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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 99
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すみれはその言葉に唖然としました。
「ええ?・・・」
「オレはお前の父親にはふさわしくない男だ」
父親はテーブルの上の伝票を取ると、立ち上がりました。
「これはオレが払っておく」
父親はレジに向かいました。
「待って!」
すみれは慌てて父親を追い駆けました。
ファミレス外観。今エントランスのドアが開き、父親が出てきました。そのすぐあとをすみれが続きます。
「待って、お父さん!」
すみれは父親に喰らいつきます。
「次は、次はいつ会えるの!?」
「おいおい、忘れろと言ったろ、オレのことは!」
「嫌だ、そんなの! 私、お父さんと一緒にいたい!」
「ムリだ。オレは本当に山奥の工事現場で働いてるんだ!」
「私もそこに行く! 給仕でもなんでもやる!」
父親はすみれの服を見ました。どう見ても高校の制服です。
「お前、高校生だろ。高校生なら勉強しろ。勉強して立派な大人になれ!」
すみれはちょっと考え、そして発言。
「私、毎日あのアパートに行く。お父さんが次に帰ってくるまで、毎日毎日あのアパートに行くよ!」
そんなことしたらあの女・・・ 元妻に確実にバレます。今日娘と会ったことは、あの女には絶対秘密にしておかないと・・・
「ふ、しょうがねーなあ・・・」
父親はズボンの尻のポケットから免許証入れを取り出し、そこから1枚の名刺を取り出しました。
「こいつにオレの携帯の電話番号が書いてある」
父親はそれをすみれに手渡しました。
「何かあったらここに電話してくれ」
すみれはしばらくその名刺を見てましたが、すぐに我に返りました。そして自分のスマホを取り出し、
「あ、私の番号は・・・」
父親はすみれが握ってるスマホの画面を自分の大きな掌で覆い隠しました。
「ふ、いらんよ」
父親は振り返り、
「じゃな!」
父親は行ってしまいました。
「お父さん・・・」
すみれはそうつぶやくと、父親とは別の方向に歩き始めました。
すみれが最初の角を曲がったときのことです。街にいきなりサイレンが鳴り響きました。突然の出来事にすみれは何が起きてるのかまったく理解できてません。
「え?・・・」
が、
「空襲警報! 空襲警報! 現在水素核融合弾と思われる飛翔体が地球に向かって多数飛行してます! 市民のみなさんはただちに核シェルターに避難してください!」
この緊急広報を聞いて、すみれはサイレンの意味を理解しました。で、避難するのかと思いきや、
「お父さーん!」
と叫びながら駆け出しました。なんと父親を捜し始めたのです。
街行く人の大半は核シェルターに向かって急いでますが、中にはどうせミサイルは落ちて来ないと高をくくってるのか、普段通り歩いてる人もいます。その中を、
「お父さーん! どこにいんのーっ!?」
すみれは父親を捜し廻ります。けど、ぜんぜん見つかりません。と、先ほど父親からもらった名刺を思い出しました。
「そうだ!」
すみれは名刺を取り出し、自分のスマホでその名刺に書かれた電話番号に電話をかけてみました。が、
「・・・電波の届かない場所にあるか、電源が入ってません」
という音声が流れました。すみれは焦ります。
「ええ!?・・・」
すみれは冷静になって考えました。核シェルターの中に電波は入らないんじゃ?・・・ すでに父は核シェルターの中に避難してるから、電話に出られないんじゃ?・・・
そう判断すると、すみれは自身も核シェルターに避難する決断をしました。
すみれはピクトグラムを辿りながら核シェルターに向かいました。ある商業ビルの地下街に通じる階段を降りてると、なぜか昇って来る人が多数いました。すみれは不審に思うと、その中の1人に質問しました。
「何があったんですか?」
「ええ?・・・」
「オレはお前の父親にはふさわしくない男だ」
父親はテーブルの上の伝票を取ると、立ち上がりました。
「これはオレが払っておく」
父親はレジに向かいました。
「待って!」
すみれは慌てて父親を追い駆けました。
ファミレス外観。今エントランスのドアが開き、父親が出てきました。そのすぐあとをすみれが続きます。
「待って、お父さん!」
すみれは父親に喰らいつきます。
「次は、次はいつ会えるの!?」
「おいおい、忘れろと言ったろ、オレのことは!」
「嫌だ、そんなの! 私、お父さんと一緒にいたい!」
「ムリだ。オレは本当に山奥の工事現場で働いてるんだ!」
「私もそこに行く! 給仕でもなんでもやる!」
父親はすみれの服を見ました。どう見ても高校の制服です。
「お前、高校生だろ。高校生なら勉強しろ。勉強して立派な大人になれ!」
すみれはちょっと考え、そして発言。
「私、毎日あのアパートに行く。お父さんが次に帰ってくるまで、毎日毎日あのアパートに行くよ!」
そんなことしたらあの女・・・ 元妻に確実にバレます。今日娘と会ったことは、あの女には絶対秘密にしておかないと・・・
「ふ、しょうがねーなあ・・・」
父親はズボンの尻のポケットから免許証入れを取り出し、そこから1枚の名刺を取り出しました。
「こいつにオレの携帯の電話番号が書いてある」
父親はそれをすみれに手渡しました。
「何かあったらここに電話してくれ」
すみれはしばらくその名刺を見てましたが、すぐに我に返りました。そして自分のスマホを取り出し、
「あ、私の番号は・・・」
父親はすみれが握ってるスマホの画面を自分の大きな掌で覆い隠しました。
「ふ、いらんよ」
父親は振り返り、
「じゃな!」
父親は行ってしまいました。
「お父さん・・・」
すみれはそうつぶやくと、父親とは別の方向に歩き始めました。
すみれが最初の角を曲がったときのことです。街にいきなりサイレンが鳴り響きました。突然の出来事にすみれは何が起きてるのかまったく理解できてません。
「え?・・・」
が、
「空襲警報! 空襲警報! 現在水素核融合弾と思われる飛翔体が地球に向かって多数飛行してます! 市民のみなさんはただちに核シェルターに避難してください!」
この緊急広報を聞いて、すみれはサイレンの意味を理解しました。で、避難するのかと思いきや、
「お父さーん!」
と叫びながら駆け出しました。なんと父親を捜し始めたのです。
街行く人の大半は核シェルターに向かって急いでますが、中にはどうせミサイルは落ちて来ないと高をくくってるのか、普段通り歩いてる人もいます。その中を、
「お父さーん! どこにいんのーっ!?」
すみれは父親を捜し廻ります。けど、ぜんぜん見つかりません。と、先ほど父親からもらった名刺を思い出しました。
「そうだ!」
すみれは名刺を取り出し、自分のスマホでその名刺に書かれた電話番号に電話をかけてみました。が、
「・・・電波の届かない場所にあるか、電源が入ってません」
という音声が流れました。すみれは焦ります。
「ええ!?・・・」
すみれは冷静になって考えました。核シェルターの中に電波は入らないんじゃ?・・・ すでに父は核シェルターの中に避難してるから、電話に出られないんじゃ?・・・
そう判断すると、すみれは自身も核シェルターに避難する決断をしました。
すみれはピクトグラムを辿りながら核シェルターに向かいました。ある商業ビルの地下街に通じる階段を降りてると、なぜか昇って来る人が多数いました。すみれは不審に思うと、その中の1人に質問しました。
「何があったんですか?」
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