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7章―A ー閉情編ー
137.魂を刈り取る人間(後編)
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スレイ「ここからしばらくした所にある大陸で、化け物が発見された。唯一の生存者曰く、奇妙なエネルギーを放っていたそうだ。宛が無いなら偵察に行ってみてはどうだ。」
曖人「スレイは行かないのか?」
スレイ「生憎、俺は単独主義だ。約束の日、約束の地には必ず出向く。ここまで聞かされて、断るのは性に合わない。」
とりあえず、協力はしてくれそうだ。彼が何故ここで孤立する事を望み、何をしているのか不思議に思う所はあるが、触れるべきでは無いだろう。
また、いづれ話してくれる事だ。
曖人「分かった。ありがとうな。その場所に向かってみる。帰り際にまた寄るかもしれない。」
スレイ「承知。治療薬の調合でもしておくとする。」
そう話し終えると、仲間達が起きてきたので、ジェット機に向かい、時計塔を後にした。
仲間達には機内で事情を話し、一件落着した事を伝えた。
スレイ「帰ったか……。」
そう呟き、俺は面を外し、抜刀した。すると、天井に貯まっていた魂が降りてきたため、切り裂き、取り込んだ。
これが俺の食事だ。俺がリヴォリーターを拒む最大の理由、それは同胞への憎しみだ。
望んでもいない形で突如として能力が活性化し、俺は仲間を失った。この辛さを分かち合う人が居ない。それが俺にとっての精神安定であり、彼らを頑なに避ける口実だ。
ただ、危機に瀕し助けを求める人を無視するほど、俺は人間が出来ていない。
何より、それをあいつらは望まず、俺自身も曖人に強いポテンシャルを感じ、行く末が気になる。
スレイ「……。」
捕食を終え、俺は斜塔を出て見回りに行った。
ーアナーキ小流大陸ー
絶海の小大陸
旅人A「殺さないでください!私には帰りを待つ家族が……うぁぁぁぁ!」
そんな断末魔が木霊し、異形の怪物に食い殺された。
その怪物がその場を去ろうとすると、空間がひび割れ、ある存在が姿を現した。
???「Cos/35様……。」
Cos/35「ラビリンスの英雄と呼ばれるリヴォリーターがそちらへ向かっている。返り討ちにしろ。」
???「かしこまりました。」
それだけ言って、Cos/35は消えた。異形の怪物は姿を人型に変え、足早にテントへと向かった。
ー恒星ー
Cos/35は帰還し、真っ先に魂を見つめた。
RT-▓▓6「どうしたのだCos/35殿。」
Cos/35「大罪人の減りが加速しています。……そろそろ本気で追い詰めます。」
RT-▓▓6「インフィニット教を開放するのか?Cos/35殿らしくない選択だな。」
Cos/35「数では他の七代思想宗派と比べれば貧弱ですよ。ですが、実力は本物だ。耐えられそうなら、一度は7つの大罪を踏破させるつもりでしたから。残念ながら、色欲以外に適性が無かったですが。」
RT-▓▓6「久々に面白い戦闘が見られそうだな。閲覧させてもらおうか。」
Cos/35「好きにしろ。」
そう言って、Cos/35は何処かに行ってしまった。
RT-▓▓6「相変わらず薄情な奴だ……。」
ーアナーキ小流大陸ー
3日程海上を飛び、目的地に到着した。テントのような物がいくつか確認できた。
チェイン「教会らしきものは無い。遠征なのか関係無いのか。」
深雅「どっちにしろ、危険なら交戦は避けられない。」
萌愛「だね……。」
着陸を終え外に出ると、すぐに空気の異変に気付いた。
李朱樹「なんだ……これは……。」
曖人「やべぇな。間違いなく相当強い。」
強いエネルギーが感じ取られる。複数確認できるが、その中にはエンデスやセギンが使ってきたエネルギーも混じっていた。
つまり、大罪人が居る。
曖人「……行くぞ、皆。」
正直、今回ばかりは嫌な予感がしてならない、大陸自体が、俺達を拒んでいるように感じられるから。しかし、それでも行かなければならない。
大丈夫だ。これまでだって困難を断ち切ってきた“仲間”がいるから。
???「……楽しそうな相手…。久しぶりに……本気を出せそうだよ。」
そう不敵な笑みを浮かべてテントから地下に行き、声を掛けた。
???「Cos/35様からの命令。潰すよ。リヴォリーターを……。」
すると、血に飢えた形相の怪物が一斉に目覚め始めた。その中には、人型の種族もいた。
???A「おはようございます。バレンタイン様。」
バレンタイン「10年は冬眠していたわよウィンター。てっきり永眠したのかと…。」
ウィンター「縁起でも無いことを……。」
バレンタイン「あ、そうそう。多分ハロウィンがその辺徘徊してると思うから連れてきて。じゃ、宜しくー。」
