思想で溢れたメモリー

やみくも

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7章―A ー閉情編ー

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 ジェット機から降り、俺達は足を進める。草木があまり生えておらず、人が住める環境には見えないが、所々にかつて文明が栄えていた形跡があった。

ファーマ「エネルギーの気配はあるのに、生物が全く居ないぞ?どうなっている……。」

チェイン「山頂に教会らしき施設が見える。廃城のようだが、潜伏場所としては最適じゃないか。」  

曖人「山頂目指すか。」

 こうして、山頂の廃城を目的地に設定し、登山を開始した。







   ーアナーキーマウンテンー
       拒絶の山


ウィンター「帰ってきていたか?ハロウィン。」

ハロウィン「貯蔵は十分に確保。革命までは保つと思う。それより、いつまでこの荒れた絶島に居座る気?そろそろ狩りの場所変えない?」

ウィンター「あと10年も掛からない。他の七代思想宗派以上に維持が難しいからインフィニット教は。」

ハロウィン「拠点を転々とする時間も、枯渇したしね……。」

ウィンター「それはそうと、侵入者を迎え討てと命令だ。定位置に。」

 そう言うと、ハロウィンは帽子を外し、髪飾りの石からエネルギーを身体に巡らせた。

ハロウィン「本当に?ふふっ……抵抗者…期待しているよ。」

 二人は怪物の姿に変身し、テントの方へと走った。







 登山開始しかしばらくした頃、生物の気配に気付いた。穏やかな様子では無さそうだ。

曖人「数が多いぞ。戦闘準備!」  

 俺達は武器を構えた。
 刹那、山道を猛スピードで降りる異形の怪物達が、敵意を見せた。

ファーマ「まるでサイサリンでの一件を彷彿とする奴らだな……。やはり同系統か?」

チェイン「そうだろう。」

怪物達「!∵∴∵∴∵!」

 認識出来ない奇声を発し、怪物達は一斉に襲い掛かってきた。
 俺やチェイン、深雅は全体攻撃で地味にタフな怪物達を損傷させ、ファーマ、心明、萌愛、李朱樹でとどめを刺すという役割分担で、次々と来る怪物に対処した。

李朱樹「無限に湧いて出てきやがるな……。」

心明「ん……?待って!あの怪物達……起き上がってない?!」

曖人「うわ……そういう事か!」

 剣に光を纏い、俺は斬撃波を天井に飛ばした。すると、怪物達の身体は一気に崩れた。
 どうやら、やられる度に体細胞分裂を繰り返していたようだ。どうりで減らないどころか増えるはずだ。
 最初は多く見積もっても20体程度だったが、怪物の死体はその倍以上だ。

深雅「ただ…まだ生態反応はある。過半数を占めていたのはこいつらだったようだが……。」

萌愛「多くても3体は居るね。」

 大半を破れたのはでかいが、肝心な強いエネルギーは未だに観測できる。そして、ファーマの言う通りこの異形からはサイサリンで戦った異形と類似の気配が感じ取れる。
 間違いなく、奴らの仲間……七代思想宗派が居る。

曖人「ここからは奇襲に気をつけて慎重に進むぞ……。」

 臨戦態勢は解かずに、俺達は先へ進み始めた。







バレンタイン「へぇ……もう全滅させたんだ……インフィニット教は少数だから仕方ないけど。」

 彼らの戦闘を観覧してそう口に零したバレンタインの元に、ウィンターとハロウィンが到着した。

バレンタイン「彼らは山頂の廃城に向かっているようね。今は使ってないけど、折角だしあれを防衛してみない?」

ハロウィン「いいね。」

バレンタイン「じゃあウィンター第1関門頼んだよ。あ、貴方は腐っても噛ませだということは忘れないでね。」

ウィンター「……承知の上です。」

 彼は不服そうな表情を浮かべ、前線へと向かった。

ハロウィン「ねぇバレンタイン。僕は自由に動いていいよね?10年冬眠君より仕事したし。」

バレンタイン「いいよ。ただし、廃城までの防衛ラインには居ることと、私の獲物を取らない事を約束できるならね。」

ハロウィン「リヴォリーターでしょ?分かった。じゃあ行ってくる。」

 元気に返事をして、ハロウィンは変身して何処かへと一目散に向かった。



バレンタイン「エンデス、セギン。貴方方のようにあっさり散る事は私にはできません。……私は最初から搦め手で追い詰めさせてもらいますから。」
 
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