目』目掛けて発射された。
「……ぐっ!!」
辛うじて、男はそれをガードした。アルテへと伸ばした腕を即座に反応させた。
「……この……ガキがっ!」
「はい詰み」
「!?」
その間に。既にアルテの元へ辿り着いていた文月は、自身の上着を脱いで男の頭上へと投げ込んでいた。アルテの指示だ。
「『~~』」
その目は光を取り戻し、しっかりと男を見据えている。
「訓練された大人の人でも。子供が相手でも。それでも勝てないのが、『数』の優位だよ、語彙の少ないおにいさん」
「こっちにはフミ兄が居る。つまり『死ななければ問題ない』。人質のアルテを殺せない時点で、そもそも勝負にならないんだから」
「クソガキがぁぁぁっ!!」
文月の腕に抱かれるアルテの詠唱により、上着はまるで蛇のように男へ絡み付く。生きた縄のように締め上げ、完全に拘束した。
——
——
同時刻。
文月のアパート前にて。
「……まだ帰ってきてないわね」
美裟がぼそりと呟いた。
あれから、何の連絡も無い。こちらから掛けても応答が無い。車も出たまま。
「あのくそ野郎、やっぱりあたしは連れて行かないつもりかしら」
病院での会話。
美裟は何故、文月に協力するのか。
どこまで付いてくるのか。
それを文月が疑問に感じた時点で、少なからず『来て欲しくない』という気持ちになっている。
「……どこまで行っても、あたしは『部外者』か」
恐らくもう、彼らはここへは帰ってこない。知らぬ間に、そのまま『組織』へと向かうだろう。このまま連絡が付かなければ、もう二度と会うことは無い。
「それじゃ、あたしが許せない」
上手く言葉にはできない。個人の感情である。幼稚だ。格好が悪い。
妹達も喜ぶ?
「あたしのあんたの繋がりは、『それ』なの?」
怒りが、美裟の中にあった。誰に対してか。何に対してか。それは美裟本人にもはっきりとしない。
「!」
そんな中。
不意な気配に、美裟は振り向く。まだ遠い。だが確実に、このアパートへ迫る足取りの者達。
「……敵意。いや……悪意ね。気持ち悪い」
やれやれと溜め息を吐くが、内心少しだけ笑っていた。
この何やら分からぬ怒りを、丁度発散したいと思っていたからだ。
「よぉお嬢さん。ちょっと訊きたいんだがよ」
考えている間に歩み寄ってきた。その数は4人。全員黒ずくめで高身長の男達だ。
「なあに」
「俺らこのアパートの川上っつう」
その1単語で確定した。
「!」
後ろへは振らず、ただ足を上げて金的。屈強な男が戦闘前で警戒する筈の無い『女』からの急な金的。
「ぁが……!」
「?」
さらに、隣の男へも金的。ここまでは、人体の反応速度的に『見えても対処できない』。美裟が全くの無表情かつ敵意すら見せていないことも相まって、まずふたりの男が崩れる。
「……なっ!!」
「はい」
辛うじて、最も反応の速かった男が『驚く』。そのワンアクションが既に命取りになる。
女性だろうと脚の筋肉は腕より発達しており。女性物だろうと靴は固い。
思い切り鳩尾に爪先が突き刺さり、この男もうずくまる。
「! この女っ!!」
そうして、状況を理解した頃には4人ではなく。
『肝が据わりきった暴力女との1対1』に持ち込まれているのだ。
「男なんて、弱点が多いんだから女より弱いわよ」
筋力と体格の差など。
覆せる物を挙げていけばキリが無い。
「くそっ!」
懐から『何か』を取り出そうとするワンアクションが命取り。
「!?」
「銃なら抜いてから来るべきだったわね」
普通に接近し、普通に爪先を突き出した。それだけで、4人の男達は動けなくなった。
「……いえ。遠くからあたしを撃ち殺してから来るべきだったわね。いくら数の優位があっても、奇襲には無力。『無関係の女』相手に油断とか、あんたらプロとは言えないわね」
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