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知るかってーの!
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「誠に、誠に、誠に、申し訳ございませんでしたぁ~!」
「へ、陛下?!」
「ボサッと突っ立って、何をしている?
お前達も、きちんと作法に則り誠心誠意謝罪をせぬか!!」
「へ?!」
あらあら、まぁまぁ、随分と焦っているご様子ですね?
国王陛下ともあろうお方が、謁見の間にて玉座に座りもせずに立って待機し、私達が謁見の間に入って直ぐに土下座ですか...皆様慌ててますよ?
「ユーベ国との会談を終えて帰国した所、この様な事態となっていると聞き、頭を抱えたものだ。」
オホホ、そうでしょうね。
王命で婚約を結ばせているから、強行で婚姻してしまえば大丈夫だろうと、国王陛下のいない日に婚姻式を行おうとなされましたのよね?
アホな王弟のアホな策略ですけど、国王陛下
がおられない日であれば、婚姻式を早めるのは王命なのだと押し切れるハズでしたもの。
馬鹿な息子が、婚姻式の直前にお馬鹿な発言をしなければ、婚姻は出来ましたのに...息子のことを理解していなかったのは驚きですわー。
「賠償は、契約した通りに行うので安心して欲しい。
宰相、読み上げよ。」
「は、はい。」
宰相閣下ったら、お顔のお色がかなり悪いですね。
大分やつれておられるようですが、昨日私とおじ様がお話したことの確認は出来たご様子で安心しました。
これからは、もう少し幅広く情報収集をなさることをオススメいたします。
「王弟よりの虚偽の報告を鵜呑みにし、辺境伯爵家への確認を怠り、既に婚約者がいたにも関わらず、王弟子息との婚約を王命で決めてしまったことに関して、国王自ら謝罪する。
本来の婚約者に怪我を負わせたことも確認がとれたため、婚約者の家に金板200枚を王家より支払う。
負わされた怪我の慰謝料と、婚約を強制的に破棄させてしまったことに対する慰謝料である。
婚約を強要してしまった辺境伯爵家に、婚約を強要してしまったことに対する慰謝料として、金板100枚を支払うものとする。
子息が婚姻前に不貞を行った場合、子息が婚姻の取消しを望んだ場合、この契約は子息有責で即刻破棄されるものである。
もしも子息有責で婚約を破棄することとなった場合、金板600枚の支払いを行う。
というのが、辺境伯爵家との契約内容の一部です。
王家の影を伴った次期辺境伯爵の兄による報告にて、婚姻式の直前に、王弟子息が婚約の破棄を申し出たとのこと...王命であった次期辺境伯爵との婚約は、王弟子息の有責で即刻破棄され、王家は辺境伯爵家に慰謝料を支払うことになります。」
ザワザワしてますけど、当然でしょう?
婚姻間近の婚約を、確認を怠って王命で破棄させて、無理やり婚約したのですもの。
王家にも報告済みの婚約でしたのよ?
それを、我が家から抗議されて初めて気付いただなんて、王家は無能なのかと囁かれても、何も不思議ではありません。
可愛がっている王弟の罪を公にしたくない国王陛下は、傷害罪で告発することを止める為に多額の慰謝料を支払うことしか出来ませんでした。
我が家にも、慰謝料で手を打てと言い始めたときは、本当にムカつきましたわ。
我が家の意思は無視して勝手に動いておいて、金で手を打てと提案なされるとは...王命を撤回すれば済む話しですのに、ねぇ?
どれだけ王弟を甘やかせば気が済むんですか?
可愛さの欠片もないオジサンですけど?
「婚姻後、王弟子息の禊のため3年間は初夜を執り行わないこと。
3年以内に王弟子息の不貞が発覚した場合、婚姻無効の措置をとること。
その場合の慰謝料は金板300枚支払うこと。
も、王家と辺境伯爵家とで協議し、契約されております。」
王命の撤回を求めて何度も交渉しましたが、婚約・婚姻を無しにすることは出来ませんでしたので、こちらに有利になるような契約をすることにしました。
私は不貞だなんて面倒なことは犯しませんけど、あのお馬鹿はやるでしょうからね。
契約を結びつつ、お相手の女性を必死に探したんですよ?
こんな不毛な契約はとっとと終わらせたいので、元鞘?に収まっていただこうと思いまして。
なかなか見つからなくてヤキモキしましたけど、国を出ていなくて安心しました。
あのアホなら、後々の影響とか考えずに国外に捨ててくるとか有り得そうなので。
*
「へ、陛下?!」
「ボサッと突っ立って、何をしている?
