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3章:追憶の雷雨
30日目.真摯に
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久しぶりに再会した友達と談笑したり思い出話を語り合ったりしているうちに時間は過ぎていき、気付けば四時間経っていた。
「もうこんな時間。沢山話したつもりだけど、全然足りないね。」
実はそう言いながら、空のグラスを机に置いた。
「聖穂はいつまでこっちに滞在するつもりなの?」
ふと気になったため俺は聖穂にそう尋ねた。
「一週間くらいかな?」
「だってさ実。まだ喋る機会はあるよ。唱はどうなの?」
「俺か?俺は明日には帰るよ。仕事が山積みだけど、久しぶりに揃えるって聞いたから予定を空けてきた。」
「今朝に連絡してごめん……。」
実はそう謝った。唱はまだ俺と聖穂と比べたらここから近い距離を活動拠点としているが、流石に突然『今夜集まろう』なんて言われても困るだろう。
ただ、こうやって予定を空けてすっ飛んで来てくれるのが、彼の尊敬できるところだ。
「全然いいよ。実が突然何か言ってくるなんて、珍しいことじゃない。焦るほど多忙にはならないように工夫しているし問題無い。」
「なら良かった。私はそろそろ帰るよ。またね。」
「またねみのりん。」
そして、一足お先にムードメーカーである実は帰って行った。まぁ時間的にも丁度いいし、話したいことは大体話せた。自然にお開きしても良い頃合いだ。
「実も帰ったことだし、そろそろ解散しようか?」
俺がそう提案すると、二人とも頷いたため、それぞれ荷物を整え始めた。
すると、聖穂が何やらスマホをいじり、画面を見せてきた。
「少し前にスマホ変えたの。蓮君だけまだ入ってないから改めて交換してくれる?」
「勿論いいよ。」
ポケットからスマホを取り出して無事に連絡先を交換し終えると、彼女は嬉しそうにした。
「ありがとう!」
「どういたしまして?」
想像よりも嬉しそうな様子に少し困惑しつつも、俺はスマホをしまった。
「じゃあ、私もそろそろ……。蓮君も唱君もまた今度!」
「ああ。気を付けて帰れよー。」
聖穂も見送って、そろそろ俺も帰ろうとしていると、唱が声をかけてきた。
「ちょっと話したいことがある。時間いい?」
「……いいよ。」
そうして俺達は帰路に着き、道中の公園のブランコに腰を降ろした。
「それで、どうしたの?個別で呼び止めたってことは、少し大事な話なんだよね?」
「大事って程ではないな。ただ、蓮斗が急に帰ってきたことも含めて、話しておくなら今しかないと思った。」
結局、彼が何を言いたいのかイマイチよく分からずに疑問符を浮かべていると、彼は答えを示した。
「呪いのことは認知しているか?」
「……!」
正直、度肝を抜かれた。思い当たる節はいくらでも自覚しているが、まさか彼の口からそれについて触れられるとは思ってもいなかった。
「少しはな……。何故、君がそれを?」
「あまり公表しないようにしていたけど、今だから話すよ。俺の実家は代々受け継がれてきた霊媒師の家系で、霊感がかなり強いんだ。信じられないかもだけどな。」
彼は普段から嘘をつくような人じゃないし、野村さんと合わせて二人から同じようなことを言われた。信憑性はかなりのものだ。
もしかしたら、何か新たなヒントが得られるかもと思い、俺は尋ねた。
「勿論俺は信じるよ。唱が分かることを教えてほしい……。」
すると彼は一息ついて、話す準備を整えた。
「先に言っておくけど、トラブル体質は呪いと密接に関係していないと思う。トラブル体質は本当に偶然のものか、別の要因が作用している可能性の方がありえる。ただ、一切無関係…とは言えない。」
「と言うと…?」
「呪いの影響で事故の度合いが操作されているように思える。言い換えるなら“惹きつけ”というところか。一方で、警鐘を鳴らしてくれたりと協力的な一面もあるようだ。」
確かにそうだ。俺が今睨んでいるように人影と呪いが同一のものであるとするならば、協力的な一面に説明はつく。
だが、あの人影が事故を操作しているかは確認する術がない。無いとも言い切れない。
「その言い方……まるで呪いに意思でもあるようだね……。だとしたら、相当気まぐれなようだけど…。」
「気まぐれ……か…。そうだと信じたくないな。」
