44 / 49
16章
愛と不安
「うっ、う……らめ、吸っちゃ、おかしくなる」
絶妙な舌づかいは、自分でするのとはくらべものにならないほどよくて、無意識に井村の顔に恥ずかしいところを押し付けてしまう。
「は、はっ、や。終わりにしてぇ」
「そんなに押しつけてるのに?」
「や、ぁ、ああ」
じゅるると音をさせながら、吸い付かれ、千紗は絶頂した。
達している最中も激しくすったり舐めたりしごいたりされ、千紗は全身を痙攣させながら長く深い絶頂に耐えた。
「ふぁ?」
もうぐちゃくちゃになったそこの上に剛直が擦り付けられた。
中に入らなくても、粘膜と粘膜が擦りあう感触にひどく興奮してしまう。
割れ目に沿ってすりすりされると、ちょうど敏感な場所に当たり、千紗は腰をずらして逃げようとしたが、押さえ込まれてしまう。
「当たるときもちい?」
「も、おかしくなるからぁあ」
「ゴム、つける」
なんでいつも持ってるのか。やる気を感じる。
先端が少しだけ入ってくる。ほんの少しだけ出し入れされると奥がじんじん疼く。
首を振ると、いっそう焦らすように先端だけで千紗の入り口を刺激した。
足を井村の腰に絡めて、千紗は喘ぎ声をもらした。
何度も入り口をこすられ、絡み合ううちに、千紗がのけぞった。
「あ、はいっちゃ……あ、あぁっ」
「ち、千紗ちゃん?」
抜いてほしいのに、千紗は井村の腰に足を絡めて奥まで迎えいれてしまった。
快感から離れられずにいた。奥の弱いところに思い切り当たっている。
「そんなに押しつけて……はぁ……」
「ん、う、動かないでぇ」
互いにぎゅうっと抱きついて、互いの粘膜の感触を味わっていると、理性が飛ぶ。
どちらからともなく、腰を揺らしさらなる快楽を貪る。
「は、ヤバい」
「も、無理。あ……」
「イっちゃったの? きゅうきゅう絡み付いてくる。ごめ、我慢できない。ちょっと激しくする」
千紗の足を開くと、遠慮なしに激しい出し入れを始めた。
絶頂したばかりのそこを激しく刺激されると、連続して絶頂が訪れた。
「や、また……もうダメ」
「イってよ、何度でもしてあげるからさ」
「もう……無理」
「俺もちょっと限界……」
ちょっと後悔するくらい激しく抱いてしまったあと、二人で泥のように眠った。
明け方、懐かしい音がしてふと目を覚ますと、千紗が野外で羊たちに囲まれ、三味線を演奏していた。
まだ、うっすらと逆光に浮かぶシルエットが揺れるのを見て思う。
──やっぱりこの子には音楽が必要なんだな。
井村はある決意を固め、すぐに東京へ戻った。
☆
井村を空港で見送ったあと、千紗は一人でぼんやり羊の群れを見ていた。牧羊犬のタロが千紗のところへやってきた。
──なんか井村さん変だったな。
あの夜、井村はログハウスで、文字通り千紗をめちゃくちゃにした。
──痛いこととかはしてなかったけどいつもより余裕がないというか、なんだか今生の別れみたいな交わり方だった。
無言のまま何度も抱きつぶされ、もはやおかしくなりそうだった。
「なんだろう。なにか言いたげだと言うか。テンションがいつになく低いというか。お前にこんなこと言っても仕方がないか」
タロの頭を撫でる。ここの暮らしは穏やかそのもので、疲れた千紗の心を癒してくれる。ストーカーとか、炎上とかもううんざりだと思う。
このままずっとここにいて、プロの羊飼いになるのも悪くないかもしれない。
流れていく雲が三味線のバチの形に見えた。
いや、もう忘れよう。
確かに心躍る瞬間もあったけれど、あれはもう過ぎたことなんだ。そうなんだ。
──井村さんとの関係もどうしたらいいんだろう。
ずっとこのまま通ってもらうのも忍びないが、東京に戻ってすることも浮かばない。仕事もやめたことだし、居候になるのはなんだか嫌だった。
「千紗」
名前を呼ばれて、振り返ると母がいる。以前よりふっくらして顔色もいい。
「どうしたの。そんな呆けた顔して」
「いや、雲がきれいだなって」
「井村さんが帰って寂しいの?」
「え? いや、そんなことは……あるけど、でも私ここの暮らしが合ってる気がしてるの。これからのことも正直今は考えられなくて」
「恋愛は生ものだから、うかうか油断してるとあっという間に腐っちゃうのよ」
「はぁ……」
身内に恋愛談義をされるほど恥ずかしいものはない。
「色々あったし、しばらく休むのはいいけれど、大事なものをなくさないようにね」
「えっ」
「なにか、ギクシャクしてるように見えたのよね」
──やっぱり?
