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第三章 毒娘、色々と出会う
79:個人訓練しつつサシタンにもテコ入れします
しおりを挟む「はぁ、はぁ、はぁ……ポ、ポロリンさん随分とお強いですわね。まさかワタクシの速さが全く通用しないとは思いませんでしたわ……」
「はぁ、はぁ……ネルトさんもです。これで戦い始めて一月も経っていないとは……しかも<杖術>を有しているわけでもない……」
「アハハ……いやぁ師匠が厳しいもので」
「ん。ピーゾンのが速い」
個人訓練を開始しております。と言っても一対一の模擬戦中心。
こう言っては何だけど、いくら才能ある二人でも、学生だった者と毎日戦ってた者だと練度に違いが出るもんだ。
サフィーはポロリンに忍刀と投擲で動きながらの素早い攻撃をしかけるも、全て防がれた。
結局は近寄った所をカウンターで打撃をくらう、というのが多かったね。
リーナもサフィーほどではないが敏捷値が高い。
近づいてから包丁で連撃を試みるも、ネルトの杖で全て防がれた。
ネルトからの攻撃は一切ない。単純にリーナが攻め疲れただけだ。
ポロリンにしてもネルトにしても防御が主体。
と言うか、ネルトの杖に関しては防御しか教えていない。
守るしか出来ないネルトにあえて攻めたリーナはともかく、サフィーは完全に攻撃オンリーだ。
攻め気の性格と言えばいいんだろうか。
守りを考えずとにかく攻撃――となれば盾役のポロリンにとって組し易いという事だろう。
<必中投擲>ばっかだったらサフィーが勝ったと思うけどね。下手に忍刀で近づくから……。
「ポロリンとネルトはずっと私と訓練してるし、魔物相手に実戦も多いからね。とりあえずこれ食べな」
「これは?」
「スタミナ回復剤」
「はぁ、こんなものがあるんですのね。ワタクシ疲労回復はポーションだと思ってましたわ」
世間的にはそうらしいけどね。私的にはこっちのが良いと思う。
単純にスタミナ回復だけを考えればポーションより持ち運びやすくて使いやすい、おまけに激安。
なのになぜ不遇なのか……おそらく錬金術の経験値的に旨味がないのだろう。
だから初期の見習い程度しか作らないと。
まぁそれはさておき、スキルを把握した後で二人の戦いぶりを見ていると色々と疑問点が出て来る。
「二人は子供の頃から剣術訓練してたんだよね? それは短剣も?」
「いえ、ショートソードの木剣でした。短剣は昨年の『職決めの儀』からです」
「職が決まる前の稽古というのはショートソードが基本ですわ。そこで型や動きを身につけ、どんな職になっても対応できるよう地盤を作るのです。ワタクシも短剣の稽古を始めたのは昨年からですわ」
「なるほど、それが原因なのか」
「? 何か悪いところがあるのですか?」
なんか包丁と忍刀の使い方が変な感じだったんだよね。
まぁ包丁と言っても刃渡り30cmくらいの大型だからどっちも忍刀みたいなもんだけど。
両刃の西洋剣と片刃の日本刀の使い方は全然違う。
剣は『叩きつけるように切る』のに対して日本刀は『引くように斬る』もんだ。
まぁここはファンタジー世界なもんで剣でズバッと『斬る』ことも多々あるんだけど、だからこそそういった日本刀の使い方みたいなものが失伝されているのかもしれない。
サフィーの家は斥候職のプロみたいなもんだから、知ってたら教えられてるだろうしね。
「というわけで私には両刃のダガーを扱ってるように見えるんだよ。サフィーの場合<短剣術>を持ってるから余計にダガーっぽく見えるのかもしれないけど」
「使い方ですか……」
「ちょっとやってみるよ。武器の使い方もそうだけど、身体の使い方、手と手首の使い方も変わるからよく見ててね」
サフィーから短剣を借りて、ちょっと素振りしつつ、徐々に魔物を想定したシャドウへと移る。
刃を滑らせるように、引き斬る動作を意識。
当然、身体もそれに伴って流れるわけで、ここから次の動作に繋げる。
なるべくコンパクトに。どの動作にも対応できるように体幹と腕の振り、手首の返しを意識する。
敏捷特化の私の動きは、二人とも近いだろう。しばらく続けた。
「ほ、本当に<短剣術>持ってないですわよね? 素人の動きじゃないですわよ!」
「まぁピーゾンさんですから」
「ん。いつものこと」
「……ピーゾン様、大剣以外にも短剣や刀のご経験が?」
ええ、VRMMOで少々。結局は大剣に浪漫を求めまして……まぁ言えないけどね。
