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妖精国
反逆者クウオの敗北
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15名の妖精達は商人達にガツンと言われせいなのか、やる気に満ち溢れていた。国の近くまで戻ると、様子を伺いつつクウオに気が付かれないようにそっと国に入っていく。
王宮に向かう途中で異変を感じて隠れていた妖精達と出会い事情を説明した。
「王達まで売られているだなんて。どうしてこんな事になったのかしら。妖精国で反逆者が出るなんて、しかも王弟だなんて。」
「ここでグダグダ言っても仕方がないでしょ。王宮を取り戻して捜索隊を出さないと、売られた妖精達が見つからなくなっちゃうわ。」
憮然とした表情の妖精が言う。
「【シャイ】の者達、今まで魔法で助けてやったのに。妖精を買って隷属するなんて、やっぱり【シャイ】なんて愚か者の集まりだな。昔と全然変わってないじゃないか。」
その言葉を聞いて商人に助けてもらった妖精達は微妙な顔をした。
「確かに妖精を買ったのは【シャイ】の商人だ。俺達を助ける為に大金をはたいてね。俺達を買うには大金が必要だっただろう。お金も無くなっただろうし、もう商人なんて出来なくなったんじゃないかな。
それにいらないって、言われたよ。」
「え? 何がいらないって。」
「魔法なんていらない、なければ自分達で何とかするだけだって。雨が降らないなら違う国へ移動するし嵐や自然災害だって巻き込まれたり死んだりしたとしても、それはもう運命。
考えてみれば病気や事故に犯罪で死ぬ者達もたくさんいる。偶に災害から助ける位じゃ大して感謝なんかされてないよね。助けていない者達からは感謝どころか恨まれてそうだな。なんで向こうは助けてこっちは助けないのかって。」
「それに今回の事で、妖精達が発見されなかったら戦争になるかもしれない。妖精を奪い合って戦争、妖精の力を使って他国へ戦争、妖精国が【シャイ】に攻め込む。
どれだけの被害が出るか分からない。もしかしたら絶滅だってありうる。こんな事に巻き込むなら今後は関わりを持たないで欲しいって言われたよ。」
自分達が言われた事を全て伝えた妖精達。照れ屋商人やイヤーミ商人達の言葉を伝えられて、妖精達は落ち込んだり泣き出したり黙りこんだり。どんよりとした重い空気が漂う。
「俺達、弱い彼らを助けてやってるって思ってた。自分達は凄いんだって思いながら。」
「私もそう思ってた。私達の魔法って、あったら嬉しいけれどなくても構わない。その程度の物だったんだね。それに、助けた人達が災害で家族を失った人達に責められる事もあっただなんて。」
「商人達が4人それに魔法好きのお爺さん、彼らのお陰で助かった妖精15人。
全員生涯奴隷のような生活になってもおかしくなかったのに。助けてくれた人がいるのに、感謝もせずに不満を言うなんて俺達最悪だな。」
「今度の事は妖精がやった事だ。妖精を隷属して売ったクウオ・カルカッロを責めるならともかく買った商人達を責めるのは違うよな。
同じ妖精を隷属して商品として売るなんて、絶対に許せない。」
皆その意見に頷く。
「クウオ・カルカッロを倒して妖精達を助け出すぞ。」
妖精達は手を握りしめて拳を上に突き上げた。
「じゃあ、作戦をたてよう。リーダーはアイリ、副リーダーはジャンが良いと思う。」
皆賛成して小さく拍手をする。
「分かった、じゃあ俺が仕切らせてもらうよ。ジャン補佐をよろしくな。
クウオ・カルカッロは妖精の中で一番の実力者だ。魔力も誰よりもおおいし、全員の力を合わせて一気に決着をつけないと勝てないと思う。
力には力だな。数の力でクウオを倒すぞ。」
アイリの言葉に全員頷いた。
「ハネリ、一番高い魔力量の場所は分かるか、そこがクウオのいる場所だと思うんだ。」
「はい、彼は今王達の屋敷にいるわ。」
