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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 108
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すみれ隊員は唖然。この人がユラン岡崎? すみれ隊員の知ってるユラン岡崎は、髪の毛ボサボサ、ひげボウボウ。今銃口を向けてる人とはかなり違う風貌です。
すみれ隊員の脳は一気に疑問でいっぱいになりました。この人、ほんとうにユラン岡崎なの?
ユラン岡崎はそんなすみれ隊員を見上げ、
「どうした? 撃っていいんだぞ。オレはお前の父親を殺した。お前の仇だ!」
その声はたしかにユラン岡崎の声。すみれ隊員はどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。そして・・・
「うおーっ!」
すみれ隊員は咆哮をあげると、あらためて銃爪を引こうとします。けど、まだためらいがあります。なかなか銃爪を引くことができません。指が震えます。レーザーガンの銃口もブルブルと震えてました。
「くっ・・・」
寒川隊員は立ち止まり、何かを取り出しました。
「くそーっ!」
走ってた隊長ははっとして立ち止まり、振り返りました。そこにはレーザーガンを構えた寒川隊員が。隊長の顔色が一瞬で変わりました。そして叫びます。
「やめろーっ!」
実は当の寒川隊員もためらってました。ユランさんも大事。すみれも大事。おいおい、どっちの方が大事なんだよ、オレ?
そのとき寒川隊員はふと思い出しました。すみれ隊員が日向隊員の頭部を蹴飛ばすシーンを。あれで日向隊員の頭部は吹っ飛んでしまいました。あれで日向隊員は即死?・・・
自我を取り戻したすみれは凶悪になった。今はユランさんを助けないと!
寒川隊員はそう判断すると、光弾を発射。その光弾がすみれ隊員の唯一露出してる部分、顔面に命中。
ボシュッ! すみれ隊員の顔が爆発。血と肉片と人工の眼球が飛び散ります。愕然とする隊長。
「ああ・・・」
すみれ隊員の身体はゆっくりと倒れました。それを見た隊長は、両ひざからがくっと崩れました。す、すみれが死んだ?・・・
大事な1人娘をユミル星人に殺されてしまった隊長にとってすみれ隊員は、海老名隊員同様自分の子どものような存在でした。なのに自分の部下に殺されてしまいました。
海老名隊員もすみれ隊員も死んでしまった・・・ 隊長の悲しみは計り知れません。
ユラン岡崎へと歩く寒川隊員。今へたれ込んでる隊長を追い越しました。隊長は顔をあげました。その眼が寒川隊員の背中を捉えました。
「あいつ!・・・」
隊長の眼に殺意が湧いてきました。
寒川隊員がユラン岡崎の前でかがみました。
「ユ、ユランさん・・・」
ユラン岡崎は虫の息で応えました。
「ばかやろ。なんで殺した? あの娘、お前の大事なパートナーだろ?」
「だって、あいつ・・・」
「ふ・・・
あいつの父親を殺したのはこのオレだ。あの娘に殺されて当然のことをしてしまったんだよ、オレは・・・」
寒川隊員はがく然とするばかり。
「ええ?・・・」
「前にも話したよな。オレは地球に来てすぐに孤立してしまったと。そのとき助けてくれた地球人がいたんだ。それがすみれの父親だ。
1ケ月前だったかな? オレは偶然その人と逢ったんだ、街の中でな。
オレはそれより前に同胞・・・ リンドブルム星人に会っていた。そこで近々リンドブルム星から迎えが来ると教えてもらってた。
母星に帰れる。オレはうきうきしてたな・・・ 母星に帰ったらなんとしても母星を独立させないと・・・
なのにすみれの父親に宇宙人だと通報されたら、それはおじゃんになってしまう。オレはとてつもない恐怖に襲われたよ」
「だから殺した?」
すみれ隊員の脳は一気に疑問でいっぱいになりました。この人、ほんとうにユラン岡崎なの?
ユラン岡崎はそんなすみれ隊員を見上げ、
「どうした? 撃っていいんだぞ。オレはお前の父親を殺した。お前の仇だ!」
その声はたしかにユラン岡崎の声。すみれ隊員はどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。そして・・・
「うおーっ!」
すみれ隊員は咆哮をあげると、あらためて銃爪を引こうとします。けど、まだためらいがあります。なかなか銃爪を引くことができません。指が震えます。レーザーガンの銃口もブルブルと震えてました。
「くっ・・・」
寒川隊員は立ち止まり、何かを取り出しました。
「くそーっ!」
走ってた隊長ははっとして立ち止まり、振り返りました。そこにはレーザーガンを構えた寒川隊員が。隊長の顔色が一瞬で変わりました。そして叫びます。
「やめろーっ!」
実は当の寒川隊員もためらってました。ユランさんも大事。すみれも大事。おいおい、どっちの方が大事なんだよ、オレ?
そのとき寒川隊員はふと思い出しました。すみれ隊員が日向隊員の頭部を蹴飛ばすシーンを。あれで日向隊員の頭部は吹っ飛んでしまいました。あれで日向隊員は即死?・・・
自我を取り戻したすみれは凶悪になった。今はユランさんを助けないと!
寒川隊員はそう判断すると、光弾を発射。その光弾がすみれ隊員の唯一露出してる部分、顔面に命中。
ボシュッ! すみれ隊員の顔が爆発。血と肉片と人工の眼球が飛び散ります。愕然とする隊長。
「ああ・・・」
すみれ隊員の身体はゆっくりと倒れました。それを見た隊長は、両ひざからがくっと崩れました。す、すみれが死んだ?・・・
大事な1人娘をユミル星人に殺されてしまった隊長にとってすみれ隊員は、海老名隊員同様自分の子どものような存在でした。なのに自分の部下に殺されてしまいました。
海老名隊員もすみれ隊員も死んでしまった・・・ 隊長の悲しみは計り知れません。
ユラン岡崎へと歩く寒川隊員。今へたれ込んでる隊長を追い越しました。隊長は顔をあげました。その眼が寒川隊員の背中を捉えました。
「あいつ!・・・」
隊長の眼に殺意が湧いてきました。
寒川隊員がユラン岡崎の前でかがみました。
「ユ、ユランさん・・・」
ユラン岡崎は虫の息で応えました。
「ばかやろ。なんで殺した? あの娘、お前の大事なパートナーだろ?」
「だって、あいつ・・・」
「ふ・・・
あいつの父親を殺したのはこのオレだ。あの娘に殺されて当然のことをしてしまったんだよ、オレは・・・」
寒川隊員はがく然とするばかり。
「ええ?・・・」
「前にも話したよな。オレは地球に来てすぐに孤立してしまったと。そのとき助けてくれた地球人がいたんだ。それがすみれの父親だ。
1ケ月前だったかな? オレは偶然その人と逢ったんだ、街の中でな。
オレはそれより前に同胞・・・ リンドブルム星人に会っていた。そこで近々リンドブルム星から迎えが来ると教えてもらってた。
母星に帰れる。オレはうきうきしてたな・・・ 母星に帰ったらなんとしても母星を独立させないと・・・
なのにすみれの父親に宇宙人だと通報されたら、それはおじゃんになってしまう。オレはとてつもない恐怖に襲われたよ」
「だから殺した?」
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