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ハーク国
バイオレット迫真の演技
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午後、トークがピックの家に向かったと聞いて、デューンはウキウキしながらバイオレットを訪ねてきた。デューンを家に入れると、バイオレットは暗い表情で椅子に座る。
夫の突然の死に憔悴して嘆き悲しんでいるバイオレットに、デューンは近づくとバイオレットに寄り添って隣に座り慰めの言葉をかけた。
「キエトの事は本当に残念だったね、バイオレットこんなに窶れてしまって可哀想に。」
「わざわざ、来てくれてありがとう。」
デューンはバイオレットの手を取った。
「君の事が心配になって、ずっと好きだった君が傷ついて泣いているのを見ているのは本当に辛い。君がキエトを思っているのは分かっているが、それでもいいんだ、私と結婚しないか。
今はキエトを忘れられないと思う。それでいいんだ、バイオレットの愛情がキエトから私に変わるまでずっと待っているよ。」
デューンの言葉を、バイオレットは何かを耐えるように俯いて聞いていた。ふっと息をはいて顔を上げると、諦めた様な顔をしている。隣に座っているデューンに視線を移すと黙ったまま頷いた。
バイオレットが頷くのを見て、デューンは目を輝かせて幸せそうに微笑んだ。
「ありがとう、バイオレット。必ず幸せにするよ。本当に嬉しい、結婚式はいつにしようか。」
デューンの言葉を聞いた瞬間、バイオレットが低い声と険しい口調で話し出した。
「キエトが亡くなったばかりなのよ。いますぐ結婚だなんて考えられないわ。式を上げたり皆にお祝いして貰いたいような気分じゃないのよ。
デューンは私の気持ちが落ち着くのを待ってくれるんじゃなかったの?
それに、私は今回の事であの人達とは距離を置いてつきあいたいと思っているの。私達の事をジロジロ見たり、家の周囲をうろついていて本当に不快だわ。あの人達のお祝いなんて嬉しくないわね。」
デューンはバイオレットが不機嫌になっているのを見て慌てだす。
「そうか、そうだよね。当然だよね。誰だって自分達の周りをウロウロされたりジロジロ見られたりしたら、不愉快な気分になるよな。妖精がいるんだから、見張りも見回りも必要ないのに。
私からきつく言っておくよ。兄さんやバイオレットの事を見張るなってね。」
「そう、デューンが言ってくれるなら大丈夫ね。何もしないっていうのも寂しいから、お父さんも呼んで食事会をするのどうかしら。」
「そうだね、兄さんにも話さないといけなかったんだ。バイオレットと結婚できると思ったら浮かれすぎて思いつかなかったよ。嬉しいなあ、これからはバイオレットとずっと一緒にいられるんだね。
そうだ、早く荷物を運ばないと。今日中に運び終わるかなあ。」
「え、どういう事。」
「え、だって、結婚するんだから一緒に暮らすのは当たり前じゃないか。」
デューンの言葉を聞いてバイオレットは苦笑した。
「何言っているの、デューン。まずお父さんとの食事会をどうするのかを決めて、その後実際に食事会。お父さんを独り暮らしにする気はないから、一緒に引越さないと。
新居を準備したり家具を買ったり色々あるのよ。その後、引っ越すの。」
バイオレットの話を聞いて、頬を赤くして恥ずかしそうにするデューン。
「あ、そうか。嬉しくて気がまわらなかったよ。そうだよね、バイオレットの為にもちゃんとした新居を用意しなきゃね。
ごめんね、じゃあまずは兄さんとの食事会について決めないといけないな。」
「そうね、何の料理を出すのか試食会も必要だわ。食材は色々あるし何品か作って、後はワインね。何を出すかは私に任せてもらっていいわ。試食会はいつがいいかしら。
私はいつでも大丈夫よ、料理を作るだけだから。」
「うわあ、バイオレットの手料理、凄い楽しみだな。じゃあ、今日はどうかな。」
「ええ、大丈夫よ。試食が終わったら、お父さんも呼んで普通に食事をしましょ。
食事会の前に、こういう事はそれとなく話しておかないといけないから。」
のんきに笑っているデューンの顔を見て、怒りが爆発しない様に俯いたバイオレット。なんとか耐えたのか顔を上げてデューンとの会話を続ける。
「夕方に来てね、デューンには先に試食をして貰わないといけないから。デューンはお酒強かったわよね。」
「ああ、大丈夫だよ。」
「それなら、ワインも飲めるわね。」
にっこりと微笑むと、バイオレットはデューンを家から追い出した。
