4 / 112
読み切り短編{完結してるもの}
マザーは守りたい。3
しおりを挟む
「無理?シスター:ハビュエリアは、ラルクフォーレンの同郷の者だと聞いておりますが?」
え、同郷?どうやら、ラルクフォーレン・アドマンティスは、シスター:ハビュエリアをお知り合いのどなたかと勘違いしてるようですね。
シスター:ハビュエリアは、
「シスター:ハビュエリアは、アルベーノルス国の出身です。
ラルクフォーレン・アドマンティスは、ボルロードス伯爵領の出身と聞いてますが?」
この協会へとシスターとして来る2年前までは、アルベーノルス国にいましたから...。
「シスター:ハビュエリアは、アルベーノルス国の出身なのですか?!」
シスター:ハビュエリアは、アルベーノルス国特有の、サラサラと細く上品な金色の髪と雪のように白い肌をしてますから。
見た目で分かると思いますが...?
「えぇ、そうです。」
あ、シスター:ハビュエリアを見たことがないなら分からないですよね?
これは失礼しました。
ハァー...捕縛前に確認すらしてないなんて杜撰過ぎます。
「ラルクフォーレンの勘違い?」
それしかないでしょう。
裏付けは、きっちり取ってほしいものです。
「そうだと思います。
それに、シスター:ハビュエリアは騎士を毛嫌いしておりますし...。」
アルベーノルス国の協会で、マザーとして勤めていたシスター:ハビュエリアの母を汚したのは騎士達だったそうですから...。
猛吹雪に見舞われた騎士様方を半ば脅されて受け入れた際に、汚されたのだそうです。
婚姻を禁じられているマザーからシスター:ハビュエリアが生まれたのは、マザーが騎士達に汚された証しなのです。
マリーアンティア協会の規則で...マザーとなった者は、一生涯婚姻が出来ません。
シスターは20歳までは還俗が出来ませんが、20歳を過ぎれば還俗して婚姻することが出来ます。
「え、毛嫌い...ですか?」
シスター:ハビュエリアの繊細なところですから、詳細なんて騎士様方に話すわけありません。
さっさと帰してほしいのですが?
「えぇ、毛嫌いしております。」
まだ、続けますか?
「ラルクフォーレンとシスター:ハビュエリアが幼なじみでは無いということは分かりましたが、シスター:ハビュエリア本人から話しを聞きたいのです。」
何故?ラルクフォーレン・アドマンティスの馬鹿な勘違いなので、シスター:ハビュエリアを捕縛する必要は無い筈です。
むしろ、ラルクフォーレン・アドマンティスを適切に処罰して頂きたいものです。
あぁ、軽い呪いは大量にかけますよ?
子供達も迷惑被りましたから。
「シスター:ハビュエリアが総本山へと呼び出されたのは、シスター:ハビュエリアがマザー見習いとなるからです。
儀式が終わり次第、出身であるアルベーノルス国の協会へと配属されますので、こちらへは戻りません。
もしもシスター:ハビュエリアにどうしても話しを聞かなければならないのだと仰られるのであれば、どうぞ、アルベーノルス国へとお問い合わせください。
私ではお力になれず、申し訳ございません。」
シスター:ハビュエリアは、総本山へ無事に着いたみたいですね...無事に護符が戻ってきたので、安心しました。
流石は、アルベーノルスの竜です。
シスター:ハビュエリア...改め、マザー見習い:ハビュリアーナのことを、アルベーノルス国までも無事に送り届けてくださることでしょう。
「あー、それはたしかに無理ですね...分かりました。
騎士団の上層部へと話してみます。」
えぇ、そうしてください。
では、帰らせていただきますね?
「そうしてください。
では、私は協会へと帰ります。
あぁ、修繕費に関しましては、後程明細をお送りさせていただきます。」
忘れることなどありえませんから...。
どうせなら、横領している領主様や代官様を捕縛してほしいです。
*
え、同郷?どうやら、ラルクフォーレン・アドマンティスは、シスター:ハビュエリアをお知り合いのどなたかと勘違いしてるようですね。
シスター:ハビュエリアは、
「シスター:ハビュエリアは、アルベーノルス国の出身です。
ラルクフォーレン・アドマンティスは、ボルロードス伯爵領の出身と聞いてますが?」
この協会へとシスターとして来る2年前までは、アルベーノルス国にいましたから...。
「シスター:ハビュエリアは、アルベーノルス国の出身なのですか?!」
シスター:ハビュエリアは、アルベーノルス国特有の、サラサラと細く上品な金色の髪と雪のように白い肌をしてますから。
見た目で分かると思いますが...?
