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天童寺姉妹編
お兄さん、今すぐ家に来てください
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炎天下である。
そしてなぜか俺のスマホ画面は、オマンコだのチンポだのという素敵な単語で埋め尽くされている。ああー、伏字にする気力も無いよぉ。
市場調査をするとは言ったが、まさかエロサイトを巡回することになるとはな。
だけど漫画じゃなくってただの文字なので、スーツ姿の男が移動中に見ていても周囲にバレないのはありがたい。
千夏ちゃんを応援するために俺ができるのは情報収集だ。
予備知識がまったく無いので、最近の人気作から順番に読み進めていく。そしてまた適当な評価軸のなかに落とし込む作業を延々と続ける。
こういうのは無理やりでもいいから定義を作っておくことだ。運が良ければ人気作となった理由が分かる……かもしれない。
「といっても千夏ちゃんの書ける文章のことも考えないとなぁ。んー、これはけっこう難しいぞ」
ボヤいても仕方ない。人気作家になれるよう協力すると言ったのは俺だしさ。
ともかく今ある武器を考えよう。
彼女の強みは女性視点で書けることだろう。そして意外にも肌を重ねたときの描写がうまい。あれを未経験でも書けるというのは正直なところさすがに驚いた。
なので俺の役割としては売れ筋であり女性視点でも映えるジャンルを調べて、彼女に検討してもらうことだと思っている。
「しかし子供だと思っていたけど、案外……」
いや、違うのか。
彼女も大人になりつつあるんだ。
不意に思い出したのは、ふかりと重ねられた彼女の唇だった。真っ赤な顔をした千夏ちゃんは、俺の首に腕を絡めたまま柔らかい感触を伝えてきた。
好きな人はいるのかという問いかけに、彼女はそんな真っすぐの行動をする。そして唇を離し、肩にあごを乗せながら「徹」と、ぽしょっと呟いたんだ。
とくとく鳴る胸の鼓動を伝えてきて、あのときは直に感情が流れ込むようだった。
はあ、と吐き出した息は熱い。
思わず抱き返すと華奢な身体をしており、こんなに小さな身体でもエネルギーをたくさん抱えているんだなと驚いた。あの文章と同じように、彼女にもたくさんの熱が詰まっている。
ぽこぺんとスマホが鳴って、はっと我に返った。
取り出したスマホには、当の千夏ちゃんのアイコンが表示されている。それは相変わらずのゾウムシのアップ写真であり、趣味の悪さに苦笑する。
『徹、タイトルは思いついた?』
『まだ分析中だから、もうちょっと待って。でもなんでタイトル程度にそんなこだわるんだ?』
『重要だよ、タイトルは。小説の個性と方向性、それに皆の目を引きつけるキャッチーさがいるんだから』
えー、そうなの?
分からないけどそれっぽければいいんじゃない? 俺は千夏ちゃんの小説が読みたいだけだから、タイトルへのこだわりは別になぁ……。
そう思うのと同時に、普段通りのメッセージを読んでホッとする自分がいた。
あの告白を受けてイエスともノーとも言えなかったんだ。でもそれは千夏ちゃんも分かっていたような気がする。最初から答えられないと分かっていて、彼女は告白したんじゃないか?
まあいいや、頑張りますと返事を打っている最中に、ぽこぺんとまたスマホが鳴る。そこに映ったメッセージに、俺はぎょっとした。
『お兄さん、今すぐ家に来てください』
うあ、茜ちゃんだ。ヤバい、なんか知らんがヤバい気がする。
ただの文字なんだけど、そこに見えない迫力があるんだ。タイミングといい、絶対にこれは気のせいなんかじゃないよ。
うーん、強いて言うなら罠が敷かれている感じ?
『聞いてますか?』
うっわ、ものの数秒後に催促とか……なにこれ、すっごい怖い! やだもう、炎天下なのに体感気温がグッと下がったじゃん! 今すぐこのスマホを投げ捨てたいよう!
ああ怖い怖いと足踏みをしながら、震える指でどうにか文章を打つ。
千夏ちゃんに「了解」と。
茜ちゃんにも「了解」と。
あー、たったの4文字とは思えないほど緊張した!
空っぽの駐車場を眺めながら玄関に歩いていく。
ここの家って親御さんがあんまりいないよね。うちはそもそも他界しているからアレだけど、何度か遊びに来てるのにまだ一度も顔を合わせていない。
お母さんは美人なのかなーと思いながらベルを鳴らすと、しばらく経って玄関が開かれる。そこに現れたのは室内着から眩しいほどの太ももを見せる茜ちゃんで、俺に気づくとニコッと笑いかけてくる。
豪華な玄関とあってお嬢様っぷりがさらに増している光景なのだが、いつもと違って俺は腰が引けている。後ろめたいことがたっぷりあるからね。
「どうしたんですか、お兄さん。立ち話もなんですから、とりあえず入ってください」
そう言いながら近づくと俺の腕を抱いてくる。
むにゅうと横乳の感触が当てられて、どこか甘い香りが漂うと振り払うことなんてとてもできない。ぬくぬくの温かさに眩暈がするし、そんな気持ちを知っているだろうに、彼女は不思議そうに小首を傾げてくる。うーん、あざとい。
「さ、あがってください。最近は千夏も家にあまりいなくって、退屈していたんです。さて、一体どこに行っているのでしょうね」
ちらっと横目を向けられて冷汗を流す。
千夏ちゃんは落ち着いて執筆するため、日中は俺の家に来ている。リビングでも俺の部屋でも自由に使ってもらっており、たまに弟と楽しくお話をしているのだが……。あ、克樹経由で情報が洩れつつあるのか!?