優しいことは変わらないが、どこか千紗を見る目が変わった気がする。
もう冷めたとか飽きたとか、会いに来るのが面倒くさいとか。
ワイルドな暮らしをしている女子より、都会の洗練された女子のがよくなったとか?
仕事をしながら北海道まで来るのは容易なことではないことぐらいわかる。いつまでも井村に負担をかけたり、甘えているだけでは駄目だとは思っていた。
「そうだよねぇ」
「私の心配はいらないから、あなたのしたいようにしなさい。私もね、また東京に戻ってまたお茶のお教室を始めようと思うの。あなたのおかげで、家も売らずに済んだし」
「えっ。そうなの?」
父を喪ってからずっと無気力だった母にそんな気力が芽生えたことが嬉しい。
「人生休むのも必要。だけど生きがいがないとそれこそ腐っちゃいそうで。千紗が演奏してるの見て、今のままじゃ駄目だってエネルギーが湧いてきたの。命を燃やしてるって感じの輝きがあったから」
「命を?」
「そう。楽ってことはイコール幸せじゃないのよね。大変だし辛くても幸せって思えることは大事にしないとね。さて、そろそろ夕飯の支度しなくちゃ」
母が去ったあとも、千紗はいつまでもそのことを考えていた。
その夜、井村に自分から電話をかけたが、なんだか新規のプロジェクトで忙しいとかであまり話せず、様子もおかしいから気になった。
絶妙な舌づかいは、自分でするのとはくらべものにならないほどよくて、無意識に井村の顔に恥ずかしいところを押し付けてしまう。
「は、はっ、や。終わりにしてぇ」
「そんなに押しつけてるのに?」
「や、ぁ、ああ」
じゅるると音をさせながら、吸い付かれ、千紗は絶頂した。
達している最中も激しくすったり舐めたりしごいたりされ、千紗は全身を痙攣させながら長く深い絶頂に耐えた。
「ふぁ?」
もうぐちゃくちゃになったそこの上に剛直が擦り付けられた。
中に入らなくても、粘膜と粘膜が擦りあう感触にひどく興奮してしまう。
割れ目に沿ってすりすりされると、ちょうど敏感な場所に当たり、千紗は腰をずらして逃げようとしたが、押さえ込まれてしまう。
「当たるときもちい?」
「も、おかしくなるからぁあ」
「ゴム、つける」
なんでいつも持ってるのか。やる気を感じる。
先端が少しだけ入ってくる。ほんの少しだけ出し入れされると奥がじんじん疼く。
首を振ると、いっそう焦らすように先端だけで千紗の入り口を刺激した。
足を井村の腰に絡めて、千紗は喘ぎ声をもらした。
何度も入り口をこすられ、絡み合ううちに、千紗がのけぞった。
「あ、はいっちゃ……あ、あぁっ」
「ち、千紗ちゃん?」
抜いてほしいのに、千紗は井村の腰に足を絡めて奥まで迎えいれてしまった。
快感から離れられずにいた。奥の弱いところに思い切り当たっている。
「そんなに押しつけて……はぁ……」
「ん、う、動かないでぇ」
互いにぎゅうっと抱きついて、互いの粘膜の感触を味わっていると、理性が飛ぶ。
どちらからともなく、腰を揺らしさらなる快楽を貪る。
「は、ヤバい」
「も、無理。あ……」
「イっちゃったの? きゅうきゅう絡み付いてくる。ごめ、我慢できない。ちょっと激しくする」
千紗の足を開くと、遠慮なしに激しい出し入れを始めた。
絶頂したばかりのそこを激しく刺激されると、連続して絶頂が訪れた。
「や、また……もうダメ」
「イってよ、何度でもしてあげるからさ」
「もう……無理」
「俺もちょっと限界……」
ちょっと後悔するくらい激しく抱いてしまったあと、二人で泥のように眠った。
明け方、懐かしい音がしてふと目を覚ますと、千紗が野外で羊たちに囲まれ、三味線を演奏していた。
まだ、うっすらと逆光に浮かぶシルエットが揺れるのを見て思う。
──やっぱりこの子には音楽が必要なんだな。
井村はある決意を固め、すぐに東京へ戻った。
☆
井村を空港で見送ったあと、千紗は一人でぼんやり羊の群れを見ていた。牧羊犬のタロが千紗のところへやってきた。
──なんか井村さん変だったな。
あの夜、井村はログハウスで、文字通り千紗をめちゃくちゃにした。
──痛いこととかはしてなかったけどいつもより余裕がないというか、なんだか今生の別れみたいな交わり方だった。
無言のまま何度も抱きつぶされ、もはやおかしくなりそうだった。
