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1歳!行動範囲が拡がります!
白いもふぁもふぁ。(回想 マグレインside)14
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「取り敢えず、クライブは拘束させてもらうから...あ、抵抗とかはしないでね?
君、規定違反してるんだから、これ以上面倒臭いことしないでよ?
罰則追加されるんだからね?」
「!!......分かりました。」
言う前に拘束し始めてるし、自然と脅してる...。
流石、ギルドマスター格好いいなぁ。
「で、レイグルド君が保護して、リーンちゃんが名付けしたファビッツのことだっけ?
確認の為に今度会わせてもらえることにはなってたけど、まだ会ってないんだよねぇ...。
まだ幼いんでしょー?」
「はい、母親は、死んだようです。
母親のことを聞くと、ポテッと倒れてから悲しそうにするので...。」
「あらら...密猟かな?」
多分、クライブとかいうこの人も関わってる件だと思うんだよねぇ。
領主邸に、シラタマのお母さんがいるかもね...もう毛皮にされてるのかもしれないけどさ?
「さっさと寄越せば良いのに...まだ子供なら、名付けも曖昧かもしれないし...。」
「んー、クライブ?名付けには、幼いから曖昧とか無いからね?
じゃなかったら、ナァナァって名付けられたキャットナイトは存在しないよ?
ナァナァさんとか微妙だからナァさんって呼んでるけど、あれ?マグレイン君どうしたの?」
「...ナァナァさんは、たしかに微妙ですね。」
ごめんなさい。
さっき聞いたにゃんにゃん以外にもいるんだなって思って...吹き出しちゃってごめんなさい。
「あぁ、ナァさんならあそこにいるよ?
ほら、壁で爪研ぎしながらこっちを覗いてるでしょ?
リーンちゃんとレイグルド君をとても気に入ったみたいなんだよねー。
レイグルド君が拉致されたときは領主邸に乗り込もうとしてたから、止めるの大変だったなぁ...。」
あ、ナァナァさん?はギルドマスターが名付けしたの?
そっか、ナァナァさん?はレイを気に入ってるんだね。
ナァナァさん?も乗り込もうとしてくれてたんだ。
で、ギルドマスターは止めてたと、だから顔に引っ掻き傷があるんだ...治さないのかな?って思ってたんだよねー。
「いつも、レイにじゃれてる、大きめな猫だと思ってました。
キャットナイトだったんですね...名付けはギルドマスターですか?」
「んー、名付けたのは僕の兄なんだけど...奥さんが、体質的に猫が駄目なんだよねー。
しかも、生まれた子供も駄目な体質みたいでね?
仕方ないから僕が預かってるの。
ほら、キャットナイトは獰猛だけども猫とほぼほぼ変わらないからね。
で、名付けしてないからか僕の言うこととか殆ど聞かないの。
でも、子供とか女性には優しいからそこは助かってるかな?
事件に巻き込まれた被害者の心を癒してくれるんだよねー。
はいはい、分かったから、中に入っても良いよ。」
「にゃうん!!にゃぉごーぉう!!
[レイグルドー!!無事でなにより!
おや?レイリーンはどうしたのだ?
会わせろこのやろー!!]」
可愛い!目付きはかなり鋭いんだけど、レイにグリグリスリスリと薄い黄色の身体を擦り付けて匂い付けしてるのを見ていると、本当にレイが好きなんだなぁと感じる。
やっぱり、主と一緒にいられないのは寂しいよね...。
「にゃ?にゃぉーん!
[おやおや?これが兄のマグレインとやらか?
俺の愛し子、レイリーンに会わせろよー!]」
「こんにちは。
僕はそっちのレイグルドの兄で、マグレインと申します。
ナァさんとお呼びしても良いでしょうか?」
「にゃ!!にゃぁごーぉう!にゃにゃ?
[まぁ、構わん!!
だからさぁ?レイリーンには会わせてくれないのかよ!
なに?また揉め事か?俺の爪が火を吹くか?]」
「ありがとうございます。」
挨拶をした僕の手にも額をスリスリしてくれました。
あぁ、リーンの好きそうなモフモフです。
キョロキョロと周りを見て、隣り合って座っている僕とレイの膝に乗って落ち着いたみたい。
撫でろ!と前足でポフポフ催促されたので、遠慮せずに撫でます。
ちゃんと手入れをされた綺麗な毛並みー。
「フフフ、来週には兄さん達も会いに来るからね?
お義姉さんも甥っ子もナァさんに会いたがってるんだけど、死ぬかもしれないから...窓越しで我慢してるんだよなぁ。」
「にゃぁん!
[お、マジか!]」
「フフフ、良かったね。」
ご機嫌そうに喉をゴロゴロ鳴らしてたナァさんは、クライブとかいう人を見ると、不機嫌そうに唸りながら尻尾をパタン、パタン、とソファに叩き付け、剣呑な目をしている。
ナァさんも怒ってくれるの?ありがとう。
*
君、規定違反してるんだから、これ以上面倒臭いことしないでよ?
