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15章
引退決意
「私、もうやめようと思うんです。病気の母にも井村さんにもたくさん心配かけちゃったし、もともと長く続ける気はなかったので」
「俺のことは気にしなくていいよ。ちゃんと考えて決めたことなら、いいんじゃないかな」
井村にやめることは伝えたが、最後に顔出しすることは言わなかった。止められると思ったけれど、こそこそ嗅ぎまわられるくらいなら自分でさっぱりしたい。
それに千紗自身にやましいことはない。できれば母親には知られたくなかったという程度で。
もう母に知られた以上、隠す必要もない。
もしも音楽がやりたければ、一人で演奏すればいい。もともとただの趣味なのだからお金や人が絡まないほうが楽しめるというもの。
自宅も収入もなくなるので、今後の身の振り方は考えなければならないけれど、しばらく母のいる北海道に行くのがいいかもしれない。
「これからどうするの?」
「最後の動画上げるまでは東京にいます」
そう言うと、一瞬井村は黙り込んだ。
「それって……しばらくしたら出ていくってこと?」
「はい。母が心配なので北海道へ行きます」
「なら仕方がないよな……。機材とか実家だよね。ちょっと一人にするのは心配だから作業する時はついていってもいい?」
「はい」
その日から千紗は最後の動画を作るための作業に取り掛かった。
サムネイルのデザインから編曲、音源作成、撮影、編集作業まで一人でやっているので、無駄に色々なスキルは身についている。
仕事をやめたこともあり、一日中作業に没頭し、寝食を忘れてしまい、気づくと井村の作ったご飯が隣に置いてあったりした。
「美味しい。このまま餌付けされてしまいそう。第二のお袋の味。世界が明日終わるなら井村さんのお味噌汁を飲みたい」
☆
一か月後、やっと準備が整い、配信することにした。機材のそろっている自宅で生配信することにした。
「井村さん、もし良かったら隣の部屋で待っていてもらえませんか。なんていうか、いてくれると安心するんです」
「もちろんいいよ」
千紗が決めたことを尊重し、なにも言わず見守り続けてくれた日々だった。いつも変わらない木漏れ日のような眼差し。いつの間にかなくてはならない人になっている。
自分なんかで本当にいいのかと戸惑う。
一人になり、生配信を始める。
何度か深呼吸して鼓動を落ち着かせてから話し出す。今日はお面もつけていないし、コスプレもしていない。普通の白いブラウスに黒いパンツ姿だった。
「こんにちは。えっと……色々お騒がせして申し訳ありませんでした。事件については、私は大きな怪我もなくて、無事です」
千紗は、淡々と父親が新しい事業を興そうとした矢先に亡くなってしまい、借金の返済のため動画配信を始めたこと。最初はお金だけが目当てだったが、応援してくれる人も増え、演奏するのが楽しかったことなどをゆっくり自分の言葉で話した。
「これまで顔出しせずにやってきましたが、騒ぎが大きくなったのでもう隠す意味もないので、今日はこのまま行きます」
「高校二年の時に、父が急死して、ちょうど新しい事業を興すために借入をした直後だったため、自宅が担保になっていました。私は父との思い出の家を売りたくなくて、なんとかして返済をしようとして、動画を始めました」
「最初はそれこそ全然うまくいかなくて……一週間に3再生とか。でもコスプレを始めてから段々見てくれる人が増えて、そしたらモチベーションも上がって楽しくなってきて、みんなからのコメントも嬉しかったです」
「孤独で辛い時も支えてくれるファンがいたから、なんとか続けることができました。でももう潮時かなって。天国の父にも病気の母にもこれ以上心配をかけてたくないので、最後にします」
田吾作に支えられた日々。そして今は井村に支えられここにいる。
「一部の報道にあるように、犯人と私が元々男女の仲だったということはありません。職場で男性社員を片っ端から誘惑したとかいう噂もありますが、私は口下手だし、オタクでコミュニケーションも苦手だから、モテないし無理です。信じてくれなくても仕方がないのでこれ以上否定することはしません。確かに露出するのは危険なことだけど、借金を返すために他に方法がなかったので、後悔はしてません」
話すのは苦手だから、たどたどしかったし、わかりにくかったと思う。
──大丈夫。もう最後なんだから、どう思われたっていいんだ。嫌われたって、罵られたって、井村さんがいてくれるから大丈夫。お母さんも応援してくれるって言った。アイさんも。