「なんだろう。なにか言いたげだと言うか。テンションがいつになく低いというか。お前にこんなこと言っても仕方がないか」
タロの頭を撫でる。ここの暮らしは穏やかそのもので、疲れた千紗の心を癒してくれる。ストーカーとか、炎上とかもううんざりだと思う。
このままずっとここにいて、プロの羊飼いになるのも悪くないかもしれない。
流れていく雲が三味線のバチの形に見えた。
いや、もう忘れよう。
確かに心躍る瞬間もあったけれど、あれはもう過ぎたことなんだ。そうなんだ。
──井村さんとの関係もどうしたらいいんだろう。
ずっとこのまま通ってもらうのも忍びないが、東京に戻ってすることも浮かばない。仕事もやめたことだし、居候になるのはなんだか嫌だった。
「千紗」
名前を呼ばれて、振り返ると母がいる。以前よりふっくらして顔色もいい。
「どうしたの。そんな呆けた顔して」
「いや、雲がきれいだなって」
「井村さんが帰って寂しいの?」
「え? いや、そんなことは……あるけど、でも私ここの暮らしが合ってる気がしてるの。これからのことも正直今は考えられなくて」
「恋愛は生ものだから、うかうか油断してるとあっという間に腐っちゃうのよ」
「はぁ……」
身内に恋愛談義をされるほど恥ずかしいものはない。
「色々あったし、しばらく休むのはいいけれど、大事なものをなくさないようにね」
「えっ」
「なにか、ギクシャクしてるように見えたのよね」
──やっぱり?
優しいことは変わらないが、どこか千紗を見る目が変わった気がする。
もう冷めたとか飽きたとか、会いに来るのが面倒くさいとか。
ワイルドな暮らしをしている女子より、都会の洗練された女子のがよくなったとか?
仕事をしながら北海道まで来るのは容易なことではないことぐらいわかる。いつまでも井村に負担をかけたり、甘えているだけでは駄目だとは思っていた。
「そうだよねぇ」
「私の心配はいらないから、あなたのしたいようにしなさい。私もね、また東京に戻ってまたお茶のお教室を始めようと思うの。あなたのおかげで、家も売らずに済んだし」
「えっ。そうなの?」
父を喪ってからずっと無気力だった母にそんな気力が芽生えたことが嬉しい。
「人生休むのも必要。だけど生きがいがないとそれこそ腐っちゃいそうで。千紗が演奏してるの見て、今のままじゃ駄目だってエネルギーが湧いてきたの。命を燃やしてるって感じの輝きがあったから」
「命を?」
「そう。楽ってことはイコール幸せじゃないのよね。大変だし辛くても幸せって思えることは大事にしないとね。さて、そろそろ夕飯の支度しなくちゃ」
母が去ったあとも、千紗はいつまでもそのことを考えていた。
その夜、井村に自分から電話をかけたが、なんだか新規のプロジェクトで忙しいとかであまり話せず、様子もおかしいから気になった。
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】育てた後輩を送り出したらハイスペになって戻ってきました
藤浪保
恋愛
大手IT会社に勤める早苗は会社の歓迎会でかつての後輩の桜木と再会した。酔っ払った桜木を家に送った早苗は押し倒され、キスに翻弄されてそのまま関係を持ってしまう。
次の朝目覚めた早苗は前夜の記憶をなくし、関係を持った事しか覚えていなかった。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
ワケあって、お見合い相手のイケメン社長と山で一夜を過ごすことになりました。
紫月あみり
恋愛
※完結! 焚き火の向かい側に座っているのは、メディアでも話題になったイケメン会社経営者、藤原晃成。山奥の冷えた外気に、彼が言い放った。「抱き合って寝るしかない」そんなの無理。七時間前にお見合いしたばかりの相手なのに!? 応じない私を、彼が羽交い締めにして膝の上に乗せる。向き合うと、ぶつかり合う私と彼の視線。運が悪かっただけだった。こうなったのは――結婚相談所で彼が私にお見合いを申し込まなければ、妹から直筆の手紙を受け取らなければ、そもそも一ヶ月前に私がクマのマスコットを失くさなければ――こんなことにならなかった。彼の腕が、私を引き寄せる。私は彼の胸に顔を埋めた……