ごっくと喉を鳴らしながら話題をすり替えることにする。
「そ、そうだったんだ。ところで急いで来て欲しそうだったけど、なにかあったの?」
そうソファーに腰かけながら問いかけると、彼女は振り返りながら再びニコッと笑う。気のせいか「逃がしませんよ」という心の声が聞こえる笑顔であり、金玉がきゅっとすくみあがる。
トレイに乗せられていくコップを見て唐突に理解する。
これから始まるのは楽しい会話ではない。尋問だ。
妹が何をしているのか気になって仕方ない彼女は、一番落としやすい俺を標的にしている。洗いざらい吐かせて秘密を暴く気なんだ。
冷蔵庫を開けて麦茶を淹れると茜ちゃんがゆっくり近づいてくる。しかし尋問とまったく異なることを彼女は言った。
「ほら、覚えていませんか、あの日の約束を」
「え、約束? なんのこと?」
テーブルに麦茶を乗せると前かがみになり、室内着の隙間から目の覚めるような谷間が一瞬だけ覗ける。ほんの少し思考が溶けかけたところで、そっと彼女は囁いてきた。
「忘れてしまったのですか。お兄さん、あんなに私のビキニを見たがっていたのに」
その囁き声に驚いていると、彼女はわずかに室内着から肩をはだけさせる。真っ白い肌にはなだらかな鎖骨が浮いており、口紅を塗らずとも鮮やかな唇が笑みを浮かべる。
そして胸元まで伸びる水色の紐がわずかに見えて、彼女は「ほら」とまた囁いた。
正直、どきっとした。
この大人しい室内着のなかにビキニを着ている。
清純な顔つきに似合わない豊満な身体を、面積の少ない布でしか覆っていない。それはもう妄想によって裸体が浮かびあがるほど魅力的な囁きであり、ごっくと喉が勝手に鳴った。
彼女はガラス製のテーブルに両手をついて、ずずっと横にずらす。足元のスペースを作り、俺の顔をじっと見ながら。
なんとなく揺れる麦茶を眺めていると、とすっと俺の隣に彼女の片膝が乗る。反対側も同じようにソファーに埋めると、両肩を彼女はそっと掴んできた。
「見たいですか、お兄さん?」
ゆっくりと俺の太ももにお尻を乗せながら、そう彼女は問いかけてきた。目をじっと見て、ほつれた黒髪を耳にかけながら。
ああ、香りがすごい。茜ちゃんの甘い香りがして、彼女の息がここまで届く。現実味があんまり無くて、自分の身体がどこか頼りない。
ふっふっと呼吸を荒げていくと、ひとつめのボタンを彼女は外す。たったのそれだけで谷間がわずかに現れて、それをじっと凝視することしか俺にはできない。
むあ、とそこから彼女の匂いが昇り立つんだ。この奥にもっと濃い、脳髄まで溶かすほどの匂いがあることを俺は知っている。
「あン、すごい目で見られています。見たいですか? なら言えますよね、千夏が私に隠していること……」
ひくんと彼女は身を震わせる。
そして振り向くと腰をがっしり支える俺の腕があり、ぐっと股間を密着させるように力を込めていた。
「あっ、お兄さん、当たって、ます……」
つい演技が途切れてしまったのか、茜ちゃんは素の声を出す。
ほんの少し誘惑して弄んだに過ぎないのだろうが、俺には効果がありすぎる。好きで好きで仕方のない子が、いま俺に腰かけてくれているんだ。じっと俺を見つめながら。そんなの耐えられるわけがない。
慌てて立ち上がろうとする彼女の腕をパシッと掴む。
そして再び同じ場所に腰を下ろさせると、先ほどよりしっかりと股間同士が触れ合った。
一瞬だけ「まずい」という表情を浮かべられたが、もう自分を止められない。背を抱くと、彼女の美しい顔がもう少し近くなった。
至近距離でじっと見つめあう。
どきっと彼女は揺らいで、綺麗な瞳を横に逸らす。そしてようやく思い出したように、ぽそっと呟いた。
「あ、の……千夏のことを教えてくれたら、ちゃんと……」
「千夏ちゃんはうちで遊んでいるよ」
「聞きたかったのはそれだけじゃなくって……あっ」
大きなお尻を掴んで、ずずっと引き寄せる。
ぴったりお腹まで密着するとぽかぽかした体温を伝えてくれて心地よい。そして腰をぐいと揺すって位置を整えると隙間はすべて埋まり、股間も布地越しに体温を伝えてくる。
「茜ちゃん、舌を見せてくれないかな」
唇まで指先一本ぶんの距離で囁くと、はっはっという彼女の吐息が俺に聞こえ始めた。
空調のよく効いたリビングで、息はだんだん荒くなる。
じっと見つめてくる瞳はまつ毛が長く、縁がくっきりしている。そしてゆっくりと、彼女は願いに応じてくれた。
艶のある唇を開いて、戸惑うように桜色の舌が覗く。そして恐る恐る伸ばされる。
指先一本ぶんの空白を舌先が埋め、ぴっとわずかに互いのものが触れ合う。
口を開いて舌を伸ばした状態だ。はああ、はああ、と呼吸は苦しそうなものに変わる。俺の肩に手を乗せたまま、そしてふたつの舌がゆっくりと動きだした。
円を描きながら触れ合うそれは、ぴくっぴくっと彼女の肩を震わせる。ごくたわいもない刺激に過ぎないが、俺は彼氏の兄だ。いわばまったくの他人に近しく、その背徳感がぞくりと彼女の背中を震わせる。密着した股間がもう一段階、熱を帯びるのが分かった。
はああ、という呼吸が混ざりあう。
彼女は髪をかきあげながら顔を斜めにしていき、交差する形で近づけてくると、のぢゅっと唾液まみれのキスになった。
うっと呻く。
あったかい唇と触れ合い、舌の裏側を舐められているんだ。そう感じているときに彼女の唾液がとろーっと流れてくるし、興奮が背筋をゾクゾクと駆け上がる。
伸ばされた腕が首に絡みついてくると、のしっと乳房の重みを本格的に預けられた。ああ、こっちもぽかぽかだ。
華奢な腰を抱き、乳房の形がはっきりわかるくらい抱き寄せる。そして唇を密着させると、互いに互いの舌を口内でペロペロ舐めあう。