「じゃあまずは2チームに分けようと思う。
1はクウオを結界魔法で閉じ込めて我々の攻撃魔法だけ通せるように調整をしてくれ。
2は前後に分かれてクウオを囲むんだ。前の妖精達が攻撃魔法をクウオにぶつけて魔力を使い果たしたら後ろの妖精と交代。これを繰り返す。
バード達の居場所は分かるか、ハネリ。」
「ええ、彼らは森の中に隠れているわ。」
「じゃあ、ジャン。彼らを説得して連れてきてくれ。回復魔法が届くギリギリの場所に待機してもらい、我々の魔力が切れたら彼らに回復してもらえるように頼んで来てほしい。」
ジャンはハネリと一緒に森の中へ走っていった。
「バードの準備が出来たら、作戦開始だ。それまで休憩していよう。」
バードからの協力を取り付けた妖精達。バードが待機したのを確認するとクウオのもとへと向かった。いきなり出てきた沢山の妖精を見たクウオ、鼻で笑う。
「ふん、数の力で押す戦法か。何も妖精同士で戦う必要などないぞ。
売られた妖精達なら【シャイ】に攻め込めばすぐに救出できる。妖精達を【シャイ】から助けた後、攻め込んで支配下に置く。
欲深い【シャイ】の民は、我らの力を当てにし我らを利用しようとする。ならばいっそ、【シャイ】を支配して管理すればいい。【シャイ】は我らの与える豊かな大地で守られながら暮らせる。妖精達は【シャイ】で安全に遊べる。お互い素晴らしい関係になれるだろう。互いの望みが叶うのだから。」
クウオが話している間、妖精達さっさと位置について作戦を開始する。
妖精チーム1が魔法で結界を作り。チーム2の前衛がありったけの攻撃魔法をクウオにぶつけ始める。クウオは低い声で笑うと、自分を守るために結界を張った。妖精チーム2も攻撃魔法を防ぎながら、チーム1の張った結界を壊す為に魔法をぶつけ始める。両者をも魔力を気にせずに魔法をうち続けていた。
「ふうん。結構やるな、数の力もなかなか凄いのかなあ。でも私の魔力は君達全員の魔力量より多いんだけどねえ。今のうちにやめるのなら、助けてあげるよ。
何も妖精と対立したくてやっているわけじゃないんだからね。」
余裕の表情をしているクウオだったが、いつまでたっても妖精達の魔法が途切れない事に不審そうな顔をする。
「なぜ。お前たちの魔力は。
まさか、バードを味方につけたのか。卑怯者め、魔力を回復されながら戦う等妖精としての誇りは無いのか。」
「何意味不明な事言ってるんだよ。戦闘に卑怯も何もない。それを言うなら、戦いもせずに騙して隷属契約などさせるお前の方が卑怯者だろう。」
「そうだよ、でもまあなんていうか。王族ともあろうものが騙されて隷属契約を結ばされるだなんてどうかと思うけどな。本当に呆れ果てるというか残念な気持ちだよ。
そんな王子1人の為に俺達全員を犠牲にするという決断をした王達もなあ。王弟のクウオは妖精を隷属なんてするわ、王達は俺達民より王子の命を選ぶわ、王族は民を守るから民に敬愛されて支持されるのに。」
「今後、王達が無事に戻ったら今回の件はきちんと裁かないといけないね。あんたの裁判はないよ、あんたはここで死ぬから。」
妖精達は交代しながら攻撃魔法をうち続ける。ついにクウオの結界が壊れて、多数の攻撃魔法が撃ち込まれるとクウオが血を流しながら地面に倒れた。
警戒して結界を張ったまま近づく妖精達。動かないクウオをハネリが見つめる。
「魔力がなくなったわ。クウオを倒せた。」
ハネリの言葉を聞いて歓声を上げて喜ぶ妖精達。皆お互いを労いバード達もお礼を言って一緒にはしゃいでいる。騒ぎが落ち着くと話し合いが始まった。とりあえずクウオの遺体は王が戻るまでそのまま保存しておく事になり何人かの妖精が見張りの為にその場に残った。
「無事にクウオを倒せてよかった。皆が力を合わせて戦った結果だ。バード達も協力してくれてありがとう。」
アイリの言葉に拍手が起こる。