バイオレットに準備をすると言われ、家から出たデューンは外を見張っている男性に声をかけた。
「今からもう見張りは必要なくなったから、全員家に帰るように言っておいて。」
「え、でも良いんですか。もし逃げ出したりしたら。」
「大丈夫だから言っているんだ。そもそもさあ、妖精がいるんだから見張りも見回りも必要ないんだよね。」
見張りの男性は、デューンの言葉に少し不機嫌そうな顔になる。
「ですが、王が見張りと見回りが必要だとおっしゃたので、私達はやっているんですよ。」
男性が文句を言うと、デューンは顔を顰めて睨みつけた。
「煩いな、君の意見は聞いてないのに何勝手に話してるんだ。私がいらないと言っているんだから黙って止めたら良いんだよ。
どうして君が王である私に文句を言っているのかな。そんな態度をとるなんてキエトを思い出すよ。」
デューンがキエトの名前を出すと、青ざめ少し震えている見張りの男性。
「申し訳ありませんでした。すぐ全員に見張りも見回りも辞めて家に帰るように言います。」
「全く、最初から黙っていう事を聞いていればいいのに余計な事を言って。
俺も家に帰って着替えて来よう。結婚するんだしお祝いにバイオレットに何か素敵なものを贈りたいな。結婚指輪も買わないといけないし、今度ドロン国に行って買って来なくちゃ。」
バイオレットは料理を作りながら、外の様子を窺っていた。デューンが見張りの人達を解散させたのを確認してほっと息をはく。
暫くして帰ってきたトークに、デューンとのやり取りを報告した。
「そうか、私は家にいない方が良いんだね。それならエレナの所にいるよ。家からも近いし、妖精が眠りについたら家の近くで待機する、妖精が眠らない場合はすぐに帰ってくるからね。
妖精が眠って私が家の近くに着いたらエレナの歌が始まるようにするよ。」
「分かったわ、歌が聞こえて暫くしたらワインを飲むわ。」
トークは心配そうにバイオレットを見つめている。
「本当に良いんだね。やっぱり、私がデューンと食事をして一緒にワインを飲む方が良いんじゃないかな。」
「駄目よ。そんなことしたら、何かのきっかけでデューンの気が変わって、お父さんを殺すかもしれないわ。デューンはもう自分の両親を殺しているのよ。お父さんだって危ないわよ。
お父さんが殺されてしまったら、私だけじゃ、デューンと心中することしかできないわ。」
泣きそうな顔のバイオレットを見て、トークも頷いた。
「バイオレット、もし無理そうだったら今日はやめて次の機会にしよう。無茶だけはしないでくれ。もう大切な人は失いたくないんだ。」
真剣な顔で言うトークの言葉にバイオレットも神妙な顔になる。
「分かってる、充分に気を付けるわ。無茶はしないって約束する。それと、見張りはデューンに言って解散させたわよ。」
「ああ、家の周りだけじゃなくてピック家の見張りもいなくなったよ。これでみんな自由に動けるな。
デューンがバイオレットの言う事を聞いて、見張りを止めさせてくれて良かった。」
「そうね、これで成功率が上がったと思う。上手く行くように頑張らなきゃ。」
「ああ、頑張ろう。」
2人とも力ずよく頷いた。
夫の突然の死に憔悴して嘆き悲しんでいるバイオレットに、デューンは近づくとバイオレットに寄り添って隣に座り慰めの言葉をかけた。
「キエトの事は本当に残念だったね、バイオレットこんなに窶れてしまって可哀想に。」
「わざわざ、来てくれてありがとう。」
デューンはバイオレットの手を取った。
「君の事が心配になって、ずっと好きだった君が傷ついて泣いているのを見ているのは本当に辛い。君がキエトを思っているのは分かっているが、それでもいいんだ、私と結婚しないか。
今はキエトを忘れられないと思う。それでいいんだ、バイオレットの愛情がキエトから私に変わるまでずっと待っているよ。」
デューンの言葉を、バイオレットは何かを耐えるように俯いて聞いていた。ふっと息をはいて顔を上げると、諦めた様な顔をしている。隣に座っているデューンに視線を移すと黙ったまま頷いた。
バイオレットが頷くのを見て、デューンは目を輝かせて幸せそうに微笑んだ。
「ありがとう、バイオレット。必ず幸せにするよ。本当に嬉しい、結婚式はいつにしようか。」
デューンの言葉を聞いた瞬間、バイオレットが低い声と険しい口調で話し出した。
「キエトが亡くなったばかりなのよ。いますぐ結婚だなんて考えられないわ。式を上げたり皆にお祝いして貰いたいような気分じゃないのよ。
デューンは私の気持ちが落ち着くのを待ってくれるんじゃなかったの?