ああ、すごい。あの茜ちゃんと明るい時間に舐め合っているなんて。外から通行人の声が聞こえてくるリビングで。
相手は女子高生で、弟の彼女で、好きで好きでたまらない女の子が舐め返してくれている。
彼女もそうだった。明るい時間に見ると、うっとりしていた。
ほつれた髪を指ですくってやるとぶるっと震え、あーんとだらしなく唇を開いて俺がまた舐めるのを待ってくれる。いや、待ちきれなかったらしく覆いかぶさってきて、どすっとソファーに押し倒されてから……本格的に舐め合った。
かぽりと当たり前のように唇が密着して、彼女の熱と香りをただ感じる。
あったかい。またがって乗ってきたお尻があったかい。
思わず手を伸ばしてお尻から内股までを掴むと、ひくんっと彼女は震えた。
「お兄さん、そのまま。いいかげん私のビキニを見てください」
はふうっと息を吐きながら不意に彼女は離れていき、またがったままボタンを外していく。ぷつっぷつっと外れるたびに、まっすぐの線を生み出す谷間、陽光に照らされる腹部とおへそ、そして「下を脱がして」と言うように腰を振ってこられると俺の思考はさらに溶ける。
見事なくびれに手をかけて、衣服の内側に指を入れていく。じっと熱い目で見つめられながら引くと腰の左右に結び目が、そして目の覚める水色の布地が現れて、こもっていた汗の匂いが放たれる。
まだ明るい時間だ。白い肌をした太ももはむっちりしており、おへその下にある水着は食い込みぎみの肉感をこれ以上なく伝えてくる。
そこから汗まじりの甘い体臭が漂って、俺の頭はくらくらした。
よいしょと呟いて茜ちゃんが上着から肩を露わにすると、窓からの逆光を受けるぱつんと張った乳房が現れる。真っ白な肌は透けるようで、それでいて脇の下から乳房にかけた豊かなラインには喉がゴクッと鳴る。
重量感たっぷりの乳房を肩紐でどうにか吊っているという状態だ。これで高校生の持つ色気なのかと驚くし、同時に外では着せないほうが良いとも思う。
欲望をこらえきれず彼女の胸にそろそろと手を伸ばしていくと、ぞくんっと彼女は身震いした。
「お兄さん、いかがです?」
「はあ、すごい。茜ちゃんがこんなにやらしい身体をしていたなんて。まさかこんな……明るい時間に見れるとは思わなかった」
「水着がどうなのかを聞いて……あン」
面積の少ないビキニをすくいあげる感じで支えると、重量感たっぷりに歪む。紐の内側に指を入れ、乳頭に向けてまっすぐに撫でると震えた乳房が波打った。
「はっ、はっ……んっ! 触りかた、やらしっ、んっ……」
さわさわと縁を撫でるように触れ、そして下乳の線に指をかけ、じっくりとビキニの内側に手を入れていくと、ぴく、ぴく、と乳房全体が揺れる。
こらえきれず彼女がソファーに両腕をつくと、視界は乳房で埋め尽くされる。重力によって誇張された乳房を支えてやり、水着の内側を親指で撫でるたびに彼女の甘い声がリビングに響いた。
密着した互いの股間を中心に、だんだん体温と湿度を高めていく。
空調機の音を聞きながらお尻に触れてみると汗ばんでおり、ひくりとこちらも震える。素肌の下腹部に挟まれているあそこはもうかなり硬くなっていて、直にそれを感じる茜ちゃんは、ふううと熱い息を吐く。
「ね、おにぃ、さん、見て……っ」
そう言い、水着を上に引っ張ると、どるぅっと揺れて乳房が現れた。前かがみの乳房は真っ白で、もう既に先端を固く膨らませている様子に彼女はわずかに頬を赤らめる。
じっと期待を込めて見つめてくる瞳を感じ、そして期待通りに肉厚の乳頭に吸いつくと「あウッ」と彼女は甘い声を漏らした。
ゆっくり体重を預けられると、頬はふかふかの感触に包まれる。硬くなった乳頭を舐め、そしてお尻の暗がりに手を伸ばすとビクンと身体全体が震えた。
「うーーっ、指のうご、きっ、やらしいっ」
こちらも肉厚だ。こりこり引っ掻くように線を撫でれば嫌々と尻が揺れる。円を描き、肉厚なところ全体をグイと摘まむと「おうっ!」と強い声を出す。一気に染みが溢れてきてリビングの湿度をさらに高める。
キメの細かい吸いつくような肌を感じながら水着の内側に潜り込み、内側に指を入れていくとビクッとまた震える。
ここから見えなくてもぬるぬるのあそこをちゃんと覚えている。茜ちゃんの弱い入り口の天井側にだんだん挿れていくと、やはり「そこぉ」と彼女はかすれた声を漏らす。
ぬぶぶと熱い粘液を感じながら指を挿入すると、ここはどこよりも熱かった。ぎゅっと抱きしめたまま彼女は震えた。びく、びく、と。
裸体を流れる汗が増えてきた。俺が一番弱いところをしっかりと押さえて、絶えず刺激をしているからだ。ぬるぬるの愛液も増しており、ぬぶぶ、ぬぶぶ、と本格的に動き出す。
「あ、だめ、そこ、だめ、だめ……」
剥き出しの乳房を押しつけたまま彼女はしがみつき、そう漏らす。ここがすごく弱いと知っていて、それでも受け入れているのかお尻をピンと突き出しており、ビキニをさらに食い込ませていく。
入り口から奥までの刺激に変え、にゅるにゅる動き始めると彼女は大きな声を出す。
「アンッ! ああうぅー……」
ぬぶぶと指が戻るとき、ため息に似た声が上から降ってきた。
今とまったく同じ、入り口から奥までのラインをじっくりなぞり続ける。今日は指がふやけるまで続けるぞと暗に伝え、そして彼女は背筋をピンと伸ばして今の姿勢でい続ける。達するために最適な姿勢をし続ける。
ひくひくと内側が震えてきた。
谷間に挟まれながら、そこを玉のような汗が伝い流れてくる。乳頭の先に雫を溜めて、たっ、たたっ、と俺の胸に水滴を落とす。
それをぼんやり見ていた彼女は、きゅうっと唐突に眉を歪めた。
「あ、あ、あ、イ、ク……ッ! おおウッ、そこ、もっと……イッ、ぐぅ……!」
