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第三章 毒娘、色々と出会う
82:新生活は順調ですがマヨ無双の義務は諦めます
しおりを挟む包丁と忍刀を発注してから一週間が経った。
当然、朝から『刀鍛冶 ブラッス』に行って受け取りを済ませる。
包丁は刺身包丁といった感じだが、見た目はほとんど日本刀と変わらない。
刃が80cmくらいのが一本と、60cmくらいのが一本。鍔もない細身の包丁だ。
やはりと言うべきか、リーナには装備が可能だった。
どうやら刀とは見なされないらしい。
それが材料の問題なのか造りの問題なのかは分からないが、とりあえず装備できた事にホッとした。
冒険者としての活動はぼちぼち。
毎日、だいたい半日くらいは特訓に充てて、それ以外を採取や討伐の依頼に充てている。
ちなみにリーナもサフィーも自前で『魔法の鞄』を持っている。
マリリンさん製とは言わないまでも高性能なウェストポーチタイプ。
さすが王侯貴族と言わざるを得ないが採取とか魔物の剥ぎ取りを考えると素直にありがたい。
向かう場所は当然、南の森の近辺。
だから戦うとしてもコボルトとか、せいぜいブラックウルフやオークくらい。
それもまた特訓みたいなもんだから弱くても気にしないんだけど、群れのほうが有難いね。連携見れるし。
「ふぅ、やはり二刀流は難しいですね。<包丁術>の補助があっても勝手が違います」
「無理して二本使う必要はないよ。別に二本使ったからって攻撃力二倍になるわけじゃないし。むしろ一撃の威力は下がるわけだから」
「ええ、ですがせっかくなので使いこなしたいです。結果的にこちらの方が攻撃にも防御にも優れていると思いますので」
何とも言えない所だけど、私としては浪漫重視だからなぁ。
元の短剣タイプより回転力は減ったけど、攻撃防御共に上昇はしていると思う。
慣れれば以前よりも回転力が上がりそうな気もする。二刀だし。
まぁどういう形であれ、リーナが納得して使うのが一番だと思うよ。
私だって回避大剣なんて非効率なことやってるわけだしね。
「ワタクシも負けませんわよ! 忍刀二刀流を使いこなしてみせますわ!」
「サフィーはそのせいで<投擲>と<忍術>が疎かになってるんだからほどほどにね。あくまで中衛の遊撃だから」
「うっ……分かっておりますけどぉ」
張り合うようにサフィーも忍刀の二刀流を使いたがる。
しかしそうなると前衛過多になるんだよね。
私も前衛がごちゃごちゃしている所に<毒弾>撃ちこみたくない。
おまけに順手か逆手かもまだ迷ってる状況でね。
私としては順手の方が良いと思うんだけど、忍者的浪漫を求めるなら逆手なんだよね。
そんな感じで着々とレベルアップを図りつつ、特訓しております。
それとこの一週間での変化として、まずネルト、リーナ、サフィーがランクアップした。
これで私、ポロリン、ネルトがDランク。
リーナとサフィーがEランクとなり、パーティーとしてはDランクとなる。
Cランクの依頼まで受けられるってわけだね。
ちなみにネルトの昇格試験の試験官はまたもネロさんだった。
どうもネロさんが試験官になる事は滅多にないらしく、私たちがギルマスのリムリラさんに目を付けられているから、わざわざネロさんを当てているらしい。
力量を把握しておきたいとか何とか。
どうりで強いはずだよ。迷惑な話だ。
結果は負けです。
公衆の面前でネルトの能力はなるべく見せたくないという事もあり、基本的には杖での防御を優先させ、たまに<念力>使う程度。
<念力>だったら不可視だから誰にも見られないし、ネロさん以外には使っている事さえ分からない。
それでもやっぱりネロさんは強かった。
一矢報いる感じで<念力>で叩いたり足引っ掛けて体勢崩したりしたけど、<念力>じゃダメージあんま与えられないし、ポロリンを倒したネロさんの攻撃をネルトは防ぎきれるわけもない。
とは言えネロさんもネルトの戦いに感心したようで合格となりました。
装備の変更は武器だけではなく、リーナは防具も変わっている。
今の彼女はメイド服ではない。
そう、私やネルトと同じ、ファンシー装衣を着ている。
スカートは色違いで緑のタータンチェック。
そこに白いエプロンを付けている。
このエプロンもまたマリリンさんの手による付与がされている魔装具である。フリル付き。
さらには外套を変更し、私たちと同じく動物シリーズ、紺の犬になった。垂れ耳つきのワンワンケープ。
ブーツとグローブもワンワンシリーズ。まさに一新という感じ。
つまり、スクール系を着た王女様がエプロンを付けている。ここまでは百歩譲って良いとして、手足と頭がワンワンになり、腰には二本の包丁(刀)を下げているというなんとも不可思議な装いとなった。
まぁほぼ私と同じなんですけどね。白ウサギか紺イヌか、エプロンありかなしか、大剣か二刀流か、そんな違いくらいしかない。
むしろ私たちの集団に混ざるならメイド服の方が目立つだろう。
やはりファンシーモフモフは正義である。
当然サフィーは「ワタクシもファンシー装衣着たいですわ!」と言い出したが、やはり装備できずに忍装束のまま。ぶーたれている。
……ファンシー忍装束……考えるべきか?