世界中に馬鹿にされたって、味方してくれる人がいるから、私は大丈夫。
声が震える。けど、負けない。
「えっと……私は今日を最後に今後動画を上げたりすることやめますが、一曲だけ最後に皆さんに聞いてほしい曲があります。もともと借金返済のためだけにやってきたけれど、音楽に没頭してる時間は最高に楽しかったです。それを聞いてくれる人がいるのも。亡くなったお父さんが作った曲、素敵だからこれだけは、みんなに聞いてほしくて、そしたらもう未練はないから引退します」
それは井村が掘り当てた千紗の父親の個人サイトにUPしていた曲だった。
父はギターで弾いたから、編曲してアレンジをした。音源を足すことで曲全体に重厚さを増すよう工夫した。
千紗は、その曲を心を込めて弾いた。
三味線を膝の上にしっかりと固定し、左手で弦を押さえる。右手に持ったバチで優しく弦を弦を弾くと、音だけの世界に入っていける。この瞬間が好きだ。
最後だと思ってたくさん練習した。死ぬほど練習した。寝ないでPCで音源を作成した。
そのすべてを井村は温かく見守ってくれた。
不思議と三味線を手に取ると、迷いや戸惑い、不安は消え失せた。
PCで作成した音源が流れると、心が凪いだ。もう最後だから、ここで私の全てを出し切る。
見てくれたリスナーのために、自分のために、お父さんのために。そして支えてくれた井村さんのために、今まで培った全ての技術をぶつける。
静かな導入から、序盤の盛り上がり、そしてまた穏やかなフィナーレ。
まだ二十年しか生きてないけれど、千紗の人生全てをつぎ込んだ気がする。
全身全霊、生きていた中で一番集中した8分間だった。
「聞いてくださり、ありがとうございました」
ぺこりとお辞儀をして、配信を止め、PCの画面を閉じる。
「終わった……」
父親の借金という悲劇的な始まりではあったが、いつしか音楽は千紗の全てになっていた。心地よい高揚、そして脱力。そして喪失感。
やりきった。燃え尽きた。床に寝転んだ。天井が涙で滲んで見えなくなる。
「お父さん、天国で見てたらきっとたくさん心配したよね。私は大丈夫だから。お父さんが私に言ってたみたいにちゃんと幸せになるからね」
千紗は、父の写真を見つめてそう言った。
──さようなら。私の青春。
「俺のことは気にしなくていいよ。ちゃんと考えて決めたことなら、いいんじゃないかな」
井村にやめることは伝えたが、最後に顔出しすることは言わなかった。止められると思ったけれど、こそこそ嗅ぎまわられるくらいなら自分でさっぱりしたい。
それに千紗自身にやましいことはない。できれば母親には知られたくなかったという程度で。
もう母に知られた以上、隠す必要もない。
もしも音楽がやりたければ、一人で演奏すればいい。もともとただの趣味なのだからお金や人が絡まないほうが楽しめるというもの。
自宅も収入もなくなるので、今後の身の振り方は考えなければならないけれど、しばらく母のいる北海道に行くのがいいかもしれない。
「これからどうするの?」
「最後の動画上げるまでは東京にいます」
そう言うと、一瞬井村は黙り込んだ。
「それって……しばらくしたら出ていくってこと?」
「はい。母が心配なので北海道へ行きます」
「なら仕方がないよな……。機材とか実家だよね。ちょっと一人にするのは心配だから作業する時はついていってもいい?」
「はい」
その日から千紗は最後の動画を作るための作業に取り掛かった。
サムネイルのデザインから編曲、音源作成、撮影、編集作業まで一人でやっているので、無駄に色々なスキルは身についている。
仕事をやめたこともあり、一日中作業に没頭し、寝食を忘れてしまい、気づくと井村の作ったご飯が隣に置いてあったりした。
「美味しい。このまま餌付けされてしまいそう。第二のお袋の味。世界が明日終わるなら井村さんのお味噌汁を飲みたい」
☆
一か月後、やっと準備が整い、配信することにした。機材のそろっている自宅で生配信することにした。
「井村さん、もし良かったら隣の部屋で待っていてもらえませんか。なんていうか、いてくれると安心するんです」
「もちろんいいよ」
千紗が決めたことを尊重し、なにも言わず見守り続けてくれた日々だった。いつも変わらない木漏れ日のような眼差し。いつの間にかなくてはならない人になっている。
自分なんかで本当にいいのかと戸惑う。
一人になり、生配信を始める。