んんーーっと彼女は震える身体を仰け反らせ、水着の隙間でぬぶぬぶ入る指先を見せてくれる。そこはたくさん濡れていて、ゆさゆさと乳房を揺らしながら「ハ、ア、アーッ!」と痙攣混じりの吐息を放つ。
びぐ、びぐ、と腰だけはなおも前後に痙攣していて、溢れた愛液が手のひらに流れ落ちてきた。
「ここ、気持ちいい?」
大きく口を開けて呼吸していた彼女は、かくかく顎を揺らして答えてくる。ふいごのように下腹部を揺らがせており、声も出せない様子をただ楽しむ。
まだ唇が半開きで荒い息をする彼女に話しかけた。
「窮屈なんだ。俺のを出してくれないか?」
ぽやっと意識の定まらない瞳が俺を見る。
何を言われたのかしばし考えているようだったし、実際にそうだったろう。
彼女はゆるゆると緩慢な動きで腰をあげ、じっと股間を見下ろしてくる。そこには大きな膨らみがあって、ぼーっとした彼女はズボンに手をかけると脱がせ始めてくれた。
カチャカチャとベルトの金属音を鳴らし、そしてボタン外すとはちきれそうな膨らみが下着越しに現れる。
腰に指先が入り込み、ゆっくり下着が引き降ろされていくのは……興奮した。また同時にぶるんっと露わにされたものが彼女の頬に当たり、その姿勢のまま彼女は動きは止める。
明るい時間に見られるのは初めてだ。
わずかに目を見開いて、彼女はじっと眺める。そそり立ち、血管を浮かせた生々しい雄の姿。卑猥であり汚らしい。けれどなかなか目を離せられなくて……ごくっと唾を飲む音が響く。
「……お兄さん、大人ですね……」
ぼそぼそ囁かれる吐息さえアソコに届く距離で、びくりと肉の棒が反応して彼女をほんの少し怖気づかせる。
考えてみれば彼女はまだ学生だ。怖がるのは当たり前か……などと思ったが、それはまったくの杞憂だった。
じっと見つめられていた。
それは性的な興奮によるものかというと少し異なり、しげしげと観察するようだった。優等生らしく彼女は勤勉で、ふと前に言われた「私は性に対して好奇心が強い」という言葉を思い返す。
反り返った先端が奥のどこに当たるのか。ゾリゾリと刺激を与えてくる段差がこれなのか。ぬっぽりと膣と結合する効率的な形。などと思っているのか、あちこち指で触れながら見つめてくる。
しかしどうしてここまで調べるのだろう。
特に段差のところは執拗で、指先で溝をなぞるようにずりずりと往復されるからさらに股間が硬くなる。
そして不意に彼女の瞳がこちらを向いた。
乳房をむき出しにしたまま髪を耳にかけ、ゆっくりと前のめりに近づいてくる。
形の良い鼻を押し当てて、すんすん嗅がれるのは夢でも見ているのかと思うほどだ。決して手の届かない彼女が俺のものを嗅いでいる。
そんなの息が熱くなって仕方ないし、かぽんっと熱いものから不意に飲みこまれたら、その光景が見たくて慌てて上半身だけ身を起こす。
そこには上目づかいで亀頭を咥えた茜ちゃんがいた。
普段通りに美しく、少しだけ生意気で、実はしたたかな彼女の唇が生々しいアレを咥えていたんだ。
るろろという見えない刺激に包まれる。熱々の舌が口内で蠢いて、唾液たっぷりに舐めてくれている。
はああと情けない声を出す俺に、んふっと目元だけの笑みを浮かべてきた。
先端の膨らみだけを刺激する、くぽっくぽっという下品な音が聞こえてきてくるそれだけで思わず呻く。
そして輪っかのような締まりが、じっくりと根元まで伝っていくと彼女の鼻が下腹部に触れてくる。フーフーと鼻息をそこで繰り返し、ずるぅぅーっと戻っていくんだ。
「あ、お……っ! すご、い……」
身悶えそうだった。
唇を開いて桜色の舌でねろねろと舐める姿を見せてくれるのは。美しい彼女が俺のを舐めてくれて、じっと潤んだ瞳で見つめてくれる。ああ、すごい、と繰り返しながら頭を撫で、彼女を褒めることしかできない。
そしてやはり彼女は勤勉だ。
ぐっぽ、ぐっぽ、と音を立てて上下し始めると、俺の反応をじっと見つめて効率的になっていく。
さっきまで執拗に調べていたのはこれだった。どこが気持ち良いのかを下調べし、憶測を立て、そして絶頂に導きたがる。指先ですぐにアクメをさせる俺のように。
ふと彼女は気がついた。
竿に指をかけ、ぬるぬるの唾液にまみれた肉棒をシゴいたらどうなるのかと。
ずにゅにゅという刺激に変わった。唾液を垂らし、そこに指の段差で刺激を加えると……う、う、う、と呻く。根元をぐちぐちと指でシゴき、またすぼめた唇で亀頭をコネられると勝手に声が出てしまう。
グボ、グボ、という音はセックスの領域だ。膣のように飲み込んで、腰が痺れるほど気持ちいい口淫なんて知らない。
「あ、茜ちゃん、出る……」
汚いザーメンが出てしまうから早く口を離して。
そう伝えたつもりなのに唇の刺激は強くなる。指でシゴかれ、締めつけは強くなり、俺に射精を促してくる。
ぬ゛っぬ゛っという感触に頭が惚けて、女子校生に飲ませたいという欲望をはっきりと感じたとき……。
どっと溢れだす精液が、ビュッと喉の奥に当たる。
腰の震えを覚えながら肩を掴むと、彼女の素肌は驚くほど熱かった。なおも勢いは止まらず、咥えたまま彼女の喉がゴクッと鳴る。
飲んでいる。そう思うと欲望が湧き上がり、ゾクゾクと背筋が震える。
「ぶアッ……!」
こらえきれずに喘ぐと、白濁液が唇から流れ落ちる。
顎先から垂れ落ち、真っ白な乳房に降りかかる。ボトッボトトッと粘液が垂れ、粘度のあるものが谷間に吸い込まれていくのを眩んだ頭で眺める。
ハーハーと彼女は息をしていた。
まだ口内は白濁液にまみれていて、そこに赤い舌が浮いている。頬は真っ赤に染まっていて、その表情はたっぷりの雄の匂いに酔っているようだった。
内股でフローリングに座り込む彼女は、ひくひく乳頭を震えさせ、そして俺の目を見上げてくる。
