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最終章:亡花の禁足地
55日目.弱芯
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呪いの真の恐ろしさは、狂気の幻覚を見せること。あの山の中は少し赤みがかった霧が漂っていた。思い返してみると、事故現場で何度か見かけたことがある。
断定はできないが、少なからず関わっているだろうと思った僕は、最後にそれだけ調べることにした。
「……身体が…動かない……?」
クロユリと対面してから数日後、霧の謎と相互性に迫るために、原因不明の転落事故が多発しているという場所に向かった。
しかし、身体が“トラウマ”という危機感を覚えてしまった影響か、足を踏み入れられずに硬直していた。
目を凝らすと、赤い霧は無数の粒子によって構成されていることが分かり、昨日よりも密度が小さいように見える。
これまでは、この程度で怯えることは無かった。ダリアが消えたことにより、抑制されていない呪いが僕の恐怖心を煽っているのだろう。
「……これ以上は…やっぱ無理だ……」
霧を直接調べることすら無謀だと判断した僕は、その場を後にした。
後日、数ある嘘らしい文献を読み漁ったところ、シャドードロップと事故に関する内容を目にした。
『この世に“復讐”の未練を持った少女の魂は周囲の魂を取り込み、悪霊となった。その悪霊は一輪の花を器とし、この世と繋ぎ留めた。花は冥界の微粒子を花粉に織り混ぜ、散布した。やがてそれは赤き雲と霧となり、人々に悪夢を見せた。ショックで人々の魂は抜き取られ、悪霊の養分又は花となってしまった。冥界の微粒子の供給源は、悪霊の器クロユリ。クロユリの纏う濃霧に対する抗体を持つ者、それは花の亡霊と結合中の人物のみ。』そう記されていた。
「…ははは…触れるべきじゃなかった……」
この文献に記されていたことは、僕が目の当たりにしてきたものと同じ。故に真実に近い。
クロユリの芽を大地から離せるのは、冥界の微粒子に対する抗体を持つ憑き人だけ。実際、どうなっただろうか。
反逆を目論み協力してくれた亡霊は、無抵抗にクロユリに取り込まれた。すると、抗体の無くなった僕は廃人寸前に追い込まれた。
真相は分かっているが、詰んでいる。僕と同じように憑かれた人がどれだけ居るかも分からなければ、仮に居たとしても、摘み取れるかは別問題。条件が限定的な上、リスクが大き過ぎる。
「…この真実は責任を持って封印しておかないと……」
兄の遺言“過度な追求は悲劇を招く”それが体現されかねない。僕だって、クロユリの気分次第では今この世に居なかったかもしれない。
地域の怪談話となっても、犠牲者が増加するだけ。放置するのは危険だが、探るのも危険という矛盾。早急に、何か手を打つ必要があった。
この現実離れした脅威を秘匿して、事象を管理しなければ、崩壊の一途を辿ると確信した僕は、市に地域保全に特化する団体の設立を申請した。
「そんな団体など無くても、円滑に運営できている。」
「不自然な事故多発について……市長はどうお考えのつもりですか?」
「偶然……というには奇妙だとは思っている。しかし、それは市が対応することではない。」
「私は…それを受け持つために直談判しにきました。事前に送らせていただいた資料の内容では不充分でしたか?疑問に思う点がございましたら、お答えしますが……」
僕の知る限られた情報を資料にまとめて、事前に市に提出しておいた。解決には及ばないだけで、真相は大方割れている。
市長は少し悩んだ後、印鑑を押した。
「あの内容で充分だ。市としての設立は却下する。その代わり、君が責任者として組織を立ち上げ、その組織を市長公認としよう。何か問題が発生した場合、私は一切の責任を負わない。」
「ありがとうございます。公認を頂ければ充分です。」
こうして、TCCを公認結成する許可が降りて、僕は人員と支持を集めた。
クロユリの在る山を“根源の禁足地”として封印し、動向及び監視を始めた。
__________________
「今の先輩は、条件からも外れている。抗体を持っていても、僕は駄目でした。花の亡霊の憑き人でなくても、不可能ではないはず。…ただ、計り知れない危険が伴う。それを承知した上で、踏み込みますか?」
聡は俺に全て話した上で、そう訊ねてきた。
彼の話に、希望などは感じられなかった。攻めることから護ることにシフトした。ある意味逃げたとも言い換えられる。
「悪条件だとしても、俺は踏み込む。」
