最強の戦士『武具家』〜武器の熟練度が低くても、自分の技量で何とかするので問題無いです〜〜

甘栗って美味しい

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第二章 異世界観光

異世界観光 1日目

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今日は8月1日。
異世界観光の日だ。

「お兄ちゃん、楽しみだね!」

「そうだな」

美琴もいる。
やったね蓮ちゃん! 家族と行けるよ!

「え~、最初の1日は移動、そこから2日間は観光というスケジュールです。
 就寝はテントで行いますが、持ってきていない方はこちらで用意した物を借りて
 使用して下さい。
 それから……」

校長先生ばりの長い話が終わり、遂に出発だ。
メンバーは15人で、男女半々。その内5人がギルドの職員さんだ。
ゲートを潜り、異世界へ行く。
ここから見た限りだと、観光地になりそうなところは無い。
遠いところにあるんだろうな。

「皆さん、この魔法陣に乗って下さい。目的地への道の途中まで転移して、そこか
 ら徒歩で行きます」

なるほど、これで途中まで移動するのか。

「転移だって、お兄ちゃん! 楽しそうだね!」

「そうだな」

美琴も楽しそうで何より。

俺たちが魔法陣の上に乗ると、光りだした。
一瞬だけ、光が強くなったかと思うと、次の瞬間には別の場所にいた。


えっと…… 温泉?
あのちょっと遠くに見えるやつ、温泉ですよね?

「はい、見ての通り、観光地は温泉です!」

ギルドの職員さんがそう言う。

「温泉⁉︎ 異世界で、温泉⁉︎」

美琴の驚き様よ。
バラエティ番組に出られるね。

「ここからは徒歩です。道中、Eランクの魔物も出てきますので、ご注意下さい」

Eランクか……
大丈夫そうだな。

「それでは、行きましょう」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺たちは問題なく、温泉についた。
途中、ゴブリンが2体襲ってくるという事件があったが、討伐された。
職員の人に。
どうやら、この職員さんは戦闘要員として参加しているらしい。
炎魔法かっこいいなぁ、と思いました。

「さて、ここでテントを設営してください」

テントの設営は、説明書を見てきたから大丈夫だ。
何せ、昨日はそれで2時間も説明書と睨めっこしてたからな。

「お兄ちゃん、すごいね?」

「説明書を読みかじったからな。これくらいはお茶の子さいさいよ」

テントの設営が終わると、今度は夕食の用意だ。
各自、家から持ってきた食材で料理をする。
ちなみに、調理器具は全てギルドの物だ。
遠足みたいでちょっと楽しい。

「ここは私がやるよ」

「あ、そうだな。危ない危ない。炭を作るとこだった」

自分でもどういうことだよ!ってツッコミたいけど、事実だからしゃーない。

「できたよ」

「え、何これ」

「何って、ホイル焼きだよ?」

「そんな料理知らん」

「そりゃ家でやったことないからね。最近習得したんだ」

「そうなんだ。すごいな」

「美味しいよ、食べてみて」

美琴の作るご飯はめちゃクソ美味しい。ということを再確認した。
外なら尚更だ。


「今から温泉です」

やったぜ。
漏れなく露天風呂だ。
あ、男湯と女湯分かれてる。
当然か。
でも、美琴と入れないのは少し残念だな。
いやでも、流石に美琴と温泉に入ると、それはそれで新たな扉を開いてしまいそうだ。
シスコンのその先とか見たくない。



「あ~、さっぱりした~~」

やっぱ露天風呂って気持ちいいな。
前橋さん(←Cランクの冒険者で、奥さんと一緒に来ている)とも、無いコミュ力をフルに使って仲良くなったし。
美琴の方はどうなんだろうか?
同世代の女の人はいなかったような……
戻ってきてから聞いてみよう。



「それでね、あかりさんがね、怖い話してくれて、すっごい楽しかったよ!」

「お、おう……」

今俺は、美琴からのマシンガントークに耐えています。
どうやら、この観光に参加している女性全員と仲良くなったらしい。
そのコミュ力を俺にもくれませんか?

「その話がもう怖すぎて怖すぎて……って、お兄ちゃん? どうしたの? 目、開
 いてないよ?」

「……ん、ああ、ごめん、眠くて」

「あ、もう12時なるね。寝よっか」

「そうしてくれると助かる」

美琴が持ってきた寝袋に入る。

「よいしょ…… おやすみ」

「おやすみ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1日目終わりです!
明日は何をするのでしょう。
まだ決めてません!(←おい)
期待しないで待っていてください。
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