ゴクッともう一度喉を鳴らすと、彼女はこう言った。
「お、兄さん、二階に行きましょう。もうすぐ親が帰ってきますから」
息は荒く、下の水着だけはプールに浸かったように湿っている。
内股までぬるぬるに濡らした彼女の提案は、つまり親のいなくなる朝まで一緒の部屋にいて欲しいということだ。
その提案に、俺はしばし呆然としながらも、茜ちゃんから伸ばされた手をいつの間にか掴んでいた。
そしてなぜか俺のスマホ画面は、オマンコだのチンポだのという素敵な単語で埋め尽くされている。ああー、伏字にする気力も無いよぉ。
市場調査をするとは言ったが、まさかエロサイトを巡回することになるとはな。
だけど漫画じゃなくってただの文字なので、スーツ姿の男が移動中に見ていても周囲にバレないのはありがたい。
千夏ちゃんを応援するために俺ができるのは情報収集だ。
予備知識がまったく無いので、最近の人気作から順番に読み進めていく。そしてまた適当な評価軸のなかに落とし込む作業を延々と続ける。
こういうのは無理やりでもいいから定義を作っておくことだ。運が良ければ人気作となった理由が分かる……かもしれない。
「といっても千夏ちゃんの書ける文章のことも考えないとなぁ。んー、これはけっこう難しいぞ」
ボヤいても仕方ない。人気作家になれるよう協力すると言ったのは俺だしさ。
ともかく今ある武器を考えよう。
彼女の強みは女性視点で書けることだろう。そして意外にも肌を重ねたときの描写がうまい。あれを未経験でも書けるというのは正直なところさすがに驚いた。
なので俺の役割としては売れ筋であり女性視点でも映えるジャンルを調べて、彼女に検討してもらうことだと思っている。
「しかし子供だと思っていたけど、案外……」
いや、違うのか。
彼女も大人になりつつあるんだ。
不意に思い出したのは、ふかりと重ねられた彼女の唇だった。真っ赤な顔をした千夏ちゃんは、俺の首に腕を絡めたまま柔らかい感触を伝えてきた。
好きな人はいるのかという問いかけに、彼女はそんな真っすぐの行動をする。そして唇を離し、肩にあごを乗せながら「徹」と、ぽしょっと呟いたんだ。
とくとく鳴る胸の鼓動を伝えてきて、あのときは直に感情が流れ込むようだった。
はあ、と吐き出した息は熱い。
思わず抱き返すと華奢な身体をしており、こんなに小さな身体でもエネルギーをたくさん抱えているんだなと驚いた。あの文章と同じように、彼女にもたくさんの熱が詰まっている。
ぽこぺんとスマホが鳴って、はっと我に返った。
取り出したスマホには、当の千夏ちゃんのアイコンが表示されている。それは相変わらずのゾウムシのアップ写真であり、趣味の悪さに苦笑する。
『徹、タイトルは思いついた?』
『まだ分析中だから、もうちょっと待って。でもなんでタイトル程度にそんなこだわるんだ?』
『重要だよ、タイトルは。小説の個性と方向性、それに皆の目を引きつけるキャッチーさがいるんだから』
えー、そうなの?
分からないけどそれっぽければいいんじゃない? 俺は千夏ちゃんの小説が読みたいだけだから、タイトルへのこだわりは別になぁ……。
そう思うのと同時に、普段通りのメッセージを読んでホッとする自分がいた。
あの告白を受けてイエスともノーとも言えなかったんだ。でもそれは千夏ちゃんも分かっていたような気がする。最初から答えられないと分かっていて、彼女は告白したんじゃないか?
まあいいや、頑張りますと返事を打っている最中に、ぽこぺんとまたスマホが鳴る。そこに映ったメッセージに、俺はぎょっとした。
『お兄さん、今すぐ家に来てください』
うあ、茜ちゃんだ。ヤバい、なんか知らんがヤバい気がする。
ただの文字なんだけど、そこに見えない迫力があるんだ。タイミングといい、絶対にこれは気のせいなんかじゃないよ。
うーん、強いて言うなら罠が敷かれている感じ?
『聞いてますか?』
うっわ、ものの数秒後に催促とか……なにこれ、すっごい怖い! やだもう、炎天下なのに体感気温がグッと下がったじゃん! 今すぐこのスマホを投げ捨てたいよう!
ああ怖い怖いと足踏みをしながら、震える指でどうにか文章を打つ。
千夏ちゃんに「了解」と。
茜ちゃんにも「了解」と。
あー、たったの4文字とは思えないほど緊張した!
空っぽの駐車場を眺めながら玄関に歩いていく。
ここの家って親御さんがあんまりいないよね。うちはそもそも他界しているからアレだけど、何度か遊びに来てるのにまだ一度も顔を合わせていない。
お母さんは美人なのかなーと思いながらベルを鳴らすと、しばらく経って玄関が開かれる。そこに現れたのは室内着から眩しいほどの太ももを見せる茜ちゃんで、俺に気づくとニコッと笑いかけてくる。
豪華な玄関とあってお嬢様っぷりがさらに増している光景なのだが、いつもと違って俺は腰が引けている。後ろめたいことがたっぷりあるからね。
「どうしたんですか、お兄さん。立ち話もなんですから、とりあえず入ってください」
そう言いながら近づくと俺の腕を抱いてくる。
むにゅうと横乳の感触が当てられて、どこか甘い香りが漂うと振り払うことなんてとてもできない。ぬくぬくの温かさに眩暈がするし、そんな気持ちを知っているだろうに、彼女は不思議そうに小首を傾げてくる。うーん、あざとい。
「さ、あがってください。最近は千夏も家にあまりいなくって、退屈していたんです。さて、一体どこに行っているのでしょうね」
ちらっと横目を向けられて冷汗を流す。
千夏ちゃんは落ち着いて執筆するため、日中は俺の家に来ている。リビングでも俺の部屋でも自由に使ってもらっており、たまに弟と楽しくお話をしているのだが……。あ、克樹経由で情報が洩れつつあるのか!?
