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私に言ってます?1
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「申し訳無いのだが...この婚約を破棄してほしい。」
ん?あぁ、こんなところでそんなのする?って感じだけど...婚約破棄の練習でもしてるのかな?
本当に、他人の部屋に乗り込んできてまでここですることではないよねー。
私がお昼寝から気持ち良ーく目覚めたときにね?
起きたての顔をホカホカのタオルで拭いたり、白湯をのませてくれたりと私のお世話をしてくれているメイドさんを押し退けて、勝手にって言うか無理やりって言うか...まぁ、入ってきたのよねー。
あぁ、何故か初対面の筈の私の部屋にいるのは、黒いフリルと白いレースによりゴテゴテに飾り立てられた薄い灰色のシャツを着ている、知らないお兄さんです。
多分、見た感じが一番上の兄と同じくらいだろうから...成人の15歳くらい?
キラリと輝くふわふわの金髪に、気の弱そうな下がり眉と同じだけ下がってる蒼い垂れ目の、一応美形なお兄さん。
顔は良いのに、ズボンが...膝くらいまである黄色のカボチャパンツでした。
タイツ的なのは何故か赤色で、靴は爪先が反ってる感じでピエロさんが履きそうな、派手派手な色彩のトンガリブーツなのです。
なんか、猛烈にダサい。
シャツはモノトーンな感じだったのに、何故に下半身をカラフルに攻めてきたの?!
ふわふわの金髪をクシャリと握り締めて、眉間にシワを寄せて目を潤ませてと...かなり悲痛そうな顔をしてるんだけど、ここには私達しかいませんよー。
このお兄さんね?どこぞかのご令嬢と婚約していたのに、学園で出逢った男爵令嬢と浮気したんだってー。
それにしても、誰に語ってるつもりなのかな?
ここには私とメイドさんしかいないよ?
ん?まさか、私のメイドさんに婚約破棄してるの?!
私のメイドさんはもう人妻よ?!
それなのに、メイドさんに手を出そうなんて、嫉妬の化身であるアレクファルトに絞められちゃうよ??
アレクファルトったらさ?私がメイドさんに抱っこされてるときは大人しいんだけど、兄の侍女が私を抱っこしていないメイドさんと話していると嫉妬するらしいの。
頭おかしいのかな?って心配してるのよー。
「どうして分かってくれないんだい?
私には、真実に愛する人が出来たのだ...よって、婚姻したとしても君を愛することなど出来ない!」
うーん、まさかだけども真っ昼間から酔ってます?
それか、部屋を間違ってません?
うー...でも、姉達の婚約者は皆様会ったことあるからこの人は違うんだよねー。
皆様、怖々だったけども優しく抱っこしてくださいました。
じゃあ、やっぱり.....婚約破棄の練習のために、私とメイドさんしかいないここに押し入ったってこと?
迷惑な人だなぁ...メイドさん、押し退けられたときに転けちゃって左手の平と左の膝辺りを怪我してたよね?
今は、ベッドに寝ていた私をムギュッと優しく抱き締めて、この変なお兄さんから隠してくれてるんだけども...メイドさんのお胸が大きくって、顔が埋まっちゃうからちょっとばかし苦しいの。
あ、上を向けば良いのか!
さぁ、私に酸素をください!
「あー...ロード卿は何故我が家へ?
本日は我が家へご訪問の予定がありましたか?
私は無かったと記憶しておりますが...?」
ロード卿って、ダジャレか?!
違うんだろうけど、突っ込まずにはいられなかった...。
あ、一番下のクリスティアン兄様!朝ぶりです!
今日も、8歳とは思えない程に無駄に色気を振り撒いてますね!
垂れた切れ長の濃い紺の目が流し目してて、とてもセクシーなのです!
今はキッチリ閉めてるけども、シャツの襟をボタン1個でも開襟しちゃったらば、今よりも余計に色気が漏れ出ちゃうんだから困った兄です。
チラッと私達を見てから安心したように微笑んで、メイドさんの服の様子を見てギラリと目だけを光らせるリスティ兄様の笑顔がちょっとだけ怖い。
*
ん?あぁ、こんなところでそんなのする?って感じだけど...婚約破棄の練習でもしてるのかな?
