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1話 え!? 俺を追放するの!?
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この世界で生きていくには冒険者になるしかない。
冒険者とは名誉ある輝かしい職業である。
そんな名誉ある輝かしい職業に憧れ俺は冒険者になった。
俺の名前はラーク。黒髪で黒色の瞳、身長体重全てが平凡。
だが唯一無二の魔法を持っていた。
「ラークやり直せ」
「ああ分かったよ」
俺はパーティーメンバーに高圧的に言われて渋々了承する。
「ロード」
俺がそう一言呟くと劣勢だったパーティーは劣勢前へと戻る。
現在戦っているモンスターはデスドラゴン。
最強のドラゴンの一体であり数々のパーティーを壊滅させてきた恐ろしいドラゴンである。
「くそまた駄目だ」
「もう一度お願い」
また俺は唯一無二の魔法を使用する。
そして何度も何度もやり直した。
「くそ駄目だ。一度撤退だ」
パーティーのリーダーのバレッドがそう言って一度デスドラゴンとの戦闘から撤退する。
そして撤退した先の小さな町の中で苛立ちながら俺の胸倉を掴むバレッド。
「お前はいらない!!」
「え!?」
「いくらやり直しても無駄なんだよ。お前よりもっと戦力になる魔導士見つけたから」
いつ見つけたんだろう!?
俺に内緒で新しいパーティーメンバーを募集していたのか!?
「え!? いやでも俺がいないと一回しか挑戦できないよ」
「同じ結果になるなら変わらねえんだよ。出ていけ無能が」
「それはバレッド達の頑張りが足りないからじゃ――」
俺は顔面を殴られた。
そしてカフェのテーブルに体ごと叩きつけられた。
「俺達が頑張ってないとでも、無能だとでも言いたいのか?」
「いやそういうつもりじゃ」
「いいかよく聞け。お前なんてやり直す事しか出来ないんだ。しかも無限じゃない。強い敵と戦うときは役立たずなんだよ」
俺は見下された目で冷たい言葉でそう言われた。
俺が所属しているパーティー【デビルメイデン】は数年前に結成されている。
俺が所属したのは一年前。
そして俺が所属してからこのパーティー【デビルメイデン】はメキメキと力をつけ実績を身に着けSランクまで昇格した。
そんな俺を追放するのか!?
「他のメンバーはどう思っているんだ?」
バレッドが嫌味たらしく他のパーティーメンバーに大声で聞く。
その問いに金髪で細身のエレノアと呼ばれる傲慢で我儘な少女が答えた。
「私は賛成。こんな無能よりもっと凄い魔導士がゴロゴロいるもの」
「よし。他は?」
【デビルメイデン】は現在俺を含めて6名のパーティーメンバーで成り立っている。
そしてバレッド、エレノアに続きこれまた傲慢な態度の男ヴランが口を開く。
白銀の髪の美青年で女癖が悪い。
「僕も賛成だね。こんな役立たずよりもっと上品で凄い魔導士を仲間にするべきだよ」
「よし。後の二名は?」
俺に有無を言わさずバレッドはどんどんと話を進めていく。
「わ、私も賛成です。正直悪いとは思いますけどこの先を考えれば無能は追放でいいかと」
そう丁寧な言葉で辛口な事を言う水色の髪の少女イルーン。
お前もサポートの癖に。
偉そうな。
「私も賛成だ。こんなところで足止めを食らいたくはない」
そして最後に言葉を発したのが魔法研究者でもあるローマル。
ローマルは優秀だが狂気に満ち溢れている。
俺は正直嫌いだ。
「と言う事で全会一致で今この時を持ってラークお前を追放処分とする」
赤髪の少年バレッドが腰に帯同していた剣を俺に向けて冷たい目で言い放つ。
「じゃあな無能。精々他様に迷惑かけないようにな」
バレッドがそう言うと全員見下した目でクスクスと笑って俺を追放する。
「ああ俺のお陰でこのパーティーはSランクまで成長したのに」
俺は追放処分を受けて殴られた顔面から出血した血を拭きながら呟いた。
俺はこの日【デビルメイデン】から追放処分を受けた。
そして同時に行き場をなくした。
♦
「やっと無能を追い出せたな」
「ええ。あの顔見てるだけで腹立つのよね」
「全くだ」
バレッド達は食堂で豪勢な食事をしながらラークについての悪口を言いまくる。
「あいつ自分のお陰でこのパーティーがSランクに昇格したと思い込んでるんだぜ。馬鹿すぎるだろ」
「本当よね。最悪だわ。私たちが前線で必死に戦っていたからなのにね」
「全くだ。あいつなんて戦闘においては何の役にも立たないしな」
「ぷっ言い過ぎ」
バレッドとエレノアは食事をしながら嫌味たらしく追放したラークについての悪口をこれでもかと言う。
その会話をヴランやイルーンそしてローマルがニヤニヤとして聞いていた。
「さあ俺達【デビルメイデン】の再始動だ。この世界に名を轟かせようぜ」
「ええ」
「ああ」
「うん」
「賛成だ」
五人は意気投合してラークを追放したことを正しいと思い込む。
そして世界に名を轟かせようと愚かにも思っている。
だが彼らはまだ知らない。
ラークが居なくなったことによって【デビルメイデン】は崩壊を迎えることを。
名を轟かすどころかその名が霞んでいくのを。
ラークの重要性を。
冒険者とは名誉ある輝かしい職業である。
そんな名誉ある輝かしい職業に憧れ俺は冒険者になった。
俺の名前はラーク。黒髪で黒色の瞳、身長体重全てが平凡。
だが唯一無二の魔法を持っていた。
「ラークやり直せ」
「ああ分かったよ」
俺はパーティーメンバーに高圧的に言われて渋々了承する。
「ロード」
俺がそう一言呟くと劣勢だったパーティーは劣勢前へと戻る。
現在戦っているモンスターはデスドラゴン。
最強のドラゴンの一体であり数々のパーティーを壊滅させてきた恐ろしいドラゴンである。
「くそまた駄目だ」
「もう一度お願い」
また俺は唯一無二の魔法を使用する。
そして何度も何度もやり直した。
「くそ駄目だ。一度撤退だ」
パーティーのリーダーのバレッドがそう言って一度デスドラゴンとの戦闘から撤退する。
そして撤退した先の小さな町の中で苛立ちながら俺の胸倉を掴むバレッド。
「お前はいらない!!」
「え!?」
「いくらやり直しても無駄なんだよ。お前よりもっと戦力になる魔導士見つけたから」
いつ見つけたんだろう!?