対して一人だけモフモフ動物シリーズを身につけていないポロリンは強情にも「ボクは嫌だ!」と謎の拒否を見せる。
むぅ、ポロリンが着たら絶対かわいいと思うんだが。
あと、新たな発見として、市によって売っている食材が変わるという事が分かった。
つまり近所の『中央区東市』では売っていなかったものが他の区、他の市であれば売っている。
考えてみれば当たり前のことだが、大いに助かった。
というのも、米、醤油、酒、酢、味噌まであったのだ。
酒と酢に関してはワインとワインビネガーをすでに持っていたのでそこまで感動しなかったが、特に米と醤油には驚いた。
ジオボルト王国では主食はあくまでパンであり、米を食べるのはごく一部の地域らしい。
おまけにジャポニカ米などではないし、見た目的にも長細い。
それでも買うがね! 土鍋も買いましたよ。えぇ。
自炊自体は引っ越し二日目からしている。ポロリンが非常にやる気だったので。
私も基本的にはポロリンに任せるつもりでいたんだけど、念願の材料が揃いつつある今、動かないわけにはいかない。
すっかり料理長となったポロリンの機嫌を損なわないよう、機を見て作らせてもらう。すいませんキッチン貸して下さい。
よし、と腕まくり。
さあ、始めようか! マヨネーズ無双を!
この世界の食事に革命を! マヨネーズによる食材蹂躙が今始まる!
……ということで、コッコの卵黄に少しずつ油を加えながらひたすら混ぜる。
もちろんミキサーなどないので手動だ。
ホイッパーはないけど、代わりに菜箸を束ねたようなものがある。
泡だて器と呼んでいいのか分からないが。
これを敏捷ステータスを最大限に利用してのマゼマゼ。
酢と塩胡椒で整えたら出来あが………ん?
「……ピーゾンさん、なんか紫になってない?」
「……だね。なぜ?」
「ちょっとピーゾンさぁん!? キッチンから危険な気配がしますわ! ワタクシの<忍びの直感>がガンガン警報鳴らしてましてよ!」
サフィーが談話室からさすがの速さでやって来た。
あ、あれ? これか? これが危険だってか?
えっ、なんで紫になんの? 卵と油と酢と塩胡椒……紫要素ないんだけど。
さすがに何かの間違いじゃ……ちょっとだけ舐めてみよう。
――ペロッ
「ぐああああっっ!!!」
「「ピ、ピーゾンさん!?」」
身体の中から殴られたような衝撃。
とても立ってられない。汗が噴き出て、目がチカチカする。呼吸がつらい。
嘘でしょ……ス、ステータス!
―――――
HP:206→1
状態:メシマズ毒
―――――
なななっ!? メ、メシマズ毒って何!?
と、とにかくヤバイ! 残りHP1って何よ!
毒だってんなら解毒ポーションでいけるか!?
急いでポーションホルダーから下級解毒ポーションを一気飲みする。
……ダメか!? じゃあ中級解毒ポーションを一気飲み!
―――――
HP:1→206
状態:
―――――
「ふぅぅぅ…………助かった……」
どっと流れた汗をぬぐう。
何だったんだ今のは……中級じゃないと解毒できないの? あのメシマズ毒とかいうのは……。
「だ、大丈夫ですの!? ピーゾンさん!」
「毒!? 中級まで飲んでましたよね、今!」
「えっと、かくかくしかじか――」
一口舐めただけで死にかけた私にパニクったポロリンとサフィーが詰め寄る。
そりゃパニックだよね。でもね、私もパニックだったんだよ?
何、メシマズ毒って。まるで私がメシマズのようじゃないか、失礼な。
あーこれはあれだね、きっと【毒殺屋】になってしまった呪いのようなもので、私が調理したものに毒が混入されるようになってしまった的なアレだと思うよ。うん。
えっ、<毒精製>にメシマズ毒は入ってないだろって?
それじゃ何かい? 職どうこうじゃなくて私がメシマズだって?
HAHAHA! 冗談きついぜ!
だってマヨネーズ混ぜてただけだよ?
仮に! 万が一! メシマズだったとしても毒になる事なんてないでしょう?
そりゃあ前世だって何だかんだで自炊はしてないし、今世だって一回しか……あ、確かその一回の時にお父さんが……あれ? ……じゃああの時お父さんが死にかけたのは……えっ、じゃあこれ【毒殺屋】関係ないって事?
け、検証してみよう。
まず私が超簡単な目玉焼きを作ってみる。
……あれ? 黄身と白身は知ってたけど紫身なんて知らないなー(棒読み)
「ど、<毒感知> ……うわっ」
「いや<毒感知>するまでもないですよ」
「もはや<忍びの直感>じゃなくても危険な気配がしますわ」
続いてポロリンにマヨネーズを作らせてみる。
うんしょうんしょと混ぜるポロリンは可愛い。
頑張れ! それを続けると腕が筋肉ムキムキになるぞー!
