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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 101
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隊長の発言が続いてます。
「さっきまでここにいた公安7課の捜査員によると、今日本には7人のリンドブルム星人がいるそうだ。内2人は公安7課がアリバイを証明してる。
残るリンドブルム星人は5人。この5人の中に犯人がいるらしい。実はその5人の中にユラン岡崎もいるんだ。
公安7課は5人から事情聴取する気でいるようだ。5人の行方を追ってると言ってたな」
寒川隊員は一瞬黙り込みました。が、すぐに口を開き、
「隊長、見逃すことはできないんですか?」
「ふっ、そうだな。オレたちゃ警察じゃないんだ」
「え、それじゃ?・・・」
「オレは見逃す気でいる」
寒川隊員は安堵の顔を見せました。隊長は話を続けます。
「だがなぁ・・・ オレたちテレストリアルガード作戦部門の使命は、宇宙からやってくる侵略者の予防と発見と撃退だ。
リンドブルム星人も広義的には侵略者だ。5人のリンドブルム星人がこの星を出るまで、監視し続けないといけないんじゃないか?」
ちなみに、隊長は今「5人のリンドブルム星人」と言いましたが、正確には7人のリンドブルム星人です。
寒川隊員の質問。
「公安7課にはなんて説明を?」
「なんにも」
「ええ、公安7課に何も説明しなくてもいいんですか?」
「ふ、構わんさ。やつらだってオレたちにいろいろと隠してるからな。お互いさまだ」
寒川隊員は苦笑い。
「あは、わかりました。隊長の用件はそれだけですか?」
「いや、まだある。実はな・・・ 自分の父親が殺されたと聞いて、すみれの態度が一変したんだ」
「え?」
「スイッチが入ったと言うか、表情が急に豊かになって、よくしゃべるようになったんだ」
「ええ、ずーっとしゃべらなかったすみれが?」
「ああ、すべての記憶も取り戻したようだ。本来なら喜ばなくっちゃいけないところだが、何か変な副作用が出るような気がしてならないんだ・・・ どうする、寒川?」
寒川隊員は少し考え、
「ちょっとすみれと話をしてきます」
寒川隊員は立ち上がりました。隊長はそれを見て、自身も立ち上がりました。
「あ、ちょっと待て。すみれはユラン岡崎のほんとうの顔をまだ知らないぞ。公安7課の捜査員から素顔のユラン岡崎の写真を見せてもらったが、ユラン岡崎とはまったく認識しなかった。その点は注意してくれよ」
「了解!」
「それにユラン岡崎は宇宙人という話も・・・」
隊長は右手の人差し指と左手の人差し指を自分の口の前でクロスさせました。しゃべるなという意志表示です。
「NGだ」
「ええ、わかってますよ!」
寒川隊員は自動ドアを開け、部屋を出て行きました。
すみれ隊員の私室。隊員服姿のすみれ隊員が、ベッドに腰かけスマホを見てます。スマホの画面は板橋線のガード下で起きた殺人事件の記事。そう、すみれ隊員の父親が殺された事件の記事です。
「犯人は被害者の顔面をコンクリートブロックで何回も殴り・・・
ひどい! ひどすぎる!・・・ 私が・・・ 私が父の無念を晴らしてあげないと!・・・」
すみれ隊員はサングラスの男性が並べた5枚の写真を思い出しました。リンドブルム星人が1人1人写った写真です。
「あの中に父の仇がいる?・・・」
しかしです、すみれ隊員の脳はまだ回復にはほど遠い状態でした。5人のリンドブルム星人の顔をはっきりと思い出すことは不可能な状況だったのです。
と、突然ピンポーンという呼出し音が。それを聞いてすみれ隊員は慌ててスマホを尻の下に隠しました。そして自動ドアに、
「だれ?」
インターホンから、
「オレだよ。寒川だ!」
「さっきまでここにいた公安7課の捜査員によると、今日本には7人のリンドブルム星人がいるそうだ。内2人は公安7課がアリバイを証明してる。
残るリンドブルム星人は5人。この5人の中に犯人がいるらしい。実はその5人の中にユラン岡崎もいるんだ。
公安7課は5人から事情聴取する気でいるようだ。5人の行方を追ってると言ってたな」
寒川隊員は一瞬黙り込みました。が、すぐに口を開き、
「隊長、見逃すことはできないんですか?」
「ふっ、そうだな。オレたちゃ警察じゃないんだ」
「え、それじゃ?・・・」
「オレは見逃す気でいる」
寒川隊員は安堵の顔を見せました。隊長は話を続けます。
「だがなぁ・・・ オレたちテレストリアルガード作戦部門の使命は、宇宙からやってくる侵略者の予防と発見と撃退だ。
リンドブルム星人も広義的には侵略者だ。5人のリンドブルム星人がこの星を出るまで、監視し続けないといけないんじゃないか?」
ちなみに、隊長は今「5人のリンドブルム星人」と言いましたが、正確には7人のリンドブルム星人です。
寒川隊員の質問。
「公安7課にはなんて説明を?」
「なんにも」
「ええ、公安7課に何も説明しなくてもいいんですか?」
「ふ、構わんさ。やつらだってオレたちにいろいろと隠してるからな。お互いさまだ」
寒川隊員は苦笑い。
「あは、わかりました。隊長の用件はそれだけですか?」
「いや、まだある。実はな・・・ 自分の父親が殺されたと聞いて、すみれの態度が一変したんだ」
「え?」
「スイッチが入ったと言うか、表情が急に豊かになって、よくしゃべるようになったんだ」
「ええ、ずーっとしゃべらなかったすみれが?」
「ああ、すべての記憶も取り戻したようだ。本来なら喜ばなくっちゃいけないところだが、何か変な副作用が出るような気がしてならないんだ・・・ どうする、寒川?」
寒川隊員は少し考え、
「ちょっとすみれと話をしてきます」
寒川隊員は立ち上がりました。隊長はそれを見て、自身も立ち上がりました。
「あ、ちょっと待て。すみれはユラン岡崎のほんとうの顔をまだ知らないぞ。公安7課の捜査員から素顔のユラン岡崎の写真を見せてもらったが、ユラン岡崎とはまったく認識しなかった。その点は注意してくれよ」
「了解!」
「それにユラン岡崎は宇宙人という話も・・・」
隊長は右手の人差し指と左手の人差し指を自分の口の前でクロスさせました。しゃべるなという意志表示です。
「NGだ」
「ええ、わかってますよ!」
寒川隊員は自動ドアを開け、部屋を出て行きました。
すみれ隊員の私室。隊員服姿のすみれ隊員が、ベッドに腰かけスマホを見てます。スマホの画面は板橋線のガード下で起きた殺人事件の記事。そう、すみれ隊員の父親が殺された事件の記事です。
「犯人は被害者の顔面をコンクリートブロックで何回も殴り・・・
ひどい! ひどすぎる!・・・ 私が・・・ 私が父の無念を晴らしてあげないと!・・・」
すみれ隊員はサングラスの男性が並べた5枚の写真を思い出しました。リンドブルム星人が1人1人写った写真です。
「あの中に父の仇がいる?・・・」
しかしです、すみれ隊員の脳はまだ回復にはほど遠い状態でした。5人のリンドブルム星人の顔をはっきりと思い出すことは不可能な状況だったのです。
と、突然ピンポーンという呼出し音が。それを聞いてすみれ隊員は慌ててスマホを尻の下に隠しました。そして自動ドアに、
「だれ?」
インターホンから、
「オレだよ。寒川だ!」
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