「何故ですか。無駄に命を落とす可能性だって……」
「そんなこと言ってたら何も進まないだろ!」
俺は語気を強めてそう言った。
彼が犠牲を最小限に抑えるために、このような活動をしているのはよく分かった。だけど、結局のところ時間稼ぎにしかなっていない。
こうしている間にも、クロユリは狙いを定めて、手が着けられない存在へと進化を続けているのだ。
「ッ!……分からない。貴方がリスクを背負う意味などないのに……適任者が現れるのを待てばいいだけなのに…!」
「適任者?本当に現れると思ってるか?……たぶん君は、ずっとそう言って止め続けると俺は思う。無謀な追求をした結果、死傷者となるのを防ぐために……。俺達が何もしなくても、クロユリは時間と共に魂を取り込み、より強大となっていく。…取り返しがつかなくなるよ?」
「それは分かっている!…分かってる……。貴方は将来有望だ……この未知に、奪われてなどいけない人……だったら、代わりに僕が…!」
そう言って、彼は根源の禁足地への扉を開いた。しかし、それ以上身体を動かすことは無かった。
「何故……僕は…何も変わっていない……」
恐怖で震えている様子。俺は彼の隣に歩み寄り、肩に手を置いた。
「年齢なんて関係ない……一度植え付けられたトラウマは、時の流れだけじゃ払拭できないよ。二度目の経験を乗り越えて、初めてそれを覆せる。」
そう言って手を離し、俺は開いた扉の方へとゆっくりと歩き出す。
するとそれを止めるように、聡は本心を明かした。
「行かないで……ください。僕は…先輩にだけは、幸せでいてもらいたいだけなんです……。貴方が廃人状態に陥ったら……苦しいです。」
「……正直、俺も無謀だとは思ってるよ…」
「だったら何故…!」
「さっきも言った通りだ。……手が届くうちに、手を打つ。もう、そう怯える必要がないように……意志が固まっているうちに、弱い心と根源は淘汰する。信じて待っていて。」
そう言い残して、俺は扉を通過した。すると、彼は後ろから応えた。
「……先輩の言った通り、僕は弱かった。理由をつけて逃げているだけだった。貴方を信じます……無事で帰って来てください……何があっても……」
「ああ。聡、君のくれた情報…活用させてもらうよ。」
後ろは振り向かずに、一歩二歩と前進する。彼が俺を無理矢理にでも止めなかったことを後悔しないように、失敗は許されない。
本当の意味で全部解決して、無事に帰還する。その約束を強く心に刻み、奥地を目指す。
断定はできないが、少なからず関わっているだろうと思った僕は、最後にそれだけ調べることにした。
「……身体が…動かない……?」
クロユリと対面してから数日後、霧の謎と相互性に迫るために、原因不明の転落事故が多発しているという場所に向かった。
しかし、身体が“トラウマ”という危機感を覚えてしまった影響か、足を踏み入れられずに硬直していた。
目を凝らすと、赤い霧は無数の粒子によって構成されていることが分かり、昨日よりも密度が小さいように見える。
これまでは、この程度で怯えることは無かった。ダリアが消えたことにより、抑制されていない呪いが僕の恐怖心を煽っているのだろう。
「……これ以上は…やっぱ無理だ……」
霧を直接調べることすら無謀だと判断した僕は、その場を後にした。
後日、数ある嘘らしい文献を読み漁ったところ、シャドードロップと事故に関する内容を目にした。
『この世に“復讐”の未練を持った少女の魂は周囲の魂を取り込み、悪霊となった。その悪霊は一輪の花を器とし、この世と繋ぎ留めた。花は冥界の微粒子を花粉に織り混ぜ、散布した。やがてそれは赤き雲と霧となり、人々に悪夢を見せた。ショックで人々の魂は抜き取られ、悪霊の養分又は花となってしまった。冥界の微粒子の供給源は、悪霊の器クロユリ。クロユリの纏う濃霧に対する抗体を持つ者、それは花の亡霊と結合中の人物のみ。』そう記されていた。
「…ははは…触れるべきじゃなかった……」
この文献に記されていたことは、僕が目の当たりにしてきたものと同じ。故に真実に近い。
クロユリの芽を大地から離せるのは、冥界の微粒子に対する抗体を持つ憑き人だけ。実際、どうなっただろうか。
反逆を目論み協力してくれた亡霊は、無抵抗にクロユリに取り込まれた。すると、抗体の無くなった僕は廃人寸前に追い込まれた。
真相は分かっているが、詰んでいる。僕と同じように憑かれた人がどれだけ居るかも分からなければ、仮に居たとしても、摘み取れるかは別問題。条件が限定的な上、リスクが大き過ぎる。