「えぇ、そうです。」
あ、シスター:ハビュエリアを見たことがないなら分からないですよね?
これは失礼しました。
ハァー...捕縛前に確認すらしてないなんて杜撰過ぎます。
「ラルクフォーレンの勘違い?」
それしかないでしょう。
裏付けは、きっちり取ってほしいものです。
「そうだと思います。
それに、シスター:ハビュエリアは騎士を毛嫌いしておりますし...。」
アルベーノルス国の協会で、マザーとして勤めていたシスター:ハビュエリアの母を汚したのは騎士達だったそうですから...。
猛吹雪に見舞われた騎士様方を半ば脅されて受け入れた際に、汚されたのだそうです。
婚姻を禁じられているマザーからシスター:ハビュエリアが生まれたのは、マザーが騎士達に汚された証しなのです。
マリーアンティア協会の規則で...マザーとなった者は、一生涯婚姻が出来ません。
シスターは20歳までは還俗が出来ませんが、20歳を過ぎれば還俗して婚姻することが出来ます。
「え、毛嫌い...ですか?」
シスター:ハビュエリアの繊細なところですから、詳細なんて騎士様方に話すわけありません。
さっさと帰してほしいのですが?
「えぇ、毛嫌いしております。」
まだ、続けますか?
「ラルクフォーレンとシスター:ハビュエリアが幼なじみでは無いということは分かりましたが、シスター:ハビュエリア本人から話しを聞きたいのです。」
何故?ラルクフォーレン・アドマンティスの馬鹿な勘違いなので、シスター:ハビュエリアを捕縛する必要は無い筈です。
むしろ、ラルクフォーレン・アドマンティスを適切に処罰して頂きたいものです。
あぁ、軽い呪いは大量にかけますよ?
子供達も迷惑被りましたから。
「シスター:ハビュエリアが総本山へと呼び出されたのは、シスター:ハビュエリアがマザー見習いとなるからです。
儀式が終わり次第、出身であるアルベーノルス国の協会へと配属されますので、こちらへは戻りません。
もしもシスター:ハビュエリアにどうしても話しを聞かなければならないのだと仰られるのであれば、どうぞ、アルベーノルス国へとお問い合わせください。
私ではお力になれず、申し訳ございません。」
シスター:ハビュエリアは、総本山へ無事に着いたみたいですね...無事に護符が戻ってきたので、安心しました。
流石は、アルベーノルスの竜です。
シスター:ハビュエリア...改め、マザー見習い:ハビュリアーナのことを、アルベーノルス国までも無事に送り届けてくださることでしょう。
「あー、それはたしかに無理ですね...分かりました。
騎士団の上層部へと話してみます。」
えぇ、そうしてください。
では、帰らせていただきますね?
「そうしてください。
では、私は協会へと帰ります。
あぁ、修繕費に関しましては、後程明細をお送りさせていただきます。」
忘れることなどありえませんから...。
どうせなら、横領している領主様や代官様を捕縛してほしいです。
*
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で
重田いの
ファンタジー
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で、人々の間に静かな困惑が広がる。
魔術師は事態を把握するため使用人に聞き取りを始める。
案外、普段踏まれている側の人々の方が真実を理解しているものである。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
本当に現実を生きていないのは?
朝樹 四季
恋愛
ある日、ヒロインと悪役令嬢が言い争っている場面を見た。ヒロインによる攻略はもう随分と進んでいるらしい。
だけど、その言い争いを見ている攻略対象者である王子の顔を見て、俺はヒロインの攻略をぶち壊す暗躍をすることを決意した。
だって、ここは現実だ。
※番外編はリクエスト頂いたものです。もしかしたらまたひょっこり増えるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる