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日常
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柊side
「疲れてる所悪いが、最後に処置させてな。」
東郷先生に声をかけられ、ボーとしながら身を任せていると、陰茎を掴まれた感触に飛び起きた。
「…待って!導尿?!」
「さすがに察しがいいな。また管入れさせてな。」
「もう部屋から出れんだろ?また入れんの?!」
「部屋からは出れるけど、排尿管理はするよ。女性ホルモンが安定してくるまでは、この部屋にいた時同様、3時間毎に尿を採取しに先生が行くからな。」
マジかよ…。
でも部屋から出れるなら、もうなんでもいい。
絶頂後の疲れで考えるのも怠い。
「尿道に潤滑ジェル入れるな。」
冷たいジェルが流れ込んでくる感覚が、敏感になった陰茎にはキツく。
また鎌首をもたげそうになる。
「管入るよ。気持ち悪い感じがするけど動かず我慢な。」
「ッ…ぅぅ……。」
管が尿道を進んでくる違和感が半端ねぇ。
初めて入れられた時もこんなにキツかったっけ…?
「はい。いいよ。服着替えて。」
「柊、夕飯食べたら部屋に戻ろうね。それまでに荷物纏めといてね。」
「うん。」
検査に使った機材を持って先生達が出て行った。
「はぁぁぁ……。疲れた。」
スウェットに着替えシーツを替えてくれたベッドに横になると、あっという間に眠ってしまった。
「しゅう…柊…。夕飯食べよ?」
肩を揺さぶられ目が覚めると、南先生がご飯の乗ったお盆を持って来ていた。
「検査お疲れ様。ゆっくり寝られた?」
「…ぅん。まぁ…。」
「さっき覗きに来た時もぐっすり寝てたから伝えられなかったんだけど、点滴もう1種類追加になったからね。」
そう言われ点滴棒を見ると、点滴パックが1つ増やされていた。
「…なんの薬?」
「ん~?少しエッチな気分になるお薬かなぁ…。」
「なんだそれ…。」
からかってくる南先生を鼻で笑い
お盆の上のご飯の蓋を開けて行く。
「いやいや、真面目な話だよ。柊には、特に大切なモノだからね。」
「まぁ…なんでもいいわ。ご飯終わったらココから出ていいんだろ?」
「いいよ。後でお盆回収に来るからその時にね。」
「分かった。」
「…聞き分けいいじゃん。また後でね。」
頭をポンポンと撫で南先生が出て行った。
エッチな気分になる薬ってなんだよ。
またよく分かんねぇモノ入れられてんのか…。
少し南先生の言葉が気になったが、この監禁部屋から出られる事が何よりも嬉しくて、薬の事などどうでもよくなっていた。
夕飯後纏めていた荷物を南先生が持ってくれて、点滴棒を引いて元いた部屋に戻った。
今斗真は風呂に行っているらしく
部屋にはベッド周りのカーテンを締め切って眠っている照だけだった。
「柊もお風呂行って来る?」
「そうしようかな…。」
「なら点滴外すね。尿カテ入ってるからシャワーだけ済ませて帰って来てね。戻ったらスタッフステーションにいる先生に声かけて点滴繋いで貰ってね。」
「え、尿カテこのまま?」
「基本入れたままだよ?…湯船に浸かりたかったら、お風呂前に処置室で抜いて貰ってね。入れてる間は感染症予防の為シャワーだけだよ。」
「……やっぱ身体拭くだけにしようかな…でも頭洗いたいし…。」
監禁部屋にいた時は、先生が蒸しタオルで身体を拭いてくれていたが、ここ3日まともに風呂に入れずに頭は洗えてなくて痒くてベタついていた。
「尿カテ気にしなくて大丈夫だよ?他の子も治療の一環で、点滴の針が入ってる子や下半身に器具を着けてる子も居るし、柊が不安に思うほどみんな人の身体見てないと思うよ。」