意味深にそう言う彼は、何か知っていると見て間違いない。ただ、遠回しにしか言ってくれないということは、俺に対して何らかの配慮をしているのだろう。
その事実を知った時、俺の心が壊れてしまうのではないかと憂慮しているのだろう。
沈黙が流れる中、ぐしゃぐしゃになる前に心を整頓して、口を開いた。
「俺は……あの崩落事故で、心を壊した。……癒えても納得が出来ないんだ。“原因不明”このたった四文字に。俺が意を決して帰ってきた理由は一つ。“原因を突き止めること”だ。襲ったのが自然災害だろうが人の過ちだろうが故意的な陰謀だろうが、はたまた摩訶不思議な現象だろうが何だっていい!……崩壊した心を修復するにはそれしかない。また同じ悲しみを背負わせないためには、理解するしかない。六年間、俺はそういうことを学んできたんだ。」
心の内を全て明かした。唱は俺の知る中で一番真摯に向き合ってくれる人だ。だからこそ、夕焚にすらぶつけれなかった想いをぶつけることが出来た。
また静まり返り、彼は何かを考え込んだ末、言葉を発した。
「……受け取ったよ。何だか、昔の蓮斗を見た気がする。決めた目標には貪欲。そういうのが人を惹きつける要因なんだなって。」
彼はブランコの動きを止めて、より真剣に話し始めた。
「蓮斗……お前の魂は、那緒の魂と結合している。」
「え……?」
全く訳が分からなかった。魂の結合という意味が分からないし、それによって生じる問題も想像がつかない。
「そんな反応をすると思っていたよ。順を追って丁寧に説明する。まず、崩落事故以前の事故は本当に蓮斗自身と関係がない。外的か偶然かだ。確かお前は崩落事故当時、現場に居合わせていたんだったよな?」
「ああ。だからこそ膨れ上がった後悔だった。」
「その時だ。那緒の想いと蓮斗の想いが共鳴反応を起こして、彼女の魂が慰霊される前にお前の魂と融合した。……これが事実とは限らないが、結果から逆算すれば遠からずだろう。」
「でも、だとしたら何でそれが呪いに…?」
「流石にそこまでは俺にも分からない。だけど、那緒の事だ。彼女なりに何か抱えているんだろ。それは…彼氏であるお前にしか分からないかもな。」
「……。」
人影は、何度か俺を救ってくれた。それが那緒の魂だったと考えると合致する。
これ以上は心の問題。当事者同士で解決していくしかない。
「唱、ありがとう。君のお陰で、すべき事、俺にできる事が鮮明になったよ。」
「いや、俺は蓮斗の身に起こった事を説明しただけだよ。第三者である俺では、どうやっても答えには辿り着けない。ただ……何かヒントになってくれたなら良かった。」
そう言って彼はブランコから降りて、こちらに振り向いた。
「さてと、明日からまた仕事だし帰るよ。“呪花と禁足地”には、慎重になれよ。……納得のいく解答が出ることを祈ってるよ。」
「ああ……。」
そうして、俺達はそれぞれの帰路へと着いた。
「ただいま……。」
寝静まっているからか、返事がない。一日が濃すぎたせいかあまり動く気力が起きず、自室に直行して倒れ込むように布団にダイブした。
__________________
夢落ちした。知った上でこの空間を見渡すと、また違った印象を受ける。
「なぁ……もし名前を呼んでも、君は消えやしない?」
静かな暗闇の中でそっとそう言うと、人影が目の前に現れた。
『どうなるかは……私にも分からない。今はまだ…出来ない気がするの。』
ノイズが混じっていない。今は安定しているようだ。
ひとまず、俺は今日の事について礼を言った。
「今日、火力を弱めてくれたのは君なんだよね。ありがとう。」
『本当だよ。死ぬんだよ?意識イコール精神なんだから。空っぽになっちゃうよ。』
もう少し、慎重になろうと改めて戒めた。今のうちに訊いておきたい事が溜まっているため、それについての話題を振ろうとした。
しかし、タイミング悪く空間が不安定になり始めた。
『……う、うぅ…ッ!!』
「大丈夫か?耐えてくれ!」
不安定化が起こると同時に、彼女は悶え苦しみ始めた。俺がそれを心配して声をかけていると、やがて治まったようだ。
『はぁ……はぁ……今日は…力を酷使し過ぎちゃったみたい……。少し休む…ね……また……今度…教え……』
「もういい。しっかり休め。」
『う…ん………』
__________________
夢から覚めると、もう朝だった。全く快眠した気がしない。そして、何件かの通知が溜まっていた。聖穂からだ。
『また今度、一緒に遊びに行こ!』
