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未定
74,新キャラ登場!
しおりを挟むやはり間引きが出来てないのが原因だと考えているんだな。
専門家がそう言っているなら、国の政府の方も同意見と見ていいだろう。
まあ、ダンジョンが出現した時には、モンスターが出て来れなかったんだから、流石に察せられるか。
警察はダンジョンを封鎖していたが、その入り口を塞ぐバリケードもいつまで保つか分からない。
これからは自衛隊だけじゃなく、警察によるダンジョンの間引きも行われていくだろうな。
武田先生の話が続く。
「このモンスターの間引きの件だが、まだ未発見のダンジョンの間引きは行えない。ある程度のモンスターがダンジョンの外に出てしまう事は避けられないだろう」
大半の不安や驚きと少数の好奇心の騒ぎ声が生徒達から上がる。
普通の人は自分ならモンスター相手に対処できると思い上がっている者は少ないだろう。
今の状況をマイルドに説明すると、日本いや世界中が人間への敵意満々の動物が闊歩しているサファリパークになったようなものだからな。
ついでに動物の範疇を超えているレッドウルフの様なモンスターにも遭遇するかもしれない。
しかし、生徒達は騒いでいるが教師陣は意外と冷静な様子だった。
若干顔色が悪いが、それでもパニックにはなっていない。
大人の方が今の状況をきちんと理解して、どれだけ危険な状態か分かっているだろうにな。
これは何か知っているな。
学校側にはもう今回の事に対する国の対応が伝えられて、職員会議も既に終わっているのかもな。
そう言えば、今日は先生達が教室に来るのがいつもより遅いように感じた。
慶が学校に来たのが遅刻しないギリギリの時間だったからな。
「静かにっ! 全く心配するなとは言えないが、今回の件は国でもちゃんと対応している。国は通学や通勤などで使う道を中心に町のパトロールを強化するそうだ」
まあ、国が動かせる少ない人材ではそんなところか。
「それでも未発見ダンジョンからモンスターは出てくる。警察が捜索している中で、未だに未発見のダンジョンがあると思われる場所は、人が普段近寄らない森や海の様な場所だけだ。」
そうだろうな。だから俺達も山に入ってダンジョンを探しに行ったからな。
「なので、今後そういった人気のない場所には近寄らないと言う事を肝に銘じて過ごす様にしなさい。以上」
武田の話は終わった。
「武田先生ありがとうございました。それでは臨時の全校集会をこれで終わります。この後は各クラス担任の先生の指示に従って下さい」
教頭がそう言って全校集会が終わった。
生徒達は気が緩め、それぞれ喋り始め騒がしくなる。
「2-1の皆さん。教室に戻って先生が来るまで静かに自習をしていて下さい」
高野先生が2-1クラスにそう言い終わると、体育館を小走りで出て行く。
2-1クラスの生徒達は、お喋りを続けながらも教室に戻り始める。
ーーー
俺も教室に戻って席に座る。
高野先生が自習をしておく様にと言っていたので、本を読みながら時間を潰す。
本当は慶とダンジョン関連の事をいろいろと話したかったが、高野先生が静かにって言っていたからな。
もし騒いでしまって昼休みに職員室に呼び出されて休み時間が無くなるのは避けたい、俺は大人しく時間を潰す。
昼休みは慶をしばき倒さないといけないからな。
暫く本を読みながら時間を潰して過ごしていると、地理の先生が来て授業が始まった。
ーーー
いつもより授業中のクラス内の私語が多かったが、概ねいつも通り授業が進み、昼休みになった。
「光希、先に屋上行っているから」
「わかった。俺は購買に寄ってから行く」
慶が教室を出て行ったのを見送って、鞄からマジックポーチを取り出して購買に向かう。
昨日は購買で適当に買ったらサラダ系だけだったから、今日は肉や魚を使った物が食べたかったんだけどな。
今朝はウルフミンチを見まくったので、流石に肉を食べる気分にはなれなかった。魚系でも無理そうだ。
結局、昨日と同じ様なサラダサンドを買って屋上に向かった。
ーーー
屋上に着くと、既にメンツが4人揃っていた。
あれ? 今日の昼は俺と慶、慶の妹2人の4人でご飯を食べると言っていた。
慶に美月、咲良とあと一人は誰だ。どこかで見た事があるよう気がするな?
見た目は背丈が小さく髪がボブカット、猫の様な吊り目の少女だ。
そう言えば、この吊り目には見覚えがある。確か前に慶の家に行った時に似たような少女を一度だけ見かけた。
そう。多分美月と咲良の友達だと思われる人物だ。
そうだそうだ。確かに見た事があったな。相手は俺の事を知らないだろうけど。
「お待たせ」
「今日は早かったな」
「ああ、今日の俺には選択肢が無かったからな」
「え? そんなに早く売り切れがあったのか?」
「違うけど、そんな感じだ。それより二人ともこんにちは」
「こんにちは、光希さん」
「ん」
「それと君は初めましてだな」
俺は美月達と挨拶をしてから、猫の少女に声を掛けた。
「初めまして」
猫の少女から挨拶が帰ってきた。
咲良と似た雰囲気があったから、無口な人見知りで無視もありえるかなと思っていたけどな。
「じゃあ、簡単な自己紹介を。
俺は慶と同じ2年1組で、名前は佐々木 光希。
好きな食べ物は今日限定で野菜、肉や魚は今日は無理。
趣味は森や川に遊びに行く事だな。次は君」
「はい。私は小池 凛。1年1組、好きな食べ物はイチゴと大福、趣味は修行です」
「小池さんか。好きな物はイチゴと大福で、趣味は修行?」
「光希さん、凛ちゃんは佐久間の門下生なんです」
「そうです」
「そうなんですか」
佐久間道場の門下生なんだ。
途中までは女の子らしかったのに、趣味は修行といきなりストイックになってビックリした。
普通の美月達の友達だと思っていたんだけどな。
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