言い終わるとバレンタインは怪物に変身し、地面に亀裂を入れた。すると、地下に幽閉されていた教徒?達が地上に放たれた。
インフィニット教。その過半数は知能を持たない怪物であり、異質な宗教団体なのだ。
バレンタイン「ふふふっ……ワクワクするよ……どんな手応えのある相手を下僕にできるのかね。」
曖人「スレイは行かないのか?」
スレイ「生憎、俺は単独主義だ。約束の日、約束の地には必ず出向く。ここまで聞かされて、断るのは性に合わない。」
とりあえず、協力はしてくれそうだ。彼が何故ここで孤立する事を望み、何をしているのか不思議に思う所はあるが、触れるべきでは無いだろう。
また、いづれ話してくれる事だ。
曖人「分かった。ありがとうな。その場所に向かってみる。帰り際にまた寄るかもしれない。」
スレイ「承知。治療薬の調合でもしておくとする。」
そう話し終えると、仲間達が起きてきたので、ジェット機に向かい、時計塔を後にした。
仲間達には機内で事情を話し、一件落着した事を伝えた。
スレイ「帰ったか……。」
そう呟き、俺は面を外し、抜刀した。すると、天井に貯まっていた魂が降りてきたため、切り裂き、取り込んだ。
これが俺の食事だ。俺がリヴォリーターを拒む最大の理由、それは同胞への憎しみだ。
望んでもいない形で突如として能力が活性化し、俺は仲間を失った。この辛さを分かち合う人が居ない。それが俺にとっての精神安定であり、彼らを頑なに避ける口実だ。
ただ、危機に瀕し助けを求める人を無視するほど、俺は人間が出来ていない。
何より、それをあいつらは望まず、俺自身も曖人に強いポテンシャルを感じ、行く末が気になる。
スレイ「……。」
捕食を終え、俺は斜塔を出て見回りに行った。
ーアナーキ小流大陸ー
絶海の小大陸
旅人A「殺さないでください!私には帰りを待つ家族が……うぁぁぁぁ!」
そんな断末魔が木霊し、異形の怪物に食い殺された。
その怪物がその場を去ろうとすると、空間がひび割れ、ある存在が姿を現した。
???「Cos/35様……。」
Cos/35「ラビリンスの英雄と呼ばれるリヴォリーターがそちらへ向かっている。返り討ちにしろ。」
???「かしこまりました。」
それだけ言って、Cos/35は消えた。異形の怪物は姿を人型に変え、足早にテントへと向かった。
ー恒星ー
Cos/35は帰還し、真っ先に魂を見つめた。
RT-▓▓6「どうしたのだCos/35殿。」
Cos/35「大罪人の減りが加速しています。……そろそろ本気で追い詰めます。」
RT-▓▓6「インフィニット教を開放するのか?Cos/35殿らしくない選択だな。」
Cos/35「数では他の七代思想宗派と比べれば貧弱ですよ。ですが、実力は本物だ。耐えられそうなら、一度は7つの大罪を踏破させるつもりでしたから。残念ながら、色欲以外に適性が無かったですが。」
RT-▓▓6「久々に面白い戦闘が見られそうだな。閲覧させてもらおうか。」
Cos/35「好きにしろ。」
そう言って、Cos/35は何処かに行ってしまった。
RT-▓▓6「相変わらず薄情な奴だ……。」
ーアナーキ小流大陸ー
3日程海上を飛び、目的地に到着した。テントのような物がいくつか確認できた。
チェイン「教会らしきものは無い。遠征なのか関係無いのか。」
深雅「どっちにしろ、危険なら交戦は避けられない。」
萌愛「だね……。」
着陸を終え外に出ると、すぐに空気の異変に気付いた。
李朱樹「なんだ……これは……。」
曖人「やべぇな。間違いなく相当強い。」
強いエネルギーが感じ取られる。複数確認できるが、その中にはエンデスやセギンが使ってきたエネルギーも混じっていた。
つまり、大罪人が居る。
曖人「……行くぞ、皆。」
正直、今回ばかりは嫌な予感がしてならない、大陸自体が、俺達を拒んでいるように感じられるから。しかし、それでも行かなければならない。
大丈夫だ。これまでだって困難を断ち切ってきた“仲間”がいるから。
???「……楽しそうな相手…。久しぶりに……本気を出せそうだよ。」
そう不敵な笑みを浮かべてテントから地下に行き、声を掛けた。
???「Cos/35様からの命令。潰すよ。リヴォリーターを……。」
すると、血に飢えた形相の怪物が一斉に目覚め始めた。その中には、人型の種族もいた。
???A「おはようございます。バレンタイン様。」
バレンタイン「10年は冬眠していたわよウィンター。てっきり永眠したのかと…。」
ウィンター「縁起でも無いことを……。」
バレンタイン「あ、そうそう。多分ハロウィンがその辺徘徊してると思うから連れてきて。じゃ、宜しくー。」
言い終わるとバレンタインは怪物に変身し、地面に亀裂を入れた。すると、地下に幽閉されていた教徒?達が地上に放たれた。
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