俺は『喜んで』とだけ返信して、珍しく二度寝をした。
「もうこんな時間。沢山話したつもりだけど、全然足りないね。」
実はそう言いながら、空のグラスを机に置いた。
「聖穂はいつまでこっちに滞在するつもりなの?」
ふと気になったため俺は聖穂にそう尋ねた。
「一週間くらいかな?」
「だってさ実。まだ喋る機会はあるよ。唱はどうなの?」
「俺か?俺は明日には帰るよ。仕事が山積みだけど、久しぶりに揃えるって聞いたから予定を空けてきた。」
「今朝に連絡してごめん……。」
実はそう謝った。唱はまだ俺と聖穂と比べたらここから近い距離を活動拠点としているが、流石に突然『今夜集まろう』なんて言われても困るだろう。
ただ、こうやって予定を空けてすっ飛んで来てくれるのが、彼の尊敬できるところだ。
「全然いいよ。実が突然何か言ってくるなんて、珍しいことじゃない。焦るほど多忙にはならないように工夫しているし問題無い。」
「なら良かった。私はそろそろ帰るよ。またね。」
「またねみのりん。」
そして、一足お先にムードメーカーである実は帰って行った。まぁ時間的にも丁度いいし、話したいことは大体話せた。自然にお開きしても良い頃合いだ。
「実も帰ったことだし、そろそろ解散しようか?」
俺がそう提案すると、二人とも頷いたため、それぞれ荷物を整え始めた。
すると、聖穂が何やらスマホをいじり、画面を見せてきた。
「少し前にスマホ変えたの。蓮君だけまだ入ってないから改めて交換してくれる?」
「勿論いいよ。」
ポケットからスマホを取り出して無事に連絡先を交換し終えると、彼女は嬉しそうにした。
「ありがとう!」
「どういたしまして?」
想像よりも嬉しそうな様子に少し困惑しつつも、俺はスマホをしまった。
「じゃあ、私もそろそろ……。蓮君も唱君もまた今度!」
「ああ。気を付けて帰れよー。」
聖穂も見送って、そろそろ俺も帰ろうとしていると、唱が声をかけてきた。
「ちょっと話したいことがある。時間いい?」
「……いいよ。」
そうして俺達は帰路に着き、道中の公園のブランコに腰を降ろした。
「それで、どうしたの?個別で呼び止めたってことは、少し大事な話なんだよね?」
「大事って程ではないな。ただ、蓮斗が急に帰ってきたことも含めて、話しておくなら今しかないと思った。」
結局、彼が何を言いたいのかイマイチよく分からずに疑問符を浮かべていると、彼は答えを示した。
「呪いのことは認知しているか?」
「……!」
正直、度肝を抜かれた。思い当たる節はいくらでも自覚しているが、まさか彼の口からそれについて触れられるとは思ってもいなかった。
「少しはな……。何故、君がそれを?」
「あまり公表しないようにしていたけど、今だから話すよ。俺の実家は代々受け継がれてきた霊媒師の家系で、霊感がかなり強いんだ。信じられないかもだけどな。」
彼は普段から嘘をつくような人じゃないし、野村さんと合わせて二人から同じようなことを言われた。信憑性はかなりのものだ。
もしかしたら、何か新たなヒントが得られるかもと思い、俺は尋ねた。
「勿論俺は信じるよ。唱が分かることを教えてほしい……。」
すると彼は一息ついて、話す準備を整えた。
「先に言っておくけど、トラブル体質は呪いと密接に関係していないと思う。トラブル体質は本当に偶然のものか、別の要因が作用している可能性の方がありえる。ただ、一切無関係…とは言えない。」
「と言うと…?」
「呪いの影響で事故の度合いが操作されているように思える。言い換えるなら“惹きつけ”というところか。一方で、警鐘を鳴らしてくれたりと協力的な一面もあるようだ。」
確かにそうだ。俺が今睨んでいるように人影と呪いが同一のものであるとするならば、協力的な一面に説明はつく。
だが、あの人影が事故を操作しているかは確認する術がない。無いとも言い切れない。
「その言い方……まるで呪いに意思でもあるようだね……。だとしたら、相当気まぐれなようだけど…。」
「気まぐれ……か…。そうだと信じたくないな。」
意味深にそう言う彼は、何か知っていると見て間違いない。ただ、遠回しにしか言ってくれないということは、俺に対して何らかの配慮をしているのだろう。
その事実を知った時、俺の心が壊れてしまうのではないかと憂慮しているのだろう。
沈黙が流れる中、ぐしゃぐしゃになる前に心を整頓して、口を開いた。