『クリハン』はちゃんと動かないとすぐに攻められて触手攻めにあうし、攻撃の当て方でクリティカル率変わるしね。
戦ってりゃ慣れるもんですよ。
「ちょっとは参考になったかな? ようは武器の扱い……『引き斬る』動きね、それと素早い連撃の為の身体の動かし方だよね」
「ええ、とても参考になりました」
「参考になりすぎですわね。下手すれば暗部の誰よりお強そうですわ。暗部総出でピーゾンさんにご教授頂きたいくらいですわよ」
それはマジ勘弁。私が教えるのはメンバーだけにさせて下さい。
「二人はステータスも敏捷高いし、武器も短剣っぽいんだからやっぱ一撃をコンパクトにして次に繋げてってのを繰り返す感じだと思うんだよね。まぁサフィーは一撃離脱で<忍術>とか<投擲>してもいいと思うけど」
「ワタクシ、近接に行きがちですのよね……やっぱり近接で連撃って華がありますでしょ?」
ポロリンとの模擬戦でも忍刀で突っ込んだからね。両手にトンファーのポロリンにそれは無茶だよ。
まぁ華がある、浪漫があるのは分かる。だから私も遠距離が常道の『クリハン』で回避大剣だったわけだし。
でもせっかくの【忍者】なんだから<忍術>と<投擲>を使って欲しいとも思う。
「リーナに関しても基本的には同じなんだけど……」
「武器の扱いと身体の動かし方だけでは不十分だと?」
「うーん、いや、個人的にはさ、武器を何とかした方がいいかなーと思ってね」
「わたくしの包丁……ですか?」
私はどうしてもそこが引っかかるんだよね。
リーナの才能とステータスを鑑みても、包丁しか使えないってのはもったいなさ過ぎると。
「せっかくステータスが攻撃力高いし、それを短剣サイズの包丁だと十分に活かせないと思うんだよ。いくら普通の包丁より長いとは言えね」
「しかしわたくしは包丁以外、装備できません……攻撃力を活かすとなると……」
「聞いたことあるんだよ。こーんな大きな魚を捌く為に、私の魔剣くらい長い包丁があるって」
所謂マグロ包丁である。
長いものだと1.5mくらいあったはず。見た目はほぼ日本刀。
まぁそこまで長いと戦いづらいだろうから、打刀サイズのものの方がいいと思うけどね。
「それと二刀流とかどうかなーと」
「二刀ですか!? そ、それは試した事がないので……<包丁術>で使えるのでしょうか」
「肉をミンチにする時とか包丁二本使ったりするじゃん? だからいけるんじゃないかと」
賭けだけどね。仮に二本振ったとしても一本しか<包丁術>が乗らない可能性もある。
でも試す価値はあるでしょ。
もしリーナが日本刀サイズの包丁二刀流になったら戦力アップは間違いない。
ステータスの高い攻撃と敏捷を活かせると思うんだよね。
まぁ短剣サイズ一本でヒットアンドウェイでもいいんだけどさ。
そしてなぜかサフィーが「ワタクシも二刀流にしますわ!」と謎の意気込みを見せる。
いやあなた、印を結ぶの片手にしたのは、片手で忍刀持つ為なんだよ?
両手が忍刀で塞がったら<忍法>も<投擲>も出来ないでしょうに。
え? 頑張る? あ、そう。まぁ別に二本持つのはいいんだけどさ。
忍刀二刀流のくノ一は確かに「あるある」だけども……。
この後も特訓は続いた。
が、やはりリーナは二刀流が気になる様子。
ほどほどで切り上げ、サフィーの忍刀を作ってもらった刀鍛冶の所へ向かうことになった。
♦
「刀専門の鍛冶屋ってあったんだね」
「確かギルドで貰ったガイドブックにもありましたよ。まぁボクたちに関係なかったから気にも留めませんでしたけど」
「刀専門の鍛治となると【刀匠】という職になるそうです。多くはおりません。わたくしは包丁ですので普通の【鍛治師】でも良いのですが、今回の特注品となりますとやはり【刀匠】の鍛冶屋のほうがよろしいかと」
「ワタクシの忍刀はそこで買いましたのよ! 紹介して差し上げますわ!」
「もぐもぐ」
向かっているのは王都の南西区、鍛冶屋が多い『鍛冶屋街』と呼ばれる区域だ。
至る所から煙が昇り、トンテンカンカン音が鳴る。
その中の一軒がお目当ての鍛冶屋らしく、ストライド家の伝手もあり以前に依頼したらしい。
通りから何本もの枝道を進んだ先は、完全な『裏道』だ。スラムとは言わないが、十分にそれっぽく感じる。
ボロイ家が並ぶ一軒にお目当ての店はあった。
『刀鍛冶 ブラッス』、くたびれた扉にはそれだけ書かれている。
これ、知らなきゃ相当探さないと分からない店だね。
「ごめん下さいまし! ブラッスさん! ワタクシが参りましたわよ!」
どんな入店の仕方だ。いつもこうなの?
