絶対お兄ちゃん主義!

桜祭

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1章

妹と友の対面

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体を起き上がらせた星丸含む3人を縦に並べさせて重要な事、つまり妹の説明から入る事にした。
しかしどう説明しようか、全然頭に言うべき事が思いつかない。
最初に痺れを切らした光が1歩前に出た。

「で、結局なんの話があんのよ?私を来て早々ネタにしてさ」
「俺はお前が天使だと思ったんだよ」
「そ、そういう事を真顔で言うな」

照れた光にちょっと笑いそうになるのを抑えて説明に入ろうと決めた。
……のだが。

「お兄ちゃん?また回覧板ですか?」
「あはは、回覧板来過ぎだろ」
「お兄さん、来客?」

恋、音、瑠璃の順番で居間からの声がした。
それを聞いた3人はそれぞれ違った反応を見せた。

達裄も男だなーみたいな顔の星丸。
ゴミを見る目の光。
うらやましそうに、けれども尊敬するかのような影太。

苦笑いで対応する板挟みの俺。

「あれ君達昨日の三つ子ちゃん?」
「音ちゃんに瑠璃ちゃんにめぐりちゃん俺の事覚えてる~」

面倒になり3人を居間に連れて来た。
光は実は知り合っていた俺ら3人に着いていけてなかった。

「あんたは『ドン退きのロリータニスト』先輩ですね」
「違うよめぐりちゃん、『口説きのイリュージョニスト』だよ」
「全然口説けてなかったですけどね」

めぐりはとにかく影太に冷たかった。
俺にも冷たいのだけれども、というか俺ら3人に良い印象がないらしい(当たり前)。

「んで、なんでバカ2人も知り合いなの?というか三つ子って何?」

少し後ろから傍観する俺と光。
心成しか俺に対して態度がきつくなっている。

「昨日あのロリコンの付き合いでナンパした時に口説いた相手があの子らで、しかも三つ子らしいんだよ」
「へぇ、であんたは誰タイプよ?」
「だ、誰もタイプじゃねーし」
「そ、でなんであんたの家に居るのよ」
「まだ説明してなかったな」

すごく不機嫌な光から順にみんなを座らせた。
北側に左から恋、音、瑠璃、めぐりを縦1列に。
向かい合うようにして南側に左から光、星丸、影太と縦1列に並ばせた。
仲裁のような形で俺1人立っている。

「えー、説明するとこの子らは妹です。こちら側は友達と呼びたくない友達です。以上紹介を終わります」
「ごめん全然わかんない」

星丸の言葉がここに居る全員の総意見であった。
把握しているのは俺だけなので詳細に10分掛けて説明するのであった。

「へえ、こっちの子が巫女さんの妹なんだ」

光と星丸は巫女つまり姉さんと面識があるので俺の姉ときちんと認識している。
しかし姉さんを知らない影太は……。

「巫女?あれお前の家って神社なの?」
「よく誤解されるけど義理の姉の名前なんだ」
「ややこしいな……。因みに巫女さんって下着付けないらしいじゃん。遠野の姉ってどうなの?」
「何を聞いてるんだお前?」

影太のわけのわからない質問に光、音、瑠璃、めぐりはあからさまに嫌な目を影太に向けていた。
星丸はとても興味深々、なんだお前ら?

「お姉ちゃんはたまに付けないですね。あれ、付けない方が多いかな?」
「恋!言ってはいけません、いけませんよ!」
「……ユキってたまに狂うよね」

そして真面目に答える巫女の妹の恋。
この子は耐性でもあるのだろうか?
ボソボソしためぐりの声はバッチリ届いているのであった。

「遠野」
「あ?」

コソコソ声で俺の耳元に近付く影太。
とても目がキランキランしている。
質問があるらしいが十中八九の予想は付いた。

「恋ちゃんを俺にください」
「死んでください」

とてもわかりやすかった。
どうせこうなるだろうなと思っていた事が案の定過ぎて頭が痛くなった。
しかも恋は見た目は小学生でも年齢は1つ下。
かなり都合のいいターゲットであろう。

「どうも恋ちゃん、俺山田影太って言います。俺の事をお兄ちゃんって呼んでください」
「よろしくお願いします影太さん」
「……お兄ちゃんって呼んで」
「お兄ちゃん、影太さんが呼んでるよ?」
「……別に君のお兄ちゃんを呼んでないよ」
「?」

恋は影太が何を言っているのかわかっていなくただ天然が発動しただけであった。
このやり取りに光と星丸とめぐりは声を押し殺して笑っていた。
ゲラゲラと笑っている音、クスクス笑っている瑠璃。
恋の反応に大満足し、安心した俺は恋の頭を撫でた。
とても影太が悔しそうだった。

「今日の夜はすき焼きにするけどそれまでどうするの?」
「あー、そうだな。どうする?」

めぐりから言われ、どうするか考えてみる。
予定では普通にみんなと遊びながらトークをするって感じだったのだが何をしていこう。

「遠野の妹口説く大会」
「却下」

ロリコンの意味不明な大会を却下した。
去年はわんこそば対決なるわけわからん事をしたらしいが思い出せなく、2人に去年どんな事をしたのか聞いてみた。
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