「国は取り戻した。次は売れれた妖精達を取り戻すぞ。まず行方不明者のリストの作成する。買った商人達の人相は助けてくれた商人達が教えてくれたが、奴らがどこへ向かったのか。
妖精が魔法を使ってくれれば目立つから分かるんだが。」
王宮に向かう途中で異変を感じて隠れていた妖精達と出会い事情を説明した。
「王達まで売られているだなんて。どうしてこんな事になったのかしら。妖精国で反逆者が出るなんて、しかも王弟だなんて。」
「ここでグダグダ言っても仕方がないでしょ。王宮を取り戻して捜索隊を出さないと、売られた妖精達が見つからなくなっちゃうわ。」
憮然とした表情の妖精が言う。
「【シャイ】の者達、今まで魔法で助けてやったのに。妖精を買って隷属するなんて、やっぱり【シャイ】なんて愚か者の集まりだな。昔と全然変わってないじゃないか。」
その言葉を聞いて商人に助けてもらった妖精達は微妙な顔をした。
「確かに妖精を買ったのは【シャイ】の商人だ。俺達を助ける為に大金をはたいてね。俺達を買うには大金が必要だっただろう。お金も無くなっただろうし、もう商人なんて出来なくなったんじゃないかな。
それにいらないって、言われたよ。」
「え? 何がいらないって。」
「魔法なんていらない、なければ自分達で何とかするだけだって。雨が降らないなら違う国へ移動するし嵐や自然災害だって巻き込まれたり死んだりしたとしても、それはもう運命。
考えてみれば病気や事故に犯罪で死ぬ者達もたくさんいる。偶に災害から助ける位じゃ大して感謝なんかされてないよね。助けていない者達からは感謝どころか恨まれてそうだな。なんで向こうは助けてこっちは助けないのかって。」
「それに今回の事で、妖精達が発見されなかったら戦争になるかもしれない。妖精を奪い合って戦争、妖精の力を使って他国へ戦争、妖精国が【シャイ】に攻め込む。
どれだけの被害が出るか分からない。もしかしたら絶滅だってありうる。こんな事に巻き込むなら今後は関わりを持たないで欲しいって言われたよ。」
自分達が言われた事を全て伝えた妖精達。照れ屋商人やイヤーミ商人達の言葉を伝えられて、妖精達は落ち込んだり泣き出したり黙りこんだり。どんよりとした重い空気が漂う。
「俺達、弱い彼らを助けてやってるって思ってた。自分達は凄いんだって思いながら。」
「私もそう思ってた。私達の魔法って、あったら嬉しいけれどなくても構わない。その程度の物だったんだね。それに、助けた人達が災害で家族を失った人達に責められる事もあっただなんて。」
「商人達が4人それに魔法好きのお爺さん、彼らのお陰で助かった妖精15人。
全員生涯奴隷のような生活になってもおかしくなかったのに。助けてくれた人がいるのに、感謝もせずに不満を言うなんて俺達最悪だな。」
「今度の事は妖精がやった事だ。妖精を隷属して売ったクウオ・カルカッロを責めるならともかく買った商人達を責めるのは違うよな。
同じ妖精を隷属して商品として売るなんて、絶対に許せない。」
皆その意見に頷く。
「クウオ・カルカッロを倒して妖精達を助け出すぞ。」
妖精達は手を握りしめて拳を上に突き上げた。
「じゃあ、作戦をたてよう。リーダーはアイリ、副リーダーはジャンが良いと思う。」
皆賛成して小さく拍手をする。
「分かった、じゃあ俺が仕切らせてもらうよ。ジャン補佐をよろしくな。
クウオ・カルカッロは妖精の中で一番の実力者だ。魔力も誰よりもおおいし、全員の力を合わせて一気に決着をつけないと勝てないと思う。
力には力だな。数の力でクウオを倒すぞ。」
アイリの言葉に全員頷いた。
「ハネリ、一番高い魔力量の場所は分かるか、そこがクウオのいる場所だと思うんだ。」
「はい、彼は今王達の屋敷にいるわ。」
「じゃあまずは2チームに分けようと思う。
1はクウオを結界魔法で閉じ込めて我々の攻撃魔法だけ通せるように調整をしてくれ。
2は前後に分かれてクウオを囲むんだ。前の妖精達が攻撃魔法をクウオにぶつけて魔力を使い果たしたら後ろの妖精と交代。これを繰り返す。