本当に、他人の部屋に乗り込んできてまでここですることではないよねー。
私がお昼寝から気持ち良ーく目覚めたときにね?
起きたての顔をホカホカのタオルで拭いたり、白湯をのませてくれたりと私のお世話をしてくれているメイドさんを押し退けて、勝手にって言うか無理やりって言うか...まぁ、入ってきたのよねー。
あぁ、何故か初対面の筈の私の部屋にいるのは、黒いフリルと白いレースによりゴテゴテに飾り立てられた薄い灰色のシャツを着ている、知らないお兄さんです。
多分、見た感じが一番上の兄と同じくらいだろうから...成人の15歳くらい?
キラリと輝くふわふわの金髪に、気の弱そうな下がり眉と同じだけ下がってる蒼い垂れ目の、一応美形なお兄さん。
顔は良いのに、ズボンが...膝くらいまである黄色のカボチャパンツでした。
タイツ的なのは何故か赤色で、靴は爪先が反ってる感じでピエロさんが履きそうな、派手派手な色彩のトンガリブーツなのです。
なんか、猛烈にダサい。
シャツはモノトーンな感じだったのに、何故に下半身をカラフルに攻めてきたの?!
ふわふわの金髪をクシャリと握り締めて、眉間にシワを寄せて目を潤ませてと...かなり悲痛そうな顔をしてるんだけど、ここには私達しかいませんよー。
このお兄さんね?どこぞかのご令嬢と婚約していたのに、学園で出逢った男爵令嬢と浮気したんだってー。
それにしても、誰に語ってるつもりなのかな?
ここには私とメイドさんしかいないよ?
ん?まさか、私のメイドさんに婚約破棄してるの?!
私のメイドさんはもう人妻よ?!
それなのに、メイドさんに手を出そうなんて、嫉妬の化身であるアレクファルトに絞められちゃうよ??
アレクファルトったらさ?私がメイドさんに抱っこされてるときは大人しいんだけど、兄の侍女が私を抱っこしていないメイドさんと話していると嫉妬するらしいの。
頭おかしいのかな?って心配してるのよー。
「どうして分かってくれないんだい?
私には、真実に愛する人が出来たのだ...よって、婚姻したとしても君を愛することなど出来ない!」
うーん、まさかだけども真っ昼間から酔ってます?
それか、部屋を間違ってません?
うー...でも、姉達の婚約者は皆様会ったことあるからこの人は違うんだよねー。
皆様、怖々だったけども優しく抱っこしてくださいました。
じゃあ、やっぱり.....婚約破棄の練習のために、私とメイドさんしかいないここに押し入ったってこと?
迷惑な人だなぁ...メイドさん、押し退けられたときに転けちゃって左手の平と左の膝辺りを怪我してたよね?
今は、ベッドに寝ていた私をムギュッと優しく抱き締めて、この変なお兄さんから隠してくれてるんだけども...メイドさんのお胸が大きくって、顔が埋まっちゃうからちょっとばかし苦しいの。
あ、上を向けば良いのか!
さぁ、私に酸素をください!
「あー...ロード卿は何故我が家へ?
本日は我が家へご訪問の予定がありましたか?
私は無かったと記憶しておりますが...?」
ロード卿って、ダジャレか?!
違うんだろうけど、突っ込まずにはいられなかった...。
あ、一番下のクリスティアン兄様!朝ぶりです!
今日も、8歳とは思えない程に無駄に色気を振り撒いてますね!
垂れた切れ長の濃い紺の目が流し目してて、とてもセクシーなのです!
今はキッチリ閉めてるけども、シャツの襟をボタン1個でも開襟しちゃったらば、今よりも余計に色気が漏れ出ちゃうんだから困った兄です。
チラッと私達を見てから安心したように微笑んで、メイドさんの服の様子を見てギラリと目だけを光らせるリスティ兄様の笑顔がちょっとだけ怖い。
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