ごっくと喉を鳴らしながら話題をすり替えることにする。
「そ、そうだったんだ。ところで急いで来て欲しそうだったけど、なにかあったの?」
そうソファーに腰かけながら問いかけると、彼女は振り返りながら再びニコッと笑う。気のせいか「逃がしませんよ」という心の声が聞こえる笑顔であり、金玉がきゅっとすくみあがる。
トレイに乗せられていくコップを見て唐突に理解する。
これから始まるのは楽しい会話ではない。尋問だ。
妹が何をしているのか気になって仕方ない彼女は、一番落としやすい俺を標的にしている。洗いざらい吐かせて秘密を暴く気なんだ。
冷蔵庫を開けて麦茶を淹れると茜ちゃんがゆっくり近づいてくる。しかし尋問とまったく異なることを彼女は言った。
「ほら、覚えていませんか、あの日の約束を」
「え、約束? なんのこと?」
テーブルに麦茶を乗せると前かがみになり、室内着の隙間から目の覚めるような谷間が一瞬だけ覗ける。ほんの少し思考が溶けかけたところで、そっと彼女は囁いてきた。
「忘れてしまったのですか。お兄さん、あんなに私のビキニを見たがっていたのに」
その囁き声に驚いていると、彼女はわずかに室内着から肩をはだけさせる。真っ白い肌にはなだらかな鎖骨が浮いており、口紅を塗らずとも鮮やかな唇が笑みを浮かべる。
そして胸元まで伸びる水色の紐がわずかに見えて、彼女は「ほら」とまた囁いた。
正直、どきっとした。
この大人しい室内着のなかにビキニを着ている。
清純な顔つきに似合わない豊満な身体を、面積の少ない布でしか覆っていない。それはもう妄想によって裸体が浮かびあがるほど魅力的な囁きであり、ごっくと喉が勝手に鳴った。
彼女はガラス製のテーブルに両手をついて、ずずっと横にずらす。足元のスペースを作り、俺の顔をじっと見ながら。
なんとなく揺れる麦茶を眺めていると、とすっと俺の隣に彼女の片膝が乗る。反対側も同じようにソファーに埋めると、両肩を彼女はそっと掴んできた。
「見たいですか、お兄さん?」
ゆっくりと俺の太ももにお尻を乗せながら、そう彼女は問いかけてきた。目をじっと見て、ほつれた黒髪を耳にかけながら。
ああ、香りがすごい。茜ちゃんの甘い香りがして、彼女の息がここまで届く。現実味があんまり無くて、自分の身体がどこか頼りない。
ふっふっと呼吸を荒げていくと、ひとつめのボタンを彼女は外す。たったのそれだけで谷間がわずかに現れて、それをじっと凝視することしか俺にはできない。
むあ、とそこから彼女の匂いが昇り立つんだ。この奥にもっと濃い、脳髄まで溶かすほどの匂いがあることを俺は知っている。
「あン、すごい目で見られています。見たいですか? なら言えますよね、千夏が私に隠していること……」
ひくんと彼女は身を震わせる。
そして振り向くと腰をがっしり支える俺の腕があり、ぐっと股間を密着させるように力を込めていた。
「あっ、お兄さん、当たって、ます……」
つい演技が途切れてしまったのか、茜ちゃんは素の声を出す。
ほんの少し誘惑して弄んだに過ぎないのだろうが、俺には効果がありすぎる。好きで好きで仕方のない子が、いま俺に腰かけてくれているんだ。じっと俺を見つめながら。そんなの耐えられるわけがない。
慌てて立ち上がろうとする彼女の腕をパシッと掴む。
そして再び同じ場所に腰を下ろさせると、先ほどよりしっかりと股間同士が触れ合った。
一瞬だけ「まずい」という表情を浮かべられたが、もう自分を止められない。背を抱くと、彼女の美しい顔がもう少し近くなった。
至近距離でじっと見つめあう。
どきっと彼女は揺らいで、綺麗な瞳を横に逸らす。そしてようやく思い出したように、ぽそっと呟いた。
「あ、の……千夏のことを教えてくれたら、ちゃんと……」
「千夏ちゃんはうちで遊んでいるよ」
「聞きたかったのはそれだけじゃなくって……あっ」
大きなお尻を掴んで、ずずっと引き寄せる。
ぴったりお腹まで密着するとぽかぽかした体温を伝えてくれて心地よい。そして腰をぐいと揺すって位置を整えると隙間はすべて埋まり、股間も布地越しに体温を伝えてくる。
「茜ちゃん、舌を見せてくれないかな」
唇まで指先一本ぶんの距離で囁くと、はっはっという彼女の吐息が俺に聞こえ始めた。
空調のよく効いたリビングで、息はだんだん荒くなる。
じっと見つめてくる瞳はまつ毛が長く、縁がくっきりしている。そしてゆっくりと、彼女は願いに応じてくれた。
艶のある唇を開いて、戸惑うように桜色の舌が覗く。そして恐る恐る伸ばされる。
指先一本ぶんの空白を舌先が埋め、ぴっとわずかに互いのものが触れ合う。
口を開いて舌を伸ばした状態だ。はああ、はああ、と呼吸は苦しそうなものに変わる。俺の肩に手を乗せたまま、そしてふたつの舌がゆっくりと動きだした。
円を描きながら触れ合うそれは、ぴくっぴくっと彼女の肩を震わせる。ごくたわいもない刺激に過ぎないが、俺は彼氏の兄だ。いわばまったくの他人に近しく、その背徳感がぞくりと彼女の背中を震わせる。密着した股間がもう一段階、熱を帯びるのが分かった。
はああ、という呼吸が混ざりあう。
彼女は髪をかきあげながら顔を斜めにしていき、交差する形で近づけてくると、のぢゅっと唾液まみれのキスになった。
うっと呻く。
あったかい唇と触れ合い、舌の裏側を舐められているんだ。そう感じているときに彼女の唾液がとろーっと流れてくるし、興奮が背筋をゾクゾクと駆け上がる。
伸ばされた腕が首に絡みついてくると、のしっと乳房の重みを本格的に預けられた。ああ、こっちもぽかぽかだ。
華奢な腰を抱き、乳房の形がはっきりわかるくらい抱き寄せる。そして唇を密着させると、互いに互いの舌を口内でペロペロ舐めあう。
ああ、すごい。あの茜ちゃんと明るい時間に舐め合っているなんて。外から通行人の声が聞こえてくるリビングで。
相手は女子高生で、弟の彼女で、好きで好きでたまらない女の子が舐め返してくれている。