何度か深呼吸して鼓動を落ち着かせてから話し出す。今日はお面もつけていないし、コスプレもしていない。普通の白いブラウスに黒いパンツ姿だった。
「こんにちは。えっと……色々お騒がせして申し訳ありませんでした。事件については、私は大きな怪我もなくて、無事です」
千紗は、淡々と父親が新しい事業を興そうとした矢先に亡くなってしまい、借金の返済のため動画配信を始めたこと。最初はお金だけが目当てだったが、応援してくれる人も増え、演奏するのが楽しかったことなどをゆっくり自分の言葉で話した。
「これまで顔出しせずにやってきましたが、騒ぎが大きくなったのでもう隠す意味もないので、今日はこのまま行きます」
「高校二年の時に、父が急死して、ちょうど新しい事業を興すために借入をした直後だったため、自宅が担保になっていました。私は父との思い出の家を売りたくなくて、なんとかして返済をしようとして、動画を始めました」
「最初はそれこそ全然うまくいかなくて……一週間に3再生とか。でもコスプレを始めてから段々見てくれる人が増えて、そしたらモチベーションも上がって楽しくなってきて、みんなからのコメントも嬉しかったです」
「孤独で辛い時も支えてくれるファンがいたから、なんとか続けることができました。でももう潮時かなって。天国の父にも病気の母にもこれ以上心配をかけてたくないので、最後にします」
田吾作に支えられた日々。そして今は井村に支えられここにいる。
「一部の報道にあるように、犯人と私が元々男女の仲だったということはありません。職場で男性社員を片っ端から誘惑したとかいう噂もありますが、私は口下手だし、オタクでコミュニケーションも苦手だから、モテないし無理です。信じてくれなくても仕方がないのでこれ以上否定することはしません。確かに露出するのは危険なことだけど、借金を返すために他に方法がなかったので、後悔はしてません」
話すのは苦手だから、たどたどしかったし、わかりにくかったと思う。
──大丈夫。もう最後なんだから、どう思われたっていいんだ。嫌われたって、罵られたって、井村さんがいてくれるから大丈夫。お母さんも応援してくれるって言った。アイさんも。
世界中に馬鹿にされたって、味方してくれる人がいるから、私は大丈夫。
声が震える。けど、負けない。
「えっと……私は今日を最後に今後動画を上げたりすることやめますが、一曲だけ最後に皆さんに聞いてほしい曲があります。もともと借金返済のためだけにやってきたけれど、音楽に没頭してる時間は最高に楽しかったです。それを聞いてくれる人がいるのも。亡くなったお父さんが作った曲、素敵だからこれだけは、みんなに聞いてほしくて、そしたらもう未練はないから引退します」
それは井村が掘り当てた千紗の父親の個人サイトにUPしていた曲だった。
父はギターで弾いたから、編曲してアレンジをした。音源を足すことで曲全体に重厚さを増すよう工夫した。
千紗は、その曲を心を込めて弾いた。
三味線を膝の上にしっかりと固定し、左手で弦を押さえる。右手に持ったバチで優しく弦を弦を弾くと、音だけの世界に入っていける。この瞬間が好きだ。
最後だと思ってたくさん練習した。死ぬほど練習した。寝ないでPCで音源を作成した。
そのすべてを井村は温かく見守ってくれた。
不思議と三味線を手に取ると、迷いや戸惑い、不安は消え失せた。
PCで作成した音源が流れると、心が凪いだ。もう最後だから、ここで私の全てを出し切る。
見てくれたリスナーのために、自分のために、お父さんのために。そして支えてくれた井村さんのために、今まで培った全ての技術をぶつける。
静かな導入から、序盤の盛り上がり、そしてまた穏やかなフィナーレ。
まだ二十年しか生きてないけれど、千紗の人生全てをつぎ込んだ気がする。
全身全霊、生きていた中で一番集中した8分間だった。
「聞いてくださり、ありがとうございました」
ぺこりとお辞儀をして、配信を止め、PCの画面を閉じる。
「終わった……」
父親の借金という悲劇的な始まりではあったが、いつしか音楽は千紗の全てになっていた。心地よい高揚、そして脱力。そして喪失感。
やりきった。燃え尽きた。床に寝転んだ。天井が涙で滲んで見えなくなる。
「お父さん、天国で見てたらきっとたくさん心配したよね。私は大丈夫だから。お父さんが私に言ってたみたいにちゃんと幸せになるからね」
千紗は、父の写真を見つめてそう言った。
──さようなら。私の青春。
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