罰則追加されるんだからね?」
「!!......分かりました。」
言う前に拘束し始めてるし、自然と脅してる...。
流石、ギルドマスター格好いいなぁ。
「で、レイグルド君が保護して、リーンちゃんが名付けしたファビッツのことだっけ?
確認の為に今度会わせてもらえることにはなってたけど、まだ会ってないんだよねぇ...。
まだ幼いんでしょー?」
「はい、母親は、死んだようです。
母親のことを聞くと、ポテッと倒れてから悲しそうにするので...。」
「あらら...密猟かな?」
多分、クライブとかいうこの人も関わってる件だと思うんだよねぇ。
領主邸に、シラタマのお母さんがいるかもね...もう毛皮にされてるのかもしれないけどさ?
「さっさと寄越せば良いのに...まだ子供なら、名付けも曖昧かもしれないし...。」
「んー、クライブ?名付けには、幼いから曖昧とか無いからね?
じゃなかったら、ナァナァって名付けられたキャットナイトは存在しないよ?
ナァナァさんとか微妙だからナァさんって呼んでるけど、あれ?マグレイン君どうしたの?」
「...ナァナァさんは、たしかに微妙ですね。」
ごめんなさい。
さっき聞いたにゃんにゃん以外にもいるんだなって思って...吹き出しちゃってごめんなさい。
「あぁ、ナァさんならあそこにいるよ?
ほら、壁で爪研ぎしながらこっちを覗いてるでしょ?
リーンちゃんとレイグルド君をとても気に入ったみたいなんだよねー。
レイグルド君が拉致されたときは領主邸に乗り込もうとしてたから、止めるの大変だったなぁ...。」
あ、ナァナァさん?はギルドマスターが名付けしたの?
そっか、ナァナァさん?はレイを気に入ってるんだね。
ナァナァさん?も乗り込もうとしてくれてたんだ。
で、ギルドマスターは止めてたと、だから顔に引っ掻き傷があるんだ...治さないのかな?って思ってたんだよねー。
「いつも、レイにじゃれてる、大きめな猫だと思ってました。
キャットナイトだったんですね...名付けはギルドマスターですか?」
「んー、名付けたのは僕の兄なんだけど...奥さんが、体質的に猫が駄目なんだよねー。
しかも、生まれた子供も駄目な体質みたいでね?
仕方ないから僕が預かってるの。
ほら、キャットナイトは獰猛だけども猫とほぼほぼ変わらないからね。
で、名付けしてないからか僕の言うこととか殆ど聞かないの。
でも、子供とか女性には優しいからそこは助かってるかな?
事件に巻き込まれた被害者の心を癒してくれるんだよねー。
はいはい、分かったから、中に入っても良いよ。」
「にゃうん!!にゃぉごーぉう!!
[レイグルドー!!無事でなにより!
おや?レイリーンはどうしたのだ?
会わせろこのやろー!!]」
可愛い!目付きはかなり鋭いんだけど、レイにグリグリスリスリと薄い黄色の身体を擦り付けて匂い付けしてるのを見ていると、本当にレイが好きなんだなぁと感じる。
やっぱり、主と一緒にいられないのは寂しいよね...。
「にゃ?にゃぉーん!
[おやおや?これが兄のマグレインとやらか?
俺の愛し子、レイリーンに会わせろよー!]」
「こんにちは。
僕はそっちのレイグルドの兄で、マグレインと申します。
ナァさんとお呼びしても良いでしょうか?」
「にゃ!!にゃぁごーぉう!にゃにゃ?
[まぁ、構わん!!
だからさぁ?レイリーンには会わせてくれないのかよ!
なに?また揉め事か?俺の爪が火を吹くか?]」
「ありがとうございます。」
挨拶をした僕の手にも額をスリスリしてくれました。
あぁ、リーンの好きそうなモフモフです。
キョロキョロと周りを見て、隣り合って座っている僕とレイの膝に乗って落ち着いたみたい。
撫でろ!と前足でポフポフ催促されたので、遠慮せずに撫でます。
ちゃんと手入れをされた綺麗な毛並みー。
「フフフ、来週には兄さん達も会いに来るからね?
お義姉さんも甥っ子もナァさんに会いたがってるんだけど、死ぬかもしれないから...窓越しで我慢してるんだよなぁ。」
「にゃぁん!
[お、マジか!]」
「フフフ、良かったね。」
ご機嫌そうに喉をゴロゴロ鳴らしてたナァさんは、クライブとかいう人を見ると、不機嫌そうに唸りながら尻尾をパタン、パタン、とソファに叩き付け、剣呑な目をしている。
ナァさんも怒ってくれるの?ありがとう。
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