カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

文字の大きさ
54 / 421
第三章 黒の主、樹界国に立つ

52:汝の買う奴隷はすでに決まっておる

しおりを挟む


■セイヤ・シンマ 基人族ヒューム 男
■23歳 転生者


 そんなわけで日を改めて奴隷商【ティサリーン商館】へとやって来た。
 ここもなんだかんだで四回目だな。もはや常連感がある。

 メンバーはエメリー、ミーティア、フロロ。
 侍女長のエメリーは当然としてミーティアとフロロは「人を見る目」を信用して。
 俺はあまり自分の「人を見る目」を信用していない。
 美人や美少女だったらつい買ってしまいそうだ。


「あらあらあらセイヤ様。本日は奴隷をお探しで?」

「ええ、今日は契約だけじゃなくて買いに来ました」

「あらあらあら、初めてですわね。やっと購入して頂けるのですね~。こちらへどうぞ」


 短期間で四回目なのに、今まで奴隷契約してもらっただけだからな。
 奴隷候補を持ち込まないのは初めてだ。
 ティサリーンさんも気合が入っているらしい。

 いつもの応接室へと通されてソファーに座る。
 三人は俺の後ろに立ったままだ。
 外では侍女然としてもらいつつ、俺は彼女たちの主人を立派に演じなくてはならない。
 これは矜持であり見栄である。


「それでどのような奴隷をご希望ですの?」

「家事のできる女性の使用人を探しています。それと戦う事を了承してくれる事。これは戦闘経験がなくても良いです」

「戦えなくても意思さえあれば良いと?」

「ええ」


 ヒイノもティナも自衛の為の戦闘力が必須だったから無理矢理戦わせてレベルを上げさせた感があるからな。
 奴隷を買うとなると、絶対に戦いたくないって人もいるだろうし。
 せめて「経験ないけど言われれば戦いますよ」くらいじゃないと自己防衛力も付けられない。
 恨みを買いやすい俺の侍女になるのなら最低限のレベルと<カスタム>は必要だ。


「ご主人様、我も注文だしてよいかの」

「ん? 良いぞ」


 珍しいな。侍女として後ろに立たせているのに口を出すなんて。
 エメリーが一瞬、眉間に皺が寄るくらい侍女的にありえない事だ。
 こうした場でフロロがミスをするとは思えん。
 という事は……


「まさか実際に見る前に占ったのか?」

「今朝方、運命神様にお聞きしたところ、ご主人様が出会うべき者は決まっておるそうだ」

「なんだそれ、選べないのか」

「選ぶのは構わん。何人買っても良いだろう。しかし我の言う一人には会って欲しいというだけだ」

「あらあらあら、相性の合う主人と奴隷を引き合わせるのが、奴隷商の腕の見せ所ですのに……」


 フロロの中では見なくても一人は決まってるって事か。
 反則的だな、占い師って。


「案ずる事はない。女主人よ、ご主人様に見合う人選をしてくれ。それが我の見た者と同じようならば何も言わん」

「あらあらあら、運命神様の導きに沿うかお試しという事ですのね。ならば腕が鳴りますわ。まずは一人、セイヤ様に合いそうな者を連れて参りましょう」

「うむ、それで良い」


 ティサリーンさんは応接室を出ていった。
 その一人というのを連れて来るのだろう。


「フロロ、あまり虐めるなよ? 俺はティサリーンさんが勧めてくれて俺たちが納得できる人選であれば、占いの結果に限らず選ぶぞ」

「ふふっ、ご主人様はそれで構わん。むしろそうしてくれ。我が言ったのは、ああでも言わないと女主人は何人も連れて来たであろうからな、その牽制だ。無駄に金を払うこともあるまい」


 じゃあ俺が勧められるままに何人も買うと?
 何人か並べられて「全部買っちゃおうか」とでも言うと?
 ……すごく言いそうだな。

 少し待つと、ティサリーンさんは一人の女の子を連れて来た。
 随分と小さな女の子だ。赤茶色のパーマみたいなくせっ毛を無理矢理一つに纏めている。
 しかし特徴的なのは右顔と右手が火傷で爛れていること。
 右目も白眼っぽくなってる。見えないのか?
 可愛らしい女の子なのに、なんとも残念と言うか可哀想と言うか……。

 彼女は座ったティサリーンさんの後ろに立つと、驚いたような表情のままこちらを見ている。
 そりゃ自分を買いそうなのが基人族ヒュームだったら驚くだろうさ。
 ん? 視線がエメリーの方で固まってるな。
 多肢族リームズも見た事がないのか?


