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23話 火薬瓶を森に投げつけました
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一旦宿へ戻り対策を練る。
恐らく俺達が今受注できる割のいいクエストのオーク討伐を受注すると読んで森の中に冒険者を雇い潜ませているんだ。
再び無策で森の中に飛び込むのは愚策だ。
「どうするの?」
「雑貨屋に火薬瓶が売ってたよな。あれを大量に購入して森ごと焼き尽くすってのはどうだ?」
「森ごと焼き尽くせるかしら?」
「小さな森だから大丈夫な筈だ。ラフレアのバフで威力を更に高めればいける」
「じゃあ買いましょうか」
「ああ。一応セーブ」
俺はこれでスロット2に上書きセーブをした。
現状はこうなっている。
=========================
スロット1 冒険者ギルド
スロット2 宿屋の部屋
=========================
これでどちらかにロードできる。
早速火薬瓶を買おう。
「これを持ち金で買える分だけ買わせてくれ」
「いいけど何に使うんだい?」
「まあモンスター討伐の為だ」
「毎度あり。金貨一枚だよ」
「ありがとう。感謝する」
俺達は金貨一枚で火薬瓶を10個購入した。
これにラフレアのバフを掛けて森に一斉に投げれば炙り出せる。
最悪殺せなくても動揺して隙が生まれる筈だ。
火薬瓶で殺せなかった場合は一瞬で首を切断する。
リアとヴィクトリカにラフレアのバフを掛ける。
「じゃあ準備はいいな」
「オッケー」
「うむ」
「じゃあ掛けるわよ」
ラフレアがバフを掛ける。
「攻撃力アップ」
「防御力アップ」
「スピードアップ」
これにより火薬瓶には威力増加がリアとヴィクトリカには三つのバフが掛かった。
よし後は投げるだけだ。
「俺とラフレアとアリスで投げる。リアとヴィクトリカは万が一出てきたら瞬時に首を刎ねてくれ」
「分かったわ」
「うむ」
「オッケー」
「分かりました」
全員深呼吸をして火薬瓶を森の中へ一斉に投げ込む。
ドカァン、ドカァンと森に爆発音が響き渡る。
爆発の衝撃だけではなく火薬の爆発により火が木に燃え移り大火事になる。
町からは距離があるので町全体が火事になることはあり得ない。
「うわああああああああああああ」
デレンに雇われた冒険者が動揺して急ぎ足で飛び出してくる。
幾ら高級装備でも火薬瓶の威力と火事には耐えられない。
煙を吸うと有害だしな。
「マジックシールド」
アリスが煙を吸わないように全員にシールドを張る。
ヒーラーだけではないアリスの真骨頂は。
「はあああっ」
「とりゃあっ」
リアとヴィクトリカが爆発でダメージを負って動揺している冒険者の首を容赦なく刎ねた。
首が宙を舞った。
「やったわラーク」
「やったぞラークよ」
「ああ。警備隊を呼ぼう」
俺達はデレンが放った刺客を無事に殺すことに成功した。
それと同時に水魔法が使用できる警備隊を呼んだ。
理由は全て話した。
「お疲れ様です。この度はホワイトアリス様に助けられました。まさか殺人鬼がもう一人いたとは」
「俺も驚いたよ。まさかこの冒険者以外に他にも殺人鬼がいたなんて。てっきりこいつかと」
「はい。エルンで起きた殺人の犯人はこちらで捕縛いたしました。恐らくこの冒険者はデレン卿が新たに雇った者と思われます」
「デレン卿は俺に任せてほしい」
「はいお任せします。何かあれば警備隊を頼ってください」
「悪いな助かる」
俺達は警備隊に任せてエルンへと戻る。
ついでに爆発に巻き込まれたオークの死体を冒険者ギルドに持ち帰って報酬の金貨一枚を手に入れた。
「あの貴族腹立つわ」
「全くじゃ」
「私も腹立つ」
「私もです」
全員デレンにご立腹なようだ。
デレンはここで殺す。
「アリス感知魔法を頼む」
「はい。マジックセンサー」
アリスが感知魔法でデレンの魔力を辿る。
一度出会っているからな。居場所は特定できる。
「いました。既に逃走準備を図っています」
「よし逃がす前に止めを刺すぞ」
「はい」
「セーブ」
俺はスロット1に上書きセーブをした。
=========================
スロット1 冒険者ギルド
スロット2 宿屋の部屋
=========================
さあデレンを殺そう。
