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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 64
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警官を投げた男は得意顔。
「がーはははーっ、オレはこう見えても柔道の黒帯なんだよ!」
これを見てほかの警官が一斉に突進。
「公務執行妨害で逮捕だ! 身柄確保ーっ!」
さすがの柔道の黒帯でも、複数の警官に一気に取り掛かられたら一溜まりもありません。男の身体はうつ伏せで地面に這わされました。それでも口は抵抗します。
「くそーっ、覚えてろよ、お前らーっ!」
もう1人のカメラを持った男も地面に這わされます。
「オレは関係ねーだろうよーっ!」
最初に地面に這わされた男は、別のネット民たちが構えてるゴープロやスマホを見渡して、
「がーはははーっ! お前らの悪事は全部インターネットで全世界に公開されたぜ! へっへっへ~ お前ら、全員クビ確定だ! ざまぁみろーっ!」
玄関のドアが開き、金目ひなたが飛び出してきました。
「お父さーん!」
「出てくんなと言ったろ!」
その父親の額のど真ん中から血がしたたり落ちてます。金目ひなたはびっくり。
「ああ、お父さん、血が・・・」
父親は左手を伸ばし、金目ひなたの身体を避け、
「どいてくれ! 行かないと・・・」
そしてクルマのドアを開けました。
と、ここで電子音が。父親ははっとし、ジャケットのポケットからスマホを取り出しました。鳴ってるのはこのスマホでした。電話です。
「電話?・・・」
父親は電話に出ます。
「もしもし・・・」
次の瞬間、父親の顔は愕然。スマホを地面に落としてしまいます。父親の一連の行動を不審に思う金目ひなた。そして質問。
「ど、どうしたの、お父さん?」
「陽一が・・・」
「え、陽一が? 陽一がどうしたの?」
「・・・死んだ」
金目ひなたはガツーンと頭を殴られた気分になりました。陽一が、弟が死んだ? なんで?・・・
時間を少々遡ります。駅のホーム。ちょっと郊外て感じの駅です。朝のラッシュアワーのせいか、たくさんの人がいます。そこに私立の小学校の制服を着た少年がいます。金目陽一です。
彼にとってこの朝は、なんの変哲もない朝でした。が、列に並んで電車を待ってるとき、ふいにこんな声が耳に届きました。
「おい、あいつ、金目ひなたの弟じゃないか?」
金目陽一ははっとして振り返ると、そこには数人の男子高校生と思われるグループがいました。全員人相の悪いクソガキです。金目陽一は悪寒を覚えました。
すると悪ガキの1人が、
「おい、お前のアネキが人を殺したんだってな~!?」
と、凄んできました。それは金目陽一には知らないことでした。金目陽一は朝のテレビ番組である少女が別の少女をイジメてる映像を見ました。それでイジメられた少女が自殺したことまでは知ってました。
が、テレビで放映された映像にはボカシがかかってました。音声も加工されてました。イジメた側のリーダーが自分の姉、金目ひなただってことは、知るよしもありませんでした。
このホームにいる人の大半も、ある少女が別の少女をイジメて自殺に追い込んだことを知ってました。それは真田希望のせい。
真田希望が動画投稿サイトに映像を投稿したことで事件が一気に表面化したのです。
ところで、テレビの情報では金目ひなたという固有名詞は伏せられてましたが、真田希望が投稿した動画ではばっちし公表してました。
動画投稿サイトはこの映像は問題ありとみてすぐに削除しましたが、この固有名詞はあっという間にネット民に共有されました。
悪いことに悪ガキグループの1人がその情報を掴んでました。さらに悪いことに、金目陽一が金目ひなたの弟だと知ってる者もそのグループにいたのです。
「がーはははーっ、オレはこう見えても柔道の黒帯なんだよ!」
これを見てほかの警官が一斉に突進。
「公務執行妨害で逮捕だ! 身柄確保ーっ!」
さすがの柔道の黒帯でも、複数の警官に一気に取り掛かられたら一溜まりもありません。男の身体はうつ伏せで地面に這わされました。それでも口は抵抗します。
「くそーっ、覚えてろよ、お前らーっ!」
もう1人のカメラを持った男も地面に這わされます。
「オレは関係ねーだろうよーっ!」
最初に地面に這わされた男は、別のネット民たちが構えてるゴープロやスマホを見渡して、
「がーはははーっ! お前らの悪事は全部インターネットで全世界に公開されたぜ! へっへっへ~ お前ら、全員クビ確定だ! ざまぁみろーっ!」
玄関のドアが開き、金目ひなたが飛び出してきました。
「お父さーん!」
「出てくんなと言ったろ!」
その父親の額のど真ん中から血がしたたり落ちてます。金目ひなたはびっくり。
「ああ、お父さん、血が・・・」
父親は左手を伸ばし、金目ひなたの身体を避け、
「どいてくれ! 行かないと・・・」
そしてクルマのドアを開けました。
と、ここで電子音が。父親ははっとし、ジャケットのポケットからスマホを取り出しました。鳴ってるのはこのスマホでした。電話です。
「電話?・・・」
父親は電話に出ます。
「もしもし・・・」
次の瞬間、父親の顔は愕然。スマホを地面に落としてしまいます。父親の一連の行動を不審に思う金目ひなた。そして質問。
「ど、どうしたの、お父さん?」
「陽一が・・・」
「え、陽一が? 陽一がどうしたの?」
「・・・死んだ」
金目ひなたはガツーンと頭を殴られた気分になりました。陽一が、弟が死んだ? なんで?・・・
時間を少々遡ります。駅のホーム。ちょっと郊外て感じの駅です。朝のラッシュアワーのせいか、たくさんの人がいます。そこに私立の小学校の制服を着た少年がいます。金目陽一です。
彼にとってこの朝は、なんの変哲もない朝でした。が、列に並んで電車を待ってるとき、ふいにこんな声が耳に届きました。
「おい、あいつ、金目ひなたの弟じゃないか?」
金目陽一ははっとして振り返ると、そこには数人の男子高校生と思われるグループがいました。全員人相の悪いクソガキです。金目陽一は悪寒を覚えました。
すると悪ガキの1人が、
「おい、お前のアネキが人を殺したんだってな~!?」
と、凄んできました。それは金目陽一には知らないことでした。金目陽一は朝のテレビ番組である少女が別の少女をイジメてる映像を見ました。それでイジメられた少女が自殺したことまでは知ってました。
が、テレビで放映された映像にはボカシがかかってました。音声も加工されてました。イジメた側のリーダーが自分の姉、金目ひなただってことは、知るよしもありませんでした。
このホームにいる人の大半も、ある少女が別の少女をイジメて自殺に追い込んだことを知ってました。それは真田希望のせい。
真田希望が動画投稿サイトに映像を投稿したことで事件が一気に表面化したのです。
ところで、テレビの情報では金目ひなたという固有名詞は伏せられてましたが、真田希望が投稿した動画ではばっちし公表してました。
動画投稿サイトはこの映像は問題ありとみてすぐに削除しましたが、この固有名詞はあっという間にネット民に共有されました。
悪いことに悪ガキグループの1人がその情報を掴んでました。さらに悪いことに、金目陽一が金目ひなたの弟だと知ってる者もそのグループにいたのです。
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