お前達も、きちんと作法に則り誠心誠意謝罪をせぬか!!」
「へ?!」
あらあら、まぁまぁ、随分と焦っているご様子ですね?
国王陛下ともあろうお方が、謁見の間にて玉座に座りもせずに立って待機し、私達が謁見の間に入って直ぐに土下座ですか...皆様慌ててますよ?
「ユーベ国との会談を終えて帰国した所、この様な事態となっていると聞き、頭を抱えたものだ。」
オホホ、そうでしょうね。
王命で婚約を結ばせているから、強行で婚姻してしまえば大丈夫だろうと、国王陛下のいない日に婚姻式を行おうとなされましたのよね?
アホな王弟のアホな策略ですけど、国王陛下
がおられない日であれば、婚姻式を早めるのは王命なのだと押し切れるハズでしたもの。
馬鹿な息子が、婚姻式の直前にお馬鹿な発言をしなければ、婚姻は出来ましたのに...息子のことを理解していなかったのは驚きですわー。
「賠償は、契約した通りに行うので安心して欲しい。
宰相、読み上げよ。」
「は、はい。」
宰相閣下ったら、お顔のお色がかなり悪いですね。
大分やつれておられるようですが、昨日私とおじ様がお話したことの確認は出来たご様子で安心しました。
これからは、もう少し幅広く情報収集をなさることをオススメいたします。
「王弟よりの虚偽の報告を鵜呑みにし、辺境伯爵家への確認を怠り、既に婚約者がいたにも関わらず、王弟子息との婚約を王命で決めてしまったことに関して、国王自ら謝罪する。
本来の婚約者に怪我を負わせたことも確認がとれたため、婚約者の家に金板200枚を王家より支払う。
負わされた怪我の慰謝料と、婚約を強制的に破棄させてしまったことに対する慰謝料である。
婚約を強要してしまった辺境伯爵家に、婚約を強要してしまったことに対する慰謝料として、金板100枚を支払うものとする。
子息が婚姻前に不貞を行った場合、子息が婚姻の取消しを望んだ場合、この契約は子息有責で即刻破棄されるものである。
もしも子息有責で婚約を破棄することとなった場合、金板600枚の支払いを行う。
というのが、辺境伯爵家との契約内容の一部です。
王家の影を伴った次期辺境伯爵の兄による報告にて、婚姻式の直前に、王弟子息が婚約の破棄を申し出たとのこと...王命であった次期辺境伯爵との婚約は、王弟子息の有責で即刻破棄され、王家は辺境伯爵家に慰謝料を支払うことになります。」
ザワザワしてますけど、当然でしょう?
婚姻間近の婚約を、確認を怠って王命で破棄させて、無理やり婚約したのですもの。
王家にも報告済みの婚約でしたのよ?
それを、我が家から抗議されて初めて気付いただなんて、王家は無能なのかと囁かれても、何も不思議ではありません。
可愛がっている王弟の罪を公にしたくない国王陛下は、傷害罪で告発することを止める為に多額の慰謝料を支払うことしか出来ませんでした。
我が家にも、慰謝料で手を打てと言い始めたときは、本当にムカつきましたわ。
我が家の意思は無視して勝手に動いておいて、金で手を打てと提案なされるとは...王命を撤回すれば済む話しですのに、ねぇ?
どれだけ王弟を甘やかせば気が済むんですか?
可愛さの欠片もないオジサンですけど?
「婚姻後、王弟子息の禊のため3年間は初夜を執り行わないこと。
3年以内に王弟子息の不貞が発覚した場合、婚姻無効の措置をとること。
その場合の慰謝料は金板300枚支払うこと。
も、王家と辺境伯爵家とで協議し、契約されております。」
王命の撤回を求めて何度も交渉しましたが、婚約・婚姻を無しにすることは出来ませんでしたので、こちらに有利になるような契約をすることにしました。
私は不貞だなんて面倒なことは犯しませんけど、あのお馬鹿はやるでしょうからね。
契約を結びつつ、お相手の女性を必死に探したんですよ?
こんな不毛な契約はとっとと終わらせたいので、元鞘?に収まっていただこうと思いまして。
なかなか見つからなくてヤキモキしましたけど、国を出ていなくて安心しました。
あのアホなら、後々の影響とか考えずに国外に捨ててくるとか有り得そうなので。
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