南先生はそういうけど…。
確かにジロジロ見られたりはしないと思うけど…。
「お風呂8時までだから、早めに入りに行きなよ。」
南先生は、点滴を外し点滴棒を持って部屋を出て行った。
「……しゅう…。」
カーテンを閉め眠っていると思っていた照が声をかけて来た。
「ん?…起きてた?具合いどう?」
「ぅん…。熱はだいぶ下がったけど、まだ炎症起きてるから冷やして貰ってる。」
「そうなんだ。……前さ…その…騒がしくしてごめんな。」
「…ふふっ。柊…そんな事気にしてたの?大丈夫だよ。」
クスクス笑う照にムッとしたが、大丈夫と言われ気持ちが軽くなる。
「それより早くお風呂行った方がいいよ?この時間かなり混んでるし。」
照にひらひらと手を振られ、着替えを持って風呂へ向かった。
銭湯のような風呂場前のカウンターで、ロッカーキーを貰い脱衣場で服を脱いでいると、不意に頭上から声をかけられた。
「……柊?」
「ん?…北都先生?!こんな所で何してんの?」
「風呂当番。…1番混み合ってる時間に当番とかツイてないわ。風呂ぐらいゆっくり入りたい。」
先生たちは、交代で風呂当番をしながら、ついでに子供たちと一緒に入浴を済ませる。
当番ではない先生達は夜中に入るらしいが…。
「柊も早く脱げよ。下脱ぐくらい恥ずかしがるなって。」
さっさとスクラブを脱ぎ、下半身をタオルで隠した北都先生が隣でせっついてくる。
「別に…恥ずかしがってねぇーし!」
「……尿カテ気にしてんだろ?南先生から聞いた。浴室は湯気で曇って見えないから大丈夫だと思うよ。」
「……ぅ…気にしてねぇし…。」
服をロッカーにしまいロッカーキーを手首に着けると、北都先生と洗い場に行った。
浴室は、本当に混雑していて湯船ではしゃいで水鉄砲をしている子がいたり、広い湯船を泳いでいたり、なんだか楽しそうで羨ましい。
「こらーー!浴室で走るな!」
隣にいた北都先生が声を張り上げ怒鳴り声にビクッと肩が揺れる。
「ったく…。こんな賑やかな風呂は疲れが取れないわ…。」
「……お疲れだな。」
「そりゃ疲れるだろ。1日治療してせっかくのリラックスタイムがコレだぞ…。あ…柊、尿カテ入ってても包皮しっかり下げて洗えよ?」
「…無理だろ。先っぽヒリヒリするし。」
「はぁ…貸してみろ。」
北都先生と向かい合うように座らされ、尿カテが刺さっている陰茎の包皮を泡を立てた手で下ろされ、数回皮を上下に動かししっかり洗われる。
「…滲みる。」
「後で軟膏着けて貰いな。頭洗ったら出ろよ。」
「ぅん…。」
早々に洗い終わった北都先生は、浴槽ではしゃぐ数人を捕まえ脱衣場に追い出して行った。
「疲れてる所悪いが、最後に処置させてな。」
東郷先生に声をかけられ、ボーとしながら身を任せていると、陰茎を掴まれた感触に飛び起きた。
「…待って!導尿?!」
「さすがに察しがいいな。また管入れさせてな。」
「もう部屋から出れんだろ?また入れんの?!」
「部屋からは出れるけど、排尿管理はするよ。女性ホルモンが安定してくるまでは、この部屋にいた時同様、3時間毎に尿を採取しに先生が行くからな。」
マジかよ…。
でも部屋から出れるなら、もうなんでもいい。
絶頂後の疲れで考えるのも怠い。
「尿道に潤滑ジェル入れるな。」
冷たいジェルが流れ込んでくる感覚が、敏感になった陰茎にはキツく。
また鎌首をもたげそうになる。
「管入るよ。気持ち悪い感じがするけど動かず我慢な。」
「ッ…ぅぅ……。」
管が尿道を進んでくる違和感が半端ねぇ。
初めて入れられた時もこんなにキツかったっけ…?
