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76話 俺とアリスのタッグで勝利しますその2
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俺達はエストックと対峙する。
俺の能力がある限り負けることはない。
それに死ぬこともないだろう。
だが無限の魔力ではない以上早々に決着をつけるべきだ。
「星術スターレーザー」
「ちっ」
動体視力の限界を超えたスピードに俺とアリスは苦戦する。
何度も何度もロードしてやり直した。
そして何故かアリスの顔つきが変わっているように見えた。
そしてここで俺は究極の賭けに出る。
それはスロット間の共有を利用して相手の魔力を失くすと言う戦法だ。
だが共有は魔力消費量が激しい。
セーブ&ロードが使用できなくなる恐れがある。
死のリスクを伴う。
「アリス相談が」
「何ですか?」
「俺がスロット間の共有でエストックの魔力を消費させる。お願いできるか?」
「はい!! 今の私結構ハイテンションです!!」
「新術期待していいか?」
「任せてください!!」
俺はアリスを見て決意する。
そして信じる。
アリスとなら勝てると。
「相談は終わったか?」
「ああ行くぞ。エストック!! セーブ」
俺は自信満々に言う。
=========================
スロット1 フレッディーノ国闘技場
スロット2 ファイシード国食堂
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国闘技場
=========================
俺はスロット4に上書きセーブをした。
そして共有する。
スロットの空きは一旦諦めよう。
『スロット間のデータ共有しますか?』
「スロット4のエストックの魔力残量をスロット1に共有する」
『畏まりました。動作が完了いたしました』
そして俺はスロット1へとロードする。
「ロード」
俺は殆ど魔力を失った。
体が鉛のように重い。
さあ頼むぞアリス。
「星術スターレーザー」
エストックが俺に向かって魔法を放つ。
が、発動されなかった。
「何!? 僕の魔力が無くなって!? どういう事だ? 何をした!!」
「悪いが教えられない。終わりだ」
「ぐっ!!」
アリスが集中した面持ちでカースケインを両手で持ち詠唱する。
「呪術カースレーザー」
アリスが詠唱を終えると漆黒の如き輝きのレーザーがエストック目掛けて一直線上に放たれた。
そしてエストックはもろに直撃する。
「がはっ!!」
「チェックメイトです!!」
終わりは唐突に訪れた。
俺のスロット共有とアリスの覚醒により俺達は無事に勝利する。
そして闘技場の観客たちが一斉にどよめき始める。
俺達は無事に勝利した。
「エストックは悪い奴じゃなさそうだから共有で生き返らせよう」
「そうですね。悪人ではなさそうですし」
「闘技場だから命がけは当然だしな」
「優しいですね。ラークは」
「いや全然だよ」
俺はその後魔力回復剤を貰って飲む。
そしてスロット間の共有でエストックを生き返らせた。
まあ正確には生きている世界のデータを共有したんだが。
この世界での解釈が変わり俺達はエストックを殺さず勝利したことになっている。
俺達だけがその事実を知っている。
「さあこれが優勝賞品のブラッドソードだ。受け取るといい」
「ありがとう」
俺はブラッドソードを手にした。
ブラッドソード――
その剣は全身が赤く染まっている。
人の血液を吸収して強くなる武器。
伝説上の武器。
見た目能力共に凄くかっこいい。
誰が作ったかは定かではない。
こうして俺達は無事に闘技場で勝利し伝説上の武器ブラッドソードを手に入れた。
俺の能力がある限り負けることはない。
それに死ぬこともないだろう。
だが無限の魔力ではない以上早々に決着をつけるべきだ。
「星術スターレーザー」
「ちっ」
動体視力の限界を超えたスピードに俺とアリスは苦戦する。
何度も何度もロードしてやり直した。
そして何故かアリスの顔つきが変わっているように見えた。
そしてここで俺は究極の賭けに出る。
それはスロット間の共有を利用して相手の魔力を失くすと言う戦法だ。
だが共有は魔力消費量が激しい。
セーブ&ロードが使用できなくなる恐れがある。
死のリスクを伴う。
「アリス相談が」
「何ですか?」
「俺がスロット間の共有でエストックの魔力を消費させる。お願いできるか?」
「はい!! 今の私結構ハイテンションです!!」
「新術期待していいか?」
「任せてください!!」
俺はアリスを見て決意する。
そして信じる。
アリスとなら勝てると。
「相談は終わったか?」
「ああ行くぞ。エストック!! セーブ」
俺は自信満々に言う。
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スロット1 フレッディーノ国闘技場
スロット2 ファイシード国食堂
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国闘技場
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俺はスロット4に上書きセーブをした。
そして共有する。
スロットの空きは一旦諦めよう。
『スロット間のデータ共有しますか?』
「スロット4のエストックの魔力残量をスロット1に共有する」
『畏まりました。動作が完了いたしました』
そして俺はスロット1へとロードする。
「ロード」
俺は殆ど魔力を失った。
体が鉛のように重い。
さあ頼むぞアリス。
「星術スターレーザー」
エストックが俺に向かって魔法を放つ。
が、発動されなかった。
「何!? 僕の魔力が無くなって!? どういう事だ? 何をした!!」
「悪いが教えられない。終わりだ」
「ぐっ!!」
アリスが集中した面持ちでカースケインを両手で持ち詠唱する。
「呪術カースレーザー」
アリスが詠唱を終えると漆黒の如き輝きのレーザーがエストック目掛けて一直線上に放たれた。
そしてエストックはもろに直撃する。
「がはっ!!」
「チェックメイトです!!」
終わりは唐突に訪れた。
俺のスロット共有とアリスの覚醒により俺達は無事に勝利する。
そして闘技場の観客たちが一斉にどよめき始める。
俺達は無事に勝利した。
「エストックは悪い奴じゃなさそうだから共有で生き返らせよう」
「そうですね。悪人ではなさそうですし」
「闘技場だから命がけは当然だしな」
「優しいですね。ラークは」
「いや全然だよ」
俺はその後魔力回復剤を貰って飲む。
そしてスロット間の共有でエストックを生き返らせた。
まあ正確には生きている世界のデータを共有したんだが。
この世界での解釈が変わり俺達はエストックを殺さず勝利したことになっている。
俺達だけがその事実を知っている。
「さあこれが優勝賞品のブラッドソードだ。受け取るといい」
「ありがとう」
俺はブラッドソードを手にした。
ブラッドソード――
その剣は全身が赤く染まっている。
人の血液を吸収して強くなる武器。
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見た目能力共に凄くかっこいい。
誰が作ったかは定かではない。
こうして俺達は無事に闘技場で勝利し伝説上の武器ブラッドソードを手に入れた。
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