そうして出来上がったのはクリーム色の見るからに滑らかなマヨネーズ。
「ど、<毒感知>……大丈夫……だと?」
「なんで残念そうなの、ピーゾンさん」
「んまぁ! なんですのこれは! 美味しいですわ!」
……どうやら私は料理をしちゃいけないらしい。
解体は出来るのに、なんで料理はダメなのか……。
お父さん、殺しそうになってごめんなさい。
―――――
名前:ピーゾン
職業:毒殺屋Lv35(+1)
武器・魔鉈ミュルグレス(攻撃+50・状態異常特攻)
防具・ウサウサケープ(防御+15・気配察知)
ウサウサグローブ(防御+10・状態異常耐性(抵抗+20))
ウサウサブーツ(防御+10・敏捷+10・跳躍強化)
ファンシー装衣(防御+15・運+10)
HP:211(+5)
MP:239(+6)
攻撃:161(+6)(+50=211)
防御:15(+0)(+50=65)
魔力:186(+6)
抵抗:57(+1)(+20=77)
敏捷:253(+7)(+10=263)
器用:107(+3)
運 :48(+1)(+10=58)
スキル:毒精製Lv4、毒弾Lv3、毒霧Lv3、毒雨Lv2、毒感知Lv5
毒精製=衰弱毒・麻痺毒・腐食毒・石化毒
―――――
名前:ポロリン
職業:セクシーギャルLv26(+2)
武器・白銀のトンファー(攻撃+25、防御+27)
防具・萌芽の武術着(攻撃+5、防御+20、敏捷+5・ウォークライ)
萌芽のシニョンカバー(抵抗+2)
ピンクプラチナブーツ(抵抗+10、防御+15、ノックバック耐性)
HP:193(+13)
MP:44(+3)
攻撃:198(+15)(+30=228)
防御:204(+16)(+62=268)
魔力:14(+0)
抵抗:17(+1)(+12=29)
敏捷:45(+4)(+5=50)
器用:73(+5)
運 :106(+7)
スキル:挑発Lv3、呼び込みLv3、セクシートンファー術Lv3、魅惑の視線Lv2、ピンクマッサージLv1
セクシートンファー術=トンファーキック、ハートアタック
―――――
名前:ネルト
職業:ニートの魔女Lv23(+2)
武器・ネコネコロッド(魔力+15、消費MP軽減)
防具・ネコネコローブ(防御+10、抵抗+10、MP回復増進)
ネコネコブーツ(防御+7、敏捷+10、落下衝撃耐性)
ファンシー装衣(防御+15・運+10)
HP:77(+7)
MP:174(+14)
攻撃:12(+0)
防御:59(+4)(+32=91)
魔力:170(+15)(+15=185)
抵抗:153(+14)(+10=163)
敏捷:62(+4)(+10=72)
器用:101(+9)
運 :154(+14)(+10=164)
スキル:生活魔法Lv3、空間魔法Lv3、念力Lv4、室内空調Lv2、快眠
生活魔法=着火・給水・乾燥・洗浄・照明・手当
空間魔法=グリッド・ホークアイ・ルールシュレッド
―――――
名前:ダンデリーナ・フォン・ジオボルト
職業:サシミタンポポLv20(+3)
武器・刺身包丁・打刀拵え(攻撃+35)
刺身包丁・脇差拵え(攻撃+25)
防具・ワンワンケープ(防御+17・危険察知)
ワンワングローブ(防御+10・攻撃+5・威圧耐性)
ワンワンブーツ(防御+10・敏捷+10・踏み込み強化)
蜘蛛糸のエプロン(防御+5・混乱耐性)
ファンシー装衣(防御+15・運+10)
HP:138(+20)
MP:76(+11)
攻撃:150(+22)(+65=215)
防御:82(+10)(+52=134)
魔力:29(+4)
抵抗:55(+7)
敏捷:141(+19)(+10=151)
器用:97(+13)
運 :173(+22)(+10=183)
スキル:タンポポ乗せLv3(+1)、解体Lv3(+1)、包丁術Lv3(+1)、パッケージングLv2(+1)、流水の心得Lv1(New)
包丁術=ぶつ斬り・短冊斬り(New)
―――――
名前:サフィー・フォン・ストライド
職業:スタイリッシュ忍者Lv19(+3)
武器・忍刀・闇風(攻撃+25)×2
クナイ等暗器類
防具・コンコンローブ(防御+30・火属性強化・火耐性)
コンコンブーツ(防御+10・敏捷+10・魔法耐性(抵抗+10))
スタイリッシュ忍装束(防御+20・敏捷+15)
HP:93(+14)
MP:138(+20)
攻撃:133(+19)(+25=158)
防御:26(+4)(+60=86)
魔力:113(+16)
抵抗:68(+11)(+10=78)
敏捷:173(+23)(+25=198)
器用:167(+22)
運 :8(+1)
スキル:忍びの直感Lv2、スタイリッシュ忍術Lv2、短剣術Lv2、投擲Lv1
S忍術=火遁、水遁、土遁、影縫い
短剣術=アクセルエッジ
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