地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

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第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 80

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 南原主管が応えます。
「でも、あのスピードと加速が日向くんの身体の生身の部分にどんな悪影響を及ぼすのか、まだなんとも言えない状況なんですよ。だから今は時速800kmキロに押さえてあります」
「マッハ2.5でしたっけ、最高速度は?」
「あは、それは前の主管さんのときの性能ですね。あれから性能が上がって、今はマッハ5ですよ」
 感心する隊長。
「ほーっ・・・」
「ま、今のところは机上の計算ですがね。そこまで速度を上げると断熱圧縮という現象で身体が1000度近い高温に包まれてしまいます」
 南原主管は飛行中の日向隊員を見て、
「はたしてその高温に彼女の身体が耐えられるかどうか? だからしばらくは、マッハ1未満に抑えておこうと思います」
 隊長は質問を変えます。
「ところで、すみれ・・・ 黒部隊員の方は?」
「あは、改造を始めてまだ3日目ですよ。あと2・3日は待ってください」
 隊長はちょっと残念そう。
「そっか・・・」
「黒部くんは生身の部分が少ないし、今回の日向くんのデータもあるから、最初からマッハ5で行けるかもしれませんよ?」
 隊長はその言葉にはあまり興味がないようです。ともかく寒川隊員のためにも、すみれ隊員には一刻も早く帰ってきて欲しい。そう願うしかありません。
 一方空中を飛ぶの日向隊員は、とても楽しそう。昨日今日と日向隊員は嫌なことがたくさんありましたが、それをすべて吹き飛ばしてほどの爽快感です。

「よし、今日はここまでにしよう!」
「了解!」
 南原主管の呼びかけに空中の日向隊員が応えました。
 日向隊員は両腕・両脚のスラスターを使って、降下し始めます。そのままゆっくり地面に着地。すると待ち構えていた南原主管が話しかけてきました。
「どうだった?」
「もう最高ですよ。こんなに気分がいいなんて!」
「あは、そっか。実は今日は別のシステムの実験もしようと思うんだ。こっちはエアジェットエンジンよりもっとすごいぞ。ちょっと首をはずしてくれないか?」
「了解!」
 と応えると、日向隊員は両手で自分の側頭部を挟み込むように持ちました。それを見て隊長は慌てます。
「お、おい、ちょっと待って!」
 が、ガチャッ、日向隊員は自分の首をはずしてしまいました。そのまま上に数cm持ち上げます。日向隊員の胴体と首は完全に分離してしまいました。
 隊長は日向隊員の首がはずれることは仲間内にも秘密にしておきたかったようですが、女神隊員と倉見隊員の眼の前ではずしてしまいました。眼を覆う隊長。
「あちゃ~!・・・」
 女神隊員と倉見隊員は腰を抜かすほどびっくり。
「ええーっ!?・・・」
 日向隊員は自分の首を両手で持って、南原主管に突き出しました。
「はい!」
「ありがと!」
 南原主管は首を受け取ると、切断面を前に小脇に抱えました。
「ちょっときついけど、我慢しててね~!」
 南原主管は首の切断面に円盤を押し付けました。円盤は切断面と同じ大きさ。厚さは5cmくらい。色は日向隊員の肌と同じ色です。底には空気の取り入れ口が見えます。
 南原主管は円盤を45度回転させます。カチャッという音が響きました。その音を聞いて日向隊員ははっとします。
「ん? 何か取り付けた?」
 南原主管はニヤッとします。次の瞬間、両手下手投げで日向隊員の首を空中に放り投げました。
「ほらっ!」
 びっくりする日向隊員。
「うわーっ!」
 隊長、倉見隊員、女神隊員もびっくり。
「ええ~?」
 が、日向隊員の首は空中に停止。切断面を下に静止してしまったのです。隊長、倉見隊員、女神隊員は唖然。
「!・・・」
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