これがホントの第２の人生。

１歳！行動範囲が拡がります！

初めてのお友達ー！3

幼児というものは、元気に走り回っていてもいつの間にやら寝てるものです。
と言うことで(面倒だから割愛したわけではありませんよ？本当よ？)、採寸されてから３日が経ちました！
特に何も無かったし、良いよね？ね？

｢リーン？着ないの？｣

｢きまっしゅ！｣

｢はーい、まずは脱ぎましょうねー。｣

｢はーい！｣

フッフッフッフッフ！
そうなのです！
待望の、お揃いのお洋服が出来上がったらしいのです。
ブローがハイハイで逃げてて、追いかけるリアンナさんもアニスさんも大変そうだね。
ディアは大人しく着替えてるのよ？

｢ふーぉー！｣

なんて可愛い声を出しながら、アナ叔母さんに着せてもらってて可愛いの！
ブローは、服を着たくないんじゃなくて遊んでるだけなんだと思う。
逃げると追いかけてくるから、それが楽しいんじゃないかな？
って、ワンコか！！

｢ぬぅ？｣

あ、ディアの着替えが終わったアナ叔母さんも加わって、お腹の辺りをひょいっと掬い上げられちゃったみたいだね。
あれ？と言わんばかりに、首を傾げて困惑してるところが可愛いわー。
早く着替えて、お友達に会いに行こうね！

｢もう少ししたらフローラ達も帰って来るから、皆が揃ったら行きましょうね。｣

｢お姉ちゃん、見てみて！
リーンちゃんもディオもディアも、とっても可愛いわ！
お揃いって、良いわね！｣

でしょ？
姉妹でお揃いの服を着てたりすると、可愛いなぁってつい見ちゃうもんね！

｢本当に可愛いわ！
そうだわ、同じ布を探すのが難しいときとかは色を揃えるだけでもお揃いっぽくなるかしら？
男女でも何か出来るように、今度考えてみましょう！｣

｢えぇ、どうせなら、お姉ちゃんのお腹の赤ちゃんも合わせて皆でお揃いにしてみたいわ！｣

｢あら、きっと可愛いわね！｣

弟、君が生まれる前に、お揃いの服を着ることが決定したぞー。
お揃いを嫌がる子じゃないと良いけど...。

｢あ、それなら、シャツが良いと思います！
男の子は普通ので、女の子は襟を丸くすると本当に可愛いんですよ！｣

｢そうねぇ、丸い襟のシャツは大人になればもう着れなくなってしまうから、今のうちに沢山着せてあげないと！
フローラとリーンとディアが、丸い襟のシャツね！
マグとレイとディオは、色違いで普通のシャツになるわね。
この子のは産まれてから考えましょう！｣

｢ウフフ、楽しみだわ！｣

皆様、キャッキャと楽しそうでなによりなのですが、新しいお友達に会いに行くんじゃなかったの？
ほら、ブローが退屈してますよー。
今は大人しくしてるけど、多分そろそろコロンコロンと転がっちゃうよ？
コロンコロンと転がって移動するのは最近の、ブローのマイブームなんだもの。
あ、ほら！既にやっちゃってるわー。

｢あぁ！ディオ？！
大人しくしていた筈なのに、どうしてコロンコロンしてるの？！｣

｢うぁ？？うきゃー！！｣

おぉ、気付かれたってことに気付いてすぐさま見事に反転、寝返りを打ってからの高速ハイハイ。
ブローったら、反射神経も良いし身体能力も高いよねぇー。
きっと、アスリートになれるよ。

｢あらあら、よく動く所といい直ぐに逃げる所といい、本当にマグが赤ちゃんの頃にそっくりだわ。｣

｢え、そうなの？｣

｢えぇ、そうなの。｣

｢本当に、マグ坊ちゃまは活発な赤ちゃんでした。
レイ坊ちゃまは大人しくて、いつの間にかテーブルの上にいたりと驚かされましたけど...。｣

｢あ、レイ君もやんちゃしてたのね。｣

へぇー、意外ー、レイ兄様もやんちゃしてたのねー。
机の上って、なかなか登れなくない？
レイ兄様も、赤ちゃんの頃から身体能力が高かったんだねぇ。

｢してたわよ。
普段が大人しいものだから、何度も騙されたの。｣

｢はい、捕まえた！
ディオ坊ちゃま？
大人しくしていてくれないと、おやつは無しにしますよ？｣

｢ウギャッ！｣

｢嫌なら大人しくしていてくださいね？｣

｢うぅー、むぅーう。｣

アニスさんに捕まったブローは、大人しくしてないとおやつ無しという言葉に絶望の表情をして、唇を尖らせてムスッとしてる。
アハハ、アニスさんの作るおやつが好きだもんねー。





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