「はい。いいよ。服着替えて。」
「柊、夕飯食べたら部屋に戻ろうね。それまでに荷物纏めといてね。」
「うん。」
検査に使った機材を持って先生達が出て行った。
「はぁぁぁ……。疲れた。」
スウェットに着替えシーツを替えてくれたベッドに横になると、あっという間に眠ってしまった。
「しゅう…柊…。夕飯食べよ?」
肩を揺さぶられ目が覚めると、南先生がご飯の乗ったお盆を持って来ていた。
「検査お疲れ様。ゆっくり寝られた?」
「…ぅん。まぁ…。」
「さっき覗きに来た時もぐっすり寝てたから伝えられなかったんだけど、点滴もう1種類追加になったからね。」
そう言われ点滴棒を見ると、点滴パックが1つ増やされていた。
「…なんの薬?」
「ん~?少しエッチな気分になるお薬かなぁ…。」
「なんだそれ…。」
からかってくる南先生を鼻で笑い
お盆の上のご飯の蓋を開けて行く。
「いやいや、真面目な話だよ。柊には、特に大切なモノだからね。」
「まぁ…なんでもいいわ。ご飯終わったらココから出ていいんだろ?」
「いいよ。後でお盆回収に来るからその時にね。」
「分かった。」
「…聞き分けいいじゃん。また後でね。」
頭をポンポンと撫で南先生が出て行った。
エッチな気分になる薬ってなんだよ。
またよく分かんねぇモノ入れられてんのか…。
少し南先生の言葉が気になったが、この監禁部屋から出られる事が何よりも嬉しくて、薬の事などどうでもよくなっていた。
夕飯後纏めていた荷物を南先生が持ってくれて、点滴棒を引いて元いた部屋に戻った。
今斗真は風呂に行っているらしく
部屋にはベッド周りのカーテンを締め切って眠っている照だけだった。
「柊もお風呂行って来る?」
「そうしようかな…。」
「なら点滴外すね。尿カテ入ってるからシャワーだけ済ませて帰って来てね。戻ったらスタッフステーションにいる先生に声かけて点滴繋いで貰ってね。」
「え、尿カテこのまま?」
「基本入れたままだよ?…湯船に浸かりたかったら、お風呂前に処置室で抜いて貰ってね。入れてる間は感染症予防の為シャワーだけだよ。」
「……やっぱ身体拭くだけにしようかな…でも頭洗いたいし…。」
監禁部屋にいた時は、先生が蒸しタオルで身体を拭いてくれていたが、ここ3日まともに風呂に入れずに頭は洗えてなくて痒くてベタついていた。
「尿カテ気にしなくて大丈夫だよ?他の子も治療の一環で、点滴の針が入ってる子や下半身に器具を着けてる子も居るし、柊が不安に思うほどみんな人の身体見てないと思うよ。」
南先生はそういうけど…。
確かにジロジロ見られたりはしないと思うけど…。
「お風呂8時までだから、早めに入りに行きなよ。」
南先生は、点滴を外し点滴棒を持って部屋を出て行った。
「……しゅう…。」
カーテンを閉め眠っていると思っていた照が声をかけて来た。
「ん?…起きてた?具合いどう?」
「ぅん…。熱はだいぶ下がったけど、まだ炎症起きてるから冷やして貰ってる。」
「そうなんだ。……前さ…その…騒がしくしてごめんな。」
「…ふふっ。柊…そんな事気にしてたの?大丈夫だよ。」
クスクス笑う照にムッとしたが、大丈夫と言われ気持ちが軽くなる。
「それより早くお風呂行った方がいいよ?この時間かなり混んでるし。」
照にひらひらと手を振られ、着替えを持って風呂へ向かった。
銭湯のような風呂場前のカウンターで、ロッカーキーを貰い脱衣場で服を脱いでいると、不意に頭上から声をかけられた。
「……柊?」
「ん?…北都先生?!こんな所で何してんの?」
「風呂当番。…1番混み合ってる時間に当番とかツイてないわ。風呂ぐらいゆっくり入りたい。」
先生たちは、交代で風呂当番をしながら、ついでに子供たちと一緒に入浴を済ませる。
当番ではない先生達は夜中に入るらしいが…。
「柊も早く脱げよ。下脱ぐくらい恥ずかしがるなって。」
さっさとスクラブを脱ぎ、下半身をタオルで隠した北都先生が隣でせっついてくる。
「別に…恥ずかしがってねぇーし!」
「……尿カテ気にしてんだろ?南先生から聞いた。浴室は湯気で曇って見えないから大丈夫だと思うよ。」
「……ぅ…気にしてねぇし…。」
服をロッカーにしまいロッカーキーを手首に着けると、北都先生と洗い場に行った。
浴室は、本当に混雑していて湯船ではしゃいで水鉄砲をしている子がいたり、広い湯船を泳いでいたり、なんだか楽しそうで羨ましい。
「こらーー!浴室で走るな!」
隣にいた北都先生が声を張り上げ怒鳴り声にビクッと肩が揺れる。
「ったく…。こんな賑やかな風呂は疲れが取れないわ…。」
「……お疲れだな。」
「そりゃ疲れるだろ。1日治療してせっかくのリラックスタイムがコレだぞ…。あ…柊、尿カテ入ってても包皮しっかり下げて洗えよ?」
「…無理だろ。先っぽヒリヒリするし。」
「はぁ…貸してみろ。」
北都先生と向かい合うように座らされ、尿カテが刺さっている陰茎の包皮を泡を立てた手で下ろされ、数回皮を上下に動かししっかり洗われる。
「…滲みる。」
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