彼女もそうだった。明るい時間に見ると、うっとりしていた。
ほつれた髪を指ですくってやるとぶるっと震え、あーんとだらしなく唇を開いて俺がまた舐めるのを待ってくれる。いや、待ちきれなかったらしく覆いかぶさってきて、どすっとソファーに押し倒されてから……本格的に舐め合った。
かぽりと当たり前のように唇が密着して、彼女の熱と香りをただ感じる。
あったかい。またがって乗ってきたお尻があったかい。
思わず手を伸ばしてお尻から内股までを掴むと、ひくんっと彼女は震えた。
「お兄さん、そのまま。いいかげん私のビキニを見てください」
はふうっと息を吐きながら不意に彼女は離れていき、またがったままボタンを外していく。ぷつっぷつっと外れるたびに、まっすぐの線を生み出す谷間、陽光に照らされる腹部とおへそ、そして「下を脱がして」と言うように腰を振ってこられると俺の思考はさらに溶ける。
見事なくびれに手をかけて、衣服の内側に指を入れていく。じっと熱い目で見つめられながら引くと腰の左右に結び目が、そして目の覚める水色の布地が現れて、こもっていた汗の匂いが放たれる。
まだ明るい時間だ。白い肌をした太ももはむっちりしており、おへその下にある水着は食い込みぎみの肉感をこれ以上なく伝えてくる。
そこから汗まじりの甘い体臭が漂って、俺の頭はくらくらした。
よいしょと呟いて茜ちゃんが上着から肩を露わにすると、窓からの逆光を受けるぱつんと張った乳房が現れる。真っ白な肌は透けるようで、それでいて脇の下から乳房にかけた豊かなラインには喉がゴクッと鳴る。
重量感たっぷりの乳房を肩紐でどうにか吊っているという状態だ。これで高校生の持つ色気なのかと驚くし、同時に外では着せないほうが良いとも思う。
欲望をこらえきれず彼女の胸にそろそろと手を伸ばしていくと、ぞくんっと彼女は身震いした。
「お兄さん、いかがです?」
「はあ、すごい。茜ちゃんがこんなにやらしい身体をしていたなんて。まさかこんな……明るい時間に見れるとは思わなかった」
「水着がどうなのかを聞いて……あン」
面積の少ないビキニをすくいあげる感じで支えると、重量感たっぷりに歪む。紐の内側に指を入れ、乳頭に向けてまっすぐに撫でると震えた乳房が波打った。
「はっ、はっ……んっ! 触りかた、やらしっ、んっ……」
さわさわと縁を撫でるように触れ、そして下乳の線に指をかけ、じっくりとビキニの内側に手を入れていくと、ぴく、ぴく、と乳房全体が揺れる。
こらえきれず彼女がソファーに両腕をつくと、視界は乳房で埋め尽くされる。重力によって誇張された乳房を支えてやり、水着の内側を親指で撫でるたびに彼女の甘い声がリビングに響いた。
密着した互いの股間を中心に、だんだん体温と湿度を高めていく。
空調機の音を聞きながらお尻に触れてみると汗ばんでおり、ひくりとこちらも震える。素肌の下腹部に挟まれているあそこはもうかなり硬くなっていて、直にそれを感じる茜ちゃんは、ふううと熱い息を吐く。
「ね、おにぃ、さん、見て……っ」
そう言い、水着を上に引っ張ると、どるぅっと揺れて乳房が現れた。前かがみの乳房は真っ白で、もう既に先端を固く膨らませている様子に彼女はわずかに頬を赤らめる。
じっと期待を込めて見つめてくる瞳を感じ、そして期待通りに肉厚の乳頭に吸いつくと「あウッ」と彼女は甘い声を漏らした。
ゆっくり体重を預けられると、頬はふかふかの感触に包まれる。硬くなった乳頭を舐め、そしてお尻の暗がりに手を伸ばすとビクンと身体全体が震えた。
「うーーっ、指のうご、きっ、やらしいっ」
こちらも肉厚だ。こりこり引っ掻くように線を撫でれば嫌々と尻が揺れる。円を描き、肉厚なところ全体をグイと摘まむと「おうっ!」と強い声を出す。一気に染みが溢れてきてリビングの湿度をさらに高める。
キメの細かい吸いつくような肌を感じながら水着の内側に潜り込み、内側に指を入れていくとビクッとまた震える。
ここから見えなくてもぬるぬるのあそこをちゃんと覚えている。茜ちゃんの弱い入り口の天井側にだんだん挿れていくと、やはり「そこぉ」と彼女はかすれた声を漏らす。
ぬぶぶと熱い粘液を感じながら指を挿入すると、ここはどこよりも熱かった。ぎゅっと抱きしめたまま彼女は震えた。びく、びく、と。
裸体を流れる汗が増えてきた。俺が一番弱いところをしっかりと押さえて、絶えず刺激をしているからだ。ぬるぬるの愛液も増しており、ぬぶぶ、ぬぶぶ、と本格的に動き出す。
「あ、だめ、そこ、だめ、だめ……」
剥き出しの乳房を押しつけたまま彼女はしがみつき、そう漏らす。ここがすごく弱いと知っていて、それでも受け入れているのかお尻をピンと突き出しており、ビキニをさらに食い込ませていく。
入り口から奥までの刺激に変え、にゅるにゅる動き始めると彼女は大きな声を出す。
「アンッ! ああうぅー……」
ぬぶぶと指が戻るとき、ため息に似た声が上から降ってきた。
今とまったく同じ、入り口から奥までのラインをじっくりなぞり続ける。今日は指がふやけるまで続けるぞと暗に伝え、そして彼女は背筋をピンと伸ばして今の姿勢でい続ける。達するために最適な姿勢をし続ける。
ひくひくと内側が震えてきた。
谷間に挟まれながら、そこを玉のような汗が伝い流れてくる。乳頭の先に雫を溜めて、たっ、たたっ、と俺の胸に水滴を落とす。
それをぼんやり見ていた彼女は、きゅうっと唐突に眉を歪めた。
「あ、あ、あ、イ、ク……ッ! おおウッ、そこ、もっと……イッ、ぐぅ……!」
んんーーっと彼女は震える身体を仰け反らせ、水着の隙間でぬぶぬぶ入る指先を見せてくれる。そこはたくさん濡れていて、ゆさゆさと乳房を揺らしながら「ハ、ア、アーッ!」と痙攣混じりの吐息を放つ。
びぐ、びぐ、と腰だけはなおも前後に痙攣していて、溢れた愛液が手のひらに流れ落ちてきた。
「ここ、気持ちいい?」