「…この真実は責任を持って封印しておかないと……」
兄の遺言“過度な追求は悲劇を招く”それが体現されかねない。僕だって、クロユリの気分次第では今この世に居なかったかもしれない。
地域の怪談話となっても、犠牲者が増加するだけ。放置するのは危険だが、探るのも危険という矛盾。早急に、何か手を打つ必要があった。
この現実離れした脅威を秘匿して、事象を管理しなければ、崩壊の一途を辿ると確信した僕は、市に地域保全に特化する団体の設立を申請した。
「そんな団体など無くても、円滑に運営できている。」
「不自然な事故多発について……市長はどうお考えのつもりですか?」
「偶然……というには奇妙だとは思っている。しかし、それは市が対応することではない。」
「私は…それを受け持つために直談判しにきました。事前に送らせていただいた資料の内容では不充分でしたか?疑問に思う点がございましたら、お答えしますが……」
僕の知る限られた情報を資料にまとめて、事前に市に提出しておいた。解決には及ばないだけで、真相は大方割れている。
市長は少し悩んだ後、印鑑を押した。
「あの内容で充分だ。市としての設立は却下する。その代わり、君が責任者として組織を立ち上げ、その組織を市長公認としよう。何か問題が発生した場合、私は一切の責任を負わない。」
「ありがとうございます。公認を頂ければ充分です。」
こうして、TCCを公認結成する許可が降りて、僕は人員と支持を集めた。
クロユリの在る山を“根源の禁足地”として封印し、動向及び監視を始めた。
__________________
「今の先輩は、条件からも外れている。抗体を持っていても、僕は駄目でした。花の亡霊の憑き人でなくても、不可能ではないはず。…ただ、計り知れない危険が伴う。それを承知した上で、踏み込みますか?」
聡は俺に全て話した上で、そう訊ねてきた。
彼の話に、希望などは感じられなかった。攻めることから護ることにシフトした。ある意味逃げたとも言い換えられる。
「悪条件だとしても、俺は踏み込む。」
「何故ですか。無駄に命を落とす可能性だって……」
「そんなこと言ってたら何も進まないだろ!」
俺は語気を強めてそう言った。
彼が犠牲を最小限に抑えるために、このような活動をしているのはよく分かった。だけど、結局のところ時間稼ぎにしかなっていない。
こうしている間にも、クロユリは狙いを定めて、手が着けられない存在へと進化を続けているのだ。
「ッ!……分からない。貴方がリスクを背負う意味などないのに……適任者が現れるのを待てばいいだけなのに…!」
「適任者?本当に現れると思ってるか?……たぶん君は、ずっとそう言って止め続けると俺は思う。無謀な追求をした結果、死傷者となるのを防ぐために……。俺達が何もしなくても、クロユリは時間と共に魂を取り込み、より強大となっていく。…取り返しがつかなくなるよ?」
「それは分かっている!…分かってる……。貴方は将来有望だ……この未知に、奪われてなどいけない人……だったら、代わりに僕が…!」
そう言って、彼は根源の禁足地への扉を開いた。しかし、それ以上身体を動かすことは無かった。
「何故……僕は…何も変わっていない……」
恐怖で震えている様子。俺は彼の隣に歩み寄り、肩に手を置いた。
「年齢なんて関係ない……一度植え付けられたトラウマは、時の流れだけじゃ払拭できないよ。二度目の経験を乗り越えて、初めてそれを覆せる。」
そう言って手を離し、俺は開いた扉の方へとゆっくりと歩き出す。
するとそれを止めるように、聡は本心を明かした。
「行かないで……ください。僕は…先輩にだけは、幸せでいてもらいたいだけなんです……。貴方が廃人状態に陥ったら……苦しいです。」
「……正直、俺も無謀だとは思ってるよ…」
「だったら何故…!」
「さっきも言った通りだ。……手が届くうちに、手を打つ。もう、そう怯える必要がないように……意志が固まっているうちに、弱い心と根源は淘汰する。信じて待っていて。」
そう言い残して、俺は扉を通過した。すると、彼は後ろから応えた。
「……先輩の言った通り、僕は弱かった。理由をつけて逃げているだけだった。貴方を信じます……無事で帰って来てください……何があっても……」
「ああ。聡、君のくれた情報…活用させてもらうよ。」
後ろは振り向かずに、一歩二歩と前進する。彼が俺を無理矢理にでも止めなかったことを後悔しないように、失敗は許されない。
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