恐らく俺達が今受注できる割のいいクエストのオーク討伐を受注すると読んで森の中に冒険者を雇い潜ませているんだ。
再び無策で森の中に飛び込むのは愚策だ。
「どうするの?」
「雑貨屋に火薬瓶が売ってたよな。あれを大量に購入して森ごと焼き尽くすってのはどうだ?」
「森ごと焼き尽くせるかしら?」
「小さな森だから大丈夫な筈だ。ラフレアのバフで威力を更に高めればいける」
「じゃあ買いましょうか」
「ああ。一応セーブ」
俺はこれでスロット2に上書きセーブをした。
現状はこうなっている。
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スロット1 冒険者ギルド
スロット2 宿屋の部屋
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これでどちらかにロードできる。
早速火薬瓶を買おう。
「これを持ち金で買える分だけ買わせてくれ」
「いいけど何に使うんだい?」
「まあモンスター討伐の為だ」
「毎度あり。金貨一枚だよ」
「ありがとう。感謝する」
俺達は金貨一枚で火薬瓶を10個購入した。
これにラフレアのバフを掛けて森に一斉に投げれば炙り出せる。
最悪殺せなくても動揺して隙が生まれる筈だ。
火薬瓶で殺せなかった場合は一瞬で首を切断する。
リアとヴィクトリカにラフレアのバフを掛ける。
「じゃあ準備はいいな」
「オッケー」
「うむ」
「じゃあ掛けるわよ」
ラフレアがバフを掛ける。
「攻撃力アップ」
「防御力アップ」
「スピードアップ」
これにより火薬瓶には威力増加がリアとヴィクトリカには三つのバフが掛かった。
よし後は投げるだけだ。
「俺とラフレアとアリスで投げる。リアとヴィクトリカは万が一出てきたら瞬時に首を刎ねてくれ」
「分かったわ」
「うむ」
「オッケー」
「分かりました」
全員深呼吸をして火薬瓶を森の中へ一斉に投げ込む。
ドカァン、ドカァンと森に爆発音が響き渡る。
爆発の衝撃だけではなく火薬の爆発により火が木に燃え移り大火事になる。
町からは距離があるので町全体が火事になることはあり得ない。
「うわああああああああああああ」
デレンに雇われた冒険者が動揺して急ぎ足で飛び出してくる。
幾ら高級装備でも火薬瓶の威力と火事には耐えられない。
煙を吸うと有害だしな。
「マジックシールド」
アリスが煙を吸わないように全員にシールドを張る。
ヒーラーだけではないアリスの真骨頂は。
「はあああっ」
「とりゃあっ」
リアとヴィクトリカが爆発でダメージを負って動揺している冒険者の首を容赦なく刎ねた。
首が宙を舞った。
「やったわラーク」
「やったぞラークよ」
「ああ。警備隊を呼ぼう」
俺達はデレンが放った刺客を無事に殺すことに成功した。
それと同時に水魔法が使用できる警備隊を呼んだ。
理由は全て話した。
「お疲れ様です。この度はホワイトアリス様に助けられました。まさか殺人鬼がもう一人いたとは」
「俺も驚いたよ。まさかこの冒険者以外に他にも殺人鬼がいたなんて。てっきりこいつかと」
「はい。エルンで起きた殺人の犯人はこちらで捕縛いたしました。恐らくこの冒険者はデレン卿が新たに雇った者と思われます」
「デレン卿は俺に任せてほしい」
「はいお任せします。何かあれば警備隊を頼ってください」
「悪いな助かる」
俺達は警備隊に任せてエルンへと戻る。
ついでに爆発に巻き込まれたオークの死体を冒険者ギルドに持ち帰って報酬の金貨一枚を手に入れた。
「あの貴族腹立つわ」
「全くじゃ」
「私も腹立つ」
「私もです」
全員デレンにご立腹なようだ。
デレンはここで殺す。
「アリス感知魔法を頼む」
「はい。マジックセンサー」
アリスが感知魔法でデレンの魔力を辿る。
一度出会っているからな。居場所は特定できる。
「いました。既に逃走準備を図っています」
「よし逃がす前に止めを刺すぞ」
「はい」
「セーブ」
俺はスロット1に上書きセーブをした。
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スロット1 冒険者ギルド
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さあデレンを殺そう。
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