大きく口を開けて呼吸していた彼女は、かくかく顎を揺らして答えてくる。ふいごのように下腹部を揺らがせており、声も出せない様子をただ楽しむ。
まだ唇が半開きで荒い息をする彼女に話しかけた。
「窮屈なんだ。俺のを出してくれないか?」
ぽやっと意識の定まらない瞳が俺を見る。
何を言われたのかしばし考えているようだったし、実際にそうだったろう。
彼女はゆるゆると緩慢な動きで腰をあげ、じっと股間を見下ろしてくる。そこには大きな膨らみがあって、ぼーっとした彼女はズボンに手をかけると脱がせ始めてくれた。
カチャカチャとベルトの金属音を鳴らし、そしてボタン外すとはちきれそうな膨らみが下着越しに現れる。
腰に指先が入り込み、ゆっくり下着が引き降ろされていくのは……興奮した。また同時にぶるんっと露わにされたものが彼女の頬に当たり、その姿勢のまま彼女は動きは止める。
明るい時間に見られるのは初めてだ。
わずかに目を見開いて、彼女はじっと眺める。そそり立ち、血管を浮かせた生々しい雄の姿。卑猥であり汚らしい。けれどなかなか目を離せられなくて……ごくっと唾を飲む音が響く。
「……お兄さん、大人ですね……」
ぼそぼそ囁かれる吐息さえアソコに届く距離で、びくりと肉の棒が反応して彼女をほんの少し怖気づかせる。
考えてみれば彼女はまだ学生だ。怖がるのは当たり前か……などと思ったが、それはまったくの杞憂だった。
じっと見つめられていた。
それは性的な興奮によるものかというと少し異なり、しげしげと観察するようだった。優等生らしく彼女は勤勉で、ふと前に言われた「私は性に対して好奇心が強い」という言葉を思い返す。
反り返った先端が奥のどこに当たるのか。ゾリゾリと刺激を与えてくる段差がこれなのか。ぬっぽりと膣と結合する効率的な形。などと思っているのか、あちこち指で触れながら見つめてくる。
しかしどうしてここまで調べるのだろう。
特に段差のところは執拗で、指先で溝をなぞるようにずりずりと往復されるからさらに股間が硬くなる。
そして不意に彼女の瞳がこちらを向いた。
乳房をむき出しにしたまま髪を耳にかけ、ゆっくりと前のめりに近づいてくる。
形の良い鼻を押し当てて、すんすん嗅がれるのは夢でも見ているのかと思うほどだ。決して手の届かない彼女が俺のものを嗅いでいる。
そんなの息が熱くなって仕方ないし、かぽんっと熱いものから不意に飲みこまれたら、その光景が見たくて慌てて上半身だけ身を起こす。
そこには上目づかいで亀頭を咥えた茜ちゃんがいた。
普段通りに美しく、少しだけ生意気で、実はしたたかな彼女の唇が生々しいアレを咥えていたんだ。
るろろという見えない刺激に包まれる。熱々の舌が口内で蠢いて、唾液たっぷりに舐めてくれている。
はああと情けない声を出す俺に、んふっと目元だけの笑みを浮かべてきた。
先端の膨らみだけを刺激する、くぽっくぽっという下品な音が聞こえてきてくるそれだけで思わず呻く。
そして輪っかのような締まりが、じっくりと根元まで伝っていくと彼女の鼻が下腹部に触れてくる。フーフーと鼻息をそこで繰り返し、ずるぅぅーっと戻っていくんだ。
「あ、お……っ! すご、い……」
身悶えそうだった。
唇を開いて桜色の舌でねろねろと舐める姿を見せてくれるのは。美しい彼女が俺のを舐めてくれて、じっと潤んだ瞳で見つめてくれる。ああ、すごい、と繰り返しながら頭を撫で、彼女を褒めることしかできない。
そしてやはり彼女は勤勉だ。
ぐっぽ、ぐっぽ、と音を立てて上下し始めると、俺の反応をじっと見つめて効率的になっていく。
さっきまで執拗に調べていたのはこれだった。どこが気持ち良いのかを下調べし、憶測を立て、そして絶頂に導きたがる。指先ですぐにアクメをさせる俺のように。
ふと彼女は気がついた。
竿に指をかけ、ぬるぬるの唾液にまみれた肉棒をシゴいたらどうなるのかと。
ずにゅにゅという刺激に変わった。唾液を垂らし、そこに指の段差で刺激を加えると……う、う、う、と呻く。根元をぐちぐちと指でシゴき、またすぼめた唇で亀頭をコネられると勝手に声が出てしまう。
グボ、グボ、という音はセックスの領域だ。膣のように飲み込んで、腰が痺れるほど気持ちいい口淫なんて知らない。
「あ、茜ちゃん、出る……」
汚いザーメンが出てしまうから早く口を離して。
そう伝えたつもりなのに唇の刺激は強くなる。指でシゴかれ、締めつけは強くなり、俺に射精を促してくる。
ぬ゛っぬ゛っという感触に頭が惚けて、女子校生に飲ませたいという欲望をはっきりと感じたとき……。
どっと溢れだす精液が、ビュッと喉の奥に当たる。
腰の震えを覚えながら肩を掴むと、彼女の素肌は驚くほど熱かった。なおも勢いは止まらず、咥えたまま彼女の喉がゴクッと鳴る。
飲んでいる。そう思うと欲望が湧き上がり、ゾクゾクと背筋が震える。
「ぶアッ……!」
こらえきれずに喘ぐと、白濁液が唇から流れ落ちる。
顎先から垂れ落ち、真っ白な乳房に降りかかる。ボトッボトトッと粘液が垂れ、粘度のあるものが谷間に吸い込まれていくのを眩んだ頭で眺める。
ハーハーと彼女は息をしていた。
まだ口内は白濁液にまみれていて、そこに赤い舌が浮いている。頬は真っ赤に染まっていて、その表情はたっぷりの雄の匂いに酔っているようだった。
内股でフローリングに座り込む彼女は、ひくひく乳頭を震えさせ、そして俺の目を見上げてくる。
ゴクッともう一度喉を鳴らすと、彼女はこう言った。
「お、兄さん、二階に行きましょう。もうすぐ親が帰ってきますから」
息は荒く、下の水着だけはプールに浸かったように湿っている。
内股までぬるぬるに濡らした彼女の提案は、つまり親のいなくなる朝まで一緒の部屋にいて欲しいということだ。
その提案に、俺はしばし呆然としながらも、茜ちゃんから伸ばされた手をいつの間にか掴んでいた。
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