店内に商品は置いていない。受注生産のみなのか、鍛冶だけやって売りはしないのか。
ともかく薄暗く、小汚く、サフィーは平気そうだけどリーナを連れているこっちの身としては御身を案じてしまう。懸念だったっぽいけどね。
奥の作業場から出てきたブラッスさんはひげもじゃの肉体派だ。ごつい。
「おお、サフィーのお嬢様じゃねえか。なんだいっぱい引き連れて。手入れか?」
「それもありますけど、そっちはおまけですわ! 二刀流にしたいのでもう一本忍刀を! そしてリーナさんの包丁を頼みますわ!」
「はぁ? 包丁? リーナ……ダンデリーナ様か!? ええっ!?」
「お初にお目に掛かります、ブラッス様」
豪快そうなブラッスさんもさすがに頭に巻いたタオルを「バッ」と外し、膝を付こうと――した所をリーナに止められた。
そこから説明が始まる。毎度毎度落ち着かせるのにも慣れてきた感があるよ。
とりあえず冒険者となってパーティーを組んでいる事。
そして職は明かせないけど、リーナが包丁しか装備できない事。
刀みたいに長い包丁は作れないか。それも二本。
「そんな包丁か……そりゃもう″刀″と見た目はほぼ同じだろう? 普通の刀は装備できねぇんですかい?」
「ええ、試しましたがダメでした」
ああ、もう試してたのね。そりゃ一年もあれば色々と試すか。
という事は『刀』と『包丁』の違いを世界システムが区別しているわけだ。
ポロリンの防具を「これはセクシー」「これはセクシーじゃない」と区別しているように。
問題は何をもって区別しているか、なんだけど……。
「あーちょっと口挟んでいいですかね」
「なんだウサギの嬢ちゃん……確かリーダーのピーゾンだったか」
「はい。えっと間違ってたら申し訳ないんですけど、包丁と刀の違いって材料と作り方だったと思うんですよ。確か――」
うろ覚えだけど、玉鋼で作るのが刀、鉄や鋼で作るのが包丁だと思う。
まぁこの世界に玉鋼があるのか知らないけど。
それと刀は柔らかい心鉄を硬い鋼で包むような構造だけど、包丁は一つの素材だけで作る……だったと思う。
「おめぇ……そりゃ鍛冶屋でも相伝の知識だぞ? 鍛冶屋だって刀を打たなきゃ知らねえもんだ。どこで知ったんだ」
うおぅ……やばい、知ってちゃいけない知識だったのか。
いやぁなんかどっかで聞いたんですよねぇ!
どこだったかな! HAHAHA!
「はぁ、まぁ言い触らさなきゃ別にいいさ。逆に話が早くなったってもんだ。つまりは単一の鋼だけを叩いて刀みてーな包丁を作れってことだろ? 面白えじゃねえか。やってやるぜ」
なんかなぜか機嫌が良くなったらしい。もう分かんない。
「ボクはピーゾンさんのほうがよく分からないよ」
「ん。変なのはいつものこと」
「ピーゾン様の知識量は素晴らしいですね。頼りになります」
「ファンタスティックな脳みそですわね」
おい、特にニートとスタイリッシュ。おい。
ともかく作ってくれるらしい。長さや厚さ・幅とかも打ち合わせしてあとは一週間後のお楽しみ。
……えっ一週間で出来るの? ファンタジー刀鍛冶すげー。
「一本はこのくらいの長さで、もう一本はこのくらいの長さに出来ませんかね?」
「本当に刀の二刀流っぽくしろって事だろ? 取り回しの良さを重視って事だな。問題ねえよ」
「あ、リーナ、勝手に注文しちゃってごめん。リーナの好みもあるだろうに……」
「いえ、ここは専門家のピーゾン様とブラッス様にお任せ致します」
私、別に専門家じゃないんだけど。
でも私の好みで右手用は打刀、左手用は脇差にしてもらった。包丁だけど。
浪漫で言えば太刀なんだけどね、だったら太刀一本でいいと思うし、そうなったら私の魔剣とかぶるし。
ちなみにお代はリーナとサフィーがそれぞれ出すと言い張った。
こっちから武器変更を提案したんだし、そもそも作ったところで装備できるか分からないから、私が出すって言ったんだけどね。
冒険者デビューに際しての初期投資扱いにされました。なんかすまん。
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