バード達の居場所は分かるか、ハネリ。」
「ええ、彼らは森の中に隠れているわ。」
「じゃあ、ジャン。彼らを説得して連れてきてくれ。回復魔法が届くギリギリの場所に待機してもらい、我々の魔力が切れたら彼らに回復してもらえるように頼んで来てほしい。」
ジャンはハネリと一緒に森の中へ走っていった。
「バードの準備が出来たら、作戦開始だ。それまで休憩していよう。」
バードからの協力を取り付けた妖精達。バードが待機したのを確認するとクウオのもとへと向かった。いきなり出てきた沢山の妖精を見たクウオ、鼻で笑う。
「ふん、数の力で押す戦法か。何も妖精同士で戦う必要などないぞ。
売られた妖精達なら【シャイ】に攻め込めばすぐに救出できる。妖精達を【シャイ】から助けた後、攻め込んで支配下に置く。
欲深い【シャイ】の民は、我らの力を当てにし我らを利用しようとする。ならばいっそ、【シャイ】を支配して管理すればいい。【シャイ】は我らの与える豊かな大地で守られながら暮らせる。妖精達は【シャイ】で安全に遊べる。お互い素晴らしい関係になれるだろう。互いの望みが叶うのだから。」
クウオが話している間、妖精達さっさと位置について作戦を開始する。
妖精チーム1が魔法で結界を作り。チーム2の前衛がありったけの攻撃魔法をクウオにぶつけ始める。クウオは低い声で笑うと、自分を守るために結界を張った。妖精チーム2も攻撃魔法を防ぎながら、チーム1の張った結界を壊す為に魔法をぶつけ始める。両者をも魔力を気にせずに魔法をうち続けていた。
「ふうん。結構やるな、数の力もなかなか凄いのかなあ。でも私の魔力は君達全員の魔力量より多いんだけどねえ。今のうちにやめるのなら、助けてあげるよ。
何も妖精と対立したくてやっているわけじゃないんだからね。」
余裕の表情をしているクウオだったが、いつまでたっても妖精達の魔法が途切れない事に不審そうな顔をする。
「なぜ。お前たちの魔力は。
まさか、バードを味方につけたのか。卑怯者め、魔力を回復されながら戦う等妖精としての誇りは無いのか。」
「何意味不明な事言ってるんだよ。戦闘に卑怯も何もない。それを言うなら、戦いもせずに騙して隷属契約などさせるお前の方が卑怯者だろう。」
「そうだよ、でもまあなんていうか。王族ともあろうものが騙されて隷属契約を結ばされるだなんてどうかと思うけどな。本当に呆れ果てるというか残念な気持ちだよ。
そんな王子1人の為に俺達全員を犠牲にするという決断をした王達もなあ。王弟のクウオは妖精を隷属なんてするわ、王達は俺達民より王子の命を選ぶわ、王族は民を守るから民に敬愛されて支持されるのに。」
「今後、王達が無事に戻ったら今回の件はきちんと裁かないといけないね。あんたの裁判はないよ、あんたはここで死ぬから。」
妖精達は交代しながら攻撃魔法をうち続ける。ついにクウオの結界が壊れて、多数の攻撃魔法が撃ち込まれるとクウオが血を流しながら地面に倒れた。
警戒して結界を張ったまま近づく妖精達。動かないクウオをハネリが見つめる。
「魔力がなくなったわ。クウオを倒せた。」
ハネリの言葉を聞いて歓声を上げて喜ぶ妖精達。皆お互いを労いバード達もお礼を言って一緒にはしゃいでいる。騒ぎが落ち着くと話し合いが始まった。とりあえずクウオの遺体は王が戻るまでそのまま保存しておく事になり何人かの妖精が見張りの為にその場に残った。
「無事にクウオを倒せてよかった。皆が力を合わせて戦った結果だ。バード達も協力してくれてありがとう。」
アイリの言葉に拍手が起こる。
「国は取り戻した。次は売れれた妖精達を取り戻すぞ。まず行方不明者のリストの作成する。買った商人達の人相は助けてくれた商人達が教えてくれたが、奴らがどこへ向かったのか。
妖精が魔法を使ってくれれば目立つから分かるんだが。」
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