「私の思うセイヤ様におすすめの奴隷を連れて参りましたわ。名前はジイナ、鉱人族ドゥワルフで十九歳です」


 十九!? イブキと同じ年齢か! 十歳くらいかと思った!
 鉱人族ドゥワルフの女性ってこんななのか。
 北西区の武器屋の親父とか、髭もじゃの「ザ・ドワーフ」だったからなぁ。


「御覧の通り、火傷により顔と右手に痕が残ったままです。右目は全く見えず、右手はなんとか動く程度。しかし使用人としては教養・家事技能含めて問題ありません。酒造りの経験と、女に珍しく鍛治の経験もございます」


 鉱人族ドゥワルフの女で鍛治の経験があるってかなり珍しいらしい。って後から聞いた。
 酒造りも鉱人族ドゥワルフの女性の専売特許らしい。
 男は酒を造らず飲むばかりなんだとか。初めて知ったわ。


「へぇ、優秀ですね」

「しかし右目は見えず右手も不自由な状態ですわ。酒造りも鍛治も知識として持っている程度に思って頂いた方がよろしいかと」

「ふーむ、じゃあちょっとこれ見てみてくれるか?」


 そう言って俺は黒刀を机に置く。
 鍛治をやってたのなら反応するんじゃないかな。
 普通の人が見たら「真っ黒で綺麗な細い剣」で終わりだろうし。


「すごい……」


 ……思いの外、食いつきがスゴイ。
 この目はマジな目だな。
 触ったことのない刀だろうに、丁寧に扱おうとしてるのが分かる。


「へぇ、本当に鍛治師なんだな。その年齢で大したものだ」

「あらあらあら、お分かりになるのですか?」

「武器屋に見せるとね、店主は大抵同じ反応になるんですよ」


 自前で鍛治師を抱えるってのもいいかもな。
 北西区の武器屋に持ち込まないでもみんなの武器の調整とか修理とか出来そうだし。
 俺が作って欲しい前世アイテムとか作れるかもしれない。

 とりあえず刀は回収しよう。
 なんかもう武器屋の親父と同じで手放さない感じになってる。
 取り上げたら「あ……」と名残惜しそうな声を出していた。


 さて問題は<アイテムカスタム>で家に鍛冶場を作れるか。
 それとこの娘の右手だけでも治るかだな。


「右手や右目を治す方法はあるんですかね?」

「手も目も完全に無くなっているわけではありませんから一応治す方法もある事はありますわ」


 曰く、世界に数人しか居ないレベルの高位司教による神聖魔法か、迷宮奥の宝魔法陣から時々発見される霊薬エリクサーならば、という所らしい。
 魔法を頼むにしても仮に伝手があったとしても高額の依頼金が必要。
 霊薬エリクサーも狙って手に入れるには迷宮よりもオークションに時々出品されるものを競り落とす方が早いらしい。
 それにも莫大な金が必要らしいが。

 うーん、まぁ方法があるなら色々と試してみればいいか。
 鍛冶場が作れるかどうかは家に帰らないと分からない。
 <カスタムウィンドウ>は見れても現地でないと設定ができん。
 みんなのステータスいじったりは離れてても出来るんだが同じ<アイテムカスタム>でも奴隷の<ステータスカスタム>は少し違うんだろう。

 でも仮に作れなくても、武器の具合の良し悪しは見て分かるんだし、別に槌が打てなくても鍛治師が居るだけで十分じゃないか?
 考えれば考えるほど、買う前提になってるな。


「ちなみに戦う事への忌避感とかはあるか? ああ、右手や右目の事は抜きにして、戦えなくてもいいから迷宮に付いて来てくれと言ったら、君は付いてこれるか?」

「えっと、荷物持ちポーターという事でしょうか。もちろん奴隷ですからそういった事も覚悟してます」


 荷物持ちって意味じゃないんだが、ここで右手が治る前提で話すのも期待を持たせるみたいでマズイか。
 とにかく忌避感はなさそうだから大丈夫かな。

「どうだ?」と後ろの侍女軍団を見る。
 エメリー、ミーティアは頷く。大丈夫そうだ。
 フロロはニヤリと笑っている。この娘がそう・・ってことか。
 なんかお前の手のひらの上って感じで嫌なんだが。


「ティサリーンさん、この娘を買います」

「まあ、ありがとうございますわ。では契約に入りましょう」


 契約自体は四回目だからすんなり終わった。
 ジイナが「この奴隷紋はっ!?」となったのはいつもの事だ。
 俺はスルーすると決めている。
 後ろの連中が結婚指輪を見せるように左手の甲をそろって見せているが、当然スルーだ。

 かくしてジイナが俺の奴隷兼侍女になったわけだ。
 迷宮で戦えるのかどうかは右手次第。
 でも最低限の自己防衛力はつけさせたいからなぁ、治らなくても付いて来させるかね。


 帰り際、フロロとティサリーンが話していた。


「私の目が確かだったようで安心しましたわ~」

「ふふっ、あの娘――ジイナはご主人様と巡り合うのが必然だった、それだけの事だ」

「それでもですわ。運命神様に逆らいたくないですもの」

「それとな、女主人よ。数日後に新たな奴隷が入ると思う。ご主人様に合いそうと思ったら連絡をくれ」

「そ、それは……そこまで見えて・・・いますの……?」

「ふふっ、たまたまだよ。頼んだぞ」


 ……えっ、また買うって事?
 もはや俺の意思ないじゃん、それ。
 まぁいいけどさ。使用人増やすつもりだったんだから。
 でもやっぱ手のひらの上って感じが嫌だなー。


 と、そんなことがありつつ商館を出て、五人で少し話しながら歩き、屋敷へと帰ってきた。


「こ、こんなお屋敷に……!」


 これもいつもの事です。ウェルカム、ウェルカム。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました

東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!! スティールスキル。 皆さん、どんなイメージを持ってますか? 使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。 でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。 スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。 楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。 それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。 2025/12/7 一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

処理中です...