「俺は……あの崩落事故で、心を壊した。……癒えても納得が出来ないんだ。“原因不明”このたった四文字に。俺が意を決して帰ってきた理由は一つ。“原因を突き止めること”だ。襲ったのが自然災害だろうが人の過ちだろうが故意的な陰謀だろうが、はたまた摩訶不思議な現象だろうが何だっていい!……崩壊した心を修復するにはそれしかない。また同じ悲しみを背負わせないためには、理解するしかない。六年間、俺はそういうことを学んできたんだ。」
心の内を全て明かした。唱は俺の知る中で一番真摯に向き合ってくれる人だ。だからこそ、夕焚にすらぶつけれなかった想いをぶつけることが出来た。
また静まり返り、彼は何かを考え込んだ末、言葉を発した。
「……受け取ったよ。何だか、昔の蓮斗を見た気がする。決めた目標には貪欲。そういうのが人を惹きつける要因なんだなって。」
彼はブランコの動きを止めて、より真剣に話し始めた。
「蓮斗……お前の魂は、那緒の魂と結合している。」
「え……?」
全く訳が分からなかった。魂の結合という意味が分からないし、それによって生じる問題も想像がつかない。
「そんな反応をすると思っていたよ。順を追って丁寧に説明する。まず、崩落事故以前の事故は本当に蓮斗自身と関係がない。外的か偶然かだ。確かお前は崩落事故当時、現場に居合わせていたんだったよな?」
「ああ。だからこそ膨れ上がった後悔だった。」
「その時だ。那緒の想いと蓮斗の想いが共鳴反応を起こして、彼女の魂が慰霊される前にお前の魂と融合した。……これが事実とは限らないが、結果から逆算すれば遠からずだろう。」
「でも、だとしたら何でそれが呪いに…?」
「流石にそこまでは俺にも分からない。だけど、那緒の事だ。彼女なりに何か抱えているんだろ。それは…彼氏であるお前にしか分からないかもな。」
「……。」
人影は、何度か俺を救ってくれた。それが那緒の魂だったと考えると合致する。
これ以上は心の問題。当事者同士で解決していくしかない。
「唱、ありがとう。君のお陰で、すべき事、俺にできる事が鮮明になったよ。」
「いや、俺は蓮斗の身に起こった事を説明しただけだよ。第三者である俺では、どうやっても答えには辿り着けない。ただ……何かヒントになってくれたなら良かった。」
そう言って彼はブランコから降りて、こちらに振り向いた。
「さてと、明日からまた仕事だし帰るよ。“呪花と禁足地”には、慎重になれよ。……納得のいく解答が出ることを祈ってるよ。」
「ああ……。」
そうして、俺達はそれぞれの帰路へと着いた。
「ただいま……。」
寝静まっているからか、返事がない。一日が濃すぎたせいかあまり動く気力が起きず、自室に直行して倒れ込むように布団にダイブした。
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夢落ちした。知った上でこの空間を見渡すと、また違った印象を受ける。
「なぁ……もし名前を呼んでも、君は消えやしない?」
静かな暗闇の中でそっとそう言うと、人影が目の前に現れた。
『どうなるかは……私にも分からない。今はまだ…出来ない気がするの。』
ノイズが混じっていない。今は安定しているようだ。
ひとまず、俺は今日の事について礼を言った。
「今日、火力を弱めてくれたのは君なんだよね。ありがとう。」
『本当だよ。死ぬんだよ?意識イコール精神なんだから。空っぽになっちゃうよ。』
もう少し、慎重になろうと改めて戒めた。今のうちに訊いておきたい事が溜まっているため、それについての話題を振ろうとした。
しかし、タイミング悪く空間が不安定になり始めた。
『……う、うぅ…ッ!!』
「大丈夫か?耐えてくれ!」
不安定化が起こると同時に、彼女は悶え苦しみ始めた。俺がそれを心配して声をかけていると、やがて治まったようだ。
『はぁ……はぁ……今日は…力を酷使し過ぎちゃったみたい……。少し休む…ね……また……今度…教え……』
「もういい。しっかり休め。」
『う…ん………』
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夢から覚めると、もう朝だった。全く快眠した気がしない。そして、何件かの通知が溜まっていた。聖穂からだ。
『また今度、一緒に遊びに行こ!』
俺は『喜んで』とだけ返信して、珍しく二度寝をした。
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