それに、私は今回の事であの人達とは距離を置いてつきあいたいと思っているの。私達の事をジロジロ見たり、家の周囲をうろついていて本当に不快だわ。あの人達のお祝いなんて嬉しくないわね。」
デューンはバイオレットが不機嫌になっているのを見て慌てだす。
「そうか、そうだよね。当然だよね。誰だって自分達の周りをウロウロされたりジロジロ見られたりしたら、不愉快な気分になるよな。妖精がいるんだから、見張りも見回りも必要ないのに。
私からきつく言っておくよ。兄さんやバイオレットの事を見張るなってね。」
「そう、デューンが言ってくれるなら大丈夫ね。何もしないっていうのも寂しいから、お父さんも呼んで食事会をするのどうかしら。」
「そうだね、兄さんにも話さないといけなかったんだ。バイオレットと結婚できると思ったら浮かれすぎて思いつかなかったよ。嬉しいなあ、これからはバイオレットとずっと一緒にいられるんだね。
そうだ、早く荷物を運ばないと。今日中に運び終わるかなあ。」
「え、どういう事。」
「え、だって、結婚するんだから一緒に暮らすのは当たり前じゃないか。」
デューンの言葉を聞いてバイオレットは苦笑した。
「何言っているの、デューン。まずお父さんとの食事会をどうするのかを決めて、その後実際に食事会。お父さんを独り暮らしにする気はないから、一緒に引越さないと。
新居を準備したり家具を買ったり色々あるのよ。その後、引っ越すの。」
バイオレットの話を聞いて、頬を赤くして恥ずかしそうにするデューン。
「あ、そうか。嬉しくて気がまわらなかったよ。そうだよね、バイオレットの為にもちゃんとした新居を用意しなきゃね。
ごめんね、じゃあまずは兄さんとの食事会について決めないといけないな。」
「そうね、何の料理を出すのか試食会も必要だわ。食材は色々あるし何品か作って、後はワインね。何を出すかは私に任せてもらっていいわ。試食会はいつがいいかしら。
私はいつでも大丈夫よ、料理を作るだけだから。」
「うわあ、バイオレットの手料理、凄い楽しみだな。じゃあ、今日はどうかな。」
「ええ、大丈夫よ。試食が終わったら、お父さんも呼んで普通に食事をしましょ。
食事会の前に、こういう事はそれとなく話しておかないといけないから。」
のんきに笑っているデューンの顔を見て、怒りが爆発しない様に俯いたバイオレット。なんとか耐えたのか顔を上げてデューンとの会話を続ける。
「夕方に来てね、デューンには先に試食をして貰わないといけないから。デューンはお酒強かったわよね。」
「ああ、大丈夫だよ。」
「それなら、ワインも飲めるわね。」
にっこりと微笑むと、バイオレットはデューンを家から追い出した。
バイオレットに準備をすると言われ、家から出たデューンは外を見張っている男性に声をかけた。
「今からもう見張りは必要なくなったから、全員家に帰るように言っておいて。」
「え、でも良いんですか。もし逃げ出したりしたら。」
「大丈夫だから言っているんだ。そもそもさあ、妖精がいるんだから見張りも見回りも必要ないんだよね。」
見張りの男性は、デューンの言葉に少し不機嫌そうな顔になる。
「ですが、王が見張りと見回りが必要だとおっしゃたので、私達はやっているんですよ。」
男性が文句を言うと、デューンは顔を顰めて睨みつけた。
「煩いな、君の意見は聞いてないのに何勝手に話してるんだ。私がいらないと言っているんだから黙って止めたら良いんだよ。
どうして君が王である私に文句を言っているのかな。そんな態度をとるなんてキエトを思い出すよ。」
デューンがキエトの名前を出すと、青ざめ少し震えている見張りの男性。
「申し訳ありませんでした。すぐ全員に見張りも見回りも辞めて家に帰るように言います。」
「全く、最初から黙っていう事を聞いていればいいのに余計な事を言って。
俺も家に帰って着替えて来よう。結婚するんだしお祝いにバイオレットに何か素敵なものを贈りたいな。結婚指輪も買わないといけないし、今度ドロン国に行って買って来なくちゃ。」
バイオレットは料理を作りながら、外の様子を窺っていた。デューンが見張りの人達を解散させたのを確認してほっと息をはく。
暫くして帰ってきたトークに、デューンとのやり取りを報告した。
「そうか、私は家にいない方が良いんだね。それならエレナの所にいるよ。家からも近いし、妖精が眠りについたら家の近くで待機する、妖精が眠らない場合はすぐに帰ってくるからね。
妖精が眠って私が家の近くに着いたらエレナの歌が始まるようにするよ。」
「分かったわ、歌が聞こえて暫くしたらワインを飲むわ。」
トークは心配そうにバイオレットを見つめている。
「本当に良いんだね。やっぱり、私がデューンと食事をして一緒にワインを飲む方が良いんじゃないかな。」
「駄目よ。そんなことしたら、何かのきっかけでデューンの気が変わって、お父さんを殺すかもしれないわ。デューンはもう自分の両親を殺しているのよ。お父さんだって危ないわよ。
お父さんが殺されてしまったら、私だけじゃ、デューンと心中することしかできないわ。」
泣きそうな顔のバイオレットを見て、トークも頷いた。
「バイオレット、もし無理そうだったら今日はやめて次の機会にしよう。無茶だけはしないでくれ。もう大切な人は失いたくないんだ。」
真剣な顔で言うトークの言葉にバイオレットも神妙な顔になる。
「分かってる、充分に気を付けるわ。無茶はしないって約束する。それと、見張りはデューンに言って解散させたわよ。」
「ああ、家の周りだけじゃなくてピック家の見張りもいなくなったよ。これでみんな自由に動けるな。
デューンがバイオレットの言う事を聞いて、見張りを止めさせてくれて良かった。」
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