俺に内緒で新しいパーティーメンバーを募集していたのか!?
「え!? いやでも俺がいないと一回しか挑戦できないよ」
「同じ結果になるなら変わらねえんだよ。出ていけ無能が」
「それはバレッド達の頑張りが足りないからじゃ――」
俺は顔面を殴られた。
そしてカフェのテーブルに体ごと叩きつけられた。
「俺達が頑張ってないとでも、無能だとでも言いたいのか?」
「いやそういうつもりじゃ」
「いいかよく聞け。お前なんてやり直す事しか出来ないんだ。しかも無限じゃない。強い敵と戦うときは役立たずなんだよ」
俺は見下された目で冷たい言葉でそう言われた。
俺が所属しているパーティー【デビルメイデン】は数年前に結成されている。
俺が所属したのは一年前。
そして俺が所属してからこのパーティー【デビルメイデン】はメキメキと力をつけ実績を身に着けSランクまで昇格した。
そんな俺を追放するのか!?
「他のメンバーはどう思っているんだ?」
バレッドが嫌味たらしく他のパーティーメンバーに大声で聞く。
その問いに金髪で細身のエレノアと呼ばれる傲慢で我儘な少女が答えた。
「私は賛成。こんな無能よりもっと凄い魔導士がゴロゴロいるもの」
「よし。他は?」
【デビルメイデン】は現在俺を含めて6名のパーティーメンバーで成り立っている。
そしてバレッド、エレノアに続きこれまた傲慢な態度の男ヴランが口を開く。
白銀の髪の美青年で女癖が悪い。
「僕も賛成だね。こんな役立たずよりもっと上品で凄い魔導士を仲間にするべきだよ」
「よし。後の二名は?」
俺に有無を言わさずバレッドはどんどんと話を進めていく。
「わ、私も賛成です。正直悪いとは思いますけどこの先を考えれば無能は追放でいいかと」
そう丁寧な言葉で辛口な事を言う水色の髪の少女イルーン。
お前もサポートの癖に。
偉そうな。
「私も賛成だ。こんなところで足止めを食らいたくはない」
そして最後に言葉を発したのが魔法研究者でもあるローマル。
ローマルは優秀だが狂気に満ち溢れている。
俺は正直嫌いだ。
「と言う事で全会一致で今この時を持ってラークお前を追放処分とする」
赤髪の少年バレッドが腰に帯同していた剣を俺に向けて冷たい目で言い放つ。
「じゃあな無能。精々他様に迷惑かけないようにな」
バレッドがそう言うと全員見下した目でクスクスと笑って俺を追放する。
「ああ俺のお陰でこのパーティーはSランクまで成長したのに」
俺は追放処分を受けて殴られた顔面から出血した血を拭きながら呟いた。
俺はこの日【デビルメイデン】から追放処分を受けた。
そして同時に行き場をなくした。
♦
「やっと無能を追い出せたな」
「ええ。あの顔見てるだけで腹立つのよね」
「全くだ」
バレッド達は食堂で豪勢な食事をしながらラークについての悪口を言いまくる。
「あいつ自分のお陰でこのパーティーがSランクに昇格したと思い込んでるんだぜ。馬鹿すぎるだろ」
「本当よね。最悪だわ。私たちが前線で必死に戦っていたからなのにね」
「全くだ。あいつなんて戦闘においては何の役にも立たないしな」
「ぷっ言い過ぎ」
バレッドとエレノアは食事をしながら嫌味たらしく追放したラークについての悪口をこれでもかと言う。
その会話をヴランやイルーンそしてローマルがニヤニヤとして聞いていた。
「さあ俺達【デビルメイデン】の再始動だ。この世界に名を轟かせようぜ」
「ええ」
「ああ」
「うん」
「賛成だ」
五人は意気投合してラークを追放したことを正しいと思い込む。
そして世界に名を轟かせようと愚かにも思っている。
だが彼らはまだ知らない。
ラークが居なくなったことによって【デビルメイデン】は崩壊を迎えることを。
名を轟かすどころかその名が霞んでいくのを。
ラークの重要性を。
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